職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

新年度

2010年03月31日 | ヤスさん日記
満月明けの新潟は
気持ちがよい朝です。
窓の横を切り過ぎる小鳥も
なんて気持ちの良さそうな。
煎茶に大福
朝からのほほんと
一服を与えてくれます。

「ここから
 こころから」
新年度のテーマです。
深く考えた訳でもなく
今日という日の
起きがけに降ってきた
言葉ですが
きっと
3月の巡りの満月が
落としていってくれた
大切なコトバだなと。

新しさって
自分の中にあるものですから
今この瞬く間にも
新しさは
芽生えることができるはずです。

さて
そんな新年度を迎える明日
の前日の本日
大晦日的な大掃除
をしてみようと思います。

ナガさん
新潟は快晴ですよ。
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月の巡り

2010年03月30日 | ヤスさん日記
昨日は
雪が戸惑っているようでした。
宙を舞い
上から下
下から上と
ふわふわぐるぐると。
そんな月の巡りなのかもしれません。

リセットする為に
多くの時間を費やして
身体を休めてみたら
いろんな夢を見ました。

大切な人達や
新しく出会った人。
一様に教えてくれるのは
「生きることとは
 表現すること」
でした。

私というコトを通して
どんな
表現が表現できたのか。
それは
私の動きが止まってから
のコトなのでしょう。

先ずは
どんな表現ができるのか。
しばらく
新しい夢に入ってみようと思います。
夢か現かわかりませんが
考えるには
同じことなのかもしれませんね。

もう少し
リセットの時間にしてみよう
と思います。
その時には
月の巡りも新たな所に入っているでしょう。
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胎動

2010年03月29日 | ヤスさん日記
想いをカタチにしてゆくことが
繋がるということは
いつかの思い描いていたことに
繋がるということ
なのだな
と思う今日この頃。
ナガさん
雪国の辛抱強さは
まだまだ続きそうです。

いままでの人生で
思い描いてきたこと
がすぐにカタチになる
といわけでもない
と思っていましたが
確かに
すぐに
という訳では
ない
のかもしれません。

しかし
いつかはカタチになる
と思うコトの
大切さを
想うこの頃です。

インスタレーション
で表現したいと想っていた
5年前
自宅で実験はしてみたものの
いつの日か
忘れさられ
どこへやら。
しかし
今私が開催し始めているイベントは
インスタレーションの要素を
多分に含んでいる
というコトに気がつきました。

ものづくりとして
平和を願うものとして
そこに込める想い
をどうカタチにするか
また
空間を把握することができるか。

道は繋がっていました。

前回のゲストのお話の中
「善きことは
 カタツムリの速度で動く。」
意識下の方に染み込んでも
春のあたたかさを待つように
胎動は続いている訳ですね。

今度芽吹く私は
どんな色を魅せることができるか
胎動も続きます。
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銀貨

2010年03月28日 | ヤスさん日記
床に転がった銀色
昭和50年の50円玉
私と同い年のこの銀貨は
どんな旅をしてきたのか。
35年間
沢山の人の手を辿って
今ここに在る。

私の手の中に在る
昭和50年生まれは
他の誰かにとっては
50円の価値
なのでしょうが
私にとっては
一緒に時間を重ねてきた
友でもあるわけで。

まだ見ぬどこかの誰か
今日出会うかもしれないナニカ
そんなコトも
大切にしたいな
と思う今日この頃です。

ナガさん
新潟は真冬の中にいますよ。
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今日も空の下

2010年03月27日 | ヤスさん日記
「己立たんと欲して人を立て
 己達せんと欲して人を達す」
論語より

自分の持っている物の
全体性ってコトを考えます。
シェアすること
役割
一体ということ。

「神輿乗る人
 担ぐ人
 そのまた草蛙を作る人」

まったく
全ての人が主人公で
一点の曇りも無く
ただ
その輝きが発揮されていない
時があるだけなのだろうな
と。

私たちを照らす光は
私たちの周りを
ぐるぐると回っているわけです。
光があたるときでも
あたらない時でも
一点の曇りも無い私たち
ということを
感じていたいなと。

どんな役割があっても
徹してみると
広がった空を
見つけられるものです。
みんながいる空のもと
立っているわけですからね。

ナガさん
うっすらと積もった雪に
輝く青空
今日もいい一日になりそうです。
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名残り雪

2010年03月26日 | ヤスさん日記
分かれ道
に立ったとき
どちらに進むか。
って
今までの全てのことが
一望できる所に立ってる訳で。
どちらに進むか
得るもの失うもの
があるのかも
しれないと思いがちですが
失うものは
何も無いのだろうな
と思う今日この頃。
ナガさん
チャレンジの日々は
いかがですか?

その時々で支えてもらっていて
その時の私は
その時の支えてもらえるような私で
その存在があったということは
間違いない訳で。
そこからの変化
あるいは進化
の中でそれぞれの時間が
どう積み重なってゆくのか。

遠くにいても
近くにいても
いつでも
あいつも生きてるな
って思える仲間が
私の中にはいるわけです。

生きて
ナニカを感じている。
だからこそ
いつでも肩を貸しにいけるような
自分でいたいな
と思う朝です。

新潟はまた雪が
ちらつき始めました。
この冬も
名残惜しさが続くようです。

旅人 ケツメイシ
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春の手仕事展

2010年03月25日 | ヤスさん日記
静かな雨です。
静か静かな中
向こうの空はどんなだろう
と耳を澄ませてみる朝
ナガさん
そちらはいかがですか?

春にある手仕事展
の為の製作に入ります。
搬入まであと半月
練り上げつつ
新たなテーブルに
ジャンプです。

繋がり
繊細さ
技術
金属特性

全てが
渾然とならなければ
もろく崩れてしまいそうな。
5日で出来るかもしれないし
1ヶ月かかるかもしれない
その時間を埋めるのは
どんなものなのか。

表層と深層の真ん中で
孤独にならなければ
なりません。
蠅さん蠅さん
タイミングはいつ頃きますかね。

東京事変 - 月に負け犬
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蠅さん

2010年03月24日 | ヤスさん日記
いつだったか
若くしてなくなった
哲学者池田晶子さんが
「時間は積み重なるのか
 時間は流れるのか」
っていうことを
言っておられて
内容は忘れてしまいましたが
思考を深める
ということにおいて
私の周りには
どれだけの素材が
あるのだろうと
感嘆したな
ということを思い出す朝です。

もしかしたら
ソクラテス
プラトン
等々ギリシアの哲人達が
広げてくれた思考の入り口を
ここに至るまで
情報のバイアスによって
私たちは狭めている
のかもしれません。

生活の糧は
満ちあふれていますよ。
思考の変化で
見えないものが
見えてくるものです。

昨日から一匹の蠅が
アトリエに迷い込んだようです。
飛び回る彼の羽ばたきは
この空間にどんな作用をもたらし
私の思考にどんな作用をもたらしてくれるのか。
キーボードのマスに
きっちりと収まる彼は
何を探しているのでしょね。
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奥の奥の奥へ。

2010年03月23日 | ヤスさん日記
scrap and build
壊してはつくり
つくっては壊し
しかし
そこに在ったということは
在り続けるのだな
と。

私は
倒れるまで走ればいいのです。
そしたら
また誰かが立ち上がるでしょう。
ひとつひとつを
丁寧に
そして
果敢に。

走る
そして
爆発する。
その方向は
自分の奥底に向かって
きらきらとして
風が舞うような爆発。

奥の奥の奥へ
ですね。

Tomei Ningen
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右足を出し左足を出し

2010年03月22日 | ヤスさん日記
公事と私事
の境目はどこにある
のでしょうか。
いつも某かの看板を背負いながら
いく種類の顔を持ちながら
私という核を
しっかりと守ることが
どれほど
大切なことか。

どの側面から見られるかで
私は変化する
ともいえるし
変化せずに在る
ともいえるわけですが
滲み出るもの
とか
雰囲気とかは
私の全てを包むもの
なわけで。

公に於いても
私に於いても
境目をつくらない
というよりも
境目を越えた
私で在りたいな
と思う今日この頃です。

右足を出すように
左足を出すように
さようなら

こんにちわ
を繰り返して
この世の中は
まわっているのでしょう。

ナガさん
富山はいい天気です。
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