職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

夕暮れ時

2008年04月14日 | ヤスさん日記
カミュの異邦人
「太陽が眩しかったから」
何故かこの台詞がちらつく
夕暮れ時
新潟の太陽は形を潜め
空は鉛色が広がっています。
アルジェリアの太陽に
想いを馳せてみて
その爽快感はいか程かと。

その土地にはその土地の
その時にはその時の
流れがあるものですから
今日を過ごす為の方法は
自分で見つけ出すしかないようです。

白檀の香りを静かに
たゆたう煙の向こうに
想い出されるものは
今とは違う静かな時。
請い願わくば
安らぎの静けさを
と。

曇り空の夕暮れ時は
静々と
モノトーンに過ぎてゆきます。
香りがもたらしてくれる
至福も
あるものですね。

アルジェの太陽と同じで
今夜は電気では明るすぎるようです。
ほのかな火を灯すコトで
彩りを発見してみよう
と思う職人なのでした。
コメント
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