職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

ひらがなのような人

2009年11月30日 | ヤスさん日記
善し悪しではなく
そこに在るということを
認めることが
とても大切だな
と思う今日この頃。
ナガさん
紅葉の季節は楽しんでますか?

最近私の中に
階層があることに気づきます。
そしてそれは
人間誰しもが
もっているもの
なのかもしれません。

魂の触れ合い
というような
時間や空間を超えた
繋がりや。
市役所に収める税金から
転居届けとか
書類一切の括りとか。

一人の人間の中でも
そこをいったりきたりしている。
それが
二人の人間なら
相手と出会った時
その時のタイミングの階層で
印象というものが決まってくる
ような。
そして会う度に
いろんな階層が見てゆくような。
三人、四人、それ以上ならなおさら。

その階層の行ったり来たり。
階層をふまえたうえで
階層を階層として捉えない
そんなわたくしであれば
出会った時から
どんなチューニングでも
できるのではないかなと。

その場面場面によって
その状況によって
私の中に在るものを
認められる人は
相手も認められるのではないかなと。

そんな気配を感じる人ならば
どんな場所に行っても
どんな人と出会っても
穏やかでいられるのでしょう。
それはひらがなのような人で
「あい」

会い


合い
根本は変わらずとも
いろんな意味を持っています。

それが融通無碍
ということなのかもしれない
と思う今日この頃です。
空気がいい
ってのは
それだけで幸せになるもの
ですね。
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空間のゆがみ

2009年11月29日 | ヤスさん日記
私の頭の中で起きているコトが
どんどん実現するとして
それがみんなの頭の中の
実現するとしたら
今私が見ている世界は
誰の世界なのだろうか
と思っていた頃も会ったな
と思う今日この頃。

ナガさん
私の思っていることが
実現するとしたら
素晴しいと思う反面
怖いなとも思うわけです。

しかし
何故か最近
相対性理論に見られる
空間のゆがみが
私たちを救ってくれている
のかもしれません。

みんなの空間に
ゆがみがある分
揺れ幅があるとしたら
その中にこそ
キラキラとした
輝きがあるのだろうなと。

さて
今日も私の一日の終わりが
そこに顔を見せてくれています。
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はじまりはいつも雨

2009年11月28日 | ヤスさん日記
愛情の伝え方
ってのを考える今日この頃。
新潟は新潟らしい雨空
「はじまりはいつも雨」
こんな日も
なにかをはじめるには
いい日なのかもしれません。

誰にも嫌われたくない
って
きっと在る気持ち
なのでしょうね。
しかし
その人のコトを想い
伝えることは
厳しい場面もあるわけで。

そんな時に
どんな感情がベースになっているか
を問いかけてみます。
大切な人だからこそ
伝えたいこと。

大切なことは
表面にとらわれないこと
だな
と思う今日この頃です。

今日のはじまりが
素晴しいはじまりでありますように。


Aska はじまりはいつも雨
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全てをひっくり返したくなるような

2009年11月27日 | ヤスさん日記
全てをひっくり返したくなるような
そんな気配。

大きな窓に
雨跡が陽に照らされて
なんともいい姿を現しています。
「果たしてこれは
 汚れなのかしらん。」
拭き取ればきれいになるし
はてさて
これをきれいにするべきか否か。

「地獄への道は
 善意で舗装されている」
らしいですが。

生命のエネルギーは
にょきにょきと
いろんな方向に胎動します。
ただそれが
生まれでる時には
きっと
と思う職人なのでした。

ナガさん
新潟は泣けてくる程
穏やかな陽気です。

ありあまる富
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再会

2009年11月26日 | ヤスさん日記
10年ぶりに
手元に帰ってきた作品です。

重さ16キロの
大きな作品です。

普段は1ミリ前後の銅板が
6ミリの厚材を使った作品です。

色は緑青と
赤色の作品です。

叩いて叩いて
穴があく程薄くなった作品です。

。。。

格闘
というコトバが
ぴったりだったあの頃。
平らな厚い材料を
ただひたすらに叩き
頭の中を空っぽに
しようと想っていたあの頃。

あの頃から
職人を根底から考え直す
という人生が始まったようです。
職人
ものづくり
を通して
生きるということを
根本から問い直すという道は
まだまだ道半ば
ですが。

ただ幸せを感じられる
ってことが
大切だな
と想う今日この頃です。

このタイミングで
手元に戻ってきてくれた
この作品。

さて
ナガさん
仕事ブログも始めましたよ。
http://higesyokunin.lovepop.jp/
製作過程をちょこちょこと
アップさせてもらってます。
お時間があれば是非。
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相対性理論

2009年11月25日 | ヤスさん日記
読み始めたモギケンさんの本
アインシュタインの
ロックンローラーとして
歩んだ道を
ニュートン等々の力学から
わかりやすく
書かれています。

乗り越えること
時代の中で
権威とアウトローの
葛藤。
どちらにも
素晴しい人はいるもの
でしょうが
それぞれの立場や考え方で
屹立するのも
変革には必要
なのかもしれません。

全く新しい世界は
もう既にあるものです。
見えないものを
見ている人たちが
それに気づいている。
ただ
変わっている人だ
と思われることが
多いだけですね。

ナガさん
今年の鍋はカレー鍋で。
いつも
革命は
自分の中で
起きるものです。
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hug

2009年11月24日 | ヤスさん日記
ナガさん
新潟は晴れ間が続きます。
朝の冷たい空気は
呼吸のあり方を
教えてくれるようです。
あったかい白さが
いいものですね。

「あらゆる瞬間は最後の瞬間であり
 あらゆる瞬間は再生である」
 一遍上人
「こころからのhugは
 抱きしめるでもあり
 抱きしめられるでもある」

どちらでもなく
どちらでもある
そんな
あたたかさが
hugには
あるような気がします。

日々生きることが
祈りでしょうから
その生き方が悟りを開くのではなく
その生き方で表現するのだな
と思う今日この頃です。

「労働即ち祈り」
と言っていた
松下幸之助さんの言葉を
思い出しました。

さて
ナガさん
私らしい作品は
こだわりも無く
表に出さなくても
溢れてくるモノ
でいっぱいなのが
やっぱりいいようです。
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理由

2009年11月23日 | ヤスさん日記
溶け合いたいと
思うわけです。
それは
常識とか
皮膚感とか
意識すらも
無いような。
感覚としては
肉体があるということは
在るのですが
それを超えたところに
もうひとつの
繋がりがあるのだろうな
と思う今日この頃。

久しぶりに
尾崎さんの「理由」を聴いてみます。

「この傷の上に
 生きて欲しい
 傷を癒すように」

もういつのまにか
だいぶん
歳を重ねております。
一人の時間の大切さを知る度に
胸も痛むのかもしれませんね。
沢山の人の中にいる孤独から
解放されますように
と。

理由 : 尾崎 豊
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時のない瞬間

2009年11月22日 | ヤスさん日記
時ってやつが
今の連続であるとするなら
過去や未来って
どこにあるのでしょうね。
今を繋げていくと
時間になるとするなら
今ってやつは
永遠を帯びているな
と思う今日この頃。
ナガさん
新潟は冬の晴れ間が広がっています。

体感していることが
リアリティを構築していくとして
考える
ということはどこに繋がってゆく
のでしょうね。
考えるということ
古代からの公式が
がらりと音を立てて変わる瞬間を
アインシュタインは見せてくれました。
それは
根本的には
考えるということの重要さと
原初的回帰
ということを教えてくれいるなと。

外に求めても
内に求めても
結局は
行き着いてしまうそこに。
いろんなアクセスの仕方は
その階層によって違うだけ
なのかもしれません。

そこに間違いはない
間違いではないという事自体が
間違いを作っている。

細いロープを渡るような
この思索には
人間的深みが
まだまだ足りないようです。

また
その足りないってことが
足りるってことを作っていたり。
そんな時のない瞬間も
またよしです。

面白いものですね。
さて
今日は洗濯日和
尾っぽの長い鳥達も
気持ち良さそうに飛んでいます。
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以前から好きでした

2009年11月21日 | ヤスさん日記

I could be free - 原田知世


日付を越えるあたりに
こんなにも深い詩だったっけ
と感じ。
またひとつ
なにかスイッチが入ったのかも
しれません。

以前から
知っていたモノ
知っていたヒト
知っていたトコロ
に新しさを発見できるってのは
自分の変化に気づく
きっかけになるものです。

新しさの発見は
外にあるようで
実は自分の中に
在る。

お互いに同じような意識の変化を
遂げているとしたら
その二人は
変化を感じるのか否か。
それは成長になるのか否か。
もちろん世間は
沢山の人たちと関わっているわけで
そんなことは
あり得ないと言ってしまえば
それまでですが。

引き裂かれる中に
それを埋めようという
成長があるようで
それが融合している
としたら。

さて
新潟はいっときの
晴れ間が広がりました。
ナガさん
素敵な週末を。
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