職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

必要な推進力

2019年06月30日 | ヤスさん日記
月末
ですか。
もう一年も半分を過ぎようとしてる
のですね。
新潟は昨日から大雨が続き
私も静かに
今日を過ごそうと思います。
なんだか
体調が良くない
わけではないのですが
少し
ぼんやりと過ごすことが必要なようで
本を読み耽ってみよう
と思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

特に
何かやりたいことがある
わけではないのだと思います。
人生に於いて。
子規のように
一生のうちにこれをやり切りたい
とゆう熱情があるわけでもなく。
より佳き方向へと
光の射す方へと
流れのままに進んでいる。
そんなものだと思います。

そして
進むためには
推進力が必要で
その推進力は
健康であり
資本であり
思考であり
それらを養うってことを
雨の中
改めて考えてみようと思います。
何をするにも
それらは必要で
十二分にあり
その二分の余裕の在り方
とゆうことで。

さて
人はだんだんと
体力の回復期が必要となるものかもしれませんね。
必要になった分
本を読む時間も増えて
そこで練り上げたものを
どんな風に活かすか
とゆうことなのかもしれませんね。
さてさて
今日はゆっくりとごろごろと
一人読み耽るとします。
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ありがとうの数

2019年06月29日 | ヤスさん日記
台湾
ひと段落
次は
再度フランス。
やっぱり
ひと段落すると
頭が回り出すもので。
あと2ヶ月
といえども
フランスはハイシーズンの8月。
いろいろと
準備を相談とともに即断してゆかなければ
とゆう日々に入っております。
ながさんも
いよいよ大詰めでしょう。
東京はいかがお過ごしですか。

振り返ってみると
日本と
私が経験した外国との違いは
ありがとう
の言葉の数。
謝謝
メルシー

あちらは
感謝の言葉が多く耳に入った記憶があります。

しかし
日本では
ありがとう
とゆう言葉を聞く機会が少ない
ような。

気のせいかもしれないですし
私の周りだけ
かもしれませんが
ありがとう
とゆう言葉の数を
意識的にしてみると
どれくらい出会えるだろうかと
また
私がどれくらい発しているだろうかと
そんなことを考えています。

謝謝
メルシー
あちらでは
挨拶がわり
なのかもしれませんが
気持ちがよかった
とゆうことは感じていたな
と振り返る朝のひととき。

8月のフランスは
どんな旅になるのか
時の流れに身を任せ
場の流れに身を任せ。
身辺だけは守りつつ。

ながさん
いつも励ましをありがとうございます。
今日も
それらのエネルギーをいただきながら
叩き始めるとしますか。
東京も良き週末を。
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変化の時

2019年06月28日 | ヤスさん日記
昨日は
眠くて眠くて。
確かに
一昨日の22時に羽田に着いて
その後
乗合タクシーで4時ごろに家に。
眠るに眠れなくて
旅装を解いて
片付けをして
一風呂浴びてから
コーヒーと共に
銅板を見つめる。
朝が来て
ひと叩きして
ほっとしたら
眠くて眠くて。
やっぱり
こんなに肩に力が入っているって
抜けてみないとわからないもの
なのかもしれませんね。
新潟は
梅雨らしい梅雨が来ています。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

今月は少し
ゆっくりと
家を整えてみようと思っているのです。
自宅兼工房の改装
建築士の仲間に相談しつつ
まずは
家に収まっている道具の整理整頓。

当たり前に居た場所の
家具を片付けてみると
こんなにすっきりするのかと
改めて思ったり。
今まで溜めていた資料を
見返してみると
改めて気づくことがあったり。

変わりどき
なのでしょう。
整理整頓。
今までの自分を見つめ
今の自分を見つけ
大切してきたもの
そこに残っているもの
を確認する時間となっております。

秋には
1階も全て綺麗にして
新しい形になる予定です。
今までの工房部分はそのままに
1階のあの台所を
銅器を実際に使ってもらえる場所に。

ながさんが
泊まりに来て
ここで製作したこともありましたね。
今度は随分と変わっていると思いますよ。
秋には
是非にも温泉がてら新潟に。
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善=幸福=悪

2019年06月27日 | ヤスさん日記
ながさん
無事に帰ってまいりました。
ご紹介のお陰で
台湾で初対面のお知り合いとも会えました。
そして
ながさんとの
この15年の月日を思い返しておりました。
継続するって
やっぱり大切なことがあるわけで
その大切さを大切にし続けたからこそ
今があるのだろうな
と思う新潟の朝。
なんだか
長旅のようで
ここについたら
いつものようにいつもが始められています。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

振り返ってみれば
綱渡りのような日々
でもありましたが
それも試されている
とゆうか
自分の中の何かが叫んでいる声に
耳を傾けられたかどうか
なのかもしれません。

「わたしを愛顧してくれる人たちは、
 わたしを幸福と呼んでいるが、
 わたしをにくんでいる人たちは、
 あだ名して悪と名づけている。」
とゆう言葉が
この旅を一緒した本の中から
妙に心にひっかかっているのです。
幸せとは?
と私なりに問いかけることがあるのですが
その問いとは
幸福が良いもの
ではないかもしれない
とゆうことを
いつも含んでいたと思うのです。

幸福=善
幸福=悪
どちらも内包しているからこそ
自分自身の心の底の底の声に
しっかりと耳を傾けいないと
吸い込まれてしまうこともあるでしょう。

その
心の底の底は
果てしなく深いような気もしますが
表面はどうであれ
毅然とした心持ちを持っていた
のではないだろうかと。
後になって思えば。
表面的には
どうしようもないことも
いっぱいありましたが
でも
どこかで耳を傾けていられたのではないか。
とゆう希望的観測で振り返りつつ。


また工房に座っています。
ここに籠る為には
いろんなエネルギーが必要なわけで
様々な方に支えていただき
様々にご縁を繋いでいただき
ここに籠ることができるのだな
と改めて思う朝のひととき。

ながさん
またやりますよ。
その姿
またいつか振り返りましょうね。
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淡水の思い出

2019年06月26日 | ヤスさん日記
台北も最終日前。
天気も良く
ほっ
と肩の力を抜いて
南国の台湾で向かったのは
港町淡水でした。
台北駅から地下鉄で40分。
平日とゆうこともあり
それほど混雑を感じさせない電車で
本を読みながら
ほど開いてゆく景色。
なんの予定も立てずに
ぶらりと町歩き。
ここは観光地にもなっているようで
修学旅行の子供達が賑やかだなと思いつつ
歩いていると
小型の船で
もうひとつ先の港まで行けるとの看板。
時間まで
路地を散策しつつ
船に乗り込みました。

この小型船での移動が
衝撃的に気持ちよく
南国の太陽と
潮風をきる肌心地が
なんともなんとも。
そして
雲のきらきらとした美しさ。
その上に世界がもう一つ在る
とゆう想像は
必然だとも思わせる美しさでした。

このほんのひととき
15分ほどの船が
この台湾の旅一番の
ひとりの思い出。

着いた最先端は閑散としていましたが
その閑散さも良い
ぶらぶらと歩く。
お腹が空いたと思っていると見つけるお店。
いけすが並び
自分の好きな食材を
好きな料理法で提供してくれる
そんなお店にも出会い。
ここも
この旅一番の美味しさ。

獲れたての食材を
風景と一緒に
ビールと一緒に。
美味しさって
こうゆうものだな
と思いつつ
海を眺めていました。

きっと
この出会いも
その時の心持ちで移動する
ってゆう
ひとり独特の時間だからこそ
見つけられた空間。

こんな旅を
次はいつできるのかな
と思いつつ。
最後は南国独特の
全てを流してしまうような土砂降りで
台湾の休日は終えるのでした。

「時も場も 全てを流し 淡水の雨」

雨も
一旦濡れてしまうと
気持ちの良いものです。
ながさん
次は一緒に来れたらいいですね。
私の厳選した地ころ
ご案内しますよ。
そして
仲間とくる台湾の楽しさも
体験できればな
と思う最終日の朝。

この1週間の糧を
日本で活かすとしますか。
きっと
そちらは梅雨ですかね。
ながさんも
本格的な冬夏に向けて
くれぐれもご自愛くださいね。
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出会いの能力

2019年06月25日 | ヤスさん日記
三日間の体験会も無事に終わり
初日のほっととは
また違った
最終日のどっとしたほっとが
12時間ほど眠らせてくれまいた。
肩に力が入っている
のは意識していまいが
時間も忘れて
これ程眠れるのも
海外だから
なのかもしれません。
いろいろと
やることが積み重なる地元では
こうもいかなかっただろうな
と思う朝のひととき。
ながさん
東京ではいかがお過ごしですか。

台北駅周辺も
歩きに歩いて
だいぶ開拓ができ。
この次に来れる時には
少しの安心を持てる
くらいになりました。

どこかを目指してみよう
と思って歩いていると
何か途中で
もしくは
間違ったところでも
何か次に繋がる面白いものが
あったりするものです。

その面白いものが
違うステージを用意してくれることも。
これが
セレンディビティ
と言われるものでしょうか。
間違ったら引き返すよりも
その場をどう有意義にできるのか
それを
意識的に持てているかどうかで
発見力が違うような気もします。

発見力は
観察力に下支えされて
観察力は日々の仕事で鍛えられる。
そんなこを感じる台北の朝。
昨日までは
山の方に向かってみようと思いましたが
昨日から一転晴れたようで。
昨夕の夕方に見た淡水河が
どこに流れているのか
見てみたくなりました。

今日はゆっくりと
海辺で本でも読んでみようと思います。
地元とを離れてゆっくりと。
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身近な異国の旅

2019年06月24日 | ヤスさん日記
大雨の台北市。
あの青空が
嘘のように
真っ暗な空。
これが南国か
と思いつつ。
昨日は早めに休めるようにと
会場から
新光三越で食べ物をtake awayして
ホテルへ。
ルームキーをインロックしたり
エレベーターの前の清掃員さんが助けてくれたり
そんな
たりたりの中で
私も成長しております。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

銅鍋づくり体験二日目も
無事に終わりました。
台湾では
男子率高め。
日本では97パーセント以上が
女性なのですが
この違いはなんなんだろうか
と考えたりしております。

ここでは
地下鉄をよく乗るわけですが
席の譲り方が
スマートでよいのです。
ここでは
エスコートが上手な男性の
何人かに出会いました。
ここでは
デパ地下のおばちゃんの英語力に
驚かされることがありました。

旅に出る
その土地を観察する。
人って
面白いものです。
「土地に顔在り 顔重なりて 歴史成り」
中華民国
台湾
歴史の中で
日本との関係も
複雑だったりしますが
その上に立って
今を見つめることが
旅。

銅鍋づくり体験
で呼んでもらえる
とゆう流れの中で
人とのふれあいを身近に感じられることを
嬉しく思いつつ。
さて
本日は体験会も最終日。
褌を締め直して
臨むとします。
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時間のお持て成し

2019年06月23日 | ヤスさん日記
食事の量って
その国の親和性が量れる
のかもしれませんね。
昨晩は
台湾の有名なレストランの本店に
連れて行っていただきまして
小籠包から
餃子から
何品ものご飯を
いただくことができました。
その量からいっても
絶対にひとりではいかない場所。
でも
人が集い
共有することで
たくさんの味わいが食べられるって
国民性なのだろうな
と思う今日この頃。
人が集う
とゆうことと
食事の量
そんなことを考えつつ
台湾の夜は更けました。
ながさん
東京の空はいかがお過ごしですか。

台湾ひとり旅。
いや
いつもひとりなんですが
昨日は
体験会が早くに終わり
街へ出て
中国茶のお店に行ったのです。

台湾茶
初めての体験
なのですが
喧騒の中で
静かな空間。
作法を教えてもらい
ゆっくりと過ごさせてもらえました。

台湾茶
初めての体験
だったのですが
ゆっくりとしたいとき
この流れはいいな
と思ったのです。
五煎いただいたのですが
淹れるたびに
香り味が変わり
お茶の葉を
そのままに
お湯を注いでは飲む
とゆう
一連の動作が良いのでしょう。

また
小さい道具のそれぞれの役割として
機能しているのが良いのでしょう。
家に帰っても
本を読みながら
中国茶を楽しむ
そんな時間を持ちたいな
と思う職人なのでした。

良い意味で
目紛しく過ぎてゆく日常の中に組み込まれる
一片の非日常の時間。
台湾茶もその一片にぴったりだなと思います。
ながさん
改装中の我が工房。
完成したら
是非遊びに来てくださいね。
台湾茶で時間のお持て成しさせてくださいね。
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大陸金属の歴史

2019年06月22日 | ヤスさん日記
昨日は
二階建ての観光バスに乗ってみたりしながら
故宮博物館へ行ってみました。
事前の調べで出てくるものには
そんなに大きな期待をしていたわけではないのですが
行ってみると
そこに並んでいる青銅器たちに
大陸の歴史の深さを感じる一日でした。
10時30分から14時30分まで
ご飯も食べずに
歩き回り歩き回り
やっぱりこんな性の私には
ひとりの旅が気軽でよいのかもしれないな
と思う今日この頃。
ながさん
東京の夏はいかがお過ごしですか。

3000前年
その歴史を流れてきた金属の器たち。
金属って
やっぱそうゆうものだよな
と思いつつ。
鎚起銅器の200年を
遥かに超える歴史。

祭祀に使われていただけに
大切に使われていたえあろうし
つくられる過程も
祈りでしかない
のだろうと思います。
どんな道具でつくられていたのか
製作する中で
その器と一体になる感覚も
大きかったのではないでしょうか。

昔のもの
と言っても
技術的に劣るわけではなく
丁寧な仕事でした。

多くの刺激があり過ぎて
まだ消化できていない部分が多いですが
図録をめくりながら
写真を振り返りながら
ひとつひとつを検証してみたいと思います。

この経験は
大きな糧となりました。
季節の良い時に
ながさんとも来たいものですね。
「土地に顔在り 顔積み重なりて 歴史成り」
大陸の歴史は
人の数だけの迫力あり。

今日は夏至ですね。
陰極まりて陽となり
陽極まりて陰となる。
良き1日にしましょうね。
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ストレスを力に

2019年06月21日 | ヤスさん日記
初めての
台湾一日目。
朝4時には空港行きのバスに乗らなければならない
と思っていると
どうも眠れなく
うとうととしながら起床時間を迎え
その勢いで台北市は松山空港に。
こちらは
気温35℃前後
湿気は新潟×1.4で
まとわり付くような南国を感じております。
ほんと南国の都市。
まだまだ始まったばかりですが
いろんな新しい自分を感じております。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

初めての場所
特に海外に来た時は
いや
海外だからこそ
なのですが
自分が拠点とする場所の距離感を体感しておく
とゆうことの大切さを感じます。
今回でゆうなら
会場とホテル。
タクシーを使えば
台湾は安いですし早いのでしょうけれども
でも
地下鉄やバスでの移動をしてみると
その全体の中の自分の居る場所が見えてくるなと。

どこかに逸脱しても
その居る場所が見えることで
安心することができます。

海外に出た時に
安心とゆうことは
とってもとっても大切で。

と共に
一歩一歩に気を張っている
とゆうことも大切で。

誰に観られている
とゆうわけでもないのですが
自分立脚した
存在をどこでも
間違いないものにしておきたい
と思ったりしています。

初めての場所
食堂で食事もどんな風に頼んだらいいか
日本でふつうにしていることが
ふつうに出来ないってストレス。
言葉が通じないってストレス。
そのストレス達を
どう力に変えてゆくのか。

まだまだ始まったばかり。
今日は故宮博物館にでも行ってみようと思います。
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