職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

グレゴリオ暦的なエアポケット

2016年02月29日 | ヤスさん日記
鉛色の空は
新潟の代名詞とも言われますが
この鉛色も
ずっと見つめていると
いろんな濃淡があって
そこに動きを見出すことも
ひとつの楽しみ
なのだろうと思います。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

グレゴリオ暦的な
4年に1回の閏年。
そういえば
私が生まれた翌年が
その閏年だったなと思い返しました。

どんな暦にも
閏があって
その閏的なエアポケットが
人間には必要なので
重要なのでしょう。

決まり決まったことを
決まり決まったように出来ない
からこそ
哲学が育まれ
人に関心を持ち
親身になって考える。

グレゴリオ暦的
エアポケットな朝に
そんなことを思いました。
今日の新潟は
春に向けての嵐です。
土中で醸成された息吹が芽を出す準備。
私も体調を上に
本格的な春に向けて行きたいと思います。
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燕の文化を育む

2016年02月28日 | ヤスさん日記
穏やかな気候の中で
工房に籠っていると
ここは別世界なのだろうかと思う程
全世界との関わりは無くなっているように感じます。
確かに別世界なのかもしれません。
その別世界の中で
全世界との打ち出た時に
どんな関わりを一人育めるのか
それなのだと思います。
ながさん
東京の春はいかがお過ごしですか。

先日
相沢直人さんとゆう
今でも
燕では有名な会社の経営者の話を
お聴きする場面がありました。
相沢さんは文筆家でもあり
海沿いに美術館も創設され
文化とゆう面で
燕市に大きく貢献した方。

けれども
私はその話を聞く迄
相沢さんの存在を知らず
自分の足下にも
まだまだ知らずに居る大きな存在は
確実にあるのだな
と。

ものづくりのまち
だけに
これらかの未来を考えると
ものづくりに頼らない土台が
更に明確になってくると思います。
その為にも
その土台を深く掘り下げておきたいな
と思う職人なのでした。

ながさん
今日の新潟は快晴。
銅鍋づくりに行ってくるとします。
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かっこいい大人

2016年02月27日 | ヤスさん日記
かっこいい大人に会う
ってのは
何歳になっても大切なことだな
と思う朝。
新潟絵屋とゆうギャラリーの大倉宏さんは
その中でも特にかっこいいと思う方で
考えている姿なんかが素敵
なのですね。
そんな空間で一緒に考える
場を共有して
自分を見つめることで
そこに成長点があることに気づく。
持って帰る育てる。
そんな巡りのひととき。

自分が発した言葉に対して
発した瞬間に適切だったのかと思い考える。
それがどうかはわかりませんが
考え考え続ける。
「考える」とは「身を寄せること」だとも思います。

親身になることで
近づき答えが見えてくるのだろうなと。

そんなひと時を糧に
今日は工房に籠りコツコツと過ごしたい
と思います。
ながさん
今日も健やかに過ごしましょうね。
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ランプの下で

2016年02月26日 | ヤスさん日記
ランプシェードを居間に吊るし
ぼんやりと観ていると
今は亡き松下竜一さんの「暗闇の思想」を
思い出しました。
環境権なんて言葉も
まだない時期に
次の世代に残せるような世界を
創造していたであろう松下さん。
それは
私が生まれる前の日本でのこと
ですが
今読み返しても
心に刺さるものがあります。

豆腐職人をしながら
小説家に目覚め
本気で動いていた松下さん。
その中の著書の
「底抜けビンボー生活」では
明るくユーモア溢れる筆勢で書かれていますが
実際の法廷でのやり取りは
法律に明るくない人々には
どれほどの精神的疲労を与えたのだろう
と創造しつつ。

それでも
終世声を出し続けた人のお陰で
今の希望があるのだな
と思う職人なのでした。
私の歩みに力を注いでくれる人のひとり
松下さんを想いながら
ランプ下の生活を活き活きと暮らしたいと思います。
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本物を作っていれば大丈夫

2016年02月25日 | ヤスさん日記
「本物を作っていれば大丈夫」
そんな言葉が
栃木県は佐野市の染め職人さんから発せられ
そんな先達の言葉が
続けて来た重みが
ありがたいなと思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

大和心は
相手を思いやる心。
学びとはそこに踏み込む事
調べるとはそこから距離を置く事。
なんとなくな会話から
溢れてくるそんなお話を聞きながら
自分の住んでいる国の歴史を
思い浮かべてみました。

古事記
日本書紀から始まり
今に至る迄
日本でも言葉が生まれ
コミュニケーションを助ける役割の
多くを担ってくれています。

もちろん
言葉の持つ
二面性や人それぞれの受け止め方や
それらに
心を痛める時もありますが
基本的な
言葉の素晴らしさを土台に
更に言葉と学びを深めてゆきたいなと。

本物を作り続けるには
本物の自分の醸成醸成を。
そんな事を
初めての栃木の土地で思う職人なのでした。
他の土地の山々の形が新鮮で
まだまだ知らない日本の世界も
巡ってみたいなと思います。
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学び続けられる仕組み

2016年02月24日 | ヤスさん日記
久しぶりの田中優さんのお話は
なんど聞いても
その明確な言葉の確かさの裏にある
地道な努力に
心打たれるものです。
そして
間違えていたら直ぐに変更する
その素直さが
人を進化させてゆく為には
必須条件なのだろうな
と思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

学び続けられる為の仕組み
それを身につける為には
先ずは
周りの尊敬する人や
先人達のそれらを
感じてみる事
なのだろうと思います。
学びは真似るからの言葉の流れを持っている
と聞きますが
どれだけ真似ても
自分になりにしかならない
ってことは
経験してみると分かる事なのでしょう。

それが出来たら
たとえ一人でいるときでも
その尊敬する人や
過去の偉人達と
自分とのギャップを埋める為に
一向の努力を
惜しむ事も無く
続けられるのだろうなと。

そんな事を感じる満月の夜。
多くの方と共有でき
嬉しく思う職人なのでした。
ながさん
また。
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なんの為に

2016年02月23日 | ヤスさん日記
睦月満月も
工房の畳の上が床となり
起きてはつくるの巡り始め。
睦月は
睦み合う月と言いますが
月齢的今年も
工房と睦み合い
より佳き手仕事を紡いでゆきたいな
と思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

久しぶりに
yasutacafeとゆう活動で
イベントも重なり。
それがどんな意味を持つのかを
再度
自分自身でも確認する時間となっています。

なんの為に生きるのか。
職人として
人として
手仕事も環境や地域の活動も
それらを成す上で
両輪のようにバランスをとり
どちらもハブで繫がり
私を支えてくれているなと。

環境や地域の活動も
なんの為に
と良く言われる事ですが
私とゆう枠を越えて
優しくなる為のひとつの方法
でもあるのだろうなと。

yasutacafeでは
ながさんにも様々にご協力頂きましたね。
それらの力をエネルギーに
今年もより一層深め進もう
と思う職人なのでした。
ながさん
いつもありがとうございます。
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いとおしさ

2016年02月22日 | ヤスさん日記
息子の前橋の時間は
「いとおしさ」の「食」から「民藝」についてのお話会。
お話会の最中は
ずっと舟をこぎ続けていた彼だとしても
その無意識層に何か残ってくれたら
嬉しいなと思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

私とゆう存在

どんな歴史を刻んで来たのか
また
今まさに刻んでいるのか。
周りに居てくれる人達の顔ぶれを観てみると
その歴史は分かるものなのだろうな
と思います。

そして
私はこれから
こんな事を続けてゆきたい
と思う時に
浮かんでくる方々の顔は
何歳だとしても
経験を重ねた深みが
見て取れる
と思うのです。

愛おしむ
労おしむ
昨日の日曜日は
そんな全てをいとおしむ自分と
一緒に居られた様な気がします。

ながさん
明日は満月。
睦み合う月も半分が過ぎました。
後半も素敵な睦月を津期しましょうね。
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そんな信頼に

2016年02月21日 | ヤスさん日記
選挙フェスとゆう映画を
昨日の午後より
新潟市内で拝見しました。

その中で
立候補者の三宅洋平さんが来ていたシャツ。
多くの場面が冨田貴史さんとゆう
尊敬する方が染めた茜染めTシャツ。
選挙期間中の心身共に張りつめた期間に
命をかけている時に
肌身に触れるもの
また
身体を支えてくれる食事は
必ず信頼できる人のものだろうと思います。

そんな信頼に応えられるものを作り続けている
手仕事人としての冨田貴史さんを
改めて
実感させてもらった時間。

そして
そんな信頼に応えられるものづくりが出来ているのだろうか。
と自分に問いかける時間。

お互いの信頼のバイブレーションが
自分の信じた道を進み続けられる力になるのだろう
と。
またそれらが広がり繫がれば
世界は平和へと進んでゆくのだろうな
と。

さて
息子と大風に乗って
隣の県迄の少しのドライブ。
今日もご縁に恵まれますように。
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All is need is love

2016年02月20日 | ヤスさん日記
All you need is love.
そんな言葉を思い出す朝。
先日
友が工房を訪ねてくれた際に
「争いはどうして絶えないのか?」
とゆう質問をしてくれました。
そんな質問が
無意識の中で
私の中でぐるぐると巡っているようです。
ながさん
大阪での終盤はいかがお過ごしですか。

愛は知ることから
とも思います。
知らずに多くの愛を注げる人も
いるのかもしれませんが
私は知ることから
愛が始まるのだろうなと。

そもそも
「愛ってどんなものだろう?」
とも考えますが
私なりの愛を
どう表現できるのか。

世界の動き
人間とは
国の特性
色んなこと。

私の知らない世界は
まだまだ広がっています。
大切な人の大切な世界も
更に知りたいなと想う朝。

All you need is love.
この週末はそんな事を考えつつ
過ごしてみようと思います。
ながさんも
より一層の佳き時間を。
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