職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

文字のよみかた

2009年02月28日 | ヤスさん日記
引っ張られている
そんな旅程があります。
なにかその旅毎に
目標がひとつできるような
そんな引っ張られ方です。

こちらで考えていたコトと
あちらで思っていたことが
繋がり広がり
こちらの動いていることと
あちらの動いていることが
繋がり広がりと。

養老孟司さんは
「正しく文字を書くことよりも
 正しく文字を読むことが大切だ。」
というようなことを仰ってましたが
深い深い問いかけです。
正しく書くという
一点の美しさもありますが
正しく読むという
その多様性の広がりには
やはり大きな違いがあるな
と。

いろんな声に耳を傾けることによって
多面的な見方ができるもので
そのアンテナをしっかり張っていたいな
と思う今日この頃です。

姫路にいる
素晴らしい仲間に敬意を込めて
今日と言う一歩を踏み出す
職人なのでした。
ナガさん
こちらはいい天気です。
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お先にどうぞ

2009年02月27日 | ヤスさん日記
「どうぞどうぞお先に」
急いでいるわけでもないわけです
焦っているわけでもないわけです
ただ悔しさはあるのかもしれません
あまりにもの王様気分に。
多様な生命が息づいている
この世界
自然をコントロールしようとは
奢り昂りなわけです。

丁度いいバランス
それも私達
ではなく
この地球にとっての
丁度いいバランスが
この何十億年の歴史を
物語っているわけです。

土地を間借りして
命の糧を繋ぎ
繰り返しているサイクルで
当たり前のように慣れてしまうことは
危険な信号のひとつのようです。

アメリカ大陸の先住民は
あまり早く歩くと
魂がついてこないと
休みをいれるとか。
そんなときには
なんで急いでいるのかを
考えてみるのも
いいものかもしれませんね。

最近お気に入りの本に出て来た
東井善雄さんの言葉を。
『「何もしてあげることができなくてすみません」
 ポツリとそんなことを言う妻。
 「なにもしてあげられなくてすまん」のはこっちだ
 着るものから食べるものから
 パンツの洗濯までしてもらってばかりで
 「なにもしてあげることができなくて」いるのはこっちだ
 しかも妻に「すみません」といわれるまで
 「すまんのはこっちだ」ということさえ気がつかないでいた
 こっちこそ
 ほんとにすまん。』

富士山程目立ちませんが
それを支える大地のような
そんな大きさがいいな
と思う今日この頃です。
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サインが

2009年02月26日 | ヤスさん日記
キリキリと
フワフワと
身体のサインを受け取りつつ
ワクワクと
ドキドキと
未来への希望は失われずにいます。

根本的な問いにぶつかった時
その極端な話し合いから
見つけられるものは
そのバランスの
なんと不安定なことか。

この大きな生命体が
足下で息をし
あたかも永遠の様に。
いつかは終わりが来る
ときがあるのでしょうに。
あまりに大きすぎる壁は
見えないこともあるようで。

キリキリとフワフワが
少し休めということなら
ドキドキとワクワクという薬で
もう一度歩き直せます。
でも、やっぱり
睡眠が一番のようで。

夢うつつな世の中
イメージの彼方に遊びつつ
現実の時間との兼ね合いに
人間の叡智が
見つけられるものは
と思う職人なのでした。
季節の変わり目
ナガさんもお気をつけ下さいね。
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まだまだ

2009年02月25日 | ヤスさん日記
イベント前のこの感覚を深くする度に
まだまだだなと
成長とは
どこで感じられるものなのか。
去年から決めたことも
ここで一段落
一段落なのですが
この後の自分をどう想像するかで
成長も決まるものなのかなと。

ゆっくりゆっくりと
深く根を張るように
じっくり取り組めるように
今年からは
思考を巡らせているわけですが
昨年のこととのタイムログが
体力気力共に削りとって行くわけで。

まだまだ進める
まだまだやれることはあるはず
まだまだと
自分を叱咤激励し
今日も一日を。

決定と行動のタイムログ
この課題をどう解釈するか

今日もまだまだ
使える身体があることに
それを与えてくれた両親に感謝し
日暮れの新潟を走る職人なのでした。
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託す

2009年02月24日 | ヤスさん日記
誰にも変わり得ないそこに
私達が出来ること

信じる力
そのバックボーン

日々の努力
流れの必然

応援の力
限界を超えること

託すということを
考えてみます。
どうすることも出来ない
助けることも出来ない
ただ応援する気持ち
ただ祈る気持ち。

その場所に立ち得るプレッシャー
仲間との共同作業の一端
それを担う私と託す私
自分にできる最大限を発揮できるよう
昂りすぎず
落ち着きすぎず。

「託す」
その言葉の意味を感じれば感じる程
深いなと
そして
まだまだだな
と思う職人なのでした。
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こどもたちのそら

2009年02月23日 | ヤスさん日記
雨の新潟
「どんなばくだんにだって出来ないことがある
 君を優しく笑わせること」
そんな歌詞が響きます。

FUNKIST
「こどもたちのそら」
です。
リズムに言葉をのせて
彼らの魂が伝わるバンド。

距離も時間も越えて
なにものにも変えられない変わらないもの。

「どんなばくだんにだって出来ないことがある
 君と僕の間を引き裂くこと」

雨降る空もずっとずっと
続いているわけですね
晴れてても曇っていても
同じ空

今日は静かな一日になりそうです。
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人間のカラダはやわじゃない

2009年02月22日 | ヤスさん日記
休日も平日も
自分の好きな仕事ができることは
幸せだなと思う今日この頃。
目標がはっきりと
その先に笑顔があれば
時間も忘れ熱中するものです。

「ひとつひとつ丁寧に」
忘れがちなことを
言葉にして
焦らず
きっちりと
次に繋がるように。

精神の疲労は
なぜ起こるのでしょうね。
早春の風
曇り空に透ける太陽
まだ冷たいバケツの水
そんなことを感じられるうちは
まだまだ大丈夫だと。

それぞれのペースで
いいわけですし
私の場合は
人間のカラダはやわじゃない
笑顔を繋げられるなら
まだまだ
心地よい疲労に包まれるだけです。

週末の仲間との楽しい宴席も
この休日の糧になるわけです。
みんなの笑顔に包まれ
そしてまた一歩踏み出せるな
と思う職人なのでした。
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限りあるものですから

2009年02月21日 | ヤスさん日記
新潟は鉛色の空が戻ってきました。
吹雪の中
立ちすくんでいると
「ああ、やはり新潟だ。」
とほっとしたりするものです。

キラキラ輝く大切な時間を
どう過ごすのか
素敵な仲間との時間が
その答えを教えてくれます。

大切なひとときひととき
そこに全生命をかけているからこそ
大切なひととき
なわけです。

故に時に厳しさもあり
お互いの尊重などもあり。
限りあるものですから
人生の賭け方次第だな
と思う職人なのでした。
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同列に在る

2009年02月20日 | ヤスさん日記
満ち足りるということと
成長するということが
同列に私の中に内包されている。
それに気付けたことが
ありがたいことだな
と思う今日この頃。

今ここに在る自分
それを磨くことも
原石は原石という存在がそこに在り
それが育つということも
芽をだした双葉はいつまでもそこに在り
たとえ見えなくなったとしても
そに在るということは変わりないな
と。

根本が変わりがない変化
一見矛盾するこの帰結も
土の中の根っこ
なわけです。

私という輪が
水面に広がりをみせるとき
落ちて来た一滴は
いつまでもいつまでも。

今日の柏崎はとても強い風で
しっかり踏みしめていないと
飛ばされそうで
いつにも増して徒然な職人なのでした。
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てくてく

2009年02月19日 | ヤスさん日記
電鉄
市電
改札の人のあたたかさ
そうだった
以前はこんなやりとりが
私の町でもあったんだな
と思う今日この頃。

あたたかい切符
交わす挨拶の清々しさ
朝の笑顔
こじんまりとした駅舎

富山のゆったり流れる時間は
ことのほか
幼き頃の感覚を
想い出させてくれます。

キラキラの新米の上に
細く刻まれた海苔をパラリと
カラリと揚げられた白えびを
ひとつひとつ丁寧にスッキリと。
城下町富山の風情は
天丼の上にも
趣向をもたせてくれるようです。

てくてく
てくてく
一人町を散策
そんな時は
てくてく
そんな音で。

てくてく歩く日本
世界も素晴らしいが
日本にも未だ知らぬ文化が
まだ沢山あるのです。
てくてくがみつける
ひっそりとした宝物
てくてくだから見つけられる
ささやかな宝物。

あとはこの宝物を
しっかりと握りしめ
感覚を形にするという
人間に与えられたチカラを
発揮するのみです。
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