職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

反転する情報

2024年01月31日 | ヤスさん日記
様々な情報に
触れていましたが
やはり
現場で感じることは
当然ながらリアル。

今回
保養の活動である
風フェスを通して
ご縁があった方々から
必要な物資を聞き
前日に買い揃える。
これも
刻々と必要なものが
変わってくるわけです。

昨日は
必要なものやことの
聞き取りを行う場に
同行もさせてもらいました。
その中で
反転する情報を
感じる場面もありました。

同じ必要さでも
目的は違う。
そこを
見逃さないようにしなければ
と。

何がどんな風にできるのか。
これから
帰り道でメンバーと考えるとします。

まだ
私も
整理しきれてない頭の中を
帰りの4時間の道のりで
整頓します。

ながさんには
いつも職人として
活動家として
応援をありがとうございます。
今回も
また
自分なりにやってみます。
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人間の力とは

2024年01月30日 | ヤスさん日記
人間の力とは
どんな時に発揮されるのか。
ずっと
考えていることです。

東日本大震災から
風フェスを立ち上げて
その中で育まれているもの。

人間の力。
何のために。

今日は5時に
燕三条を出発し
金沢経由で能登に向かっています。

どんな現場なのか
ネットで流れている情報や
近しい人からの情報も
情報として。
私が実感として
何を感じるのか。

まずは
行ってきます。
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いつものカウンターの周辺にあるもの

2024年01月29日 | ヤスさん日記
土曜日の仕事を終えて
いつものコの字カウンターで
煮込みを食べて
心もあったまる。
土曜日だけに
いつもの顔も揃う。

特に
何かを
たくさん話すわけではないですが
ここに居るだけでいい。
と感じさせてくれる空間です。

何がほっとさせるのか。
何が私を導くのか。
そのエッセンスを取り出しても
ここの良さは
理解できないでしょう。
そのエッセンスの周りにある
雑多さが必要だから。

エッセンスには
お店の人柄
美味しいお料理
手早いお酒などなど
あるわけですが。
それは
他のお店でも
あると言えばある。

その周りにある
私たちのできごとこそ
今を
つくりあげてくれるのでしょう。

さて
本日は
久しぶりの三条ものづくり学校での
銅鍋づくり体験。
地元に向けて
充実した時間を
提供してきます。
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水を向ける

2024年01月28日 | ヤスさん日記
この能登地震で
原発立地都道府県では
考えが変わる方向に
行って欲しいと願っています。
まだ
地震の様々が落ち着かない中
大きな声での議論は
私はしませんが
しかし
着実に動ける様になる風を
吹かしておきたいのです。

新潟県知事が
原発事故後の避難について
人情を話題にしまいた、
人の心として
逃げたいだろうと。

私もそう思うのです。
そして
今回の大地震で
その逃げることすら
阻まれてしまう中で
私たちは
どんな環境を保っておきたいのだろうか
と。

いろんな意見が
あるかと思います。
そんな中で
立場のある人が
訂正することを
認められる環境でありたいな
と思う職人なのでした。

そして
そうできるように
水を向ける。
今までのことは
今までのこととして。

そんなことを
銅鍋づくり体験の準備をしながら
しておりました。
2024年初の体験会。
今日もひとつ
学びがありますように。
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手についた緑色

2024年01月27日 | ヤスさん日記
昨日は
ひと仕事終えて
新潟市の
いつものワインバーへ。
満月定休日
とゆうこともあり
静々と
豆皿にヤスリをかける。
1日
ヤスリをかけていると
銅粉が手にまとまり付き
それに錆がでて緑色になります。
その緑色が
手を洗っても
擦っても取れない。

これじゃあ
デートにも行けないな
と思いつつ。
夜の街へ。

カウンター越しに
いろいろと
お話をしながら
自分の言葉を振り返る。

デザイナーとして
35年。
いろんな時代を潜り抜けて

ここで
私に語りかけてくれる言葉は
経験に即した重みがあります。

こうやって
指摘してくれる先輩がいることは
ありがたいことです。
鎚起銅器の世界には
批評性がない
と言っていましたが
街場には
人としての批評性がある。

さて
本日の仕事始めは
マリッジする二人の
リングの鎚目入れに。
私に頼みたい
と願ってくれた二人に
できるだけのことをできるだけ。
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目的と手段

2024年01月26日 | ヤスさん日記
昨晩は
定例の読書会が
事情でお流れして。
話したい熱量の残る私と
ご近所の若者のみなさんと
近所の天ぷら屋さんへ。

最近
鎚起銅器の口打ち出し湯沸
について
考えていたのです。
ちょうど
父親が私に教えてくれている動画を
改めて観る機会がありまして。

父は
後から嵌め込む口の形が
ちゃんとつくれるようになるまでは
口打ち出しはつくっては駄目だ
ときつく言っていたのです。

それを

父が仕事をやめ
他の人の口打ち出しを見ることによって
その理由が実感できるわけです。

口打ち出しを目的
とするのではなく
口打ち出しは手段でしかない。
腕自慢の職人たちの想いが
今も生きているかと言ったら
難しいところでしょう。

腕自慢だからこその
口打ち出し湯沸の姿が
必ずあるはずです。
この辺りは
私がヤフオクで入手した
過去の名品を見てもわかります。

特殊と言われ
批評性がなくなったこの世界で
技術の衰退がどう留められるのか。

そんなことを
話し合える若者がいる
ってことが
とても嬉しいことです。

本日は
師走も満月。
鎚起銅器職人は
定休日です。
同じように
朝は始まりますが
早めに仕事を終えて
少し
街へ出るとします。
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理路

2024年01月25日 | ヤスさん日記
市民活動に於いて
理路を
私はいつも考えています。
感情が動くほど
その理路が通ってないと
流される気がしていて。

それが
この16年ほど
身に沁みてしまい。
常に
冷静に頭を動かしていなければ
とも思ってしまうようになりました。

身に沁みると
生活にも
それは浸透するようです。

昨日も
朝に
心置きなく
市民活動の理路について
話せる場がありました。

日本各地の4人と
心置きなく話せる。
そんな穏やかで
自分を見直す時間。

新潟は
寒波の予報でしたが
晴れ間が続き
道路はツルツル。
今日も
私は工房に籠り。
いつものように
過ごすとします。
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宿痾故に感じること

2024年01月24日 | ヤスさん日記
どんなに親しくなっても
心底分かり合えない
と思っている。

私が思っていることについて
考えたりしています。

それは
宿痾なのかもしれません。
それこそ
それは
一時一時
分かり合えばいいこと
なのかもしれません。

きっと
幼少期の私の何某かの体験が
そうさせるのだろう
と思いつつ。
それが
なんなのかはわかりません。

ただ
何かに
母性を求めている
ような気もします。

それが
もしからしたら
宗教
とゆうことにも
繋がるののかもしれませんが。

私が
主人公のように
孤独と共にいるのは
その宿痾のため
だろうと思いつつ。
解決の目処たたず。

今日もまた
銅板を叩くのみ。
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喜びが溢れる

2024年01月23日 | ヤスさん日記
各方面から
観てみてほしい
と言われていた
PERFECT DAYSを
やっと
観に行くことができました。
いや
実際は
観るタイミングもないかな
と思っていたのですが
体調も崩し
気分転換が必要なだけに。
行ってみました。

感想を
一言で言えば
禅的狂気。

ながさんが
まだ観ていないかもしれないので
詳しいことは置いておきますが
そんな感じです。

エンドロールもローマ字で
ほぼ読めずに
監督の名前もわからないのですが
きっと
禅にとても関心を持っている方
なのではないでしょうか。

繰り返し繰り返す中での
喜び。

私は基本
どんなに親しくなっても
心底分かり合えない
と思っているような人間なので。
でも
だからこそ
琴線に触れた時に
喜びが溢れる。

そんな喜びが溢れる
映画でした。

ながさんは観られましたか。
今度の会合では
この話も尽きないかもしれません
ね。

さて
私も
今日も
銅板を叩き始めるとします。
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りんごの皮

2024年01月22日 | ヤスさん日記
どうも
風邪気味だったようで。
寒気と共に
工房で毛布に包まる。
介護についての
鹿児島の同じ年の
女性の本を
一気に読み終える。

その本を読んで
自分にも優しくする
とゆうことを感じました。
誰かに優しくしたい
と思うくらいに
一番身近に在る自分にも。

りんごの皮を
ひとつ剥きました。

果物の皮
誰かには剥いても
自分には剥かない
そんな人間です。

でも
これからは
自分にも
皮を剥くような
人間になりたい。

今回は
ついつい剥きながら
食べてしまいましたが
次は
完成形を想像して
美しい器の上に並べ
ゆっくりと
食したい。

1日休んだら
だいぶよくなり。
今日も
じっくりと
始めるとします。
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