職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

西暦的来年から

2015年12月31日 | ヤスさん日記
久しぶりの原点を確認し
この子らの未来の為に来年もと想い
キャンピングカーの布団に包まり
目が覚めたら
2015年12月31日も
静かな幕開け。

この子らの為に。
それは実質的な直系ではなくとも
想いとしての直系があれば
活動のエネルギーにはなるものです。
9年も経てば
様々に様変わりして
新しい生命が活き活きと目の前に広がる。
会う度に大きく成る姿に
私自身が力をもらうもの。

新しい生命が成長する分だけ
私も年を重ねて
いつかの代替わりでは
すっとお迎えを受け入れられるように
西暦的来年からは身体の養生に
重点を置きたいと思います。

月の巡りと太陽の巡りを
確かめつつ
自分の身体の声を聞けるように。
西暦的年変わりから
太陽太陰暦的年変わりに向けて。

さて
今日は朝からの工房兼自宅の大掃除。
整理整頓と
次に向けての配置換えを
しっかりと行ないたいと思います。

西暦的今年もありがとうございました。
ながさんも
良いお年を。
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太平記

2015年12月30日 | ヤスさん日記
太平記を読み始める2015年の暮れ。
ロシア熱が冷めない中
いつかの時に備えて
自国の歴史について学ぶ事は
重要な点になるのだと思いつつ。
振り返ってみると
幕末史から始まり
戦国時代
近代史と
それぞれの歴史は学ぶ機会もありましたが
平安から室町にかけての流れは
なかなか学ぶ機会が無かったなと。

その手始めとして
そして
2015年の締めくくりとして
太平記を読み始めてみました。

日本の流れと外交は
密接な関係にあるのだと思います。
そして
今の内政問題も外交を大きく孕んでいて
そこの解決の為にも
外側の力とゆうものを
認識しなければならないなと思うのです。

某かの志を持つ者として
先ずは
この暮れから正月にかけては
じっくりと日本の歴史を学んでおこう
と思います。

ながさん
あと二日間
どんな時間でしょうか。
来年初頭の会合を楽しみにしております。
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本質的な実感

2015年12月29日 | ヤスさん日記
久々の工房に迎えられて
薪ストーブの一日。
じっくりと気の温もりに包まれて
展覧会の片付けと
来年の動きを想像する。
ながさん
新潟は雪の御陰でこの地らしい時間です。
東京の冬はいかがお過ごしですか。

いつも
温かく迎えてくれる場所。
原点を知っていてもらえる
ってのは安心できるものです。
そして
厳しい日々を一緒に乗り越えて下さった
とゆう信頼感もそこに在り。

他の世界からの
批判や噂話なんかでは
判断を誤る事が無いってのは
本質的な実感を
そこに持っているからなのだろうなと。

本質的な実感は
日々の積み重ねで
派手ではなく
ただ
時として鮮やかさを見せてくれる。

年末の大切な挨拶回りは
そんな事を感じた一日なのでした。

工房から見上げる鉛色の空は
どんな色も受けて目てくれそうな昼時です。
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「ほっ」と

2015年12月28日 | ヤスさん日記
展示会搬出を終えて
宇都宮から新潟へ。
道中で降って来た雪は
車のフロントガラスに迫って来て
まるで白い曼珠沙華のような
そんな美しさに包まれます。
ながさん
東京もきっと寒いでしょうね。

深々と降り積もった雪を踏みしめる音
薪ストーブと湯沸の蒸気
工房の銅の香り
可愛い子には旅をさせろと言いますが
未だに
自分の家に帰っていた
あの「ほっ」とする瞬間は
なんとも言いようのない安堵感をもたらしてくれます。

当たり前のように
そこに在ってくれる有り難さに包まれながら
宇都宮での日々を振り返ります。

100年200年と
先を見通すには
想像力と情報力。
そんな事をこの2015の年末は
学ぶ機会と成っています。

ひと呼吸置いたら
31日迄
この場所の活かし方を
掃除をしながら再考したいと思います。
職人として
ここに居られるって有り難い事ですものね。
ながさん
またを楽しみにしておりますよ。
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シベリア鉄道

2015年12月27日 | ヤスさん日記
先日の佐藤優さんから
ロシアへの想像が膨らみます。
エカテリーナ二世とポチョムキンのお話から
あの大きな大地を動かした歴史に関心を持ち
日露の狭間の中の秋山好古と真之兄弟。
そして
明石元二郎や福島安正へ。
あの大きな大きな大地を
シベリア鉄道で駆け抜け
アフリカやヨーロッパへ
なんて想像を膨らませる日曜のカフェ。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

ウラジオストク
ハバロフスク
イルクーツク
モスクワを通って
サンペテルブルグへ。
そんなシベリアの日々。
サンペテルブルグから
モロッコ
フィンランドへ。
職人としてそんな道を通る日は
いつの事だろうと。

ただし確実に
そこを通るであろう事は
確信としてある訳で。

その確信が
どんな形になるのかを
明確に明確に
一歩一歩
積み重ねてゆきたいな
と思う朝のひととき。

日本とゆう島国が
大きな世界の中で
これからの未来を一緒に作りあげてゆく時に
私としての役割を考えます。
考えつつ手元を動かす。

ながさん
今日も宇都宮も快晴です。
そして
今夜新潟へ戻ります。
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シンプルな

2015年12月26日 | ヤスさん日記
その案件に何故関わっているのか
と考えると
やっぱり人に辿り着くのは
いい意味での義なんだと思います。
それが理由
とてもシンプルな事。
そんな事を思った霜月満月の夜。
宇都宮の真っ黒な空に
さえざえと輝く月が美しかったです。
ながさん
東京の空はいかがお過ごしですか。

新津とゆう土地は
それ迄は年に1度行くか行かないか
でしたが
ある出会いで週に1回2回と通う事になるとは
あの当時は思いも寄らない事。
初個展からご縁が繫がり
私とゆう表現の職人としての土台や
広げ方や商売のひとつひとつ
それらの環境がどれほど有り難い事だろう
と思うのです。

その恩返しとゆう
シンプルな想い。
それは最大限に
自分の持てる能力を発揮する
とゆうこと。

さて
学びの場であり
実践の場の宇都宮展示会も
あとこの土日を残すのみ。
ながさん
良き週末をお過ごしくださいね。
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生きてる

2015年12月25日 | ヤスさん日記
谷川俊太郎さんの「生きる」を読みながら
この世の中に一片一片
目の前にあるコトゴトが
生きているのだな
と思う夜中を過ごしました。

そして
生きてる
生きてる
生きている
霜月満月の朝
駅前のカフェで
少しずつ晴れ間が出てくる空を眺めつつ。

今ここ
を大切にしながらも
先々を見通す事を考え続ける。
先々を見通す事が出来るから
今ここ
を大切にできる。

ロジックに引っかかりそうになりますが
しかし
今ここの大切さは連続性を持っているのだと思います。

ながさん
今日は天体的にもエネルギーが満ち満ちていますよ。
それぞれの場所で
佳き一日を。
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それぞれの発光体

2015年12月24日 | ヤスさん日記
宇都宮の時間は
楽しくも真剣に過ぎてゆきます。
様々な日本の現状を踏まえつつ
今ここに立っているわたくし。
東北からの風は
この地に
静かな警告を与えているのだと思います。
その静かさな声を
某かの方法で伝えたいなと思いつつ。
ながさん
東京の空はいかがお過ごしですか。

西暦的2015年の暮れも
押し迫って来た今日この頃。
いつかのように無力感を感じる事は
ないのですが
ただ
大きな変化にあるこの時代に
先々を見通すには
余りにも先が見えなく。

未来を考える地盤。
それをどんな風に日々築いているか。
周りの状況観察がどれほど出来ているのか。

クリスマスイブの朝に
カフェでぽつねんと考える。
余りにも先が見えなくても
考え続ける。
それは
どこかに発光体を見つけるのではなく
それぞれが発光体になるコト。

ぽつねんと
そんな事を考えつつ。
今日もひとりでも多くの方の想像力に
寄与できますように。
ながさんも
佳き時間を。
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狭い門から

2015年12月23日 | ヤスさん日記
「狭い門から入りなさい。
 滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。
 しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。
 それを見いだす者は少ない。」
 マタイによる福音書 7章13節

ずっと
中学生時代から
この言葉が
頭の中を巡り
ふとした時に
顔を出してきます。

プロテスタントの高校に通う兄。
その友達に憧れ協会に通う私。
あの当時の擦り込みは
今でも生き続けています。

安吾賞の佐藤優さんも同志社大学神学部
論語の先生も青山学院大学
だったなと思いつつ。

そう言えば論語の先生も
論語
聖書
法華経
どれでもいいからひとつは通読してみなさい
その通読の中から学ぶ事は多いのだ。
と言われるていたことを思い出しました。

私は
兄と同じ学校では3回の受験も水の泡となりましたが
今振り返ってみても
それぞれのタイミングで出会う学びの道があって
今の論語の大切さをひしひしと感じる職人なのでした。

ながさん
今日からは日一日と明るさを取り戻しますね。
どんどん寒く成るのに日が長く成る
そんなこの季節が私は好きだったりします。
お互いあたたかく過ごしましょう。
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書店の背表紙

2015年12月22日 | ヤスさん日記
安吾賞
とゆう評価が
新潟にはあるのですが
その安吾賞を今年取った方の著書を
リアル書店で見つけて
手に取ってみる。
その中に書かれているインテリジェンスとゆう言葉に
なにか
心の奥で響くものがあるな
と思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

論語に学ぶ会で
頂いて来た講義録を
再読し始めています。
web上にもあるのですが
紙媒体としての読み込みの大切さを
この頃は更に感じつつ。

cafeで
あったかいコーヒーと
仮名論語と講義録。
その集中の時間は
普段の自分を省みて
至らなさを理解し
足下を確認する大切な時間。

それと共に
カフェの隣にある書店。
ぶらぶらと眺める背表紙の中から
抜き出す今の私のひっかかり。
こんな時間を
暫く忘れていたなと。

忘れていたからには
取り戻すだけ。
また
学ぶに費やす日々を
始めたいと思います。

冬至の朝に
文庫本と共に目覚める。
果てる事の無い知の欲求は
きっと
肉体を離れるまで止む事はないのでしょうね。

ながさん
夜と昼の入れ替わりの一日。
あったかくあったかく
お過ごしくださいね。
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