職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

パラレルワールドを想像しつつ

2023年07月31日 | ヤスさん日記
職人は
起きて半畳
寝て1畳
などと言いますが。

この季節
唯一
エアコンがある
この場所で。
寝て
起きて
仕事をして
ご飯を食べて
また寝て。
一畳の畳を
有効活用しております。

先日も
この一畳の畳の上で
ご近所さんと3人で
これからのものづくりについて
夜半まで話し合ったり。

そんな繰り返しの日々です。
こんな繰り返しの日々が
幸せだと感じられるありがたさは
どこから来るのだろうか
と考えつつ。

昨日も
毎月恒例の
銅鍋づくり体験には
燕市の高校生や
高校予備校の同級生が
参加してくれました。

15の夜。
親に反抗して
職人になろうとはしていなかった
あの頃。
流れ流れて
今ここに居る。
その不思議さと
私がこの仕事に向いていたのか
とゆう問いは
いつも横にあります。

向いているにしろ
向いてないにしろ
続けてきたからこそ。
今ここに居る。

いや
居なくてもよかったけど
今ここに職人として生きている
とゆう現実。

最近
物理学のパラレルワールドの話を
聞いたりするのですが
どこか別次元で
別の人生を歩んでいる
私が同時並行に居る
とゆうことは
あるのだろうなと思います。

その中の
ひとつの私として
今日も
朝から工房は始まっております。

ウィークディの始まり。
今日は伝統工芸のことについて
県庁へと。
閉じ籠ったり
開いたり。
工房に籠る以外でも
やるべきことをやるとします。
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公との協働を考える

2023年07月30日 | ヤスさん日記
深夜まで
近所の仲間たちと
公との協働について
忌憚のない話をする。

私の集合体である公。
その前提から
考え直さなければならない
のかもしれません。

望むこと
求められること
出来ること
それぞれの立場で
渾然一体となって
立ち現れてくる公。

その中にいる
私。
そして
私たち。

望むこと
求められること
出来ること。
対話の中から
生まれるもの
なのでしょう。

私が阻害されない
中で
公との協働を
どう形にできるのか。

ここが
大人の腕の見せ所でしょう。
さて
今日は公の施設で
銅鍋づくり体験です。
静々と
自分にも向き合ってきます。
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昔の家の機能的なつくり

2023年07月29日 | ヤスさん日記
早めに終われたら
なんて言いながら
結局
日暮れまで
やれることをやる。

待ってくれているお客様の
顔が浮かんできて
やれるところまでやる。

石瀬の家に向かい
スーパーでビールとお惣菜を買い。
シャワーで朝を流したら
窓を全開にして涼を呼び込む。
なにせ
まだエアコンが無いのです。

ただ
昔の家のつくり
とは
素晴らしいもので。

表玄関の陽射しの良さと
奥の部屋の日陰の涼しさを
きっと
使い分けていたのでしょう。

実際
奥の部屋では
エアコンがいらない
と感じるほど
それなりに涼しいのです。

現代の利器に
慣れてしまうと
感じられないこと
なのかもしれませんが
明らかに
窓を開けているだけでも
充分なのです。

ただ
そのまま寝てしまい。
早朝に
鳥の声で起こされて
1日の始まりは
早いもの。

朝のうちに
部屋の片付けをして
洗濯をして
ゴミ出しをして。
今日も
汗だくだくで
励むとしますか。

ながさん
明後日は
ゆっくりと語り合いましょう。
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終生汗がぼとぼと

2023年07月28日 | ヤスさん日記
早朝から
仕上げの1日。
まだ
しんと静まり返った
平日の早朝に
静々と
準備を進める職人。

夏休みになると
涼しいうちに宿題をやっておきなさい
と言われていたことが
身に染みて感じる今日この頃。
きっと
私も今なら
そう言っていたでしょう。

汗だくだくになりながら
下を向いて
一所懸命に銅器を磨く。
ぼとぼとと落ちる汗。

48歳職人。
まだまだ
こんな時間を過ごしています。
きっと
終生
こんな時間を過ごすのでしょう。

早めに終われるなら
ひと呼吸置いて
石瀬の家で
ゆっくりとするとします。
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夏の関越道

2023年07月27日 | ヤスさん日記
昨日から
前橋に来ております。
銅鍋づくり体験の
新しい展開を考えて。
真夏に
高速道路を走り
関越を抜ける。
そこも
また猛暑。

こんな中で
いろいろと
思い出します。
過去のことを。

何が良くて
何が良くなかったのか。
そんなことも
時間が経過することで
溶けてゆく
とゆうのは
私の勝手かもしれません。

けれども
何か感じて
親密になったのなら。
やはり
そこに魅力がある
とゆうことで。
ものをつくっているとしたら
どこかで会うこともあるでしょう。
そのときに
笑顔で居られたらなと。

そんなことを思いながら
走る
夏の関越道
です。
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ふぞろいの林檎たち

2023年07月26日 | ヤスさん日記
昨晩
仕事終わりに
なんだか
ふぞろいの林檎たち
とゆう映画を
動画配信サイトで見つけて
見だしたら
止まらなくて。

山田太一さん脚本。
シリーズ4まで続くのですが
全てのタイトルが
問いかけ
なんですよね。
第1シリーズの最後回は
「胸をはれてますか」
第2シリーズの最終回は
「燃え上がるものはありますか?」
でした。

四流大学の学生たちの
青春ドラマから
社会に出てのドラマへと。

1990年前後の
所謂 バブル崩壊の時代背景
と共に
私たちに問いかけているものは。

果たして
バブルはあったのだろうか

先日の経済の読書会でも
ありました。

自分を内省してみる
時代を内省してみる。
そんなことを
改めて感じた
ふぞろいの林檎たち。

ここ最近は
汗だくだくの日々。
暑さが落ち着く前に
少し
ダイエットを始めるとします。
これも
時勢のひとつとして。
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爽快感の季節

2023年07月25日 | ヤスさん日記
エアコンを
ようやくつけて
なんとか
暑さを凌いでいます。

コンロを扱う作業では
ほんと
今まで
どうやって生きていたのだろう
と思うくらいに
作業の際には
ぼたぼたと汗がでるわけで。

でも
この季節の
汗だくのTシャツを着替える爽快さ
その気持ちよさは
何にも変えがたいもの
であります。

さて
今日もまた。
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それぞれの世界地図

2023年07月24日 | ヤスさん日記
美味しいものを
いただく。
感性を磨いてくれます。
ここ最近
フレンチから
イタリアン
中華と渡り歩き。
広東料理の質実剛健さに
心打たれました。

特に
透き通った
つぶ貝のスープが
深く深く
心に残り。

今も
その余韻が
残っているほど。

それぞれの
良さがあります。
それぞれの良さがある
料理の世界地図

最近
鎚起銅器の世界地図の話をするのです。
何十年も
ブラックボックスになっていた
この世界の地図を
今現状捉えて
未来へ繋げてゆかなければならない
のではないかと。

既得権益の方々には
面白くないこともあるでしょう。
曖昧にしておいたこともあるでしょう。
けれども
世界地図が見えなければ
これからの情報社会では
見透かされてしまうはずです。

この警笛に
賛同してくれる人も
やっとでてきて。

これから
鎚起銅器の世界地図を
描けますように。

そんなことを
考えながら
また
今日から
仕事に励むとします。
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夏の気持ちよさ

2023年07月23日 | ヤスさん日記
恋か

打算か。
そんな話を
おっさん3人で話し込む。

大汗をかいて
電車で新潟に向かい
ビールを流し込んで
美味しいイタリアンと共に
話し込む。

昨年
株式会社を立ち上げて。
数字で振り返る人生
の楽しさを教えてもらいました。
意識することで
自分を見つめることができる。

そんな話を
数字好きの農家さんと
深掘りしてゆく。

これからのことを考えれば
言葉にすること
数字でみること
の大切さを感じます。
誰かに伝えるとすれば。

自分の世界だけで
留めておいてもよかった。
それを
次に繋げるために
言葉と数字を持たなければ
と思ったのだと
思います。

さて
恋か
打算か。
あれから考える
パートナーシップについて。
私は何を求めているのか。

今日も
銅板を叩きながら
誰かと話す時まで
考えを深めるとします。

本日も
燕は暑くなりそうで
そろそろ
エアコンをつけるとします。
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小学校の夏休みを思い出しながら

2023年07月22日 | ヤスさん日記
なんか
ほっとひと段落ついたようで
まだまだ
やるべきことが山積みで。
この夏も
小学生の頃のように
宿題に追い立てられているようで
遊び呆けているようで。

どちらも
どちらで
仕事の中でも
あの頃と変わらない姿勢で
望んでいるのかもしれないな
と思う今日この頃。

昨日も
こう叩けばいいんだ
とゆう感覚を掴みました
26年やってますが。

でも
いつも
同じものを繰り返し
つくっているわけでもなく。
時々
同じようなものの中から
そんな感覚を持つことがあります。

昨日もまたひとつ。
そして
今日に繋がるひとつ。

夏休みの小学生のように
何かを追いかけるように。
今日も
暑い工房に入るとします。

ながさん
急遽
来月頭に東京に行きます。
会えたらいいですね。
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