職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

取り急ぎ

2010年05月31日 | ヤスさん日記
地元の風が気持ちよい朝。
晴天に揺れる風
輝きの水田
太陽を透かす緑
その陰影
全てが週の始まりを
祝福してくれています。

さて
山梨静岡の山籠から
帰ってまいりました。

取り急ぎ
という言葉を
多用してしまう中で
強いて
山の中での時間をつくる
コトは
とても大切な時間でした。

草木のひとつひとつの表情や
林が空に抜ける揺れや
全てが
自然との繋がりを
思い出させてくれました。

取り急ぎ。
急いで急いで
忘れてしまわないように
そんな装置を
自分の中に作らなければ
なと思う今日この頃です。

毎日のコトを繋げてくれる
朝に感謝です。
ナガさん
新潟の陽光はやっと
夏の前触れです。
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透明な時間

2010年05月30日 | ヤスさん日記
富士山の麓より二日目。
森の中の住人は
清廉な朝を迎えております。
溶け込みような緑と大地
名も知らぬ鳥達も
色とりどりに始まりを告げています。
ふるさと
に帰りたいという私がいるようです。
透明な中にも確固たるもの
が在る世界だと思うのですが
まだ見ぬ世界です。

ひとり喧騒を抜け出した時に
垣間見えそうになるのですが
捕らわれてもいけないな
と根本が知っているのでしょう。

誰にも知られたくない世界
でありながら
知ってそうなヒトがいると
安心する世界。
ものづくりの根っこには
そんな水脈が必要な気がするわけです。

日本海夕暮れ時から
日が沈み星が瞬くまで
あかねからむらさき
深い青
あの海とも空ともつかない
深い青が
美しく大好きな色です。

溶け合う時間
幸せな透明感に包まれる
大切な時間です。
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大切なヒトに届け。

2010年05月29日 | ヤスさん日記
清廉な空気の富士山の麓より。

大切なコトを大切にしたい
大切なヒトが幸せであってほしいな
と思う今日この頃です。

幸せであれ
幸せであろう
という内に
矛と盾があり
その矛が強ければ強いほど
その盾が頑丈なほど
今を生きなければ
なと。

 鶯が美しく鳴いてます。
こんな空間を繋げたいなと
意識を飛ばしてみます。

大切なコト
大切なヒトに届け。
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机上のイメージ

2010年05月28日 | ヤスさん日記
プレッシャーは
誰がプレッシャーを感じているのか
誰が与え誰が感じているのか
感じているのは誰か
ということを考える今日この頃。
今日は満月
節目の一日です。

机上のイメージ
を大切にしたいなと。
ゆったり構えて
思い描く最高のことを
イメージし
行動に繋げる。

兎に角走り出す
って時もいいものですが
イメージの中で
遊び確実な体感を表現する
ということが
今の私には大切なことだなと。

やりたいこと
やらなければなたないこと
をひとつひとつ丁寧に
楽しいコトへ
昇華させていきたいなと。

いろんなお誘いがある中で
私の役割を再確認します。
高く空を飛ぶ
のも気持ちいいものでしょうが
地面に落ちている
きらきらを
見逃さずに拾い上げる。
それなのだな
と思うのでした。

ナガさん
大気不安定なこの頃
あたたかくお過ごし下さいね。
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保隆ノート

2010年05月27日 | ヤスさん日記
日々メモ代わりに
A4の大学ノートを
持ち歩き
書き込み
読み返し
そんなノートも
あと1ページで5冊目も終了。

この度のノートは
彷徨っている感が
大きなノートでした。
やりたいコト

やらされているコト
にならないように
必死にもがいていた
のかもしれません。

ひとつ思うことは
みんながみんな
同じ世界には住んでいる
ように見えて
同じ世界には住んでいない
ってこと
なのだと思うのです。

確かに存在するし
話をすることも在るし
同じ空間を共有している
のでしょう。
しかし
同じ世界に住んでいる
ってわけではない
ような気がします。

信念や目標や夢や
どこに重点をおいているかで
世界観が違っていて
それでいい
のだなと。

優しい世界に住んでいる人は
優しい世界に住んでいる人と
強い世界に住んでいる人は
強い世界に住んでいる人と
いろんな世界が在って。
それらが
何割かづつ混ざり合って
私という世界を作っているのだな
と思う今日この頃です。

そんな世界達が
繋がり繋がり
今を作っているのでしょう。
私が放った想いは
その中でどんな花を咲かせる
のでしょうか。
明日は満月
また新しいノートの始まりです。
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通底するマグマ

2010年05月26日 | ヤスさん日記
マグマは
沸々と燃え続けます。
これが
表にどんな煙を吐き出すか
黒煙にも
白煙にも
なり得るだろうなと思うのです。

どちらにしても
私というフィルターを
通しての表現のひとつ。
それが
誰かのフィルターの表現と
相まっても
相まうことはなくても
根本のマグマは
通底しているのだなと。

もう一歩踏み出してみよう
と思います。
中途半端だから
もやもやが
とれないのだろうと
突き抜けてみようと。

きっと
ナニカを恐れている
のでしょう。
そのナニカが
自分の影だったり
したら
走っても走っても
追いついてくる
ものですし。

釣り竿の先端まで昇った虫は
そもそも恐れを抱くのでしょうか。
踏み出す前に
決めてしまえばいいのだと思うのです
気を付けてから
踏み出す。
そこで決まっているのだろうなと。

ナガさん
晩春の雨が上がれば夏ですね。
受け取った春の息吹を
吹き込んでみようと思います。
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日本代表

2010年05月25日 | ヤスさん日記
眼差しが集まる前で
日の丸を背負うって
どんな
心持ちなのでしょう。
礼節を重んじたり
道の中に美しさを見出したり
そんな日本人の
印を背負う
ってことを考えます。

勝負に勝つか
試合に勝つか
たまたは
両方を掴むか。
礼節の中から
自分の力を発揮する道を
選んだのなら
最後までぶれないこと
また
普段からぶれないこと
を試されているのだと
思う訳です。

試合の数時間は
結果のひとつでしかなく
普段の生活の一部
なのだなと。
そこに力を発揮できるように
ぶれない日々を
と。

日々みんなが
日の丸を背負っていて
地域を担っていて
家族を代表していて
わけです。
どんなときも
いつも。

そんなことを思う
サッカー代表戦明けです。
ナガさん
28日は満月ですよ
ものづくりにとっての満月は
こころを解放した全速力です。
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接着剤

2010年05月24日 | ヤスさん日記
梅雨
に入ってゆくのでしょうか
新潟。
朝から静々と
月曜の朝は特に。

表に出ない語韻
が在るような気がします。





に代表されるような
小文字で
表現しようという
試みや



の空間や行間や。

でも
それでも表現できない
ような
語韻
が。

言葉の選び方や並べ方
その繋がりの間際の
接着剤に
自分が居る
のだろうな
と思う今日この頃です。

グレー一色な空
雨は斜めに。

話し言葉ではない言葉
そこに
もっと深さを込められたらな
と。

一青窈 - うんと幸せ
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言葉の熱量

2010年05月23日 | ヤスさん日記
言葉には流れがありますよね。
どんな場所で
誰が
どんな状況で
発せられ言葉か。
過去の偉人達
現在の名立たる人達
が発したものが
表立っての言葉か
懐に抱いていた言葉か。

自分の在るその時の状況で
発せなければ
ならない言葉もあるでしょうし
「雨ニモマケズ
 風ニモマケズ」
そういうものになりたい私は
日々読み返していたのかもしれません。

なんにせよ
今の私が
どんな風に
それらを感じ
私の糧にしてゆくのか。

そして
私の言葉も
伝聞の中で
誤解されてゆくでしょう。
それでも
発信してゆくことが
生きていく
ということだな
と思う今日この頃です。

ポジティブとは
ネガティブな部分に
光を当て
どれほど包み込めるか。

言葉の熱量を
もっと充填しなくては。
質を高めてゆかなければ
と思う職人なのでした。
ナガさん
ひとつの試み
Twitterで始めませんか。
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供に、供に。

2010年05月22日 | ヤスさん日記
富山行。
道中は幸福な思索の時間
頭の中を
沢山のコトバ達が行き交い
トントンと整理を。

昨秋の
富山自転車行
これがどれほどの自信に
なっているのかということを
感じます。
あれができたのだから
これらも
一歩一歩
一漕ぎ一漕ぎを
大切にすれば
仲間のサポートもあり
必ず
目標に辿り着ける。

そんな
思い出を確認し
また
走り出す準備を。
思い出は思い出であり
そこに浸ってはいけない。
それらを
糧にすることこそが
関わってくれた人達への
御礼だなと。

いつも穏やかさと供に
いつも楽しさと供に

逆境の中に自分を放り込んでみると
くるりと回転して
それが大きな糧になるはず
と思う今日この頃。
この秋にもひとつ大きな挑戦
してみようかな
と思う職人なのでした。

ナガさん
7月個展までの道のり
見守らせてもらいますよ。
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