最後の仕上げ

あと１日。
あとこれを仕上げれば
と目の前にある
銅鍋３０個を見つめます。
昨日の晩から始まった
最後の仕上げ。
ここまでくれば
あとは
体力勝負。
ひたすらに磨き続け
煮込んでは色を定着させて
純粋な錫でコーティングする。
その繰り返しを
１５時間すれば完成できる
はず。

形はもう完成です。
あとは
お渡しできるように
化粧をするようなもの。
未踏の仕上げ時間ですが
身体を投げ打ってやるだけです。

やるだけ。
あともうひとつ
あともうひとつと
目の前の積み上げて来たものを
箱にしまってゆくような。

そう
仕舞ってゆく。
仕上げとは
そんな作業です。
ながさん
あと１日。
頑張ります。

輪島功一さん

文学が助けてくれる
ってのこは
こんな時なのでしょう。
前回の
西日本銅鍋づくり体験ツアーで
読み切った
沢木耕太郎さんの
激しく倒れよ。
昔の労働者に比べれば
なんてことも思いますが
今現代の私が
保ち続けてられるのには
確かなわけがある
のだろうな
と思う今日この頃。
ながさん
ご心配ありがとうございます。
昨日からは
目が覚めるような回復が。
どこか抜けたようです。
東京はいかがお過ごしですか。

ボクサーの話が
いくつか出て来ます。
その中でも
輪島功一さんの話。
ふたつ出てくるのですが。
私たち世代が知っている
輪島功一さんではない
輪島功一さんが
そこには立っています。

何度も
何度も
倒されて。
勝者のまま
優美に終わるわけではなく。
最後まで
倒されて終わった
輪島功一さん。

倒されて終わったけれども
確かに
そこに立ち続けている
とゆう感覚があるのです。

倒れてしまえば楽なのに
と思う時もあります。
何かの理由をつけて。
でも
立とうと思って倒れた
輪島功一さんと
その理由の乖離は
ゆうまでもなく。

私も
いつかその時を迎えるまでは。
いや
今この瞬間も
立ち続けるとゆう意思を
持ち続けていたいものです。

無理をいているわけでもなく
この先を見たみたい
この一念だけ
なのだろうと思います。

あの時とは違う
けれども
結構元気なのです。
確かに
終わったら布団に倒れこむかもしれませんが
それも束の間。

また
８月に入ったら
起き上がります。
それまで
また
今日も叩き始めるとします。

普通で言えば
ブラックでしょう。
でも
誰にも命令されていない
孤独な行動は
どこか奥の方で心地よさを伴っている
と感じます。

自分で決めたこと。
やりきりたいと思います。

これだけ
長くなるのも
何かのテンションか。
ながさん
会合を楽しみにしております。

体力の変化とは

数年前は
４日間くらいは
１時間寝れば
体力も回復していたはず
なのに。
今現在
なかなかそれが難しいのは
いっときのことか
根本的なことか。
その体力を加味して
と思いつつも。
ついつい
以前の体力で
見積もってしまうな
と思う今日この頃。

ご飯を
作る気力もなく
外食とレトルトの
数日ですが
そんな時も
器が良いと
気持ちよくご飯が食べられるものだ
と思いつつ。

今日は
しっかりと気分転換をするために
掃除洗濯から始めます。
あと３日。
自分と向き合う時間は続く。

ながさん
前橋での会合。
明けた世界で見たこと
話し合いましょうね。

では
私も戻ります。

達成感の共有

先日
デザイナーの仲間が
一緒に仕事をしている人がいると
大きな仕事をやり遂げた時の
達成感が違う
とゆうような話をしていまして。
確かに
と深く頷く
３０個の銅鍋と向き合う週間。

今は
ものづくりを理解してくれて
気持ちを伴走してくれるパートナーがいることで
保たれている部分は大きいです。
と共に
一緒に仕事をすることで
感じる達成感とゆうものも
玉川堂時代のものは
ここ13年無かったなと。

大きな仕事はいくつもありました
しかし
一人で向き合い
一人で成し遂げる。
それも必要でしょう。
ただ
一緒に成し遂げるとゆうことも
これからは
重要になってくるだろうな
と。

自分の時間が限られている
とゆうことを実感するだけに
それを共に広げてくれる人が
居てくれることでの可能性の広がり。
いや
でも私は独りか。

と自問自答しつつ。
今はただ
走り続けるのみ。
ながさんとの会合も
来週となりましたね。
今回の大きな仕事も成し遂げて
晴れ晴れとお会いしたいものです。
ながさんの絵も
楽しみにしております。

振り子のように

銅鍋づくり体験
の後の豪雨。
ゲリラ
なんて言葉が相応しい
そんな雨に打たれながら
今日も
良き銅鍋が生まれたな
と振り返りつつ。
この季節
雨に濡れ切れば
それはそれで気持ちいいもの
ですね。
ながさん
東京の夏をいかがお過ごしですか。

年に数回
なのですが。
妹ともに
応援をしてくれてい
先輩二人の会合が
開かれるのです。

武道をされるお二人だけに
そのお話と実践が
とても興味深く。
昨晩も
李小龍が哲学を専攻していた
なんて話は
垂涎の時間です。

振り子のように
あちらに大きく振れれれば
こちらにも大きく振り戻す。
そんなもの。

私も
大きく振ってみたいと思います。
どこに揺り戻されるかも知らずに。
ながさん
今日からの面会謝絶。
励みます。

山場の見えぬ頂上

お酒を抜くと
朝の目覚めが違う
と感じるひとときを過ごしつつ。
ただ
泥眠できるくらいに
くたくたになるまで仕事に臨まなければ
眼が冴えるであろう
とも思いつつ。
今月いっぱいの山場
まだまだ
高い山の頂にも立っていない
そんな気持ちです。
山頂が見えるまでの
このなんとも言えない登り坂の感覚。
ながさんもきっと
理解してくれるでしょうね。

もう一歩
もう一歩行ったら
きっと
下りが見えてくる
と念じつつ。
確実な
一歩一歩を。

明日は
銅鍋づくり体験。
明後日からは
面会謝絶で銅鍋３０個に臨みます。

一歩一歩
まずは頂上を目指して。

快調カレー

快調快調
この夏の土用に入ってから
心身ともに快調に
日々を過ごせています。
何が変わったのか
自分自身ではよくわからないものですが
兎に角快調に
仕事も身体も過ごしている今日この頃。
ながさん
東京の夏はいかがお過ごしですか。

快調なだけに
夜な夜な
カレーを作ったりしています。
昼のうちに大豆を浸水して
近所のスーパーで
食材を買い揃えて
仕事終わりにビールとおつまみと共に
食材を刻む。

玉ねぎなんかも
３つ４つと刻む混んで
丁寧に玉ねぎ色にしてゆく
なんて過程の味の籠り具合が
よいなと。

好きな音楽とビール
カレーを仕込んで。
ついつい
２０人分くらい。

こんな気分転換ができることも
快調だからこそ。
快調のスパイラルが続くように
繊細に保ちながら
今日も叩くとします。

しばらく
カレーの日々が続きますが
それもまた良しとして。
ながさん
クジラの絵も進んでいるでしょうか。
拝見できる時を楽しみにしていますね。

職人の上に立っているもの

昨日は
地元の先輩の
誕生日だったのです。
地域を面白くする人も
結構いるでしょうし。
職人として
修行に励む人も
それなりにいるでしょう。
でも
これが掛け合わされる
ことは
なかなかないって思うのです。
とことん
ひたすらに
その道を突き進む。
そんな安定感に支えられた
この街を面白くする人。

そうそう。
最近
私自身についても
それを考えているのです。
根本に職人が刷り込まれていて
その職人である
ってことの上に何が立っているのだろうか
と。

時々
真面目過ぎてカッコつかない時もある
のですが。
それらを全部ひっくるめて
自分を見つめ直したいな
と思う
４連休の二日目。

私も
ただひたすらに
とことん。
燕の朝は今日も涼やかです。
休日の空気に包まれつつ
この場所から叩き始めたいと思います。

振る舞いについて

昨日は
久しぶりの
つばめの学校メンバーとの会合。
何ヶ月ぶりか。
個々のメンバーには
会っているとゆうのに
こうやって
くくりの中で集う
とゆうことになると
何か振る舞いのようなものが
でてくるように思います。
そのメンバーで集まる
とゆう時の振る舞い。
あぁ
そうなんだな
と振り返る朝。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

昨日のランチで
ぶらりと近くの食堂に行ったのです。
そこには
１０人ばかりの街づくり系の方々いて。
なんとなく
お互い微妙な雰囲気で。

そんな時
私は透明人間になりたい
と思うのです。
コミュニケーション障害
と行っていいと思うのですが
目礼をするくらいで
できるだけ
その場の雰囲気に触れずにいよう
と思うのでしょう。

目礼。
相手が気付けば挨拶ですし
相手が気づかなければ挨拶にすらならない。

昨日
NECESSARY EVIL
とゆうビールを飲んで
悪い国から来た悪い人は悪い人だろうか？
とゆう設問を思い出しました。
環境によって変わる
それぞれの捉え方。

また改めて
今日も考えてみたいと思います。
ながさん
いわゆる連休の４日間の始まり。
がんばりましょうね。

その程度のものでしょうけれども

夏休みの宿題は
涼しいうちにやっておきなさい
そんな母の声を思い出す夜。
コンロの前で
まんじりともせず
錫を塗る作業を繰り返す。
あの時の言葉は
まさしく
今こそ生きてくるのだな
と思う今日この頃。
しかし
子供の頃と違った喜びもあるもので
大汗をかいたあとのビールは
大人になった証だろうと思います。
ながさん
東京の空はいかがお過ごしですか。

証
ですか。
確かにそう
なのかもしれません。

誰にでもわかるもの
でもなく。

わかる人にはわかる
程度のものですが。

それでもやり続けるし
やり続けざるを得ない。

今日とゆう１日。
いや
この１週間は
私のスケジュールは手に取るようにわかる。
それをひとつひとつ成してゆく中での
発見。
そして
出会うであろうアクシデント。

綱渡りでありながら
確かな道を歩むような。

ながさん
今日も始めるとします。
涼しいうちにみつかるものも
あるでしょうから。