職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

夏の課題図書

2022年07月31日 | ヤスさん日記
昨日
新潟市にでて
街中を歩きながらの納品でした。
子供たちは夏休みなのですね。
街に出てみると
子供たちもウキウキしている
ように感じます。

そして
夏休みと言えば
課題図書。
今年は
久しぶりに
ハチクロでも読んでみるか
と思い引っ張り出してみました。

「あなたは、だぁれ?」
と問い続けるマンガ
とでも言いましょうか。

ものづくりと恋愛。
何度読んでも
目の前が霞んで読めなくなる
そんな漫画です。

製作の日々
完成品になれば見えなくなる工程達。
そこに力を注ぐことに
意味があるのかどうか?
とゆう問いもあるかもしれません。
いや
意味がなきゃだめなのか?
とも。

そこに費やした時間は
いつも間違いないもののはず。
見えないものを観ようとする
ような世界観でしょうか。

この漫画を読む度に
恋愛偏差値は低くなるような気もしますが。
夏休みらしい課題図書。
じっくりと
数日かけて
再読したいと思います。
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言葉は世界を飛び回る

2022年07月30日 | ヤスさん日記
昨晩は
仕事終わりに
焼きそばとビールで
動画鑑賞。
東浩紀さんとゆう
思想家が一人話している
とゆうですね。
なんとも
おっさんな感じなのですが
私はそれが好きで。
ひとりで
あれだけ喋られるって
やっぱり
思想家ゆえ
なのでしょう。

そして
最近
とゆうよりも
これもずっと感じること。

自分の発する言葉は自分が一番聞いている。
自分の書く言葉は
自分が一番見ている。

そんな
当たり前と言えば
当たり前のことを
改めて。

私の好き人たちの好きさは
言葉を大切にしている
から
なのだろうと思います。

伝わらないと思った時に
言い換えや
相手との距離感を
程よく保ってくれる。

そして
そんん言葉は
個室で使っているとしても
翼を持って
世界中を飛び回るのです。


SNSも全盛な世の中で。
あなたは
その言葉を言っている時
どんな顔をしてますか?
その言葉を書いている時
どんな顔をしてますか?
そんな問いかけが
必要なのかもしれませんね。

さて
今日も燕の工房は
暑くなりそうです。
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文月新月の朝にゆるりと

2022年07月29日 | ヤスさん日記
明日から始まるグループ展に向けて
仕上げも終わり
ほっと一息。
ある程度のまとまった数を
同時並行につくっている
そして
締め切りが迫ってくる
とゆうプレッシャーは
今回は
とても大きいものでした。

そして
ほっと一息
とゆう間もなく
8月は
9月の1ヶ月
銅鍋づくり体験ツアーに出る
とゆう前提で。
準備と納品と
やるべきことが
目白押し。

ただ
今日は
文月新月。
ほっと一息
つかなくとも
ひとつの
区切りができる。
程よく心を緩めた心持ちで
スケジューリングから
始めたいと思います。

さぁ
コーヒーを一杯淹れて
今日も始めるとします。
今回は
獅子座の新月で
「星と星をつなげて、心と心を結ぶ。全体の調和。」
とゆうメッセージ。
ながさんも
またひとつ良い巡りを。
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ちゃんと形に

2022年07月28日 | ヤスさん日記
ざっくばらんに話せる先輩そして
その環境がある
ってことを有り難く感じる
昨晩。

今は
季節の変わり目であり
土用と言われる期間。

いろいろと
気をつけるべきことも
沢山あるのですが
それと共に
発想は豊かになる
らしいのです。

特に
今年は
破壊と再生
と言われる年ですし。

今この時
頭の中にひらめくことを
大切にしたいと思います。
大切とは
行動にも現れること。
その大切さを
ざっくばらんな話の中から
ご縁のあるみなさんのご協力を経て。
ちゃんと形に。
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起きて半畳、寝て1畳。

2022年07月27日 | ヤスさん日記
起きて半畳寝て1畳。
そんな生活が
昨日より始まりました。
特に我慢して
エアコンを使わなかったわけではないのですが。
衣替えのタイミングもよくわからないような男
なので
エアコンもどんなタイミングで入れようかと
そんなことを思っているうちに
猛暑日が。
2年前に入ったエアコンは
工房横の部屋に1つ。

そこも
仕事場であり
物置であるわけですが
1枚の畳が敷いてあります。
起きて半畳
寝て1畳。
職人の生活とは
そんなもんだ
と師匠に言われてましたが。
ほんとに
そんな生活が始まるとは。

きっと
あと1ヶ月か
もう半分か。
猛暑が過ぎるまでは
この部屋で
ご飯を食べ
仕事をして
寝て
の繰り返し。

こんな日々をすごしていると
日本の家具や道具のコンパクトな
生活感の出来栄えに感心するものです。

出しては仕舞い。
また
必要なものを出して。
小さなスペースを有効に使うための
先人の知恵。

まぁ
私もこんなコンパクトな生活が
好きだったことでもある
のですが。
47歳
こうやってひとり。
これからも
コンパクトに
過ごしてゆくのでしょうね。
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奥座敷でしっぽりと

2022年07月26日 | ヤスさん日記
夏を感じる日本料理そして
地元のぬる燗。
やっぱり
こんな組み合わせで
大人を感じられるのは
この人生のご褒美でしょう。

いろいろあった。
そして
これからも
いろいろあるでしょう。

そんな時の
喜びの作法を
自分の中に持っていたい。

古町の
夜。
奥座敷で密談。
これからのことについて。

そうやって
こうやって
心置きなく話せる。
ありがたい
ありがたい。

そして
話すことで
アイディアも見出されてゆく。

また
今日も
そのアイディアを元に
私は叩きながら考えるのです。
これからの
ことを。

時々
人生のご褒美を味わう。
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伝わる言葉

2022年07月25日 | ヤスさん日記
先日の元全共闘の男性は
論語に学ぶ会の
東京塾の塾生の方で。
今では
会社社長として
経営に力を発揮されています。

カウンターでの話題は
閉じられたリベラル
開かれた保守。
そんなことです。

話しながら
話し合う大切さを
ずっと
話してくれていたのです。

その方の
人生経験で感じたことを。
その熱の籠った言葉は
あのスナックで語られながらも
きっと
世界へと少なからずの影響を
与えているはず。

そして
映画にもなっている
三島由紀夫さんと
全共闘の東大での対話の場面を
思い出したのです。

三島さんが学生に向かい。
「言葉は言葉を呼んで、翼をもってこの部屋の中を飛び回ったんです。この言霊がどっかにどんな風に残るかはしりませんが、私がその言葉を、言霊をとにかくここに残して私は去っていきます。そおして私は諸君の熱情は信じます。これだけは信じます。ほかのものは一切信じないとしても、これだけは信じるということはわかっていただきたい。」
と。

どこでどう使われるとしても
言葉の力を信じています。
こっそりと
自分一人で呟く言葉にも。
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虎になる夜

2022年07月24日 | ヤスさん日記
新潟県には古町とゆう歓楽街あり。
日本海周りの
北前船が盛んな頃は
どんな活気があったのだろう
と想像が膨らみます。

そんな古町で
論語に学ぶ会が開催されるのも
必然とゆうことでしょうか。
講義もいいですが
その後の懇親会がよい。
世代を超えて
一律の生徒として
接してくれる先輩の方々。

バブルが終焉してから
社会に出た私は
この街の全盛期を知りませんが
先輩のみなさんの話を聞くと
相当な事ごとが
夜な夜な繰り返し繰り返されていたのだろう

雰囲気だけを嗅ぐことができます。

そんな
繁華街の道端で
パソコンを開いていると
偶然か必然か
大好きな方々とお会いし
社会のことについて
しばし話し込む。

そして
二次会に流れた
スナックに戻ると
おっちゃんが熱心に女性を口説き。
カウンターでは
全共闘時代の活動家と
隣わせたりする。

最後に
辿り着いた古町4番町。
カメラは持ってたけれども
バッテリーが無し。
記憶に留めておきたい
絶品な1本を
なんとかガラケーに収め。
薄れゆく記憶の中で。
「大橋くん。虎だ!虎になるんだ!」
とマスターに励ましてもらい。
私の硬くなっている頭を
ほぐしてもらい。

そして
今日も元気に仕事に励んでおります。
きっと
そうやって
街場の継承は
されてゆくのであります。

今日は地元での銅鍋づくり体験。
上々に準備を整えたいと思います。
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俗物も佳境

2022年07月23日 | ヤスさん日記
今つくっている俗物とゆう本。
職人になり
丸25年が過ぎる
このタイミングで
製作もいよいよ佳境となっています。

職人になり。
と言っても
紆余曲折とゆう言葉では表現しきれない
右往左往をして
行くところがなくなって
親戚のところに転がり込んだ。
みたいなものなのです。

だから
特に
目標や使命があって
なんてことではない。
流れの中で
気づいたら
今ここに立っていた
とゆうようなこと。

そんなもんです。
そんなもんだから
良い面もあった
のかなと。

佳境とゆうくらいなので
ここからが勝負どころ。
10月初めを目処に
入稿までの時間を過ごします。

これは
私の本ではなく
鎚起銅器の世界を
副音声的に見直す本。
こちらも
目標や使命があるわけではなく
流れの中で生まれた
とゆう表現が
ピッタリくるような本。
なのかもしれませんね。
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怒涛の時間

2022年07月22日 | ヤスさん日記
怒涛のコミュニケーションを
感じた
昨晩。
近所のよっちゃんが
声をかけてくれて
連れてきてくれた方
だったのですが。

ずっと喋り続けるパワーは
相当なもの。

コミュニケーション
について
改めて考えましたし。

その怒涛のパワーに
会いたいするように
私の中にも
沸々としたパワーで
押し返してしまった時間。
でもあったなと
反省。

合気道のように
相手の力で
投げ返せるようにならなければ。
と思う朝のひととき。

今日は
昨日より涼しく。
喋りすぎた次の日は
静々と
製作に励みます。
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