職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

可能性の狭まり

2019年05月31日 | ヤスさん日記
5月も31日になりましたね。
月の最後の金曜は
プレミアムフライデー
などと呼ばれていましたが
今も
呼ばれているのだろうか
と思いつつ。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

同級生と二人で
月に一度の会合が
新津の居酒屋さんであるのですが
そこはメニューが無く
お母さんがコースで家庭的な料理を出してくれるのですが
そこでの熱燗がまた沁みるのです。

熱燗が沁みつつ
同級生とのお話は
同じ世代だけに
これからのことについて
様々な方向から検証できたりします。

昨日も
億万長者になっても続ける仕事
とゆう視点で
話が繰り広げられました。
私も
きっと
必ず
何不自由無く生活ができたとしても
この仕事は続けるだろうな
と思うのです。

何が無くても
この銅板を叩いて形にする。
その想像力の育みを
ひとつでも多く届けたい
なと。

商売とするなら
型を使って広める
とゆうこともあると思うのです。
ただ
私は想像力を育むことが大切で
その為には
一枚の銅板を叩き上げる
ってことしかないわけで。

歳を重ねるってことは
可能性が狭まるってことでもあると思います。
その狭まる中で
自分の本当が研ぎ澄まされる
のだろうな
と思うあたたかい夜でした。

そんな仕事に出会えたのか
そんな仕事になったのか
今日はその辺りを考えつつ
叩き始めたいと思います。
ながさんの青い仏画
とても良い感じで見守ってくれていますよ。
ありがとうございます。
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腰を落ち着けて

2019年05月30日 | ヤスさん日記
1日中工房に
一歩も外に出ない
こんな環境で働けることも
嬉しいなと思う今日この頃。
何も気兼ねなく
ただただ只管に
鎚を振るう気持ちいい日々が続きます。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

これぐらいできたら
これを頼もう
と思っているタイミング。
このタイミングのズレが
私の期待してしまっている心持ちなのだろう
と思いつつ。

期待
とゆう言葉に含まれる
期を待つを心に刻みつつ。
しかし
そのタイミングを佚し続けることで
成長はどうなるのだろう

再生できない時間との関係性を
改めて考えています。

自分に期待するとき
それを迎えにゆくこともできているのだろうな
と思ったり。

さて
今日は冷え込みが強い朝。
早く体を動かしたいなと思いつつ
アイドリングを始めるとします。
ながさんも
良き1日を。
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パラダイス

2019年05月29日 | ヤスさん日記
仕事→神社→温泉→焼肉
こんな日も
たまにはいいもんだな
と思うひと時を過ごさせてもらいました。
小学校に通っていた時も
土曜日の半どんが好きだったな
と思い返したりしています。
1日休み
とゆうのも
なんだか気が落ち着かずに
叩いてリズムをつくり
自分を落ち着かせてからの休日。
足湯をしながら
本を読めるって
パラダイスも見つけられました。
この夏から秋にかけて
自分の癒しの時間を
ここでつくろうと。

昨日は
山本七平さんの
本を読みながらの足湯。
北条泰時
渋沢栄一
織田信長
鈴木正三
石田梅岩
指導者としての生き様。

今のままの成り行き

自分の目指すところ。
そこを埋めようと努力を重ねるわけですが
良本に出会う度に
その差が開き
追いかけても
追いかけても
その差は広がってゆくだけ
のようで。

でも
その追いかける姿勢は
止むことなく
追いかけ続けたいな
と思う今日この頃。

ながさん
新潟にお越しの際には
そのパラダイス
ご一緒しましょう。
いろんなことを話しながら
足湯に癒されながら。
その時を楽しみに今日も叩くとしますか。
ながさんも
良き京都の時間をお過ごしくださいね。
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酒のない 国へ行きたし

2019年05月28日 | ヤスさん日記
「酒のない 国へ行きたし 二日酔い」
いつの頃からでしょうか
次の日のことを考えて
酒量を控えるようになったのは。
大人なら当然のこと
だと思いますが
久しぶりに痛飲し
アスファルトに寝転んだ
あのあったかさ。
青春の日々を思い出しました。
この様に
記憶が曖昧になれるのも
信頼できる人たちとの時間
だからでしょう。
気持ちもほぐれ
心もほぐれ
溶け合うような。

でも
また日々の大人。
それで佳し。

今日とゆう佳き日に
弥彦神社にスーツで参り。
日々の穢れを落とし
旅の安全を感謝し
弥彦の裾野の温泉で癒されて。
また
明日からの滑走に向けて。

来月の台湾は
コーヒーの器がメインに。
ほっとしてもらえるひとときに
どんな銅器で寄り添えるのか。
私の中から湧き出てくるアイディアも
楽しみ楽しみ。

ながさんは
京都だとか。
それぞれの道を邁進し
また集いましょうね。
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滞在型の対話

2019年05月27日 | ヤスさん日記
ながさん
この3日間の会期
と共に
準備や後片付け
お疲れ様でした。
一人一人
生きてゆくのがやっとだった
15年前。
こんな風に
また展示会をできるなんて
んんて幸せなんだろう
と思う燕市の朝を迎えています。
足りないものも
まだまだあると思いますし
つくりたいものも
まだまだあります。
と共に
ここに充足する心も持ち合わせる
とゆうことでしょうか。

ながさんの描かれた
青と白の仏画。
工房に掲げ
珈琲を淹れながら
思うひととき。

会場からホテルへ
歩きながら
食べながら
滞在とゆう形でお話できたこと
とても有意義でした。

今度は
新潟で滞在してもらいながら
いろんなお話できたらな
と思います。
と共に
東京の刺激の中でお話するひとときも
大切なもの。

来月の台湾個展前には一度伺いますね。
つくりたくて
つくりたくて
今日も目が覚めました。
いつか
父親のような心境になるのでしょうか。
新しい世界に飛び込む心持ちを忘れずに。
本日も
良き時間をお過ごしくださいね。
本当に
お疲れ様でした。
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掌の力

2019年05月26日 | ヤスさん日記
たなごころ
について考えていたのです。
イベントでのカクテルの題材
になっていた
萩原朔太郎の詩を読んで。
私の手のうえに乗っている種は
その土台となっている土は
水は戦線とふりそそいでいるのか
その手のひらが感じている温度は。
そんなことを考えながら
昨日の夜は過ごしていました。
ながさんの
ホスピタリティは
やっぱり素晴らしいですね。

そして
参加者さんのみなさんが
ながさんの似顔絵に
力づけられていた
と感じます。
キラキラとした笑顔で
変えられてゆきましたね。

この二日間。
展示では父の力の凄さに
改めて感じ入っております。
その持っている雰囲気。
これを言葉にできたら
1000ノーベル賞ぐらいの価値がある
と思いつつ。

私も
そこに近づけるように
言葉と
今日も向き合ってみたいと思います。
前橋展示も
いよいよ最終日。
今日は暑くなりそうですし
多くの方が来られることでしょう。

掌の持つ力を信じながら
ながさん
今日もよろしくお願いします。
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父の湯沸群

2019年05月25日 | ヤスさん日記
前橋3人展も
無事に1日目が終了しましたね。
いろいろ
いろいろと考える
とゆうベースがあり
そして
それを形にする。
そこには必ず技術がある。
想いは
とても大切ですが
それを乗せる技術の研鑽は
留まることなく
大切ですよね。
それが
ずっとずっと続いて。

今回の展示では
父の湯沸の展示もさせてもらいましたが
その湯沸群が好評で
素直に嬉しく思いました。

そして
そこにどれだけ届かないんだろう
と思う私も居て。
帰ったら
とことんつくる状況をつくりたい
なと。

いつも
思っていること
なのですが
いつも
背筋を伸ばさせてくれる存在。
なのでしょうね。

関西の光は
一段とキラキラしてますね。
今日は暑くなりそうです。
そして
お客様も多いことでしょう。
私も
美味しいものをいただき
寝て起きて
すっきりとしました。
ゆらゆらと
この空気に触れながら
二日目もよろしくお願いします。
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ずっとそこにあったような

2019年05月24日 | ヤスさん日記
無事に
搬入も終わりましたね。
ながさんと玲奈さんの明るい絵
と共に
ながさんの仏画と私の銅器。
これらが
入り口を隔てて
陰陽相関図のようで。
とても良い展示会場になっていると思います。

ずっとそこにあったような
そんな感想が
とても嬉しく。

生まれるって
そんなものなどうろうな
と思うのです。
生まれるとゆうか。

そして
空間や使い手に出会う。
出会いの先には
そこでの息吹が吹き込まれて
歴史が刻まれる。

いつもの前橋。
だいぶ寝て
落ち着いて今日を始められそうです。
また
時間があるときには
いろいろお話しましょう。

まずは
菜頭準備を整えて。
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畳の上で

2019年05月23日 | ヤスさん日記
幕末
緒方洪庵の適塾では
本を読みながら
ねむ楽なったら
床の間を枕にして畳で寝て
起きてはまた本を読む
の繰り返しで
その当時の俊英たちは英気を養った
とか。
そんな小説を読みすぎたせいか。
私もそれに倣って
昨日は畳の上で突っ伏して
起きてはつくっておりました。
こんな風に
自分の中で育む過去の人々との対峙が
大切なのだろうな
と思います。

現存しない人との対比で
自分を育てる。

広島からの大返し。
900キロの移動からの今
でも
目と頭が凛々とさえています。

そして
つくりたくて
つくりたくて
もう少し
もう少しと
進む本日。
目の前のカップたちを仕上げたら
前橋に向けて旅立ちます。

ながさん
今回の日々
とてもとても楽しみにしております。
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秀吉の中国大返し

2019年05月22日 | ヤスさん日記
銅鍋づくりin 広島を終えて
一路新潟へ。
仕事を終えて
5時に出発して
直帰って
やっぱり
冷静に考えたらクレイジーだな
と思うのです。
でも
その冷静さを持てないのが
私の障壁なのだろうと思います。
それも
中学時代に信長の野望を
毎日のように14時間やり続けた
後遺症なのだろうと。
そして
歴史小説を読みすぎた為。

本能寺の変を受けた
秀吉の中国大返しに比べれば
なんてこはなく
車で900キロ。

身近な人と比べることはないですが
これらの過去の人を
身近に感じすぎている
のかもしれないな
と思う燕市の朝。

比べてみて
まだまだまだまだ
を解消するには
コツコツコツコツしかないな
と思う今日この頃。

無事に帰ってきました。
そして
今日は製作に励んで励みます。
明日の会合を楽しみに。
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