職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

弥生新月

2014年03月31日 | ヤスさん日記
弥生新月
今月も始まりました。
そして
明ければ
グレゴリオ暦の区切りの良い日にち。
今年の和暦とグレゴリオ暦は
良い感じでリンクしているようです。
リンクしつつ
それぞれがそれぞれの持ち味を発揮している
そんな今年はきっと
大きく変わるコトもあるでしょう。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

何が正しくて
何がそうでないのか
って
最近のニュースを見ても
今迄の事を振り返っても
よくわからないコトばかりですが
でも
必ず間違ってないのは
自分が信じているというコト
なんだろうと思います。

そして
この自分が信じている
と言うのも
全く持って危ない言い方
なんだとも思うのです。

信じるに足りる
ナニを私は持っているのだろう。
という事。

それを持った上で
私は私を信じる
という事を言いたいな
と思う今日この頃なのです。

いろんな情報や状況や
人間世界には渦巻いてますが
きっと
私の知らない世界もあるのでしょうが
それとともに
美しい世界が在るってコト。

両立しているって所で
自分がどう居たいのか
なんだろうなと。

さて
この区切りの時に
新潟は快晴ですよ。
きっと
明日も佳い一日になりますね。
ながさんも
素敵な転換期を。
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沖縄文化論

2014年03月30日 | ヤスさん日記
沖縄文化論
太郎ちゃんの。
久しぶりに読み返しているのです。
この夏
6月23日には沖縄を訪れ
今の日本がどんな発信をするのか
この身で感じてきたいなと。
日本に返還される前の
太郎ちゃんの沖縄足跡。
もう一度
自分の中に刻み込んでおこうと思います。
ながさん
東京の春はいかがお過ごしですか。

沖縄の仲間が
普通に居て
共に笑いあえる。
そんな環境が
数十年前には
国を隔ててしまっていた
なんてコトを
今の子供達はどれだけ実感が
あるのでしょうか。
私も含めて。

日本という国も
アイヌも含め
多様な文化が
寄添って成り立っているのは
間違いが無い事。
それぞれの歴史が合わさり
今の日本の形を成している。

その歴史の中にある
生命のやりとり。
それらを鮮明に自分に刻んでおく
ってのは
その国に住むに於いて
必須なのだと思うのです。

きっと
それを見ないようにする事は
自分の足下を見ないようにしている
と同じ事だなと。

ながさん
私の知らない世界はまだまだまだまだ
ありますね。
この夏はその一端をじっくりと
感じてきたいと思います。
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コミュニティ

2014年03月29日 | ヤスさん日記
コミュニティ
の語源は
お互い
与える
だそうです。
今の所謂コミュニティ
との違いが
なんとなくニュアンスとしては
あるのかもしれないな
と思う今日この頃。
ながさん
東京のコミィにティは
いかがお過ごしですか。

久しぶりに
本の整理を束の間ですが
してみたいのです。
今迄
私の血となり肉となり
支えてくれて来た言葉達。

やっと
実践に移して沁み込む
沁みい出るという実感が
少しばかりでて来たように思います。

暫くは
本からも遠のいていたのですが
また再び
言葉の海に飛び込んでみよう
と。

手元に在る本から
新しい出会いの本から
何千年も伝わる本から
いつかの私に伝播できるような
そんな文字達に出会えるコトを
期待しながら。

ながさん
新潟の太陽はもう強い日差し
を感じさせてくれますよ。
この週末から弥生にかけても
きっと佳き時間になりそうです。
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銅板の運命

2014年03月28日 | ヤスさん日記
つくしが家の前の小路に
何本簿顔をだしていました。
緑の苔の絨毯の上に。
知らぬ間に
生き物をすくすくと育っている。
私の知らぬ間に。
そして
どこかでは肉体を離れているのだろうな
と思う今日この頃。
久しぶりに
公園で昼寝をしていたら
飛行機雲が一線。
松任谷由実さんの歌を思い出しました。
ながさん
東京の春の空はいかがお過ごしですか。

一枚の銅板を叩く事で
形を成す鎚起銅器。
いつも
始まりは一枚の銅板。
そして
その運命を決めるのは
私なんだなと
しみじみと。

一枚の銅板の可能性は
無限大です。
湯沸になるにしろ
カップになるにしろ
鍋になるにしろ。
そして
私以外の職人でも
鎚起銅器以外のものにでも
なりうる
のですが。

私の目の前に来たご縁。
私が手に取ったご縁。
また
私がデザインした思考へのシンクロ。
その銅板を使い運命を決める
覚悟が
いつも始まりの感動と責任を呼び込む
のだなと思うのです。

私が目指すものを
一緒に目指してくれる
そんな喜びと共に。

さて
春は始まりの季節でもありますね。
人生60年として
あとどれくらいの器がつくれるのだろう
そんなコトを感じつつ。
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蠢動する力

2014年03月27日 | ヤスさん日記
守れる男になりたい
と思っているのです。
そんなコトを考えつつ
昨日は戈を止めるような話も
ながさんは九州男児
やっぱり
そこは守れる男ですよね。
新潟の海は晴れ晴れとしております。

大切な人を守りたい。
これは男子の心持ちとして
当然あるコトだと思うのですが
さて
その状況によってどう守るべきなのか。

力の使いようで
暴れる力とも言われたり。
正義といっても
その捉え方次第で
全く別のベクトルが働いたり。

自分自身が
守るべき状況で
どんな力を
どんな風に使うべきなのか。
そんなコトを考えつつ
日本海沿いを走っておりました。

日本海は穏やかで
太陽にキラキラと輝いています。
その深層にはどんな生物が
どんな風に生きているのか
見当もつきませんが
奥の奥で生きている生物は
人間の精神の奥の奥で生きているモノと
同類の類いなのかもしれません。

奥の奥で蠢いている
何かの生物を感じるのも
春だからでしょうかね。
ながさんも麗らかな一日を。
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レイヤーの重なり

2014年03月26日 | ヤスさん日記
黒部の山から
米山から
白を纏った山々を
この季節の光を通して観る風景は
爽やかさの結晶のように
キラキラとしているものですね。
迫ってくる山系のバックには
吸い込まれるような青が。
こちらは
自然の雄大さを感じつつ
今日も仕事に励んでおります。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

アドビのイラストレーターを使いつつ
レイヤーについて考えてみました。
階層
と言えばいいのでしょうか。
何層にもレイヤーが重なって
ひとつの形になっていて
そのレイヤー毎の作業を進めつつ
全体をつくりあげてゆく。
見たいレイヤーだけ見る事もできるし
見たくないレイヤーを消しておく事もできる。
これって
人生に於いても同じ感覚があるなと。

万事をやり切って
後は天命を待つ。
そこに来た現象は
全て佳き方向へと捉えられる
ってあると思うのです。

そして
そこには次に成長する為の種も宿っていて
その種を見つける作業も大切だなと。

そんな時
私はレイヤーを使って
これがあったら
こうなったんだろうか
とか
これがなかったら
こうなっていたんではなかろうか
とか。
空想を広げるわけです。

レイヤーは見る角度を変えてくれます。
そして
その階層が何層にもあるからこそ
人間同士の深みが垣間みれる。

やりきれないで
何とかなるさで
現状を受け入れた時は
きっと
そのレイヤーの層が少なく
種も宿り難いのかもしれませんね。

さて
春の雨の新潟。
これも次の季節へのアプローチ。
雨の暖かさを感じつつ
もうひと仕事するとしますか。
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鮮やかさが輪郭を

2014年03月25日 | ヤスさん日記
人生の色々が私を包み
そして
その鮮やかさが輪郭を
明らかにしてゆくのだな
と思う今日この頃。
いつかやりたりなかったコト
いつかできなかったコト
大人になっても
それをクリヤーする機会は
あるのだと思います。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

昨日今日と富山へ。
海沿いの下道を
飽きる事無く行っては帰り。

ひとつ
思うのは
過去の意味合いを変えれる
人間の思考。
とともに
行動もやはり過去を変えられる
ひとつの方法だなと。

今迄出来なかったコト

今やれるコトに変えておく
それって
ひとつ大切な事だなと。

人が成長すれば
ああすればよかったなって
思う事はあるものですが
ああすればよかったなら
今こうしようって
それも更に成長というもの
なのでしょうね。
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一定のリズム

2014年03月24日 | ヤスさん日記
リズム
リズム
リズム
昨日は
マンガの影響を受けつつ
夜の新潟市はイタリアンレストランへ
友が主催のライブを聴きに。
そこには
宮内優理さんというリズムが在りました。
ながさん
私達のまだまだ知らない世界は
こんなにも大きいんだな
と感じる今日この頃。
当たり前の事を
素直に感じられるって
やっぱり必要なコトですね。

多方向に広がるリズムが重なり
ループしてゆく空間。
そこには
彼の耳だけに聞こえている
メトロノームがあるようです。

その一定のリズムに裏打ちされた
多方向のリズム。

この一定のリズムに裏打ちされた
というところに
月や太陽のリズム
鎚音のリズム
と共に共鳴したのは
偶然ではありませんね。

私の奏でる一定の鎚音
私の住む場所を巡る月
それらと同調して
生み出されてゆくアイディア。
これも
この一定のリズムに乗ってのコト
なんだなと。
そして
人間の鼓動も。

一定のリズム
その大きさや周期によって
それぞれの同調の仕合が
それぞれの個性となって
この世の中を彩っていると思うと
それぞれのリズムを聴いて
同調してみたくなるな
とも思います。

自然のリズム
人間のリズム
宇宙のリズム

それぞれの多方向の中に在る一定を
まずは見つけてみよう
と思う職人のリズム。

ながさん
今日の新潟は麗らかな陽気と共に
卒業式が真っ盛りのようです。
春ですね。
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マンガ

2014年03月23日 | ヤスさん日記
復活の狼煙に
薪を焼べるのは
久しぶりのマンガ本
でした。
息子との時間の中である
月に一回のマンガ喫茶。
私の青春時代を共にしたマンガ
とはひと味違いますが
今必要なコトを
時としてマンガに助けられる事も
あるものですね。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

貫くというコト

守るというコト

どんな状況で
どんな風に
と思います。

きっと
その中に私が私である理由
なんてのもあるのでしょう。

お話は新宿のスカウトマンの話
なのですが
数年前に友が毎週の楽しみだ
と言っていたのを思い出し
手に取ってみたもの。

どんな状況でも
私が私であり
それは知的さも必要で
慮りも必要で。
そんなコトを考える一日。

もっと
自分で在り
自分で在り続ける
を意識した次第です。

ながさん
新潟は春に向けて
晴れ間と風が続きます。
そして
狼煙もいよいよ本格始動です。
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在原行平

2014年03月22日 | ヤスさん日記
「立ち別れ いなばの山の みねにおふる
 まつとし聞かば 今帰り来む」
在原行平

行平鍋
雪平鍋とも言いますが
名前の由来
について調べていると
面白いものです。

在原行平が塩を炊くのに用いたのが
由来という事。
塩の白さが雪に見えたのか
由来を想うだけでも
その状況が浮かんでくるものです。

その当時は
どんな素材で
どんな形の鍋で
塩が炊かれていたのか。

道具って
そんな由来の来し道を調べるだけでも
大きな収穫があり
感性を育む事が出来ると思うのです。

そして
食品も然り
土地も然り
環境も然り。

私達の身近なひとつひとつに意味あり
その意味の流れを
私達も担っているのだ
と思う今日この頃。

ながさん
春ですよ。
春の天気を
感じる新潟です。
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