職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

お休みの日

2007年05月31日 | ヤスさん日記
新潟は久しぶりの恵みの雨。
晴れの日も好きですが
雨降りの日のすべてが
しっとり少し落ち着いき
ゆっくりと想いを巡らせる日も
よいものです。

手ごろな水筒にcoffee
長々と手を伸ばしてない本
封筒と便箋にお気に入りのpen
できればお弁当など
最近お気に入りの風呂敷bag
に詰め込んで
1時間に一本の電車に乗り
小さな山の大きな神社に
ゴトゴトと揺られ
小旅行など。

電車から見える風景は
越後平野を望み、
緑の絨毯とその間からのぞく
静かな水の輝き、
遠くに見える雲は
やわやわと浮き
太陽の光も心地よさそうで。

幾編かの詩は
一層ココロに染み入り、
木々の中で走らせるpenは
想いのひとつひとつを
しっかりと紙面へと
姿を現してゆく。

帰り道の電車のリズムは
子供のころの夕日とおんなじで
つかの間の夢と
いつかの日の香りを
想起させてくれます。


そんな休日がいいなー、
と思う今日この頃。
先ずは成すべきことを
成さなくては。
明日から6月
夏至に向けてのベクトルを
一層深くしたいと思う職人でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メッセージ

2007年05月30日 | ヤスさん日記
私が惚れた人の書き下ろしメッセージです。

一人一人がパズルのピースのようなもの
みんな出ている所もあればへこんでいる所もある
それはなんのためにあるのか
それはつながるため
へこみがなければ他とはつながらない
だからへこんでいていいんだ弱くていいんだ
そして自分の力
強さはだれかを支えるために使っていくんだ
足りないことはすばらしい
弱いことはすばらしい
弱さのおかげで思いやりや優しさがそだってゆく
必要なものしかあなたの中にない
すべて必要
そして、あなたはあなたのままでいい

てんつくマン


きっと龍馬って
こんな人だったのだろうなーと
龍馬好きの私は思います。
優しい眼差しに吸い込まれるような
そしてセクシーで
あったかい空気で
みんなを包み込んでくれる。
ついつい世話を焼きたくなるような。

そんなのがいいなー。と。


大切な言葉はそっと届けたいな
と思う今日この頃。
両手で包みこんで
あたたかい想いをそのままに
すーっと沁み込むように。
きっと届くと信じているのですよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

成長の種

2007年05月29日 | ヤスさん日記
一皮向けるとはこんな感じなのでしょうか。
昨日は感性のひだがさらけだされ
目に映るひとつひとつ
涼やかに吹く風の声や
燦燦と輝く太陽の香り
緑の濃淡の一粒一粒
空気の流れの一線一線まで
ココロをくすぐり
多感な青年に戻ったような
そんなゆったりとした時間でした。

ステキな仲間との一刻一刻が
とてつもなく大きなあたたかさの塊が
心地よく積み重なり
そして、繋がり
どこまでが彼か我か
意識の共有の壁の隙間が
だんだんと大きくなっているような
そんな気がします。

ナニカを乗り越えたときの
輝きはきっと
そのベクトルに乗って
いつまでも輝くのでしょう。
そしてまたぶつかりまた輝く。
そんな繰り返しの中で
成長してゆくのでしょうね。

寂しさや弱さとは
成長の種が沢山と詰まっているような
そんな宝物なのでしょうね。

夜空のもと
優しいコトバには
あたたかさが
受話器越しにも
ほんわかと伝わり
見上げている月も
笑っているようでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

閑古鳥

2007年05月28日 | ヤスさん日記
新潟の空は青さが一層青く
白さが一層白い
遙かに見える空を
ふと掴めそうな錯覚は
日々のヒトコトヒトコトの儚さを
そしてヒトコトヒトコトの輝きを
深めてくれるようです。

今朝、ナニカしっくりとくる句をもらいました。
「うき我を
 さびしがらせよ
 閑古鳥」
寂しさをより深くするカッコウ。
自らを省みる時間
それは大切な時間。
いろんな感情に浸る時間。
とても大切にしたいな、
と思う今日この頃。


昨日は、とてもとてもすてきな男
とてもとても大きな男に逢いました。
彼のhugはとてもあったかかったです。

道に咲く草花
風のささやき
水の流れ
ひとつひとつ周りのできごとが
しっとり胸に滲み入ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜明け前の風

2007年05月27日 | ヤスさん日記
ここぞ、とゆう着地点があったとき
しっかり留まることは難しいものだなー
と思う今日この頃。

砂上の楼閣
そこに在ると思っていたものが
波や風とともにさらわれた時、
足は捕らわれただただ呆然と
それでもすっくと立ち尽くしながら。

イマジネーションを定着しようと思うとき
拘泥されずに解き放つには
先を見ながらそっとさしすのはずだったのだな。
盲目的疾走から生まれるものは
やはり儚いもなのだなーと。


月はどこに出てるのかと
探してみても見えないとき
少し肩の力を抜いて
冷たい風を頬にあててみると
こっちだよ、と教えてくれているような。


時として
儘ならず、歯痒く
それでもと
希望を繋ぐ
夜明け前の涼しい夜なのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢の中

2007年05月26日 | ヤスさん日記
昨日はたくさんの夢を観たおしたようです。
みんなで自転車旅行している夢や
世界中一人ぼっちな夢や
大切な人と一緒にいる夢や
沢山の笑顔に囲まれている夢や
アトリエにて取り掛かっている作業が
色とりどりの夢や
とてつもないキャンドルナイトを
開催している夢や。

とにかく様々の光景が
行ったり来たりと。
そこで感じる匂いや空気、
きっとその人なのだろうと。
目を閉じていても
その人だろうと感じる事々。
夏の匂いや草の匂いと
ともに立ち上がってくる
それぞれの空気感。

赤いバラの匂いだったり
水の匂い
チョコレートの匂い
陽の光の匂い
普段感じている
とりどりの匂い。

あの人の話を聞きたいなとか
あー、あのこに逢いたいなとか
あそこでゆっくりしたいなとか
自分の中でのリアルは
現実にも繋がっているもので

明けぬれば暮るるものとは知りながら
なほうらめしき朝ぼらけかな

きっと今日も逢えるかな
と想いつつ。
週末の朝は明けるのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

曇り空が遠い

2007年05月25日 | ヤスさん日記
ナガさん今日はいかがお過ごしですか?
たまにはイタリア時間もいいものですよ。
たまには、ですが。
このごろは走りながらも休息する術を
身につけたような気がしてたのですが
それは時に危険なもので
やはり自然のパワーは必要なもの。
ナガさん新潟の自然もお待ちしてますよ。

今日の新潟は曇り空。
鉛色の空がどこまで続いているのだろうと。
たまには。
それを探しに行くのもいいのかもしれません。


時々立ち上がる
高速を行きたい方と逆に乗ってみようかな?
という衝動は。
日常規範の逸脱と
それをしないことの確認で
どこかで安心してるのかなと。
適応と逸脱。
そのせめぎあいに潜んでいる安心感。

時にはその逸脱に身をあずけることも
大切な時の流れかもしれません。
その先でもきっと
大きな伸びと大きな深呼吸
大きなナニカが包んでくれるのだと。

カミュの異邦人
「太陽が眩しかったから」

私も一息ついてみますかね。
「曇り空が遠かったから」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新緑ですね。

2007年05月24日 | ヤスさん日記
新潟は夏の装い。
工場などは27℃越え
もう夏日ですな。
と思いきや
昨日はスプリングコートを見かけ
今の季節の楽しさを思わせてくれました。

新緑の季節に想うこと。
それは一年一年
日一日ごとに
私の父親の大きさが身に沁みてくるなー、
と。
この数日間工場では
父親の隣での作業が続き
その空間の中に包まれていると
たかだか10年目の小僧っ子の私。
ひと時ひと時が大切な時となり
あらゆる動きを見逃さぬよう
目を盗みながら
自分の中に収めています。

ふとしたこと
ふとしたとき。
「ふと」の中に含まれる膨大な時間は
コトバの空間を飛び越えて
ただ感じ試してみることしかできなく、
この「ふと」のエッセンス。

小学生のときに
よく山々に連れて行ってもらったこと
思い出した。
そうか。
親父もそうやって
折り合いをつけていたのだなと。
大きな流れに身をおくときの
解決策のひとつを見つけたとき
それはきっと宝物だったのだろうなと。

ああ、そうか。
そうだったのか。

新緑香る季節。
誰かを誘って、
お弁当を持って、
自転車に乗って、
どこへ行こうかしらん
と想う晴れやかな朝なのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原動力

2007年05月23日 | ヤスさん日記
快晴の新潟。
朝のお散歩は気持ちのいいものです。
日の出の匂いや
田んぼの成長
見晴るかす弥彦山。
ナガさんはマラソンを
始めるとか始めないとか?
荒川の土手のお散歩も
気持ちよさそうですねー。

労働の原動力。
その中に含まれる理由。
それは簡単なことなのかもしれませんが、
現代との折り合いをつけるのは
難しいものかもしれませんね。
しかし、その原動力が
近くにある、傍にある
その贅沢さ。

ご馳走の理由。
走り、走り回って
そこに在る喜び。

はてさて、
いつもそこに在る。
という安心感と慣れと
いかんともしがたい問題に
人間はいつもぶつかるもの
かもしれませんねー。

弥彦山
日本海
陽の光
日々の糧
綺麗な水
新鮮な空気
etc.etc.

息せきって走ってみたり
お風呂の水に沈んでみたり
遠くへ飛んでみたり。
そこに在るはずなのになー
と徒然な日々は続くのでした。

しかし、その原動力がある
ということは幸せなことですね。
ほんと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネジの話

2007年05月22日 | ヤスさん日記
ナガさんいかがお過ごしですか?
新潟は快晴続きで
ピクニック日和で、
お弁当でもあれば
海にでもいこうかしらん。
と思う今日この頃。

そうそう、思い出した話です。
ネジの話って以前しましたっけ?
想いの在るネジ。
ものづくりの本に出ていたお話です。

ある会社でネジを作るとき
同じ機械で、同じ材料で、同じ手順で
つくるネジ。
ある人が作ると
その「同じ」でも出入りがとてもスムーズで
とても「同じ」とは思えないような
ネジができるらしいのです。

どこをどう切っても手順は「同じ」
でもなぜか違う。
その違いはと探求してみると
ある人は「同じ」の中でも
ネジに自分の想いをのせて
お客様に喜ばれるようなネジになるようにと
願っていたそうです。

「同じ」の中に込められた想い。
見える部分ではなにもかもが
「同じ」なはずなのに、
その中に在るのですよね。
きっと。
それを感じられるなんて
素晴らしいな、と思う一コマでした。

私の手がかかったモノたちも
そんな風に感じてもらえた
どんなに嬉しいことかと。

また新しい兆しが見えてきました。
その中で自分をどう成長させていくか?
2007年まだまだやれるぞー、と思う
まぶしい光の一日です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする