職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

窮すれば通ず

2008年10月31日 | ヤスさん日記
鉛色の雲が
いっぱいに広がる新潟
この色は
きっと変化をきたす時の
なんでも描ける様な
そんな色なのかもしれません。

考えても考えても
その打開策が見つからない時でも
あきらめずに考え尽くすことは
必要なことのようです。

あれも駄目
これも駄目
あそこも厳しいか。
という時にも
なにか方法はないかと
脳をフル活動させて
時に休み
また動き出す。

電話で駄目なら
現地に行ってみる
やはり事件は現場で起こっていて
解決の道筋も
現場にあるものです。

考えるのも疲れ
もう駄目かなという時
にも
もう一歩踏み出せば
幸運の女神は
微笑み返してくれるものです。

窮すれば則ち変ず、変ずれば則ち通ず。
昔々の人達は
素敵な言葉を遺してくれるものです。
先ずは一歩
そしてもう一歩
と今日この頃です。
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文書作成

2008年10月30日 | ヤスさん日記
慣れ
とは面白いもので
以前は苦手だなー
と思っていた計画書も
経験を積めば
さくさくと
きっとこの
わくわく感が
さくさく感を
補って余りある
わくわく感なのかもしれません。

文字に起こすという
作業は
自分の想いを
もう一度見直す
ことに繋がり
今なにをしたいのか
どんなコトを先に繋げたいのか
そんなことを
掘り起こし
定着させる作業になるようです。

ひと呼吸おいて
また走り出す
その呼吸の置き方が
そのひとそれぞれで。
できることを
できるだけの
できるだけを
精一杯できればな
と思う今日この頃です。

晴れたり曇ったり
普通にオレンジ色の陽射しが
あたたかくて
いいな
と思う今日の新潟です。
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2008年10月29日 | ヤスさん日記
環境の環は
環っかの環。

人間も自然のひと鎖で
繋がり合い
循環しあい
溶け合い
広がり
また生まれる。

そんなことを分かりやすく
教えてくれる言葉達が
ちりばめられた本。
きみは地球だ」デヴィッド・スズキ著
外に向きがちの
環境ことごと
それが私達も一体であり
空気も
水も
大地も
鉱石も
森も
そのひと鎖で。

私を通して
優しのフィルターを
少しでも
通せれば
そこに微細でも変化が
あるかもしれません。

大きな大きな地球の
小さな小さなひと鎖ですが
そんなひと鎖の想いが
ナニカの切っ掛けに
なるかもしれません。

そんな期待ができる
希望が満ちている
おおきな環っかの地球。
その環の青さが
いつまでも続きますように。
と。

新潟は雨降りが続きます。
寒さの夕暮れには
お気に入りのケーキ屋さんの
ホットチョコレート。
一人では贅沢すぎる飲み物は
分かち合ういつか
の楽しみに
とっておきの方がお似合うようです。
贅沢とは
分かち合いのための
大切な言葉なのかもしれないな
と思う今日この頃です。
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あの時代

2008年10月28日 | ヤスさん日記
新潟は雨降り続き
この雨達が大地を潤し
冬への準備ができたら
今年も暮れに向かい
足早に
過ぎてゆくのかもしれません。

ステキな夢の中には
過去の偉人が
出てきてくれることも。
中国春秋戦国時代を生きた
4人の男子
論語に代表されるリーダーとしての孔子
自然の中でゆったりと生きる老子
戦略ということを極めた孫子
非戦非攻を説いた墨子。

同じ様な時代を
それぞれの道を
それぞれのやり方で
貫いた人達
そしてきっと
それぞれで
あきらめなかった人達。

夢の中でも
多いに語り合っていた
みなさんの
顔は実物をみたときないにも関わらず
それぞれの言葉の印象に
ぴったりの深みがあります。
孔子はキリリとした
老子はフンワリとした
孫子はピリッとした
墨子はスーットした。

論語の中でも
孔子と老子は出会った場面が
あり。
世の中では反対の2人
学会では相対している2人
ではあるのですが
きっと
反対色があるから
もうひとつの色が
鮮やかに活きてくるのだろうなと。

光と陰が
お互いを尊重し合っている
そんな穏やかな世界が
いつかと
感じられるのも
今があるからなのかもしれません。

新潟の厚い雲は
どこまで続いているのか
その先も
あたたかさに包まれますように
と思う静かな朝です。
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植林の多様性

2008年10月27日 | ヤスさん日記
新潟はひと雨ごとに
寒さの朝が深々と
今年もあと2ヶ月と少し
年内にまだまだできること
が沢山あるのだな
と大切な今日がまた始まります。

できること
楽しみなことのひとつに植林活動。
私の仲間達が一所懸命に。
植林の中に見る多様性が
またひとつ
地域を見直す切っ掛けになればなと。

鎮守の森
庭の木々
大地震のあった新潟では
そこに木があったかなかったかで
その被害の大きさが
大分違ったと聞きます。
土に根を張り
大地の揺らぎから私達を
守ってくれている木々。
黙々と成長し
日々の中に浸透してくれている
そんな木もあるわけで。

そして荒れた山々
その間伐も大切なコトの
ひとつで。
木材の輸入を始めたときからの
宿命が
今全国各地で
同じ様な森を生んでいるのかもしれません。
その中でも
森を守ろうと
木を間引いてやり
永続的な森を作ろうとしている
優しい人達の汗は
きらきらとひかり。

新潟に吹き込む黄砂は
遠い大陸からも
私達の所行を
明からにしてくれていて
そこに植える木々は
未来への希望の架け橋に。
イメージはそこにあり
ひとつひとつを丁寧に。

多種多様な地球の営み
人の細胞も多様な形をなしているように
ひとつの活動の中に見える
多様性が
お互いを深く想い知る
切っ掛けになるのかもしれません。

私の住んでいる街の
川の護岸にはこんな木が植えられればいいな
とか
あの山の間伐のお手伝いに行ってみよう
とか
外国の子供たちの笑顔が未来へも繋がるように
植林募金をしてみよう
とか。

私にできること
も、まだまだありそうです。
そんなイメージが膨らみ
日々の生活に彩りを与えてくれ
未来にも繋がる
なんて。
なんてなんて素晴らしい時間だなと。

ナガさん
私の今一番の注目です。
WONDERFUL WORLD 植林 FESTIVAL
ちいさなちいさな一円玉が持つ
大きなチカラがカタチになれば
と思う今日この頃。
11月1日にはHPも開設されます
そんなワクワクした空を
新潟は過ごしていますよ。
東京の空は
どんな色を過ごしてますか。
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静かにでも

2008年10月26日 | ヤスさん日記
富山の街並は
大きな大きな作りが印象的です。
看板もお店も
なにか大きく感じられ
ひとつひとつが
独立した
というような街並。
そんな街中の朝の散歩
ゆっくりゆっくりと
その土地の空気を
吸い込むように。

一日一日が
とても幸せだなと
感じられる幸せ。
大きな声で伝えるでもなく
派手なわけでもないのですが
スーッと
染み込む様な。

歩く歩幅を
そろえる
ような。
うたた寝で
毛布がかかっている
ような。
お弁当に添えられた
短いメッセージ
のような。

静かにでも
伝えられる
宝物は日常の瑣事の中に
沢山あるものですね。
静かにでも
動き始めたこころは
新しい色を
みつけさせてくれるものですね。
静かにでも
変わり始めている世界は
未来の子供たちにも
笑顔を届けられるものですね。

静かにでも
想いを声にしてみよう
と思う今日この頃。
その繋がりがカタチになり
穏やかな時間が過ごせますように。
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寿ぎ

2008年10月25日 | ヤスさん日記
いつもながらの
柏崎の夜は楽しく更け
そこにある美しい宝物達が
きらきらと
輝いています。
永遠を誓う二人は
沢山の仲間の
沢山の言葉に包まれ
その空間は
優しさに満ちています。

ブーケプルズ
7人の独身女性に紛れ込み
最後に残った紐を受け取り
最後に残った紐を引っ張ると
そこには青さを讃えた花束が。
頂いた花束は
次の結婚への道が
開けている人に。

私の未来にも続いてる道を
彩ってくれる青が
ずっと続きますようにと
願いながら。

そんな幸いな時間の中で
したたかにお酒を頂き
こころもカラダも
晴れ晴れな職人なのでした。
今日も素敵な幕開けです。
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恵みの雨

2008年10月24日 | ヤスさん日記
日々の生活の中で食しているもの
それに関わっている
農家さんの話を聞きつつ
やれることが
まだあるんだなと
思う今日この頃。
まだまだ
沢山のことが
私を迎えてくれそうです。

日々の糧は
土の中から
海の中から
育ち
育てられていて。

昔の地元の工場の人は
よく働いていたものです。
会社員に加え
朝晩の畑仕事に精をだしていた。
そして
そんな先輩達の背中を見ていた
自分を思い出しました。

お金を根本から問い直す
時に
巡り巡って行き着くのは
ココロのコト
信頼のコト
信用のコト。

昔の地元の工場の人
それを支える
会社のゆるさもあり
田んぼの繁忙期には
会社を休むことも
公然と認められていたり。

いつからだろう
と思います。
私を含めそんな余裕すらも
忘れてしまった
のは。

雨が降りしきる新潟は
そんな大地を潤してくれている
ようです。
今日の雨は恵みの雨
降り続ければ
人間には害のでる雨かもしれない。
でも、雨は
そんな意味付けもなく
しとしとと
降り続けます。

雨の一日は
あたたかい飲み物で
ゆっくりと
明けてゆく職人なのでした。
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ほっとコーヒー

2008年10月23日 | ヤスさん日記
新潟らしい
の「らしい」は
どんな音階での「らしい」か
わからない程の
秋晴れが続く新潟
ここは新潟らしいです。

この季節の誘惑はいたるところに
用事を足しに自転車を走らせれば
あたたかい湯気の中に
中華まんがほかほかと。
Tシャツやら
フリースやら
行ったり来たりの今日この頃でも
食べ物の誘惑は
季節の誘惑でもあります。

今日はほっと一息
あたたかいcoffeeと
秋草の香りと
青い空と。
寝転び見上げる空は
あの空にも繋がっているのだな
とか
飛行機の一線が
まぶしいな
とか。

なんとわなしの
幸せな一日
なのでした。
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ものづくり談義

2008年10月22日 | ヤスさん日記
新潟は幻想的な夜明け
白い朝もやが
新しい光の屈折が
晩秋を彩ってくれる
そんな新潟です。

ものづくり同士のお酒
というものは
際限もないもので
地元のお酒と
旬の肴があれば
いうことなしです。

モノに向かい合う時
その背景をどこに置くか
とても興味深い話です。
私の場合は基本的に
相手の顔が見えたり
もらってくれる人の雰囲気を
しっかりと想い描きながら
でないと
作り始めないので
他の作家さんの話は
また新しい角度からの視点
を与えてくれ。

その品物が
どんな場所で
どんな家族が
どんな家で
とか。
この品物は
この人達が
きっと大切に持っていてくれるんだ
とか。
何代先までも
この品物を
扱ってもらえるように
とか。

しかし、
万人に向けた品物も
必要な時はあるもので
その中で活かされる自分が
どんな色を発揮するのか
今後の展開が
楽しみになってきた
職人なのでした。

秋も深まり
今年の冬の味覚は
どんな形の鍋でいただこうか
などと
今から準備にとりかかろうかな
と思う今日この頃です。
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