職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

風邪かなと

2020年02月29日 | ヤスさん日記
東京も3日目。
本当に閑散とした
とゆう印象。
いや
新潟に比べれば人出もあり
賑わっているお店も
あるわけですが。
今回の
コロナ騒動は
私たちに何を見せるのでしょうか。

私も
保養の活動を続けている上で
コロナウィルスについても
意見を求められることがあるのですが
基本的には
風邪と思っています。
ただ
肺炎などの重い症状にも
なりやすいウィルスだろうなと。

普段から
免疫力高めの生活をしていれば
発症はしない
もしくは
発症しても軽く済む
のだろうと思います。

ただ
高齢者の方や
免疫力が低めに推移しやすい
現代で
気をつけるに越したことはない
だろうなと。

気をつけるに越したことはない
とゆう
その気をつけかたについて
日頃からの学びが
活きてくる場面でしょう。

突発的なことが起こった時に
どう判断するのか
どう判断できるのか。
泰然自若として
できることを
積み重ねてゆきたいと思います。

こんな時に
情報を信頼してもらえる人間になるように。
さて
今回は早めに東京を退散し
新潟に戻るとします。
美術館などは
軒並み閉まっていましたが
悲しい出来事から一息置く
良き時間となりました。
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漠々とした東京で

2020年02月28日 | ヤスさん日記

上越に向かって
彼女に会ってから
新幹線に乗って東京へ。
チェックインして
特に目的があるわけでもなく
何もする気も起きなくて
ネットを検索したら
博物館も軒並みお休みに入るタイミング。
ぎりぎり
ソールライターの映画が
昨日までで
モスコミュールを二杯飲んだら
映画館に潜り込み。
上野に戻って
アメ横で熱燗ともつ焼き。
なんてことないお店で
餃子とビールを呑んで
ラーメンで〆たら
寝れもしないのに布団に潜り込む。

友を見送るまでの
なんとも言えない時間は
漠々とした東京が
心地よく感じるものです。

あの安らかな
眠るような顔が。
今にも
喋る出しそうな顔が。

ソールライターの映画
「深刻なシーンは、出来るだけ少ない方が良い。」
最後の彼のセリフ。
それが
彼女の人生と共鳴して。

最後まで
誰かを心配している
そんな人でした。
自分のことは心配せずに
あなたの人生を大切にしてほしい
と願っている人でした。

でも
やっぱり
魂魄が自由になる時には
ご縁のあるみなさんと
一緒に空を見上げたいとゆう願いを
持っても良いのではないか
と考えているのです。
考え続けている。

ながさん
今日も東京は
漠々と私を包み込んでくれます。
1件の打ち合わせと
特に予定もない1日を。
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自分の中に育まれる営み

2020年02月27日 | ヤスさん日記
ながさん
今朝は早くから
霙が降っています。
いろんなタイミングの中で
生きていて
自然の中で滅びてゆく。
とても
自然なことなのですが
どうも
やはり
大切な中もそれは
言葉に出来るものではない
心持ちになるものですね。

おむすびの会
とゆう
県政に向けて県民の声を届ける会を
一緒に立ち上げまして。
県議会に足を運び
彼女のお陰で
仕組みの中で冷静に観る
とゆうことを教えてもらいました。

一人の人間の
継続する力強さを
教えてもらった
ように思います。

今日はお別れをして
東京に行きます。
こんな時
弱いものだな
と思います。
誰も知らない所に潜り込んで
自分を立て直すことくらいしか
できないようなものです。

自分の中に育まれた
彼女の営みを
じっと見つめて
お見送りしたいと思います。
ずっと見つめて
見つめ尽くしてみる。

ながさん
今回はウィルスの関係で
会合は中止にした方が良いかもしれませんね。
またの機会に
ゆっくりと。
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エネルギーの転化

2020年02月26日 | ヤスさん日記
ほんと
なにやってんだ
って
凡ミスが続く今日この頃。
なにやってんだ
ってエネルギーを
誰かに向けたら
それも虚しく。
自分への怒りのエネルギー
となるわけですが
その怒りのエネルギーを
転化して
今まで横に置いていた
膨大なエネルギーを使う仕事に向けてみたりします。
心身ともに
疲労困憊しますが
そうしなければできない仕事も
時としてある
なと。

昨日は
そんな仕事を熟すことができました。
エイヤーっと
気合いを入れつつ
繊細な彫金の仕事。
膨大なエネルギーを
鉄の棒の先と金鎚のバランスに繋げつつ。

さぁ
今日は2月いっぱいの納品に向けて
仕上げをして
発送をして
そしたら
東京出張の準備にかかれます。

ながさんと
ゆっくりお話しできる東京。
楽しみにしていますね。
防備万全で
伺いたいと思います。
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注意力散漫と削ぎ落としてゆくもの

2020年02月25日 | ヤスさん日記
あっ
と気がついたら
昨日は如月新月。
こんな風に
定休日を忘れてしまうくらい
日々の暮らしをおろそかにすることはないな
と思う今日この頃。
昨晩は
鍋の取っ手をの穴を
1つ多く開けてしまい
我が家の鍋が一つ増える
とゆう始末。
こんな時に
笑えるくらいの心の余裕があるのは
良いなと思う今日この頃。
ながさん
東京はいかがお過ごしですか。

3月7日の蚤の市に向けて
家の中で大切に眠っているものを
改めて見直しています。
気にって手にとった
のだけれども
どうも生活にそぐわなかった。
そんなものが
やっぱりあるものです。

感性を磨くためには
我が家に引き入れてみる
とは
よく言われることですが
自分の働きを
そこに注ぎ込んでみてこそ
見えるものはある
のでしょう。

2020年は
今まで吸収したぶんを
削ぎ落として
何が残るのか。

さて
穴を三つ開けるなんて
注意力散漫。
少し疲れているのかもしれません。
来月に入ったら
少し休むとしますか。
それまで
今月末とゆう
締め切りと対峙するとします。

ながさん
東京会合を楽しみにしていますよ。
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鍵とゆう存在について

2020年02月24日 | ヤスさん日記
鍵って
不思議な存在ですよね。
いや
ご縁があり
あの100号室を借りて
この春でお返しするのですが
部屋を返す
ことと
鍵を返すこと
の違いについて
考えていたのです。

部屋は
流れの中での必然として
お返しする
ってことには
得心もできるのですが
鍵を返す
ってことには
なんとも不思議な心持ち
になるものです。

部屋とゆう
公に近い存在を
誰か
また使って
喜びを増やす場所にしてくれたら
それはそれで
とても嬉しいものです。

静かな場所を
喜びのある場所にしたい
とゆう気持ちで始めた
あの場所を。
私が
静かにしているな
とも感じのです。

だからこそ
次へ。
3月7日土曜に
きっちりと〆て
次の方へお渡ししたいと思います。

今年に入って
そんな気持ちになったのも
その流れの必然。
ただ
身近に持っている鍵だけが
手放せない存在。

今週後半は東京です。
ながさん
ゆっくりとお話ししましょうね。
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裏表なし

2020年02月23日 | ヤスさん日記
「おもてなしいただき、ありがとうございました。」
とメッセージをいただき
先日読んだ本の一節を思い出しました。
裏表なし。
おもてなしの語源と言われている言葉。
工房兼ギャラリー兼自宅
そんなこの場所には
ぴったりの言葉だなと実感しました。
自分のつくった道具で料理し
お気に入りの器に入れて
美味しいお酒と共に楽しむ。
この
一連の流れを豊かな生活と言わずに
なんと言いましょうか
とゆう位に
充実した昨晩でした。

餃子鍋を使って
鯵を二尾
アクアパッツァ的に。
料理
やっぱり好きなんだな
と思います。
器に盛り付けて
愛でる。
それも含めの料理。

料理をすることで
自分の糧になる。
その時間を過ごすと
とても
身体があったかくもなるのです。

裏表なし
自分の場所に
来ていただいて
全てを見ていただいて
私とゆう存在を判断していただけたら
これに越したことはないな
と思う日曜の午後。

だいぶ
お酒もいただきましたが
すっきりと起きれるのも
良い時間だった証拠でしょう。
さて
今日もそれらの糧で
一所懸命叩くとします。
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お坊さんに間違えられて

2020年02月22日 | ヤスさん日記
昨日
弟子希望者の面接を
行いました。
面接と言っても
私の現状を伝えて
聞きたいものを聞いてもらって。
つらつらと
そんなことを話しながら
条件とゆうものを
紡ぎ出してゆくと
どうも
私とは別の職人のような気がしてならない
と思ったのです。

条件を並べる事で
職人像から遠のいてゆくような。
きっと
もっとシンプルで。
やると決めたら
そこから始まるのが
職人なのでしょう。

今朝は
師匠からもらった
法隆寺最後の棟梁と言われる
西岡常一さんと
弟子の
小川三夫さんの本を
読み返してみたりしました。

「堂塔建築の基礎は、此の心の問題です。自らが仏者となり、衆生済度の対岸をもって事に当たらねばなりません、技術の優秀さは、此の心の上に花開くものです。」

もので何かが変わる
わけではないとは思いますが
自分の中での変化は
世界の変化に繋がるのだろうな
と。

さて
今日から三連休ですね。
私は工房に籠もります。
ながさんも
良き週末をお過ごしくださいね。
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ウェットな自分

2020年02月21日 | ヤスさん日記
仕事が手につかない
そんな時は
少し逃避行。
燕市で
一番静かなのでは無いか
とゆう高台は
燕市役所の4階。
見晴るかす山々
暖かさを吸い込む田んぼ。
ぼーっと眺めながら
通り過ぎゆく考えを
ずっくりと眺めたりしています。

仕事が手につかない。
そんな時は
器に触るのは危険なものです。
自分の感覚を鈍らせる
とでもいいましょうか。
器との関係性に
微細な変化を持たせる
とでもいいましょうか。

そして
最近
自分がウェット過ぎる
と考えていましたが
私からウェットを引いたら
何も残らない
のではないかと。
そこは
大切にするべきところ
なのではないかと。

過ぎたるは
とも言いますので
行き過ぎはよくないとしても
ウェットな自分を
大切にしよう
と思った
午後のひととき。

さて
戻って仕事再開するとしますか。
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自信の無さが自信に繋がる道

2020年02月20日 | ヤスさん日記
取材する
ことから
取材される
ことへ。
昨日は
月刊誌の全国紙の取材を
受けさせてもらう機会がありました。
ご縁のある料理家さんが
道具の取材として
我が工房を訪ねてくれる
そんな設定です。

話している間に
自分の来し道を振り返る。

誰でもやれることを
続けて来たら
今ここに居るだけ。
そんな感じです。

続けられたのは
これしかなかったから
だろうと考えています。

いろんな選択肢が見るのは
自分自身への自信なのでしょう。
その自信が
私には無かったのでしょう。

それしか見えなかった
それしかできることがなかった。
だからこそ
それを続けてこれた。
自信のなさが
続けることで
自信に繋がる。

そんなことを
取材の間に
振り返っていました。

また
今日から
その道を続けてゆきます。
今も
この道しかないのですが
今の
この道に自信を持って。

今日は小雨が続きます。
春の雨
私の中に留まるような。
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