職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

職人であり、経営者であり。

2023年06月30日 | ヤスさん日記
昨日は
仕事を早めに切り上げて
マンツーマンの会計の勉強に。

いや
きっと
こんな風にマンツーマン指導していただけるなんて
なんて幸運なことだろう
と思うくらいに
素晴らしい先生に巡り会えて。

株式会社を立ち上げて
その会社の中の仕組みを設て
どう発展してゆくのかを
明確にしてゆく時間。

職人であります。
確かに
職人であり
籠ってつくっていたら
それもそれでよいのでしょう。

けど
社会に関心があり
興味があり。
その中で
この鎚起銅器の世界の
いち職人としても
広げてゆきたい世界がある。

そうなのです。

職人でもあり
経営者でもある。
そして
私人としての私の時間は
そこに溶けてゆく。

それでいいのです。

5月にしめて
初めての決算。
褌をしめてかからねば。

今日は
雨です。
世界と工房が遮断されて
ものづくりには良い環境です。
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気が置けない仲間

2023年06月29日 | ヤスさん日記
気が置けない仲間なんて
書くと
置けない
とゆう言葉で
否定的な意味を持ちそうですが

ってそんな感覚があるのでしょうね。

気が置くこともできないくらい親密な仲間
のありがたさを感じた
石瀬の家の夜は
今井さんを中心に素敵メンバーが集いました。

忌憚なく話す。
時には激しくなることもありますが
その激しさも情熱。
情熱に包まれながら
討論の中で積み上がるものがある。


先日会話した
山の中でカトラリーを作っている
見附の作家さんの
言葉がとても興味深く響いています。

きっと私は
山の中で暮らしながら
その土地でのものづくりの営みが
羨ましくもある

のかもしれません。
私は
ものをつくっては飲み歩き。
そして
その飲み歩きの中から
また仕事が巡り
なんてことを繰り返しているわけで。

でも
もありがながら
なんですよね。

もありながら
街中の空気に包まれながら
工房に籠っている
この感覚の好ましさ
もある。

隣町のベッドダウンで生まれ
この職人の街に引っ越してきて
日々の生活を営んでいる者として。
そうでしかない
そうでしかあられない
土台の上に立って。
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ご縁は 続くよ いつまでも

2023年06月28日 | ヤスさん日記
久しぶりに
前橋。
数年前は
よく高崎にも来ていましたが
それも昔の話になってしまいました。
感染症のこともあり
お世話になっている前橋のご姉妹にも
なかなかゆっくりお会いする機会がなく。
今回は
良いタイミングで。

いつも
あたたかく迎えてくださり。
いつも
美味しいものを食べさせてくださり。
いつも
楽しい時間を過ごさせてくださる。

感染症とゆうような
大きな変化もありましたが
9年が経った今も
こうやって
伺えることに
とても力をいただけます。

9年ひと巡りの気学の結果。
これからの9年ひと巡りを
どう積み上げてゆくのか。

このお二人にも
私の成長した姿を見て欲しい
そんな願いを持ちつつ。
今回も
大きな糧をいただきました。

重要な
ご縁は続くよ
いつまでも。

さて
新潟に帰ったら
また
締め切りの日々。
ばりばりと
働くとしますか。
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拘りがとけてゆく年

2023年06月27日 | ヤスさん日記
昨晩
20数年ぶりに
新潟市小針駅の近くの居酒屋さんに
行ってきました。
このお店は
思い出の焼き鳥屋さんで
近くに住む
金工作家の大先輩に
連れて行ってもらって。
お酒を呑みながら
いろいろとお聞きしたお店
なのです。

20数年ぶりだと
こんなお店だっただろうか。
と思うようなところもありますが
あの当時
薫陶を受けた風は
今でも
私の中に吹き続けています。

そんなお店の前で
今まで手がけてきた
結婚指輪の受け渡しを
させてもらいました。

その指輪を受け取って
なんだか
今までの拘りが
解けていったように感じました。

ずっと
テクスチャをつけるだけの鎚目に
大きな抵抗があったのだ
と思います。
その拘りが解けた。

26年続けてきた
金鎚を振るう作業。
その中で得た
私なりの鎚目があるのでは
と感じたのです。

そして
パズルのピースが嵌るように。
ジュエリー作家さんは
鎚目のある指輪は
ありきたりでつくりたくない。
私は
指輪とゆう新しいジャンルの依頼を受けて
チャレンジしようと思った。

今年は
いろんな拘りが
解けてゆく年
なのかもしれません。
これから
どんな展開ができるのか。
ながさん
東京からも見守ってください。
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バイオレンスな映画と風フェス

2023年06月26日 | ヤスさん日記
昨晩
孤狼の血2回目を観ました。
銅鍋づくり体験を終えて
ゆっくりとお風呂に入って
工房の大きなスクリーンで
ビールを飲みながら。

そして
私は
何故バイオレンスな映画を求めるのか
と考えたりしました。

混沌とした正義や
せざるを得ない立場。
ハードルは高く
逃げることも可能だけれども
逃げるのか
逃げないのか。
この主人公は
どこでバランスを崩したのか
もしくは自ら崩したのか。

映画の世界だけではなく
混沌とした正義。
現場にいると
いろんなことがあります。
その中で
どんな最善の選択をできるのか。
思考停止しない正義。

バイオレンスな映画。
生命に近い分
感じることが大きい
のかもしれません。
風フェスも然り。

少し本を読んで。
20時過ぎには就寝。
こんな日曜を過ごしたら
また
ウィークディ。
街の空気も変わります。
さあ
またガンガンと叩き始めるとしますか
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鎚起銅器の汽水域

2023年06月25日 | ヤスさん日記
あわい
と読みたい
間の大切さを
ずっと感じていますが。
石瀬の土間を見ながら
この場所こその間だと感じる
今朝。

あわいであり
汽水域。
汽水とは
淡水と海水の混じり合う場所。
海辺の河口の辺り
と考えるとわかりやすいかと思います。
その汽水域では
いろんな魚が豊富に採れる
と言います。


石瀬の家に関わってくれている
建築士の仲間も
よくよく共感してくれていて。
土間
縁側
この辺りの
家と外界の間の重要さを
一緒に確認しているような感じです。

今回の
石瀬の家 鎚起銅器道場開設に向けて
みんなで三和土ができたことも
とても重要で。
コンクリートを流せば
簡単なことですが
汽水域をみんなでつくる時間が
重要だったのだと感じます。

この場を使い
鎚起銅器道場。
本物の職人として
一本立ちするには
大人が泣くくらいやらないと
見えて来ない世界がある

昭和な私は思ったりするわけです。

独り立ちとは
いろんな困難が待っているだろうけれども
それに立ち向かいには
何かじゅうようなことを
押さえておかなければならない。
それが
修行期間でもあるか
と。

しかし
この
鎚起銅器道場は
気軽に鎚起銅器が体験できる施設。
その点に於いて
鎚起銅器製作の汽水域
だと考えます。

この汽水域の中で
どんな銅器が生まれるのか。
やっている作業は
至ってシンプルです。
シンプルなだけに
時間はかかるでしょう。

ただ
時間さえかければ
必ず形になる。

そうなんです。
必ず形になるんです。
とゆうことで
早く
その空間を私自身体験したい
と思いつつ。

今やるべきことを
今日もやるとします。
本日は
三条で銅鍋づくり体験。
いつものように
私とゆうベースは相川らずに
お伝えしてきます。
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どんどん予定が

2023年06月24日 | ヤスさん日記
どんどん
予定が入ってくると思いましたが
どんどん
自分で入れているんだな
と気がついた朝。

やってもやっても
やりたいことが出てきて。
やってもやっても
まだ足りない。

これはこれで悪くない。
とゆうよりも
好きなんですよね。


昨晩も
哲学する農家が
燕を訪ねてくれて。

本を持ち寄り
いろんなことを話していたのですが
やっぱり
恋の話も出てくるわけで。

果たして
それが必要なのか。
それに
何を求めているのか。

そんなことを
締めくくりで
彼のパートナーも含め
3人で立ち話しまして。

まぁ
そんな感じです。
そんな感じの週末
本日は仕上げ
明日は銅鍋づくり体験。
隙間時間があったとしたら
本を読みたい。

ながさん
私はそんな人生を送っております。
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人間だもの

2023年06月23日 | ヤスさん日記
昨晩は
燕市でゲンロン好きの仲間が集い
来年にイベントをしたいとゆうことを
お話しさせてもらって
みんなで盛り上がりました。

全く違う業種のみなさんと
同じ話題で話す。
また
そこからの派生で
話題が広がってゆき
知らないことを教えてもらえる。

酒を飲み
気勢を揚げる。
合理的に人生に必要か
と問われたら
お酒を呑まなくでもよいでしょう。

でも
その非合理さが人間。
馬鹿さが人間。
それが
人間復活
とゆうキーワードで。

昨日
話したことを反芻しながら
今日もまた
工房に籠り叩き始めるとします。
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今見えている景色だとしても

2023年06月22日 | ヤスさん日記
ここ数ヶ月
結婚指輪の仕事を承っていて。
新潟市内の作家さんと
共作しているのです。
共作だけに
また
貴重な材料だけに
進行は徐々に。

そして
昨日は最終段階に近い
私のパート作業のために
その作家さんのアトリエに
寄せてもらいました。

もう23年ほどのお付き合い。
時々会う
ほどの回数も会っていないのですが
私のことを
ずっと理解してくれている作家さんでした。

もう
20年くらい前に
「保隆は人間国宝にならなくていいんだよ。
 自分の道を切り開いていけば。」
とゆう預言をしてくれたこともありました。

金工の世界では
認められないようなことを
いろいろとしてきましたが
こんな言葉や
応援してくれる人たちが居たからこそ
続けられてきたのだな
と振り返りました。

ながさんも
その一人です。

人間国宝のようなヒエラルキーに寄らず
自分の足で道を切り開いてきて
見えてきた風景。

まだまだ続く道
であるにせよ。
今見えている景色を
一息ついて
眺めてみたい気もします。
気もしますが
この景色は
きっと足を止めたら
見えなくなってしまう類のもの
なのかもしれませんね。

さて
きょうもまた。
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本日は夏至

2023年06月21日 | ヤスさん日記
陰極まりて陽となり
陽極まりて陰となる。
反転の時。

昨晩
いつもの動画配信サイトシラスで
爆笑問題の太田光さんの回を観ていたのです。

何回かに分けて
継ぎはぎしながらなのですが
この7時間余りの動画が
なんとも良くてですね。

購入後半年間は観れる
とゆうことで
これから度々振り返る
どんな動画になりそいうです。

私はここ数年
楽しい
って言葉に違和感を持っていたのです。
この違和感が
太田光さんの
笑いとは何か?
とゆう話を聞くことで
違和感を解消するためのヒントを
もらいました。

楽しさは1人称でも成立しますが
笑いは2人称以上が必要で。
風フェス
なんかで例えてみても
楽しいから継続できたわけではなく。
楽しくできるようにしてきた
とゆうことはあるかと思います。

けれども
ここで
笑い
を持ってくると
とてもすんなりくるのです。
笑いが風フェスにもたらした力。

そんなことを
考えながら
昨晩は
おっさん3人が話している動画を見ながら
おっさん1人泣きました。

ながさん
いつかいつか
きっと
この苦労が報われるのだろうと思います。
いつかいつか
きっと。
どんな道を選んでも。
いつも
どんな道を選んでも
燕市から応援しております。
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