職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

たくさんのことが

2007年09月30日 | ヤスさん日記
どろどろとした中でも
自分を見いだせることは
どんな感情の中にいる時なのでしょう。
自分の信じる道
それに賛同してくれる仲間
またその仲間の周りにいる人達。

その渦の中で自分を信じれること
それがどこにあるのか
信じ合える仲間がいればいる程
その周りにいる人達と
乖離していくような。

本当の渦の中で泳ぎきることは
自分の信じた道と
彼の信じた道の
クロスポイントを信じれるものだけが
できる特権なのかもしれません。

本当に本当を信じ
その道を今は分かれても
いつかはともに進むことができるという
ことを信じれるときの至福
ことを信じきれないときの憂鬱
その渦こそが
私を成長させてゆくものだなと。

いやー
まあ、兎に角。
信じる道を進む時の
盲目的な自分を排除し
その先にあるほんとうを
目にすることができたとき
いつかが今に
厳然と現れてくれればいいなと。

ナガさん
東京の雨はやけに雨脚が強く
田舎者の私めを
似使わぬ早足で
水たまりの上を
疾走させるのでした。
こちらはやけに寒いです。
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きっと

2007年09月29日 | ヤスさん日記
最近お気に入りの「きっと」
辞書をひけば
確実にそうなるだろうと予測している、
と。
しかし、「きっと」の中には
希望を携えた「きっと」も
そんな「きっと」が好きなのだなと。

混在する「きっと」のなかで
それを嗅ぎ分けられてもらえるなら
それはきっと幸せ者だな
と思う今日この頃。

確実さと希望の織り混ざる未来に
自分の本当を見つけられればなーと。
混在の中だからこそ
大切な宝物があるのだなと。

東京の空はそんなことを
思い描かせてくれるのでした。
せかせかのなかにのんびりを見付けた今日。
それも本当に大切な1ページなのでした。
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リズム

2007年09月28日 | ヤスさん日記
父親のリズム
自分のリズム
それぞれのリズムの中で
出来上がる作品は
それぞれの様相を呈してきます。
自分の中の生活のリズムが
人間としての成長のリズムが
銅板を打ち叩くことによって
表面に浮かび上がり
カタチになり。

時として人のリズムに吸い寄せられ
同じリズムになることも
しかし、同化を目指してみても
同じものができる訳ではなく。
それは交響曲を奏で
その中から生まれるものが
ぞれぞれであっても
そこには美しさが通底するのだと。

生活のリズムも一変した今日この頃。
自分の身体の声を聞き
自然の中で生きること
仕事の中に溶け込むこと
安心して身体に取り込むこと
大切な人達の笑顔を願うこと
うん。
いい感じのリズムです。

さて、今回の東京珍道中は
どんなリズムが刻まれるのか。
新潟は強い秋風が街を吹き抜け
残った暑さの残り香を
また彼の地へと運んできるようです。
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時間を掴まえる

2007年09月27日 | ヤスさん日記
稲穂の刈り取られた後の風景や
朝晩の空気の涼しさが
秋を感じさせてくれる今日この頃
ナガさん東京はいかがですか?

工房の空気もだんだんと
落ち着きを持ち出し
仕事の捗りも上々。
光に包まれながら作業を
堪能することができるなんて
なんて幸せ者なのかなと。

無心ですぎていく時間は
周りからの断絶
目の前で形を変えてゆく器は
時を積み重ねていることの証左
気づく時間の重みは
それがどんなに早いかで
本当の時間を感じられるような。

時間を掴まえようとしていた若かりし自分
しかし、やっと時間を放り出したときに
掴まえられたような気がします。
coffeeから立ち上る湯気
自転車を走らせたときの風景
掃除の一こま一こま
打ちおろす金槌の手応え。

自分で決めることのできる時間
自分で責任をとる時間
それがとても愛しい時間になっているなー
と思う職人なのでした。

ナガさん、みなさん今週末の東京では
また、しっとりとして
しかもキラキラとした時間を過ごしましょう。
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十五夜の夜に

2007年09月26日 | ヤスさん日記
多様な世界に飛び込む時
自分の殻から飛び出すとき
安心の手形を持っていたら。
それはそれぞれの中での
大切な宝物でしょう。
それがまた共有でき繋がっているということも
とても大切なエッセンスで。

どこでなにをしていようとも
いつかの繋がりが
いつかの繋がりへと
いつかはわかる時が来るもので。
そのときみんなはどんな姿で
どんなことを伝えあえるのか。

その宝物を持っていれば
今、このとき
その先がどんな様相を呈していても
その海の中に穏やかな心持ちで
飛び込めるでしょう。

美しいお月様の夜
ススキとまん丸と黄金色と
見上げた空の清々しさや包まれた時の一体感
同じ空を見上げるとはそんなものなのでしょう。
十五夜の夜
もうひとつの誕生日
そこにいざなってくれた仲間達に
ありがとう。
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Greendays

2007年09月25日 | ヤスさん日記
薄曇りの空と心地よい風
秋の日の香りをいっぱいに含んだ空気
実りを感じさせてくれる稲穂
子供達がはしゃぐ芝生
新潟はGreendaysな連休です。

ピクニック気分
芝生の上でお弁当をひろげ
色とりどりの食べ物
果物の香りとワインお香り
陽の光を感じながら食べる
なんて幸せな時間の流れでしょう。
みんながゆったりとした空気に包まれ
ワインのにうっとりとし
自然が与えてくれる風味に
感謝の念がたえることなく。

行き交う人の中から
笑顔で歩んでくる仲間
ほんとうにそれは一瞬で
仲間になれるのですよ。
握手の温度や強さから感じるものは
本物が持つ力を感じさせてくれ
これからの繋がりの広がり
を感じさせてくれるものです。

このひとときの平和は
その先に続く平和のベクトルを
大きく空に描くように
緑と青と白のコントラストが
目に焼き付き
いつかの日が
必ずやみんなで迎えられることを
確信し
自分が進むべき道の決意を
再び固くしてくれるものです。

家までついて来た砂粒や
Tシャツのしみ
耳に残る音楽とみんなの笑顔
舌先から備考をくすぐるワイン
炭が美味しさを包み込んでくれる

様々に描かれた緑の光が
まぶたの裏に焼き付き
自分のココロの中の光合成は
こんな笑顔の空気の中でできるのだな
と思う職人なのでした。
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コトバの意味

2007年09月24日 | ヤスさん日記
人間が退化したからこそ得た言葉
だからこそそれを活かす術を
そして実験をしなくては。
その中にみる
本当のことを探索しなくては。

コミュニティーの広がりの中で
失ったもの
その未開の領域に広がるモノに
飛び込むときの意味は。

最初に得た言葉は
何だったのでしょうかね。
ほんの些細な音域が
ここまで多彩な領域までつながる意味
そんな中に沢山の想いを込めて
みんなに送りたいなー
という今日この頃。

明日も気持ちいい空が
広がっているとよいですねー。
本日も佳き一日でした。
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それが初めてでも

2007年09月23日 | ヤスさん日記
新しい出会いの中で
生まれるものはどんなものでも
自分の中で変化を与えてくれるもの
それが良き方向に動くことは
殊更にステキなことで
そんな出会いが広がる今日この頃。

初めてあったのに
自然な空気の中で気持ちよく過ごせる時間
ありがたいことです。

未だ見ぬ人達
仲間の知り合いや
友達の友達の友達
文字の中の人
ネットで拝見する方々
手紙の中に生きる人

未だ見ぬ
と、いうことが
また自分の中での醸成が
いっそう深みを増し
その中で生きる人が
自分の糧になることも
それは「未だ見ぬ」
のステキなプレゼントのような。

この人とお酒を飲んだら楽しいだろうな
と思いつつ
その中で生きている人は
私に様々の活力を与えてくれているものですよ。
それは一歩先んじている自分も同じことで
ソウゾウ的未来に生きる私
ソウゾウの中でソウゾウしながら
そのソウゾウが現実のソウゾウの中で
どれだけ活きていることか。

短い期間でも
深く関われたことに感謝し
明日からの道が
どこに続こうとも
その時は一向に色あせることなく
またソウゾウ力の糧になるわけです。

未知に投げ込まれた時の
自分の周りに広がる空間
自分が纏う空気
それがどこであれ
心地よく感じられれば
それはきっとそれを越えることができた時
なのでしょうねー。

風が色を変え
涼やかさをましてきた夕暮れ
今日の雲の色は
どこまでも深い紅が
空の深さを垣間みさせてくれるようでした。
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新たなる渦の中で

2007年09月22日 | ヤスさん日記
新潟の若者は熱いです。
久しぶりにライブを観に
それもなぜかパンクロックなるものを
初体験で
腰砕けと筋肉痛の朝を迎えていました。
ken yokoyamaのpowerと
新潟の若者powerと
人の波の上を舞う若者達
その中に自然に入り込めるのは
きっと祭りだからなのだと。

パンクの中のゆるさが
ゆるさの中の鋭さが
その熱のベクトルの中から
昇華していく過程を観たような気がします。

心地よい汗でいっぱいになったTシャツを
夜風で乾かしながら
そっと見上げた月は大きく。
変わらないものが錯覚によって
違って見えるのは
なんとも勝手なものだな
と思いつつも
その美しさはやはり変わらないものなのだなと。

知らないものの中に
無目的に飛び込んでみると
そこに広がっているエナジーの渦に
新たなる感性が開かれ
自分の宇宙の上に繋がる更なる宇宙の
一端を掴んだような職人なのでした。
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疾走してみました。

2007年09月21日 | ヤスさん日記
自転車で疾走したりゆるゆると走ってみたり
風の音を聞きながら走る時間を持てる
なんて気持ちよい日なのでしょう。
時間に縛られることない
ということは
今まで見逃していたものを
もう一度「感じる」ということを教えてくれているようです。

ちょうど良いところに
ちょうどいいパン屋さん
そしてカフェが一緒になってたら
きっと最高なんだろうと思いつつ。
トレーとトングを持てば
あとは一緒に選んでくれる人と
あたたかく美味しいcoffeeと
そんな感じが良いのだなと。
平日の昼間の時間の時間
いつもとはやはりちょっと違う風なのですね。

そんな空気を感じながら
日々生活をして受けるということは
私の時間の中でとても大切なものなのだなと。
作業机に向かい
右手にある大きなガラス窓から
柔らかい陽の光をとりこみ
時々吹き抜ける涼やかな風
響く鎚の音
したたる汗と清らかな水。
全てが愛おしい時間になります。

さて連休のイベントに向けた制作も大詰め
今回は片口と水差しなどを製作中
日々徒然な日記に色を添えてみました。
何回ともなく叩き鍛えられる銅板
今後の自分もゆっくりとですが
日々鍛えられてゆくのでしょう。
、ということで。
旅立ちのとき自転車をこぎ出した時の足裏の重たさは
自分の足で踏み出せば
どこまでも続く道でも想いのままに
たどり着けるのだなと感じさせてくれます。
あの時感じた風
今感じている風
あの時の疾走感は変わらず続いているようです。
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