職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

揺れの中で

2017年06月30日 | ヤスさん日記
今日で6月も最終日
明日になれば7月。
7月になれば
14日で個展が開始。
当たり前のこと
当たり前のことだけに
それは
動かし難い厳然の事実。
自分の製作意図と
時間の狭間で
職人はゆらゆら揺れている
ように思います。

その揺れを止めるには
手を動かすしか無い
と思うのですが。
それれでも
揺れは続くものですね。

日が迫り
更に肚が座るまで
今日も製作に励みたいと思います。
ながさん
これを乗り越えたら
またゆっくりお話ししましょうね。
良き6月末日をお過ごしくださいね。
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花の慶次

2017年06月29日 | ヤスさん日記
朝のひととき
あたたかいコーヒーと共に
今日の流れを頭の中で想像してみます。
この想像する力は
経験からくる今までの総決算。
そして
今日も実働で今までにない経験に出会う
そんな繰り返しの中で
成長してゆくものなのでしょうか。

青春時代の漫画で
花の慶次とゆう漫画がありましたが
その中で死人とゆう話がでてきます。
武士は朝起きたてに自分の死に際を想像すえる
そうすることで
日常に動じない肚を据える
とゆうこと。

その話を聞いてから
私も実践してみたりしますが
肚が座るには
まだまだイメージが鮮明に持てていない
ように思います。

リアルな人生との関わり。
個展を駆け抜けたら
少しほっと
自分を見つめ直す時間を作ってみたいと思います。

ながさん
今日も佳き一日を。
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今日も

2017年06月28日 | ヤスさん日記
日中の仕事と
夜の打ち合わせ。
日中の仕事と
夜の打ち合わせ。
その繰り返しの中で
見えてくるものを
見えなくなってくるものがふるい分けられ
本番を向かえるのだろうな
と思います。
週明けからは
ただひたすらに製作に傾注する為に
今は
多くの方に知ってもらう為に
また
自分がいままで出会った方からの力を頂く為に
日中の仕事と
夜の打ち合わせ。
を繰り返したいと思います。

7月15日を迎えるまで。
ながさん
今日もつくりますね。
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最初で最後の共作

2017年06月27日 | ヤスさん日記
最近
父がやけに
教えてくれるようになった
ような気がします。
ここひとつ
大切なポイントを改めて。

個展までに
私が挑もうとしている湯沸。
きっと
父との共作になると思うのですが
その最初で最後
一回に全てを注ぎ
作り上げたいと思います。

職人として
引き受ける技術。
その最初であり
そしてきっと最後の共作。
その準備を
今日も整えたいと思います。

「さぁ、ゆこうか。」
と言っている様な湯沸と共に。
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新しい世界観

2017年06月26日 | ヤスさん日記
お祝いのひととき
って
やっぱり
集った方々の祝福の心が
会場をもあったかく包んでくれるものですね。
海辺にあるカフェで
各自食事を持ち寄って
手づくりの披露宴。
きっと
新しい世界を築いてゆく世代は
こんなやって
私の世代の常識ではない世界を
築いてゆくのだな
と改めて想う時間でした。

次の世代は
全く新しい世界をつくっていて
その世界観を大切にしつつ
前の世代とも
しっかりと紡いでゆきたいな
と思う職人なのでした。

そして
しばしのゆっくりとした時間を過ごし
歴史を刻んでもらうための器づくりに
励みたいと思います。
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五月雨をあつめて早し

2017年06月25日 | ヤスさん日記
山形の地は
魅力的な建物や庭園
またお店などがあり
今回は足早でしたが
また来てみたいな
と思う土地でありました。

「鎚起銅器ってなんだろう?」
とゆう問いかけを持ちながら
東北芸術科学大学。
好きな事を
好きなだけ出来て
それが仕事として成立している私は
なんて恵まれているのだろう
と感じます。

その環境に入るまでは
確かに
我慢する事もありましたが
我慢する事が
嫌いなことをする
とも違うんだろうと思います。

好きな事を
好きなだけする為に
我慢する。
それは
仕事が生活と寄り添っているからできること
でもあるのかもしれません。

昨日は
若者達の姿をみることで
私自身エネルギーをもらいました。
そして
手仕事としての鎚起銅器を続けられることを
次世代にも繋いでゆきたいな
と思う職人なのでした。

ながさん
いつか奥の細道も旅してみましょう。
なかなか実現しませんが
いつかいつかの
そのいつかと思っている心持ちは
大切にしたいなと思います。
その心持ちを保ちつつ
本日も仕事に励むとします。
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私の標準

2017年06月24日 | ヤスさん日記
数年前
「貴方のスタンダードな湯沸で。」
そんなご注文を頂いてから
私の中で何かが変わった様に思います。
自分を守る様に
何かに固執していた枠から
抜け出し始めた
そんなきっかけ。
今日は
定休日を利用して
山形に向かっています。
東北芸術科学大学
私の知らない世界を感じる事で
今の私も捉え直せるのではないかと。

「毎日同じ事をしている職人には、哲学が必要だ。」
とゆうようなことを言われていた方がいましたが
哲学とは
在るものなのか
行なうものなのか。
理念と捉えるなら
それは間違いなく在るな
と思いつつ。

鎚起銅器の枠から離れてもいい
と思いながら
自分の身体に沁み込んだ鎚起銅器に守られつつ。
7月の個展に向けて
私の標準を考える日々。
今日は
金属に触れている若者達の空間を感じて
鎚起銅器の世界を
外から感じてみたいと思います。
ながさん
今日も佳き一日を。
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螺旋から

2017年06月23日 | ヤスさん日記
本日は慰霊の日ですね。
3年前の今頃は
沖縄県の伊江島に居ました。
東洋一と言われる飛行場があり
未だに
米軍の飛行場がある島です。
実感として
そこに在るとゆうこと。
表面的なニュースでは見えないリアルな感覚として
私はその穏やかな日々を
胸にしっかりと刻んできました。

戦後と言われる期間が
まだ私達と共にある
とゆうことを
しっかりと認識しておきたいと思います。

人の強さと弱さ。
繰り返す歴史の中で
その螺旋からどう抜け出すのか。

今日も一日を大切に。
ながさんも
佳き一日をお過ごしくださいね。
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車輪のバランス

2017年06月22日 | ヤスさん日記
大車輪
そう
車輪はバランスが大切なんだ
とゆう事を
文字から教えてもらった今日この頃。
何が不安なのか
その不安さと向き合うコトで
それらは解消できるのだろうな
と思う今日この頃。

しかし
展示会前のそれらは
やはり時間だったりしますよね。
どれだけあっても不安はなくならないし
限られた時間の中で
やり切るしか無い
のだろうなと思います。

「陰極まれば陽となり
 陽極まれば陰に転ず」
張り切って
本日もやれることをしっかりとやりたいと思います。
20年の節目
10年の節目と言えれば言うほど
プレッシャーを自分にかけたりするわけですが
手を動かす以外の場所でも
やれることをしっかりとやりきろう
と思う職人なのでした。
ながさん
今日もよろしくお願いします。
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転換の日

2017年06月21日 | ヤスさん日記
雨の燕市。
昨日の晩から整理整頓。
なかなか家に居られない状況から
今夜の夏至からは予定通り
一転して家に籠る日々になりそうです。
そう
陰極まれば陽となり
陽極まれば陰となる。
焦らずとも
その転換した場面が来た時に
押し出して行ける様な力を
しっかりと蓄えておくこと
なのだろうと思います。

左も右も
上も下も
なにか鬱々とした
突破口が見えない様な状況でも
その日が来たら
押し出してゆく力と勇気を
コツコツと育んでゆく。
その強固な地盤となるのは
やはり
信頼が一番のベースだろうなと。

さて
雨の音を聞きながら
今日も叩き始めるとします。
ながさんも
よき一日をお過ごしくださいね。
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