職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

本のクオリティ

2022年06月30日 | ヤスさん日記
新月は鎚起銅器職人は定休日。
といっても
やるべきことを
やっておきたい
とゆう気持ちが
手を動かさせます。
これが
いいことなのかどうなのか。
休みは休み

気持ちを切り替えることが
今年の目標ではあったのですが
ついつい
やりたいことの中に
それらの作業も入ってしまいます。

とはいえ
午後からは
作業を離れて
鎚起銅器本の出版のための打ち合わせ。

気の置けない仲間と
鎚起銅器業界のひとつの歴史的な点として
この本をつくりあげられる。
それだけに
時間をかけて出来上がるってこと
なのだろうと思います。

今夜は
ゆっくり休もう
と思っていましたが
ついつい興が乗り
夜まで
議論は続きます。

こうやって
形にならない時間があるからこそ
本のクオリティもあがるのか
と思う朝。

さて
今日も
湯沸づくりに励むとします。
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心の引っかかり

2022年06月29日 | ヤスさん日記
論語に学ぶ輪読会も何度目か。
昨晩は
学而第一も終盤に差し掛かり
約束
とゆう言葉が
心に引っかかりました。

何度読んでも
何かが
心に引っかかる。
それこそが
長く読み繋がれる書物
なのですよね。

約束をどう果たすべきか。
それが
法律に適っていなかった場合。
法律には適っているけれども
仁義に叶っていなかった場合。
などなど
一度交わした約束の
内容が後日の違いになった時に
どう対処すべきか。

口約束でも
約束は約束。
とゆう部分に
棒線をひっぱり。

今の指針としたい
と思います。

今日は
水無月も新月。
新しい巡りに。
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自分を整える安全基地

2022年06月28日 | ヤスさん日記
昨日はぐったりとしていて。
やっぱり
外イベント二日間は
身体に堪える年頃
となったようです。

荷物を片付けて
ぐったりしながらも
昼寝をして
夜の読書会に備えて本を読み
昼寝をして
地元の板金屋さんの先輩の店舗に挨拶に行き

日々のことは進んでゆくわけですが。

ここしばらく
イベントへの製作に向けて
根を詰めていたので
明日の新月定休日も含めて
グランディングするための時間を
たっぷりととりたいと思います。

やっぱりここが在る。
それが
私の工房。
この安全基地で
私は
私の足元を取り戻すのでしょう。

こつこつと
銅板を叩きながら
その振動で
私は私を整えます。
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大人の学び

2022年06月27日 | ヤスさん日記
久しぶりのイベント2日間を終わってみて
軽い熱中症だったのだろう
とゆうことを
身体が教えてくれます。

いい時間であった
とゆうことは
間違いなく。
最後に
出店者さんの子供たちが
「また、来たい!」
「今度は、ちゃんと2日間来る!」
と言ってくれることが
充実した時間だったことを
物語っているでしょう。

1日
子供が居られる場所。
大人の姿を観ながら。

集い混じり合い。
そして
その中で学びを深めてゆく。
それは
子供も大人も同じで。

どう処しているかを
子供たちは
しっかりと観ていますし。

正論
あるとおもうのです。
言い続けなければならないこと。
それも大事で。
と共に
どう処するか
とゆうことも
伝えたいと思うのです。

身の処し方は
時間をかけてしか
伝えられないもの。

大人の身の処し方を
子供は観ているでしょう。
そこで
大人も学ぶのだと思います。

大人の学び。
この二日間でも
大きくありました。
また次
子供らに会う日まで
その学びを育てます。
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真鍮のおりんの発展に向けて

2022年06月26日 | ヤスさん日記
先日お伝えした
真鍮のおりん。
無事に完成しました。
音に関するだけに
形により
だいぶ違いが出てくるのですが
自分なりのおりん二つ
世に出す機会となります。

真鍮とゆう
普段扱わない硬い材料であり
2ミリの厚材。
右手二の腕が
普段以上の荷重に
声をあげていました。

しかしながら
完成し
仏壇屋さんの仕事仲間や
お寺の住職さんに見てもらい。
納得のゆく言葉をいただけたことで
更にアイディアが出てきて。
今度は
これを試してみよう
となるのが
職人とゆうものでしょうか。

今日は
イベント初日。
会場に入ってもらったら
一番最初にお参りをしてもらう。
その際に
私のつくったおりんが
響きます。

暑い1日。
境内にも響くおりんの音。
こうゆう実感が
疲れを癒してくれるもの
ですね。
ありがたい機会を
今回もいただきました。
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親の願望として

2022年06月25日 | ヤスさん日記
昨晩から息子と一緒に過ごしています。
今日から始まる土日のイベントの
私のお店番として。

夜に合流し
実行委員会の面々との時間。
そして
明日からの土日の二日間は
学び深い時間であり
人生の糧になるでしょう。

いや。
なって欲しいとゆう
親の願望でしょう。

信頼する実行委員会のみなさんと
心置きない出店者のみなさんと。
場がどんな風に動き
整ったり乱れたり。
その空気をどう捕まえるのか。

見えないところを観る
そんな訓練として
佳き時間になりますように。
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3つの輪の重なり

2022年06月24日 | ヤスさん日記
求められることを
今年は
いろいろと感じます。
また
考えています。

自分の役割とは?
と。

今までと
変化が起こっている
とゆうことは
感じるのですが
それを
どう形にしていいのか。

昨日
市内のとある工場を見て
そこに
自分の出来ることや
今まで考えていたことが
形になるように思いました。

仲間達が支えてくれて
形になる想像が広がります。

私の
求められることと
やりたいことと
できること。
この輪がどれだけ重なり合っているか
その重なり具合で
答えはでるでしょう。

今日から
燕市の梅雨のようです。
しっとりとした中
考えを巡らせながら
明日からのイベント準備を
完了したいと思います。

新潟も
夏本番です。
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沖縄を思う

2022年06月23日 | ヤスさん日記
今日は
慰霊の日
ですね。

この日になると
Facebookさんがリマインドしてくれる
いつかの伊江島。

保養をしている仲間が
保養の主催をしてる仲間たちを集め。
保養をしている人たちの
保養が必要なんではないかと
保養を企画してくれたのです。

その時の集合場所が
伊江島。
先の大戦で
沖縄戦の端緒を開き
多くの島民の方々が
被害を受けた場所です。

なんと
言葉で表現したらいいのか
未だにわかりませんが
沖縄の本島以外の島で
いろんなお話を聞く機会があり。

そのお話が
今もまだ
自分の大切なところに響いています。
あのとき
80を超えていたおばあちゃんは
今どうしているだろうか。

振り返る今夜。

こんな日は
やっぱり宇多田ヒカルさんの
真夏の通り雨を聞きながら
静かに過ごしたいと思います。

実感の言葉の温度を
思い出しながら。
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夏至の夜に

2022年06月22日 | ヤスさん日記
夏至の夜に
おっさん3人で
愛について話し込む。

その後
近所の
コーヒー屋が
とても
腑に落ちる文章を
夜中に送ってくれました。

一人一人が
それぞれでありながら
一人になるとゆうパラドックス。

それが
人生で見つけられたのなら
幸いなんだろうな
と思う今日この頃。

変わらことなく
ただただ
それぞれで一緒になる。

そして
私は
今日も
相変わらずに
真鍮の厚材を叩き始めます。
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真鍮と向き合う時間

2022年06月21日 | ヤスさん日記
久しぶりに真鍮を叩いてその素材の力強さに
汗だくだくの燕市の工房。
銅に亜鉛が2から3割混ざっただけで
こんなに違いがあるのか
と思うのですが
やはりそれは素材の力。

今週末のお寺でのイベントに向けて
おりんをつくりたいのですが
これだけ徐々にしか進めないとは。

真鍮とは合金なだけに
焼きなましをしたら
放置しておき
ゆっくりとさま冷まさなければならないのです。

そして
火をガンガン使うので
工房は熱帯に。

今日も
そんな作業を始めるとします。
Tシャツを着替えた時の
あの爽快感で
気持ちを変えながら。
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