私という現象

私という現象が
何故今ここにいるのか
今日は
仲間の結婚式を
拝見しながら
ゆっくりと
感じられました。

私
というものが
何を求めて
何を感じているのか。
大切なものの中には
受け取りながら
手放しながら
受け取りながら
手放しながら
の
繰り返し
なのかもしれません。

大切なだからこそ
手放し
私という現象は
ゆらゆらと
また
羽ばたくのだろうなと。

私という現象は
明滅を繰り返し
確かな道をひとり歩んでゆく
のですね。

黄金色のサーベル

黄金色のサーベルが
夜空に浮かぶ今日この頃。
きらりと光
突きつけられると
アスファルトとの狭間で
暫しうごけなくなるものです。

鎚音。
それぞれの個性を引き立てる
音たち
です。
幾重にも
リズムが作品に刻まれ
顔を作り上げてくれる
そんな音です。

そして
なによりも
自分のこころを調律してくれる
音でもあります。
こころの揺れが歪みが
音を聞けば
わかるもので
そのリズムを整えることで
自分のこころも
少しずつ
整えられていきます。

私のリズムが
響き渡るとき
どんな雰囲気を
醸し出しているのでしょう。
本人には
分かるすべも無く。

ただひとつ
願わくば
それが
作品に包有され
沢山の人に
触れてもらえればな
と思う職人なのでした。

器
を作るのが
大好きなのも
そこに
ふんわりと
込められる
からなのかもしれません。

今日の月夜も
黄金色が
凛と映えるのでしょうね。

味わい深い

味わい深い味わい
人生には味わい深い時間
があります。
なんとなく
繋がっている。

ふとした時の
そんな時間が素晴らしいな
と思う今日この頃です。

そして
今日も素晴らしい出会いの中で
美味しい料理と
美味しいお話と
美味しい時間。

日本人では無い感覚を
知ることも
また
素晴らしい時間であります。

韓国
日本
その中での
私が
できることを
コツコツと
と思う職人でした。

今日も
いいー時間です。

できるだけ

たくさんの人に
伝えたいことがあります。
それもたくさん。

星野村に伝わる平和の火のこと
鎚起銅器の魅力
新潟の香り
職人先達の姿勢
優しい仲間たち
論語の魅力
繰り返す歴史からの学び
こころ痛む地球のこと
青の素晴らしさ
空の繋がり
山川草木の唄
etc

まだまだあります。
そしてそれらは
生活の隅々に
きらきらとしていて
見つけられれば
宝物として
こころに残るわけです。

そして
なにより
自分というフィルターを通して
醸し出されるもの
になるのでしょうね。

風邪や新月や心沈から
優しさに包まれて
復活をしたら
また
そんなことを
思う職人なのでした。

たくさんの人にお会いして
たくさんのことを紡ぎ
幸せをつないでゆきたいな
と思う今日この頃です。
日々の宝物の発見を
楽しみます。

過ちて改めざる是を過と謂う

いろんなことを聞きます。
いろんなことを言います。
そして
いろんなことを考えます。
いろんな行動をするでしょう。

そしてまた
いろんなことを聞いて
いろんなことを言って
いろんなことを考え。

そんな繰り返しの中で
新しい考えに目覚め
その道に進むのも
また
素晴らしいことです。

過ちて改めざる是を過と謂う
ということで
君子は豹変する
ものらしいですし。

たくさんの
愛情に包まれながら
また
一歩を踏み出す
職人なのでした。
ありがとうございます。

恋する惑星

ナガさん
いかがお過ごしですか？
新潟は復活の兆しが見え始め
イメージのそこに
一歩一歩踏み出しております。

最近注目の
カネシロタケシさんとトニーレオンさん。
しかし
この二人と言えば
やはり
この映画ですよね。
「恋する惑星」
フェイオンさんの
伸びやかな声が
またいいではありませんか。

すれ違いは
知れんの始まり
そこれでも
想い続けられる
かどうか
なのかもしれません。

天から伸びる蜘蛛の糸
きらきらとしたその糸は
その糸のままで
こころに定着され
いつまでも
その色は褪せることもなく。

そうそう
涙って
汗よりもなによりも
老廃物が多いって知ってましたか？
出すほどにピュアになる
とか。
それを知ったら
とても大切な蜘蛛の糸を
見つけられたような気がする
今日この頃です。

星のようにきらきらと
胸の中にずっと輝き続けます。

恋する惑星 Faye Wong フェイ・ウォン 夢中人

grow heart

作品創りへの没頭は
自分を開く作業でもあり。

なんともはや
自分とは不思議なものです。
思いもしないこと
というか
奥の奥にしまっていたものを
もう一度
目の前に据えてみる。

そんな
おもひでぽろぽろ
なわけです。

形を作る鍛金と
模様を描く彫金
その相俟ったあたりに
自分がいるような気がします。

絵描きにしろ
物書きにしろ
ものづくりにしろ
何故に
その作業を
もう一度
と思うものなのでしょうね。
あえて
そこに突っ込んでしまう。

あとは仕上げのみの作品。
その仕上げが終わった頃には
また
新しい一歩を踏み出したくなっている
のだろうな
と思う職人なのでした。

銅板に銀線をはめ込む
基本に立ち返ったの図です。

そんなタイミング

新月の夜
ながさんいかがお過ごしでしょうか？
新潟の空は色もなく
鉛色の空が
いっぱいに広がっています。

アトリエに籠る日曜日
搬入前の幾日かは
やはり研ぎすまされた
集中力が発揮されるものです。
今までのイメージを
全てまっさらに
その一点に
新しい模様が映し出される
なんてことも
あるもので。

今までの自分には
見えなかったイメージ。
もしかしたら
それも
新月間近のお陰だったのかも
しれません。

そんなタイミング
雲間から差す光のような。
蜘蛛の糸の様に
たぐり寄せたら
切れてしまいそうですが
大切なタイミングが合えば
ありがたい
こころの拠り所になるものです。

そこにそれが在る
それが感じられれば
また一歩を踏み出せるものだな
と思う今日この頃です。

顔が見えない雲の上
今日からはまた
新しい願いを
かける職人なのでした。

雑草の詩

家の小道に花が咲きました。
名も知らない花
ですが
美しい紫色に染まっています。
「雑草という名の草はない」
という言葉とともに
深くこころに染み入ります。


「せっかく　花を　さかせても
　せっかく　葉っぱを　ひろげても
　ふりむいて　いく人はない
　それでも　平気さ　みんなして
　むんむん　草むらつくってく
　
　どんなに　のどが　かわいても
　どんなに　ほこりを　かぶっても
　水など　くれる　人はない
　それでも　平気さ　上むいて
　のびほうだい　のびていく

　オオバコ　ハコベ　ヒメジョオン
　ちゃんと　名前が　ついてても
　よびかけてくる　人はない　
　それでも　平気さ　いつだって
　きらきらしながら　生きていく」

　 雑草のうた/鶴岡千代子

カラダには
メンテナンスの日も
必要なもので
静かに口ずさみながら
ぼーっと
過ごすのもいいな
と思う今日この頃です。
今時の草むらも
気持ちいいことでしょうね。

Madicine man

風邪のせいか
頭痛が続いた数日間
今日はcoffeeのお陰で
仕事をできる喜びに
満ち溢れています。
作りたいものを作れる
ものづくりにとって
これほどの喜びはありません
ものね。
ながさん
東京の空はいかがですか？

すっきりとした頭に
メデスィンマン
という言葉が離れません。
全体に染み渡り
私の中の
メディスンマンを
引き出してくれているようです。

メディスンマン
その意味はよくわからず
怪しい趣を持った
言葉ではありますが
なにか
こころ惹かれるものが。

慈愛に満ち
目の前のコトを
目の前のモノに
一生懸命に生きているような
そして
世界との繋がりを
感じていられるような
そんなメディスンマンです。

ここと宇宙が繋がっている
その真ん中あたりを
いったりきたりしているのかな
と思う今日この頃です。
そして
空はどこまでも
繋がってます
ね。