職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

空っぽの音

2007年09月16日 | ヤスさん日記
って、どんな音でしょうか。
空っぽの音
カラカラとではないような
また静かな時ではないような。

自分の中心にそれほど意味を見いだせなくても
それはきっとそれで良いのだと
言い切ってしまう時は
そんな音がするのかもしれませんね。
そうだとわかっていても
追い求めてみる時の
音は
また切ない音がするのかもしれませんが。

それをやらなければ
きっと
ものづくりとしての
職人としての
表現者としての
人間としての
実感がほど遠くなってしまうような。

未踏の暗闇の中に
エイヤーッと踏み出す
その時の背中の風が
どのような風であれ
エイヤーッという心持ちが
良いものだなと思う今日この頃。

本物を知るにはインスタントも試さなければ
インスタントの本物とは
またナニモノか。
本物を知るとは
その対極にあるものすら内包し
優しく包めるような
気がするのですが。

涼しい夜風と虫の音と
静かな空間いる時の音は
生きようと一生懸命なモノの
賛美歌のようにも聞こえるものです。
ナガさん
新潟の秋は美味しく
ココロもあったまるようです。
コメント
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