第12回フジノウェーブ記念。
少し押してクルセイズスピリツがハナへ。2番手にはベストマッチョとカプリフレイバー。4番手にブルミラコロ。5番手にレイチェルウーズ,クロスケ,キャプテンキングの3頭。8番手にマイネルバサラ,ドーヴァー,サブノジュニアの3頭で,11番手のサトノファンタシーまでは一団。3馬身差でグレンツェント。4馬身差でタテヤマとカフジテイク。7馬身差でマッチレスヒーロー。3馬身差の最後尾にナイトオブナイツと残りの5頭はばらばらに。前半の600mは35秒4のハイペース。
クルセイズスピリツが先頭のまま直線に入りましたが,コーナーではほとんど並び掛けていたベストマッチョがほどなく先頭に。これを目掛けて外から追い込んできたのがキャプテンキング。抜け出したベストマッチョを差し切って優勝。早め先頭のベストマッチョが1馬身4分の1差の2着。後方から大外を追い込んだグレンツェントが4分の3馬身差の3着で,中団から脚を伸ばしたサブノジュニアがハナ差で4着。
優勝したキャプテンキングは一昨年の川崎マイラーズ以来の勝利で南関東重賞6勝目。第10回に続く2年ぶりのフジノウェーブ記念2勝目。2018年暮れから2019年春にかけて南関東重賞を4連勝。1年の休養を経て復帰してからは4連敗。ただ,当時の力を取り戻せれば,ここでも通用することは明らかでした。能力が上位で近況の成績もよい馬が2着から4着までを占めましたから,これは復活したとみていいでしょう。順調に使っていくことができれば,さらに南関東重賞の勝ち星を積み上げていくことができそうです。母の5つ上の全兄に2007年にアンタレスステークスとプロキオンステークス,2008年に根岸ステークスを勝ったワイルドワンダー。
騎乗した大井の和田譲治騎手はユングフラウ賞以来の南関東重賞3勝目。フジノウェーブ記念は初勝利。管理している大井の的場直之調教師は南関東重賞7勝目。2年ぶりのフジノウェーブ記念2勝目。
無限知性intellectus infinitusは,畠中が訳注をつけている,第一部定理二一の様式で生起する様態modiです。いい換えればそれは思惟の属性Cogitationis attributumの絶対的本性を原因causaとして生起するがゆえに無限でありかつ永遠aeterunusである様態です。すなわち思惟の属性の直接無限様態です。つまり,畠中の区分と主体の排除という僕の考えを両立させたとき,神の観念idea Deiが無限知性であることができなくなるということは,この場合には神の観念を思惟の属性の直接無限様態であるとみなすことが不可能になるというのと同じことです。一方,この場合の神の観念は,無限知性の一部を構成しなければならないのですから,無限知性が直接無限様態すなわち所産的自然Natura Naturataであるということから,神の観念も所産的自然でなければなりません。よって第二部定理七系でスピノザが神の観念といっている部分から結論したような,神の観念を思惟の属性の能産的自然Natura Naturansとみなす見方も不可能であることになります。
思惟の属性の能産的自然ではないし,かつ思惟の属性の直接無限様態でないのなら,この場合の神の観念は思惟の属性の間接無限様態であるか,そうでなければ思惟の属性の有限様態すなわち個物res singularisのどちらかでなければなりません。思惟の属性の直接無限様態は第一部定理二二により思惟の属性の間接無限様態の起成原因causa efficiensです。よってある結果effectusはその起成原因のうちにあるという意味で,間接無限様態は直接無限様態のうちにあることになります。また,無限知性はスピノザの哲学における知性のあり方から,無限に多くのinfinita観念の集積と考えられますので,思惟の属性の個物は無限知性のうちに含まれているとみることができます。なのでこの条件は,間接無限様態も個物も満たしていますから,どちらの場合も論理的に可能であるといわなければならないでしょう。
畠中の区分は,神のうちにある神の観念と,人間の精神mens humanaのうちにある神の観念でした。このうち人間の精神のうちにある神の観念について,それを間接無限様態とみなすことは不可能です。なぜなら,第二部定理一一から,人間の精神というのが個物の観念なのですから,人間の精神自体が第二部定理七により思惟の属性の個物とみなされなければならないからです。
少し押してクルセイズスピリツがハナへ。2番手にはベストマッチョとカプリフレイバー。4番手にブルミラコロ。5番手にレイチェルウーズ,クロスケ,キャプテンキングの3頭。8番手にマイネルバサラ,ドーヴァー,サブノジュニアの3頭で,11番手のサトノファンタシーまでは一団。3馬身差でグレンツェント。4馬身差でタテヤマとカフジテイク。7馬身差でマッチレスヒーロー。3馬身差の最後尾にナイトオブナイツと残りの5頭はばらばらに。前半の600mは35秒4のハイペース。
クルセイズスピリツが先頭のまま直線に入りましたが,コーナーではほとんど並び掛けていたベストマッチョがほどなく先頭に。これを目掛けて外から追い込んできたのがキャプテンキング。抜け出したベストマッチョを差し切って優勝。早め先頭のベストマッチョが1馬身4分の1差の2着。後方から大外を追い込んだグレンツェントが4分の3馬身差の3着で,中団から脚を伸ばしたサブノジュニアがハナ差で4着。
優勝したキャプテンキングは一昨年の川崎マイラーズ以来の勝利で南関東重賞6勝目。第10回に続く2年ぶりのフジノウェーブ記念2勝目。2018年暮れから2019年春にかけて南関東重賞を4連勝。1年の休養を経て復帰してからは4連敗。ただ,当時の力を取り戻せれば,ここでも通用することは明らかでした。能力が上位で近況の成績もよい馬が2着から4着までを占めましたから,これは復活したとみていいでしょう。順調に使っていくことができれば,さらに南関東重賞の勝ち星を積み上げていくことができそうです。母の5つ上の全兄に2007年にアンタレスステークスとプロキオンステークス,2008年に根岸ステークスを勝ったワイルドワンダー。
騎乗した大井の和田譲治騎手はユングフラウ賞以来の南関東重賞3勝目。フジノウェーブ記念は初勝利。管理している大井の的場直之調教師は南関東重賞7勝目。2年ぶりのフジノウェーブ記念2勝目。
無限知性intellectus infinitusは,畠中が訳注をつけている,第一部定理二一の様式で生起する様態modiです。いい換えればそれは思惟の属性Cogitationis attributumの絶対的本性を原因causaとして生起するがゆえに無限でありかつ永遠aeterunusである様態です。すなわち思惟の属性の直接無限様態です。つまり,畠中の区分と主体の排除という僕の考えを両立させたとき,神の観念idea Deiが無限知性であることができなくなるということは,この場合には神の観念を思惟の属性の直接無限様態であるとみなすことが不可能になるというのと同じことです。一方,この場合の神の観念は,無限知性の一部を構成しなければならないのですから,無限知性が直接無限様態すなわち所産的自然Natura Naturataであるということから,神の観念も所産的自然でなければなりません。よって第二部定理七系でスピノザが神の観念といっている部分から結論したような,神の観念を思惟の属性の能産的自然Natura Naturansとみなす見方も不可能であることになります。
思惟の属性の能産的自然ではないし,かつ思惟の属性の直接無限様態でないのなら,この場合の神の観念は思惟の属性の間接無限様態であるか,そうでなければ思惟の属性の有限様態すなわち個物res singularisのどちらかでなければなりません。思惟の属性の直接無限様態は第一部定理二二により思惟の属性の間接無限様態の起成原因causa efficiensです。よってある結果effectusはその起成原因のうちにあるという意味で,間接無限様態は直接無限様態のうちにあることになります。また,無限知性はスピノザの哲学における知性のあり方から,無限に多くのinfinita観念の集積と考えられますので,思惟の属性の個物は無限知性のうちに含まれているとみることができます。なのでこの条件は,間接無限様態も個物も満たしていますから,どちらの場合も論理的に可能であるといわなければならないでしょう。
畠中の区分は,神のうちにある神の観念と,人間の精神mens humanaのうちにある神の観念でした。このうち人間の精神のうちにある神の観念について,それを間接無限様態とみなすことは不可能です。なぜなら,第二部定理一一から,人間の精神というのが個物の観念なのですから,人間の精神自体が第二部定理七により思惟の属性の個物とみなされなければならないからです。