スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

宇都宮記念&第二部定理一七証明

2007-05-22 21:26:30 | 競輪
 20日に決勝が行われた宇都宮記念(動画)はゴール前で3人による大接戦となりました。
 前受けは伊藤選手。3番手に田川選手,4番手に内藤選手が入り,武田選手が5番手。静岡勢は8番手で関東を追走しての周回。武田選手の上昇は意外に遅く打鐘から。競りがあるかどうかがひとつのポイントでしたが,伊藤選手はあっさりと車を下げました。内藤選手が静岡後位に切り替えたので伊藤選手は7番手。一本棒となったホームから武田選手が先行。伊藤選手はバックから捲っていきましたが,3番手あたりまでで一杯。直線,先行した武田選手は失速し,番手から踏んだ神山選手,神山選手と武田選手の間を割った後閑選手,少し早めに神山選手の外を踏んだ渡辺選手が並ぶようにしてゴール。写真判定となりましたが,優勝は後閑選手。神山選手が2着で渡辺選手が3着でした。
 優勝した群馬の後閑信一選手は昨年は寛仁親王牌でGⅠ制覇を達成していますが,記念競輪となると一昨年の11月の久留米記念以来の優勝。地元の神山選手を抜いたということでファンからいくらか野次もあったようですが,中を割ったとはいえとくに早く踏み出しているわけでもなく,文句をいわれるいわれはないでしょう。立派な優勝だったと思います。
 神山選手は地元記念で絶好の展開となったので,かえって優勝は逃せないという思いがバックあたりで強くなり,固くなってしまい思ったほど身体を動かせず,車の伸びを欠いたという面があったかもしれません。

 明日は大井記念です。希望もこみでシーチャリオット◎の巻き返しに期待。同厩舎のトーセンジョウオー○を相手に,ルースリンド▲,コアレスハンター△,アウスレーゼ△あたりまで。

 第二部定理一七は,記念すべきこのブログの最初のテーマとして扱った第二部定理一二を援用して証明することができます。実はこの第二部定理一二の問題は解決していないのですが,ここでの扱いについては後述することとし,ここでは,この定理により,人間が外部の物体と関係することによってその人間の身体の中に起こるある運動についての観念が,その人間の精神のうちにあるとしておきます。このとき,具体的な意味に示したように,この運動はその人間の身体と外部の物体の本性をともに含んでいる,つまりこの観念は,自分の身体と外部の物体の本性をともに含んでいるということが重要です。
 さて,ここでこれもかつてテーマとして扱った第二部定義二に注意すれば,事物の本性というのはその事物の存在を定立するのであって,排除するのではありません。よって,この観念には外部の物体の本性が含まれているので,その外部の物体の存在がこの観念の中で定立されます。したがって人間は,外部の物体と関係し合うことによって,その外部の物体が現実的に存在すると知覚するということになります。いい換えれば,このことによって人間の精神のうちには,現実的に存在するその外部の物体の観念が生じるということになるのです。
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