スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

湘南グランプリ&能動的な場合の責任

2007-05-01 22:09:35 | 競輪
 雨中のレースとなった平塚記念2日目優秀の湘南グランプリ(動画)。並びは昨日の予想通りの3分戦でした。
 前受けとなったのは小嶋選手。中団が海老根選手で後方が山崎選手。まず残り2周のホームから山崎選手が上昇して小嶋選手を抑えると,小嶋選手は引きました。さらにバックでは海老根選手が上昇して山崎選手を抑え,打鐘から先行態勢に入ると,引いた小嶋選手が山崎選手の外まで上がりました。そのまま海老根選手の先行。ホームから小嶋選手がすぐに発進すると1コーナーで番手の武井選手がブロック。小嶋選手は一旦はここで止まったのですが,バックに入るとまた踏み上げていき,今度は武井選手の強烈なブロックをかいくぐって捲りきりました。古田選手が離れてしまったので武井選手は小嶋選手にスイッチして追いましたが,追いつくところなく小嶋選手が1着。後ろに置かれた山崎選手も外を追い上げ武井選手を交わして2着に入り,武井選手は3着まででした。
 今日は小嶋選手の強さが光りました。あれだけ強烈なブロックをもらってなかなか行ききれるものではありません。山崎選手もよく2着まできましたが,道中のレース運びにはもう少し工夫が必要かと思います。

 明日は船橋でかしわ記念。つまらない予想になりますがここはブルーコンコルド◎,アジュディミツオー○,サンライズバッカス▲の三つ巴と思われます。

 もしも責任という概念をそれ自体で積極的に抽出しようとするならば,責任という概念のうちにある価値を含め,この観点から考えるという方法以外にはないと僕は考えています。当然のことですが,このことは人間というのが受動的に考えられようと能動的に考えられようと変わるものではありません。また,この責任という概念に含まれる価値というのが,善悪という基準であるということもまた同様です。
 一方,善悪というのが,諸個人にとっての喜びという感情,また悲しみの感情であるということもまた,人間が受動的か能動的かということによって変わるわけではありません。したがって,人間が能動的である場合には,第四部定理三五により,認識が一致するので喜びも悲しみも(それがあるという仮定の上ですが)万人に共通ですから,まず,責任という概念があるならば,それもまた万人にとって共通であるということになります。
 ところで,万人にとってそれが共通であるなら,それが具体的にどういうことであるのか,いい換えれば,人間の精神の本性を十全な原因とした責任という概念(善悪という概念が認識の問題である以上,責任という概念も認識の問題であるということになるので)がどのようなものであるかということを明らかにできる筈だということになります。そこで今度はそれについて考えていくことにします。
コメント
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