スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

かきつばた記念&具体的な証明

2007-05-03 22:44:35 | 地方競馬
 笠松のクィーンロマンスが除外になり11頭でのレースとなったかきつばた記念(動画)。
 先手を奪ったのはサチノスイーティー。これをロッキーアピールとリミットレスビッドが追う形。前半の600メートルは36秒3で,ハイペースといえるでしょう。メイショウバトラーは1コーナーでは外に持ち出したいような素振りでしたが,結局は終始インコースを回ってのレースとなりました。
 向正面でロッキーアピールは後退。代わって外からムーンバレイが上がってきましたが,おっつけ加減。直線に入ったところでもサチノスイーティーが快調に逃げ,外からリミットレスビッド,内からメイショウバトラーという態勢でしたが,ずっと楽に追走していたメイショウバトラーが最内から抜け出して優勝。2着は接戦でしたがサチノスイーティーがリミットレスビッドを振り切っています。
 優勝したメイショウバトラーは昨年9月のシリウスステークス以来となる重賞5勝目(うち芝で1勝)。これまでの傾向から察するに,暖かい時期に強いタイプと思われ,気温のさらなる上昇とともに今後も要注目でしょう。武豊騎手,高橋成忠調教師。
 2着のサチノスイーティーは1200メートルがベストと思われるスピードタイプで,距離と地方競馬の馬場への適性が疑問で評価を下げたのですが,ここでこれだけやれればどこかでチャンスをものにできそうです。
 3着のリミットレスビッドは今日は案外に走れなかったという印象。距離も斤量も不安がなかった筈で,いまひとつ敗因を測りかねます。

 明日は園田で兵庫チャンピオンシップ。 ここはフェラーリピサ◎が中心。ヤマカツブライアン○が相手の筆頭で,コートユーフォリア△とユキノアラシ△を。

 競輪は明日から大垣記念。復活してきた地元の山田選手が軸になりそうです。

 現実的な本性が一致するなら,責任を問われなければならないようなことは生じない,つまり責任という概念そのものが生じないということを,エチカに訴えてもう少し具体的に証明してみます。
 Aという人間がいて,このAの現実的本性を十全な原因として,Aが責任を問われなければならないこと,たとえば別の人間Bに対して悲しみを与えるようなことが生じると仮定してみましょう。この仮定と第三部定義二により,このときAは能動的,いい換えればAはA自身の理性に従っています。よって第四部定理三五により,Aの現実的本性とBの現実的本性は一致します(人間が能動的であるという場合は,AもBも能動的であるという意味であることにご注意ください)。したがって,Bに悲しみをもたらすことは,同時にA自身にも悲しみをもたらすでしょう。よってこれは,Aの現実的本性を十全な原因として,A自身に悲しみを与える事柄,つまり,Aの本性の完全性(実在性)をより小さくする何事かが生じるという意味になります。ところが第三部定理四によれば,事物の実在性はほかのものを原因としてのみ破壊されたり減少されたりするわけですから,Aの本性がAの実在性をより小さくさせるということはありません。したがってAの現実的本姓から以外の人間に悲しみを与えることは生じ得ず,人間は能動的である限りは責任という概念が発生しないということになるのです。
コメント
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