小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

医者も色々〜こんな医療はまっぴらです!

2018-08-30 10:55:32 | Weblog

よく一部の医療や障害者支援の世界では、患者を治さず「固定資産」と呼んでいる………などという話を聞くことがありますが、まさかと思いながら、最近身近な人が同じ目に遭ったのにびっくりしました。

その方、患者Aさん(70代女性)は病気ひとつしたことのない方だったのに、今年になっていわゆる四十肩、五十肩にかかりました。
最初は「七十代なのに五十肩」なんて笑っていたのですが、いつまでも痛くて腕が上がらず、あまりひどくなったので、某大手病院の医師に見てもらったところ“腱板断裂”という診断が出ました。

その大手病院の医師は福生周辺にある自分の病院から、週に一度だけ通ってる方だそうで、何度か通っているうちに「手術をしないと治らない」と言われたのです。

病気をしなかった人がどこか悪いと弱いもの。

愕然としてそのお医者さんの話を聞くと、福生のその病院に1ヶ月入院しないと、今は大丈夫でも、そのうちに腕が上がらなくなるということでした。

手術をしたあとは腕を上げてはいけないので、脇に風船のようなものを入れたまま一月の入院ですから、それはおだやかな話ではありません。

また、Aさんの家族はうちの近所の赤坂ですから、福生まで行って色々身の回りの世話をするとなると一大事です。

「先生、何とかもっとうちの近くの病院で治らないものでしょうか。福生では家族はとても通えません」

「大丈夫、ちゃんとうちでヘルパーつけますから」

(ヘルパーさんなんか雇ったら、余計にお金がかかるじゃないの) 

「友だちも知り合いもいないところで、独りで1ヶ月も入院してたら、気が変になってしまいますよ!」

「大丈夫、一ヶ月入院してたら、その中で友だち出来ますから」

(冗談じゃないわよ、この年になって友だち作るために入院しろっていうの?)

どうやら、この辺りから少しも患者に寄り添わず、自分の病院に入れようとする医師に、前から芽生えていた不信感がハッキリしたようんで『この医者、ダメだ』と思ったようです。

この会話からわかるように、この医者……患者のことなど少しも考えておらず、自分の病院に取り込もうとしているのが見え見えですもの。

そこで、Aさんの娘さんが知っている日本橋にある、別の若いお医者さんに診てもらったところ、今時、腱板断裂で入院なんてよっぽどだと言われ、詳しく診てもらったところ自宅養生で充分治ると言われました。

捨てる神あれば、拾う神あり。
医者も変な医者ばかりではありません。世の中捨てたものでもありませんが、Aさんは入院しないで良いことを喜ぶ一方で「年よりだと思ってナメられた」と、悔しがってはおりました。

まあ入院で余計なお金使って、辛い思いしないで済んで良かったのではないでしょうか。

それにしても、例えばあ@花さんのブログでは、治さない医療やアリバイ作りの障害者支援のことがいつも取り上げられていますが、どうやら似たような話が世の中にいっぱいあるようです。

明日は別の分野になりますが、同じような話をもう一つ…書いてみようと思います。

 
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