治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

新ブログ 最初の話題は

2018-11-15 12:09:21 | 日記
さて、新ブログ「片道切符でいいんですか?」ですが、最初の書き出しは私から投げかけます。
すでに南雲さんは色々語るべき事を用意してくださっているようですよ。



特別支援教育にしろ、就労支援にしろ、皆さんご存じのとおりのていたらくなのですが、最初の話題はそのどっちでもないのです。
でももちろん、特別支援教育や就労支援はいずれたっぷりと締め上げる取り上げることになると思います。どうぞお楽しみに。
我々が何を最初の話題としたか。
明日かあさってにはアップしたいと思っています。

さて、昨日も寝しなに少しずつ「日本国紀」を読んでやっと室町時代まで来ましたが、相変わらず教科書のように普通のことが書いてあるだけ。ただ数千年に及び日本史がストーリーテラーの手で通史になるとおさらいとしては便利と言えば便利ですね。
それで再発見したこと。
平安時代末期からの皇室のていたらくが武士の台頭を招いた。
武士の世を作ったのは源氏ではなく実質北条氏。これは永井路子氏とかも指摘していたことだしそうだなあと前から思っていました。
それと鎌倉時代は政情的にはつまらん争いごとが多く元寇もあったけどそのせいか文化的には豊かだった。文学も「平家物語」を初めとする傑作が生まれていますし宗教も新しい動きがあった。
私は『発達障害者支援法は誰を救ったか?』の中で日本の宗教史を絡めてギョーカイディスをやっています。引用します。

=====

 そして祈りの象徴として建立した奈良の大仏みたいなのが発達障害者支援法であり、それにより各所に設置された発達障害者支援センターは護国寺みたいなもんなんである。
「支援センターを頼ってみたがなんにも役に立たなかった」という声は多いが、当たり前なんである。そこで提供されるのはただの祈りであり、伸びたい・成長したい・社会に進出したい当事者保護者が求めているものはほとんど用意されていないのだから。

 考えてみよう。飢饉や疫病を防ぐのに必要なのは生産性を上げることであって、ならばどうすれば生産性が上がるか探求することであって、祈りでは解決しない。当たり前のことである。
 けれども知識もなかった時代、なすすべもないお上は飢饉や疫病を前にやむにやまれず大仏を建立することにした。各地から技術者をその生まれ故郷から、家族から引き離して使役する。労務者もたくさん必要だ。こうやってたくさんの人々の幸せを犠牲にして大仏は建立された。
 でも飢饉はやまない。当たり前のことだ。私度僧たちの暴走は続く。当たり前のことだ。祈りで救われるとお上が誤解しているのだから、祈りを本業とする連中はますますつけあがるのである。
 そこでお上は遣唐使を派遣し、先進国である唐からえらいお坊さんを連れてくることにする。けしからん私度僧たちを駆逐するため外からの権威による免許皆伝システムを作ろうというのである。これは特別支援教育の黎明期にTEACCHだABAだと洋物をありがたがり外国のえらい先生を連れてきたりその先生との親密度を日本人の支援者たちが誇ったりの狂乱状態だった発達支援ギョーカイの近過去そっくりである。

=====

この「祈りを本業とする役立たず支援者」からその権威と信用を剥ぎ取るのが花風社の言う「ギョーカイを潰す」なわけですが、同じような宗教改革は鎌倉時代にもあって、何が起きたかというと

・えらい人に救ってもらうより自分で自分を救う南無阿弥陀仏方面(浄土宗)



・修行系(禅)

が生まれたわけです。

まあこういうこと繰り返してきたとなると、私の目指している

・発達援助の非医療化

とか

・ありのまま系から修行系へ

の流れも無理がなく自然に起きることのようですな。

歴史から学ぶことは多いわ。

というわけで

『発達障害者支援法は誰を救ったか?』



読んでみてください。スカッとしますよ!
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三つのお知らせ

2018-11-14 10:13:53 | 日記
先日お流ししたMLを貼っておきます。
しばらくこの記事はトップに置きます。
日々の更新はこの記事の下をご覧ください。

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お世話になります。花風社の浅見です。

お知らせ1 新ブログ開設しました!

ブログにて告知いたしましたとおり、このたび南雲明彦さんと浅見が共同で運営する「片道切符でいいんですか?」というブログを始めました。
率直な議論のプラットフォームとして、皆さんにご活用いただきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

新ブログ「片道切符でいいんですか?」




お知らせ2 無料読書会参加者募集します!

また、花風社では2019年1月14日、横浜市の港北公会堂第一会議室にて無料の読書会を開きます。ファシリテーターは浅見淳子です。
テーマは「資質の開花」。
参考図書は赤本こと『自閉っ子、こういう風にできてます!』と『10年目の自閉っ子、こういう風にできてます!』です。


ニキ・リンコさん、藤家寛子さんの本を初め、もっともっと読んでいただきたいものはあるのですが、とりあえずこの2冊だけは読んだ上でお越しください。花風社HPからお申し込みいただければお送りいたします。
参加費は無料ですが、だいたいの人数を把握しておきたいので、ご参加希望の方は

1 お名前
2 参加人数
3 連絡先メールアドレス

を花風社あてに(mail@kafusha.com)メールでお知らせください。

皆様にお目にかかれますのを楽しみにしております。

お知らせ3 栗本さんが佐賀で感覚過敏に関する講座を行います!

佐賀で来る11月23日、栗本啓司さんの感覚過敏に関する講座が開かれるそうです!
貴重な機会なのでお近くの方はお出かけください。
こちらに詳細をアップしてあります。



今後とも花風社の本をよろしくお願いいたします。

花風社 浅見淳子
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意外なつながり

2018-11-14 10:04:32 | 日記
まず、新ブログ「片道切符でいいんですか?」に浅見のご挨拶をアップしました。
どうぞごらんください。




そうなんですよね。
私はたとえば「就労支援」っていったら、就労を支援すると思っていたんですよ。
だからたとえば、自由業で食べていける人はそういう支援をするのだと思っていた。
ところが。
就労支援事業所にはそんな支援ができる人はいないし、そもそも自由業なんてどれだけ向いている人もつかせる気はないんですよね、就労支援事業所は。
理由は二つ。
一つは親のニーズ。親(の一部)が望んでいるのは就労っていうより「昼間面倒みなくてすむこと」なので、ニキさんのように在宅仕事をする人はどれだけ仕事しようと親にとってうれしくないんですね。どっかに通ってほしいんです。就労っていうよりデイケア。
もう一つ、事業所のニーズ。
いつまでも介入できるには、企業とかそういうところのほうがありがたいわけですね。なんで介入したいかっていうとじゃないと売り上げにならないからですよ。なるべく手元に置いてめんどりにしておいたら大きな卵を産むんだけどときどき就労する人出さないとやばいから出すんだけどそのあとも相談事業受注するには困り切った雇用主とかが必要なわけです。
そういう意味で就労支援は当事者の就労ではなく支援者の就労を支援している、というのが実態。

でもねえ、それが変わってきているでしょ。
『自傷・他害・パニックは防げますか』もいつの間にかなくなってしまって増刷かけました。
たちまち増刷、と言っていいんじゃないのかな。

っていうか「ああ、なくなる~なくなる~」と思いながらも重い腰を上げなかったのは「印刷所忙しそうだなあ」と思ったから。幻冬舎さんがどんと刷るときはあそこに決まっている、っていう印刷所で刷ってる本なのでいらない遠慮をしていたんですよね。

そして「日本国紀」ですが
驚くほど知ってることしか書いてありませんしイデオロギーに満ちた本でもありません。
むしろ教科書みたいに読めます。
だから日本史をよく知らない人にはいいんじゃないかと思います。
私にはちょっと物足りないです。
『国民の歴史』みたいなクラスのものを期待していると肩すかしな感じです。


まあそんなこんなでブロックバスターに遠慮していたらその間にもどんどん売れて本当になくなってしまって送れなかった方から「やはり題名だけでも惹かれる人が多いんですよね」と言われました。そうなんでしょうね。っていうか、自傷・他害・パニックをそのまま受け入れましょう、というギョーカイの戯れ言トークが力を失ってきた証拠です、この本を皆さんが読みたいと思うのは。
その方の場合はちょっと冊数が多いので待っていただいているんですが、お急ぎの方はAmazonさんはまだたっぷり在庫お持ちですし市中在庫もわりとある本です。だからネットやリアルの書店でお買い求めください。直販は連休明けまで在庫がないです。

Amazonさんここです。



皆さん、ありがとうございます!
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そらパパに感謝を!

2018-11-12 09:05:02 | 日記


昨日夫婦二人でランチにいただいた盛岡冷麺です。
盛りすぎて麺が見えなくなってしまいましたが、つるつるの麺にこれだけの具にも負けないスープ。大変に美味しくいただきました。
夫には読者の方から贈っていただいたこと
そのみるさんという読者の方のこれまで歩んできた道
について話しました。
進路選択時に荒れていて養護学校に行ったこと。
そのあとも福祉に塩漬けにされていたこと。
エネルギーもあり頭がいい人なので、おそらくギョーカイ系支援者にとって都合のいい人ではなかったこと。
おそらくそのせいもあり薬漬けにされたこと。
地元では単独行動を許可されないほど重いと見なされていたけど、鹿児島に一人で出かけるパワーがあったこと。
神田橋先生に「支援と薬が合わない」と言われ、それを抜いて栗本さんのアプローチをしているうちに元気になり、今度、長年の福祉塩漬け生活を経て、自力で仕事を見つけたこと。
バイトだけど、有期だけど、これが本当に本当に大事な一歩だということ。
みるさんの来し方をつるつる麺をすすりながら語りました。
「よかったねえ」
「花風社クラスタの人たちがみんなリアルな社会をこんこんと説いてくれたのもよかった。ハローワークはなるべく仕事したくなくて門前払いする。就労支援はやたら社会は怖いと脅かす。でもそれはウソだ。社会はもっともっと懐が深いしある意味福祉の世界よりずっと優しいし人を育てる気がある、ということを、私だけじゃなくて民間企業で従業員として働いている人とか、色々な人が説得してくれたのがよかった。もちろんちゅん平さんも。ちゅん平さんなんてハロワのやる気のなさをチクったりしてたもんね」(このあたりにご興味のある方は『30歳からの社会人デビュー』をご参照ください)
「藤家君みたいになるかもねえ」
「そうだといいな」

なんていう会話を交わしながらおつゆ一滴も残さず(それほどおいしかったのです)食べ終わりました。社会の普通の感覚の人はね、福祉の内部の飼い殺し軍団と違ってね、会ったことのない人でもやる気のある人を自然に応援するものなのです。だからこそ私は、実社会に出られる人は出た方が健康だと思うのです。

そしてもう一ついいお知らせが。

読者のファル子さんのご子息が志望大学に合格されたそうです。

ぱちぱちぱち。

で終わる話ではありません。ファル子さん曰くご子息は「支援級→支援校→福祉就労」のレールに乗るところだったのですから。親御さんとしても諦めていた大学進学が可能になったのです。

事態が変わったのは八年前。第一次猿烏賊騒動のときそらパパとその取り巻き(当時はたくさんいた)が花風社や浅見や神田橋先生を口汚く罵るのを見て、こっちも見に来た。そして「あれ、こっちのほうが言っていることがまとも」という判断をして鹿児島行ってみた。それから資質が開花して普通高校行って大学進学です。

十歳からの八年は、それほど大きな八年なのですよね。
ここでどっちを選ぶかは重大な問題ですね。

別に福祉就労が悪いわけではないですよ。でも大学に行った方が、今後の職業展開など変わってくるのは事実ですからね。

それもこれもそらパパのおかげかもしれませんよ。
自分ちは治らなくても人んちの可能性を開いた。
ご苦労様でございますですね。

それが2010年のこと。
そのとき取り巻きで「花風社浅見神田橋けしからん」と言っていた人たちはどうなったでしょう。
私は言ったはずです。「五年後十年後を見ましょう」ってね。

そして2010年なんてまだ我が子生まれていなかったわ、とか、生まれていたけど診断ついていなかったわ、っていう人もいるでしょう。
そういう人はラッキーです。
猿烏賊が言う犬の曲芸方面のエビデンスと、みるさんやファル子さんやその他治ったと喜んでいる花風社クラスタの人の生きた証言と、どっちをとるか自分で選べるからです。

それと、新設ブログ、南雲さんご挨拶をアップしました。
題して「支援を捨て、社会へ出よう」

今回はいったん私が受け取って私がアップしましたけど、今後は南雲さんが直接アップしていきます。
今回の原稿も一字一句手を入れていません。
「書字障害」(があった)ということと「文章が書けない」ということは全く違う事象なのだとおわかりいただけると思います。

そういう可能性はね、見いだしていかないといけないと思うのですよ。

ギョーカイが仕事を手抜きするため押しつけてくる絶望は、跳ね返してやりましょう。





追伸

昨日の記事にいただいた373さんのコメントには必ず目を通してください。
とても大事な話です。
とくにみるさんには読んでもらいたい。
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新ブログ開設とメルマガと筋トレとなんちゃって護道と饗宴の忙しい土曜日

2018-11-11 09:50:00 | 日記
昨日はまず新ブログ開設のご挨拶を載せました。



皆さんよろしくご愛顧のほどお願いいたします!

そして、新ブログ開設及び1月14日の無料読書会、そして栗本さんの佐賀講座のお知らせをメルマガで流しました。

それから!
十年ぶりに復活する大相撲横浜アリーナ場所のチケット発売日でした昨日は。
正面溜まり席を三席ゲット。
親孝行と夫孝行、そして何より自分孝行です。

それから筋トレしに行きました。

筋トレ後シマ唄を聴きながらクロストレーナーをし、汗をかいてから練馬へ。
榎本さん主催の読書会に参加するためです。

読書会は楽しかったですねえ。

もちろん榎本さんは護道の専門家ではなく、私たちも素人で、でも手元には本がある。
考えてみればこれほど情報が速いスピードで行き交うことが不可能だった時代は、宗家も師範もいないところで本を頼りにあれやこれややってみたのではないでしょうか。
そういう原点の会合のような感じでした。

そして三つのお稽古を実際にやってみて、思いがけないほどうまくいくところ、うまくいかないところを確かめ、そういうときに廣木さんの動画とかを脳内再生し、「ああ、あの動きにはそういう意味があったのか」とか確認する。
そういう面白い作業をしました。
休憩時間には自然に金魚体操とかも始まり、毎日お子さんやだんなさんにやってあげている人の上手なこと。
最後には護道金魚もみんなでやってみて「これカンタンできもちいい」ということになりました。

練馬は遠いので饗宴はパスしようかなと思ったのですが、私よりさらに遠い神奈川県民の方たちも饗宴に参加するということでご一緒することにしました。
どうやら花風社集まりの醍醐味は饗宴にもあるようです。

そして楽しくおしゃべりをしました。
栗本さんの悪口もたくさん言いましたが、栗本さんはなまはげ県の保育士さんたちに呼ばれていて、実際になまはげと会っていたようです。

私は大昔から東横線ヘビーユーザーでしたが、東横線が渋谷より遠いところまで行くことになったとき、横浜で電車待っていると「東武動物公園」とか「飯能」とかまで行くとかいうのでいったいどういうことかと最初は戸惑いました。

けれども昨日東横線がそのまま副都心線になりそれが東武線と西武線と分かれて西武線が練馬までつながっていることを昨日初めて体験しました。

帰りは元町中華街行きに乗り、これだと乗り過ごしても元町中華街までしかいかずいざとなったらタクシーでも帰れる距離なので便利だと思いました。

でも酔い潰れてはいなかったのできちんと途中で特急に乗り換え、菊名で降りました。
菊名駅前のスーパーで焼き肉用の牛肉とかキュウリとかを買いました。
なぜなら今日のランチは盛岡冷麺を作るからです。

なんで盛岡冷麺かというと、みるさんが贈ってくれたからです。

心のこもったお手紙とともに。

実はちょっと前、私はみるさんに対し怒りを爆発させた夜がありました。
おまけにひみつのお部屋の花風社クラスタのみんなにも「社会人としてきちんと意見を言ってくれ」と煽る始末。

そしてみんな、社会の中でまっとうに働き社会情勢をおそらく心理士や医師よりは知っている立場から、地に着いたアドバイスをしてくれました。
花風社クラスタ最強の夜でした。

そしてその結果
みるさんは自力で、初めての企業就労を見つけたのです。
就労支援ではありません。
普通のバイトです。

ささやかなささやかな成果かもしれません。
でも全私が泣いたうれしいお知らせでした。
でも養護学校卒後、地元ギョーカイにいわば福祉に塩漬けにされていたみるさんにとってこの一歩の大きさが皆さんおわかりいただけるのではないでしょうか。

新人で苦労していますが、それは当たり前のこと。
これからも波瀾万丈あるでしょう。でもそれは誰にでも起こること。
今は応援する気持ちでいっぱいです。

皆さんもそうだと思います。

あとは地元ギョーカイがみるさんに人権侵害を行わないように見張り
何かあったら書き立ててやるつもりです。
ふざけたまねするなよあまちゃん県のギョーカイ。

その他にもいいニュースが入ってきています。

八年前『発達障害は治りますか?』が世に出て
そのときにインチキ扱いした人たちとやってみようと思った人たち。

着実に差が出ています。

そして八年前は生まれていなかった人も今診断がついたりグレーゾーンだと疑われたり。

その世代は幸せですよ。

先人たちを見て、どの道を歩むか判断できるからです。

神田橋先生のやっていることをインチキ扱いし、エビデンスと心中した人たちと「やってみよう」と思った人たち。

その違いを確かめてから、道を選んでください。

ともかく

昨日集まった花風社クラスタの人たち
初対面の方々
集まる場を設けてくださった榎本さん
ありがとうございます。
宗家にはまたぜひ関東に来てもらいたいですが
こういう風にちょこちょこお稽古する場もあったら楽しいなと思いました。

盛りだくさんな土曜日でした。

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佐賀で感覚過敏に関する講座が開かれるそうです

2018-11-10 09:38:37 | 日記
ご興味のある方はお急ぎください。
子どもの部はかなり埋まってきているようです。成人の部はまだ空きがあるようです。
よろしくお願いいたします。

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読書会をやります

2018-11-09 09:28:18 | 日記
花風社では一年に一回くらい無料イベントをやろうと思っているのだけれど
今年はできなくて、来年の頭に部屋が取れました。
1月14日(月)に横浜で無料読書会をやります。
テーマは「資質の開花」です。

なぜこのテーマを選んだかというと、新しい読者の方も増えてきたから、改めて考えたいと思ったのです。
参加は無料ですが、読んできていただきたい本はあります。
っていうかほとんどのうちの本は資質の開花に関係ありますから、本当は全部読んできていただきたいくらいですが、最低限読んでいただきたい本は2冊です。

『自閉っ子、こういう風にできてます!』(赤本)
『10年目の自閉っ子、こういう風にできてます!』

赤本はスタンダードなのですが、意外と新しい読者の方は読んでいない。
でもここからすべてが始まったのです。
ぜひ読んでください。そしてお二人が10年後にどうなったかを確かめてください。

その他に資質の開花に関係する本と言えば

『脳みそラクラクセラピー』もど真ん中をついています。

そして藤家さんの立ち直りの記録としては

『自閉っ子的心身安定生活!』が虚弱体質を克服し作業所に週五日通えるようになった記録だし

『30歳からの社会人デビュー』は就活から就労までを書いてくれています。

そして

『発達障害、治るが勝ち!』は私の資質の顕れですし

『元刑事が見た発達障害』
には榎本さんと私の資質が表現されています。

本音では全部読んでいただきたいのですが

そしてベテランの花風社クラスタの方は全部新刊時に読んでくださったと思うのですが

とりあえず赤本と10年目のみ必読とします。

参加条件はこの2冊を当日までに読んできてくださること。

それと著者の個人情報はご本人達が発表している以上のものは出しませんので、そのあたり問い詰めないでください。っていうか問い詰められても出しませんが。

場所は港北公会堂第一会議室。時間は13時半からです。

参加費はかかりませんが、一応人数把握だけはしておきたいので、参加ご希望の方は

1 お名前
2 参加人数
3 ご連絡先メールアドレス

を花風社(mail@kafusha.com)あてに送ってください。

よろしくお願いいたします。

明日は榎本さんの読書会ですね。
残席2だそうです。

護道を試してみる絶好の機会です。
どうぞお出かけください。
私も参ります。
詳細・お申し込みはリンクからどうぞ。





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深夜の作戦会議

2018-11-08 12:07:29 | 日記
昨日は横浜市某区の医師会主催の講演会の講師をする南雲明彦さんにくっついていき、書籍販売をしてきました。
控え室では南雲さんとともにお医者さまたちとお話をして、現場も苦慮していらっしゃることを知りました。
南雲さんが交渉力を発揮して南雲さん以外の本も持ってきていいということになったので、お医者さまたちに『発達障害は治りますか?』を押し売り?し、自閉っ子通信も押しつけて?帰ってきました。
受け入れてくださるかどうかはわかりませんが、とにかく私たちの周囲ではどんどん治っていると言ったら不思議な顔をされていましたので、花風社がやっていることをお伝えしようと自閉っ子通信も持って行っていたのです。
正直、百人に一人でも身体に興味を持ってくださったがらっと変わると思っているので。
いわばダメ元で配るのです。
ダメ元に意気消沈していたら仕事なんてなんにもできないですよ。

南雲さんの講演は素晴らしかったです。
そして話を聴きながら、南雲さんと私の考えや話の運び方の違いにもいくつも気づきました。
たとえば南雲さんは支援を全否定していない。
っていうか私も全否定はしていないのですけどね。だって支援者でもつきあっている人いるでしょ。そして支援を受けるななんて言ってませんよね。でもあたかも全否定するかのように言論を展開するのが浅見流なんですな。
そして南雲さんが支援を部分的肯定しているのはもちろん自分も支援に救われた時期があったわけで、でも今支援を受けていないからこそやりがいのある生活を送れていることも確かなわけです。その両方を南雲さんは正直にしゃべっていました。

そうそう、会場に向かうタクシーの中きいたこと。
南雲さんは支援の場ではなく地域生活の場で機会があり先日護道を実践したそうです。役に立ったそうですよ。
またすごいおっさんたちが出てきましたねえ、と言っていました。

素晴らしい講演が終わり、私たちは十時前からうちの近所で飲み始めました。
話し合いたいマターがありました。
実はもう半年以上前から、新しい企画を立ち上げようと話していたのです。

それは何かというと
南雲明彦+浅見淳子共同ブログを開こうという話をしていたのです。
目的は実社会で活躍できる発達障害の人を増やすため。
実はその下準備のために丸一日がっつり話したりしていました。

そして世の中の動きを見ていて
そのテーマを定めました。
まだなんにも記事はありませんがここにブログを設置しました。


共同でパスワードを使いますので、どっちもアップできます。
スピードの速い会話の時はLINEのスクショでもいいんじゃないか、という話になりました。
いわば議論を公開で見ていただきつつ、皆様にもコメント欄等でおおいにご参加いただきたいし
匿名でも実名でもハンドルでもいいので、情報を持っている方は書き込んでいただきたい。
コメント管理は私がします。
極端な誹謗中傷は削除しますが、反対意見は大歓迎です。
南雲さんと私も意見が違うことが多々あるだろうと思います。
それを全部見ていただきます。
もちろん先々には電子や紙での書籍展開も考えています。
逆にコメントするときそういうところに載せてほしくない方は予め言っていただくようなシステムにしたいと思っています。

とにかく私たちの共通の願いは
「実社会で活躍できる人が増えますように」です。
特別支援教育や就労支援が、それにかなうものになっているでしょうか?
その点の危機感は共有していますし、共有しているのは我々二人だけではないはずです。

このブログにくらべ、更新はゆっくりめだと思いますが
どうぞ皆さんの議論の場としてもお使いください。

こんな深夜の作戦会議をしながら、意外とこんでいる店の様子を見ていました。
日付が変わっても飲んでいるお父さんたちは、今日はこの街泊まりなのでしょう。
出張先でのびのびとして、また明日から頑張るビジネスパーソンたち。
働く人々の仲間に一人でも凸凹な人たちが増えればいいなと思います。
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営業という仕事

2018-11-07 09:29:40 | 日記
さて、愛甲さんに質問する会に出席した方からまたお礼のメールをいただきましたよ。

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他の方々への御回答も、我が家に当てはまるものがいくつもありましたので、出来ることから、ひとつひとつやっていきたいです
愛甲さんのお話(お声)は慈愛に満ちていて、ずっとお聴きしていたいなと感じました
浅見さんが本の中で「愛甲さんの声がいい。言葉のひびきが心地いい」と表現されてましたが、実際にお聴きしてほんとうだ~と感じました
また、お会いしたいです
どうぞよろしく御礼お伝えくださいませ
会を主催&進行してくださった浅見さんに、改めて感謝申し上げます
簡単ですが、御礼まで

=====

本当にいい会でした。
ただし終わってから、私は愛甲さんにひとつダメ出しをしてしまいました。現行犯ダメ出しです。

というのは最後の方に当事者の方から仕事についての質問があり、その方が終わってからも個人的に相談にみえてました。そのとき愛甲さんは「自閉の人には営業が向かない」とか言っていたのです。

以前も愛甲さんがこれを言ったときたしなめたことあったのですが、愛甲さんや下手すると神田橋先生まで「ああいう仕事が向く、こういう仕事は向かない」を言うんですが、私はこれが大嫌いなのです。

そもそも医者や心理士風情が(ブ)世の中の仕事のどれに向いてどれに向かないとか言えてしまうはなぜなのでしょうか?

愛甲さんは営業部の名刺を持ったことはないはずです。
私は営業部の名刺を持って正社員として活動していた時期が四年近くあります。
そして営業という仕事の幅の広さを知っています。
営業の仕事は大好きでしたし、今だってその経験なしにはやっていけたと思いません。

医者や心理士が「営業の仕事は向かない」というときそれは、なんとなく官尊民卑の見下したニュアンスがあります。
営業は民の最たるものですから。
民であることを誇りに思い民ならではの活動をしている私にはそれもカチンときます。

そもそもニキさんが花風社につながったのはなぜでしょう。
ニキさんが営業かけてくれたからです。
ニキさんが花風社につながったのは今思うと歴史を変えた事件です。
ニキさんとの出会いがあってこそ、身体の問題に気づいたのですから。
だからニキさんが花風社に営業したことは今身体アプローチで治っていると喜んでいる皆さん全員が感謝すべきです。

そして藤家さんは今販売業で活躍していますし、こよりさんも独身時代は販売業、その後主婦パートでも販売業をされていました。
支援者が「自閉症の人にはそういう仕事は向かない」と言い切ってしまうことは、可能性をせばめてしまうことになるのです。
自閉の人に営業は向かないというのはやめてくれ、という抗議を愛甲さんは受け入れてくださいましたが、実は前にもしたことがあります。
たぶんそういう紋切り型のフレーズが行き交い支援者にしみついてしまい何かのときにはぽろっと出てきてしまうのが支援の世界なのだと思います。

しかも今は、空前の人手不足です。
おそろしいことに愛甲さんは、それもご存じありませんでした。
メディアからでの情報でも、街を見ているだけでも、人手が不足しているのはわかると思うのですが、逆に言うとそれがわからなくてもやれてしまうのが心理士等の福祉・医療の仕事なのだと思います。


藤家さんが体力をつけたときいきなり販売業として採用されたのは、基本的なお行儀ができていたからです。
藤家さんに障害があると早期発見され、ギョーカイ流にありのままに育てられたらこうはいかなかったかもしれません。けれども藤家さんのご両親は常識のある方ですから遅かれ早かれギョーカイ流では子どものためにならないことはわかったでしょうが。

こよりさんは藤家さんほどていねいに育てられなかったかもしれませんし場面緘黙もありましたが、働かなければいけない家庭状況だったのがかえってよかったのです。
とにかくしゃべらなければ仕事はできないしお給料ももらえない。
その状況の中で販売業で戦力となり、主婦パートとして応募したときにはチェーン店で「あのひとできる」という情報が共有されたのですぐに雇ってもらえたのです。

官尊民卑の福祉医療の人々にはわからないことでしょうが、営業というのは卑しい行為ではありません。
基本的に相手の益になる情報を持って行く、というのが営業の基本です。
だから自閉っ子のハイパーりちぎなところはむしろ活かせたりするのです。

専門家のとんちんかんなアドバイスから身を守りましょう。
実際、基本的なお行儀ができていれば、この人手不足の状況の中では就労支援なんかいらないんじゃないかと思います。
それを就労支援という産業で支援者の就労を支援するために愚にもつかないビジネスマナーとかを教えて時間つぶしをしていますが
私としては就労支援機関なんて最低限にして、スタッフも利用者ももっと生産性()のある仕事についたら社会はよくなると思っています。
家庭でマナーを教え、実地に飛び込む。
そこで叱られることもあるでしょう。
大事なのは就労支援施設で習う紋切り型のビジネスマナーではないのです。
家庭で教わったお行儀+注意されたときに受け止める素直さとレジリエンスなのです。



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やはり即効性が

2018-11-06 10:06:18 | 日記
愛甲さんの会は一回で治ってしまう人多いんですけど(愛着障害の会なんかまさにそうだったよね。あれで長年のあれこれえが消えていった人が多い会だった)今度の会もそうでした。きょうだい間の他害が一日で治まったそうです。よかったよかった。
先ほど愛甲さんからお電話いただいたのでご報告しておきました。

愛甲さんのその方に対するアドバイスは神田橋先生のやり方を踏襲していた。
それがその方に必要だと見抜いたのは愛甲さんの力だけど。

そして私が力説してしまったけどいまいち愛甲さんがぴんときてなかったかもしれないのは、格闘技的アクティビティが、とくに男児において、必要とされている、というか必要な子も中にはいるということ。

皆さん身体アプローチやってお母さんも元気になるとヨガとか始める人多い。ヨガってやってみるとそれなりに筋肉使うし気持ちいいけど、私にはどうも運動に見えない。私にとって運動は汗かいて心拍数が140まで上がるやつ。私は☆☆トレーニングもスワイショウもウエイト持ってやってますから。まあ忙しいから時短したいというのはあるんだけど。

格闘技系のぶつかり合いを愛甲さんはルール遊びととらえていたけど、それはそうかもしれないけど、感覚遊びの面があって、なんの感覚かというと固有受容感覚なんですよね。それがずしりと入らないと落ち着かない子っていると思うの。ソースは私。

特に男児はもともとが戦う性なのだから、そういう欲求が身体にあると思うの。
でもお母さんがヨガとか好きなタイプだとそれに気づかないかも。
うちの父なんかは身体使って遊んでくれたけど、そういうタイプのお父さんじゃなかったりすると、どうしてもそこが育つ機会が乏しくなる。
そしてそういうお子さんはやたら○☆アクティビティをしてる。
『自傷・他害・パニックは防げますか?』を読んだあと、やたら☆☆にこだわる人がいるかもしれないけど、○☆アクティビティだって発達には必要だと私は思っている。
栗本さんだってそれはわかってるだろうよ。今は☆☆に関して皆さんにお知らせしているだけで。
そもそも生命が危機にさらされたとき、どっち使う?
だから☆☆が育ってないタイプはそれこそ遅れとかヌケとかなのかもしれないよ。

本当は父親がこういう遊びをしてくれたもんだと思う。
ソースはうち。




じゃあなぜ今のお父さんはそれをしないのか?
お父さんたちがもうそういう遊びをしなかったのかもしれないし
今のお父さんたちは疲れているのかもしれない。
なんで疲れているかというと、食生活もあるんじゃないかと思います。
昭和は今より貧しかったけど、お母さん達は一汁何菜かの夕食を用意した。
手軽に食べられる牛丼屋とかもなかった。だから今の方が案外栄養偏っているかもしれない。
お父さんたちが日曜日ごろごろしているばかりで子どもと遊ばない! と文句たらたらのお母さんたち。サラリーマンの貴重な昼休み炭水化物メインの栄養価の少ない昼食にしかも列に並ばせていないかどうか振り返ってみてください。

ともかく私は今回武道系の本を作り、廣木さんが引き分けを目指せるのは本には載せなかったけどやんちゃだった時代があったからじゃないかなと思っているのです。

そして、榎本さんも貴重な人材として宿泊学習とかによく呼ばれるようです。
男手は不足しているもんね。そして子どもたちに相撲とってくれとか言われたりするそう。
そういうのが必要な発達段階ってある子はいるのよ。

護道の三つのお稽古を実際にやってみる機会がちょこちょこあるといいなと思うんだけど
今度榎本さんが主催して読書会を開くことになったそうです。
告知が遅すぎて、今週の土曜日だそうですが
私も一参加者として参加します。
本を読んで身体を動かしてみる貴重な機会です。
皆さんもよかったらどうぞ。
定員の少ない講座なのでお急ぎを。
私はぶっ飛ばしたりしないから安心してきてくださいね。

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