先日、母から書道の会の記念にもらったペーパーナイフをもらいました。2つもらったそうなので、ひとつは私に。これでも私、画業は長いのですが、それまでペーパーナイフなど使ったことありませんでした。
そう言えば子供の頃、父がどこかでもらったペーパーナイフを見せて、私にこう言ったことが。
「マスオくん、これがペーパーナイフというものだ。ヨーロッパの本は製本の段階で紙が袋閉じになっているため、新しい本をめくる時にこのナイフで袋を切るのだよ」
「ふーん」
「欧米では本を読む時、そうやってゆっくり味わって読むそうだが、お父さんは読むのが早いので、そんなことするのは面倒くさいな。もっとも日本の本に袋閉じになっているものはないけどな」
当時、欧米の本が本当に袋閉じになっていたか……親父の思い込みだったかもしれませんが、その時のすりこみか、私はずっとペーパーナイフなど無用と思っていました。
ところがところが!
このペーパーナイフ、切れ味が抜群に良い!
私が水彩を描く時に必ず使用するのはファブリアーノ紙ですが、大きな全紙をカッターで切るのはけっこう面倒な作業です。
ところが、このペーパーナイフだと二つ折りにしてサクサク切って、はい完了!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます