享年92歳ですから、昭和6年生まれですね。
母の妹、つまり私の叔母さんの夫ですから、直接血のつながりはありませんが、幼い頃からめんどうを見てもらい、絵も何度か買ってもらいました。
そう、上の絵は25歳の時の作品で、まだ多摩美大学院に在籍していた時の作品ですね。学生時代、ヨーロッパを自由旅行していた時、たまたま遭遇したヴェネチアのカーニヴァルを描いた作品です。
下手なりにがんばって描いた作品です(笑)。
92歳といえば、昔で言えば大往生ですので、葬儀自体は湿っぽくはなりません。
でも、昭和6年生まれで175cm以上あった叔父さんが、すっかり小さくなって、最後は骨になるところを見ると、人間いずれはこうなるのだなと思いました。
でも、叔父さんは天寿をまっとうして幸せだったよね。
残された母方の姉妹は、母90歳を真ん中にしてみなご壮健。色々あるけど、まあ幸せなんだろうなと思いました。
▼こちらも叔父夫妻が購入された絵です。
「光陰者百代之過客也」は、芭蕉の『奥の細道』の序文の原型となる李白の詩です。
いや、人生とはまさに「百代の過客」。
なんて思って描いたわけではありませんが…それにしても何でパンダなんだ??
なんで描いたのか思い出しましたが、この時に伊豆の爬虫類ミュージアム、iZooの白輪館長の本の挿絵を描いていたのでした。
あんまり深く考えて描いた絵ではありませんが、叔父さんのことを書きながら不思議な気持ちにひたっているところです。
叔父さん、今までありがとうございました!