箱根の初日、登山鉄道の強羅駅に到着したのが1時頃。
3時半の送迎バスが来るまで、2時間半ほどもあるので、箱根強羅公園を通って、箱根美術館を見ることにしました。
上の写真はブラタモリでも話題になった、箱根山の山体崩壊の跡ですね。
公園や美術館の中に巨石がゴロゴロあるのですが、こんなに大きな岩があんなに遠くから飛んできたなんて、自然の力はすごい!
でも、その岩や石を利用してお庭を作ってしまおうなんて、日本人もなかなかしたたかなものであります♪
箱根美術館は、あの尾形光琳の「紅梅白梅図屏風」を所有するMOA美術館の姉妹館。
世界救世教という、神道をベースにした宗教団体が母体です。
宗教団体の美術館と聞くと引いてしまう人もいそうですが、そこは美術館なので、むしろキチンと管理されているようです。
MOA美術館は学生時代に行ったきりですが、秀吉が作らせたという「金の茶屋」があまりに凄いので、当時同級生だった画家の越前谷嘉高くんと大笑い(声を殺して)した記憶があります。
箱根美術館は二度目なのですが、むしろ渋い名品が多いという印象でした。
▲こちらは橋本雅邦による金箔の屏風絵。
雅邦はそれほど好きな画家でなかったのですが、墨で金箔の下地に一気に描いたこの筆致は素晴らしい!
私もこんなに大きな屏風は難しいけど、金箔に墨で描いた絵を今年の展覧会用に描いてみようかな(笑)。
ほかにも備前焼きの大甕や皿などの銘品が展示されていて、送迎バスが来るまでの2時間半があっとい言う間に過ぎてしまいました。