小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

望まぬクラス会

2014-01-26 09:07:24 | Weblog
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本日はこれより叔父の一周忌。

晩年は介護で叔母が大変だったとはいえ、80数歳の往生だったから、ある程度仕方ないとはいえるのですが、今週は実は高校時代の友人の葬儀がありました。

自刃でした。

彼は結婚が早く大勢の子供がいて、長男も結婚が早かったので、昨年は「おじいちゃんになりました」という年賀までもらいました。
中堅食品会社の社長をしていて、順風満帆な人生。

こちらから見れば、何の不足もない人生だったはずなのですが、いやはや人生とはわかりません。



どう見ても、自分から命を断つタイプには見えなかったのですが、ここ2か月くらいの間はさまざまなことを思い悩んでいたようです。

社長という立場は世間から見ると羨望される立場でしょうけど、高い地位というのは、それだけ責任がかかりますから、そういうことがあったのかもしれません。

私自身は自殺をしようと考えたことはありませんが、最近はする人の気持ちもわかるような気がします。いや、わかるとは言いませんが、自殺する人を必ずしも非難できない気はするのです。

キリスト教でも仏教でも、天から授かった命を断つわけですから、自殺というのは罪でありますが、たぶんほかの選択肢が考えられなくなるのでしょう。

よく「死ぬ気になれば何でもできる」とか「残された家族のことを考えているのか」ということも聞かれますが、死ぬ人はそのくらいのことはわかって死ぬわけで・・・。

ただ、残された者は辛いよなあ。

葬儀の時に、息子や娘たちの姿を見かけました。
小さい時を知ってるので、大人になったなとか、本人そっくりになったなと思いましたが、いやはや何とも。



現役の社長だったため、小さな葬儀場には入りきれない人が集まっていて、お焼香も1回でお願いしますという張り紙がありました。

葬儀のあとは高校時代の連中があつまり、 望まぬクラス会。

担任の先生が「みんな、オレより先に死ぬなよ」と一言。
そう言っても、10年しか違わないからね~。

寿命だけはわからないですよ。

残された者は、その分生きないといけないなと思った次第です。
コメント
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