小暮満寿雄 Art Blog

ダジャレbotと間違われますが、本職は赤坂在住の画家です。作品の他お相撲、食やポリティカルな話も多し。右翼ではありません

桃の節句~左巻きの人を信用できないワケは

2012-03-03 10:18:10 | Weblog
今日は桃の節句。
世の中には男女差別だからひな祭りはいけない、なんて方もいらっしゃるようですが・・・。


一昨日、junvjyunさんよりあった米を読んで、
なぜわたしが左巻きの人たちを信用できないのか、少し理由がわかった気がしました。

女性を土俵に上げる上げないの議論は、
かなり昔の話ですが、似たようなことは今でも続いてるので、
以下、junvjyunさんのコメントを引用いたしましょう(junvjyunさんは女性です)。

以前、大阪府の知事さんが女性にもかかわらず土俵に上げろと
のたもうたことを思い出します。
『今は男女平等の世の中なのだから!!!!』

「平等」にこだわりすぎて、伝統や神事や、
それこそ『自然の大いなる摂理(男女は違う作りなのだということも』
を無視する言動に背筋が凍ったのを覚えています。


そうなんです。
元女性大阪府知事にとって、重要なことは「男女平等」であって、
「伝統や神事」はどうでも良いことだったのです。


これは相手の価値観を軽視・・・というか完全に無視をしていますね。
ある意味、ファシズムと断じて差し支えないかと思います。

元府知事にとっては「男女平等」がプライオリティであり、
土俵に女性を上げないのは、古い因習にとらわれた前世紀の遺物だというわけでしょう。

相撲界は格闘技であり興行でありますが、その紀元は古事記にも記述のある神事であるわけで、
それを言い出せば、すべての神事や仏事は否定されることになります。
(もっとも共産主義は宗教を否定してますから、
 彼らの論理の中では完結していると言えますが)。


今では相撲に限って言えば、こんなバカなことを言い出す人は少なくなったと思いますが、
「平等」のために、ほかの価値観を無視する人は少なくありません。

以前、どんな映画だったか忘れましたが、特攻を賛美するいわば右翼系の映画の上映について、
「上映禁止にする会」という人たちが動き出すことがあります。

その右翼系の映画が良いとは言いませんが、その価値観を云々する前に、
「上映禁止」にしようというのはファシズムじゃないかと思うのですが、
こういう人たちは、そうは思わないようですね。


以前、死刑廃止論の方と激論になった時のやり取りですが、
「被害者はいったいどうなるんだ」と言った時に、「それは仕方ないじゃない」と言われ、
背筋の凍る思いをして(junvjyunさんではありませんが)、
そこで議論をあきらめたことがありました。

「仕方ない」と言われては、たしかに仕方ありませんね。


しかしながら、タイトルで「左巻きの人は信用できない」と申しましたが、
わたしは右翼も右翼もきらいです。

世の中に認めたくない価値観はありますが、
社会正義(Social justice)に反しない限りにおいて、
その人が言うことは守るというのが民主主義だと思うからです。


画像は拙作「なにわ涅槃図」です。
コメント (6)
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