写真は私が使っているパレットです。
使わなくなった白い小皿を2枚、パレットにしています。
おもに片方は暖色用、もう片方は寒色用に使っています。
10数年ぶりに油彩(正しくは混合技法)を再開させたため、
即席のパレットですが、これがなかなか使い勝手がよい。
綱島にいる時分は大理石を平らにした、
それこそ見かけの立派なパレットを使っていました。
でもそれは重くて動かせず、どうにも使い勝手が良くないので、
一時は紙パレットを使ってました。
(紙パレットは使い捨てですが、水を汚さないので意外とエコな商品です)。
それが10数年ほど前からは、油を使って描くのを止めて
アクリルの下地をベースに、膠を使った日本画の技法で描くようになりました。
つまり水性絵具オンリーで描いていたわけです。
今回の個展では、欲しい色がどうしても水性絵具だけでは表現できなかったため、
混合技法を採用することにしました。
混合技法とは油絵とテンペラを併用した技法ですね。
テンペラとは卵をベースにマヨネーズ状のメジュウム(媒体)を作り、
それを粉末状の顔料と混ぜて描く、中世ヨーロッパにはじまった技法です。
卵は全卵、卵黄、卵白テンペラなど、さまざまなパーツが使われますが、
卵黄を用いるのが一般的です(私も卵黄派)。
それに亜麻仁油、松やに樹脂、小麦粉、膠など、さまざまなマテリアルを練り込み、
エマルジョンと呼ばれるマヨネーズ状の媒体を作る。
そうすると何ができるのかというと、水と油を混ぜて使うことができるのです。
テンペラは油彩の光沢ある肌合いと違い、しっとりとした色合いが魅力です。
どんな色合いなのかは、ぜひ会場でごらんください。
ギャラリートークでは油彩の簡単な技法についてもお話する予定です。
使わなくなった白い小皿を2枚、パレットにしています。
おもに片方は暖色用、もう片方は寒色用に使っています。
10数年ぶりに油彩(正しくは混合技法)を再開させたため、
即席のパレットですが、これがなかなか使い勝手がよい。
綱島にいる時分は大理石を平らにした、
それこそ見かけの立派なパレットを使っていました。
でもそれは重くて動かせず、どうにも使い勝手が良くないので、
一時は紙パレットを使ってました。
(紙パレットは使い捨てですが、水を汚さないので意外とエコな商品です)。
それが10数年ほど前からは、油を使って描くのを止めて
アクリルの下地をベースに、膠を使った日本画の技法で描くようになりました。
つまり水性絵具オンリーで描いていたわけです。
今回の個展では、欲しい色がどうしても水性絵具だけでは表現できなかったため、
混合技法を採用することにしました。
混合技法とは油絵とテンペラを併用した技法ですね。
テンペラとは卵をベースにマヨネーズ状のメジュウム(媒体)を作り、
それを粉末状の顔料と混ぜて描く、中世ヨーロッパにはじまった技法です。
卵は全卵、卵黄、卵白テンペラなど、さまざまなパーツが使われますが、
卵黄を用いるのが一般的です(私も卵黄派)。
それに亜麻仁油、松やに樹脂、小麦粉、膠など、さまざまなマテリアルを練り込み、
エマルジョンと呼ばれるマヨネーズ状の媒体を作る。
そうすると何ができるのかというと、水と油を混ぜて使うことができるのです。
テンペラは油彩の光沢ある肌合いと違い、しっとりとした色合いが魅力です。
どんな色合いなのかは、ぜひ会場でごらんください。
ギャラリートークでは油彩の簡単な技法についてもお話する予定です。