ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

皮膚を触ると痛い 「DVDセミナーで道標を!」

2019-01-26 07:27:19 | 診断即治療と虹彩学
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こんな感じで触るだけで痛みが出ます 




ここら辺も、全体的に痛みます 



「一週間ほど前から、右前腕の皮膚が触れると痛い」と訴えて来た方がいました。そして、
「走っているときに、急に肩甲骨の間の辺りにも痛みが出て、今は少し治まったが、痛いのは痛い」とも言います。

そこで、
「どの辺りが痛いんですか? そこを触って見せてくれませんか」とお願いすると、上の写真のように、前腕の甲側辺りを触って見せてくれました。

それで、背中の痛みが出ているところを触ったら、上部胸椎の上寄りでしたので、「金=肺・大腸」と診て治療を進めることにしました。
この場合だと、筋骨系を学んでいる方でしたら、脊椎の歪みとか圧迫などで神経に異常が起こっていると考えると思いますが、七星論で診ると、胸椎上部(上背部)は、「金=肺・大腸」と診るのです。

ですから、肺経に異変が出たと考えるのですが、肺と大腸は表裏ですので、この場合は、大腸に異変が出て、手の甲の皮膚に異変が出たと考えます。
そして、東洋医学では、「肺は皮毛を主る」とも言いますので、そのことから考えても、皮膚の異変は「肺・大腸」と考えたほうがいいと思うわけです。

となると、どのように治療するかですが、とりあえず皮膚の痛みを取ることから始めなければならないので、肺・大腸の「反応の出た部位」を探しました。
「探しました」と言っても、だいたいの想像は着いていますので、その部位を指で触ってみたのです。

異変の出た部位を探すのは、治療の途中で「治療効果の反応があるかどうか」を診るためです。
それは、その反応点の変化を診ることができれば、取穴が正しかったかどうかを知ることができるからで、取穴が正しいとなると、そのまま治療を続けるし、正しくないと思われたら、他の治療点を探せばいいからです。

そして、私が最も大切と考えるのは、「最初の取穴で好転させる」ことです。
それは患者さんを安心してもらうためです。
仮に、最初の治療で変化がなかった場合は、患者さんは落ち込んでしますし、こちらの腕も疑われてしまいます。
疑われて治療をしていると治療効果は半減してしまいます。

この方の場合は、千年灸を使ったのですが、幸いに最初の取穴が良かったようで、痛みが取れました。
しかし、念のために、

「ほんとに取れてますか? もう一度触ってみてください」と再度確認をさせました。

「ええ、ええ、はい。取れてますよ」と言うので、他の治療にかかりました。

何故、念を押して再確認をさせるかというと、時々、時々ですが、患者さんによっては、気を使って、「治りました」という人がいるからです。(^o^)

それから再発を防ぐ治療をしながら、再発させないための方法を教えました。
再発させないための方法とは、大腸にマイナスにならないことをしてもらう方法です。
それは食事療法になりますので、ここでは割愛させていただきます。
何故なら、多くの治療師は、「食事療法」と言うと耳を塞ぐからです。

 |(・_・)| 聞こえませ~ん!

 なんてね!

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薬指に糸を巻かれた感じがする 「DVDセミナーで道標を!」

2019-01-25 07:04:21 | 診断即治療と虹彩学
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黄色い円で囲んだ辺りに糸が巻き付いている感じがする



タイトルのような症状を訴えて来た方がいました。
痛みでもない、痺れでもない、となると皮膚自体に問題がありそうです。
経絡で考えますと、薬指は三焦経になります。

では三焦経の問題なのかということになるのですが、七星論で考えますと、PIP(近位指節間関節)は、木(肝・胆)の関係になりますので、肝経と三焦経の問題として捉えたほうがいいということになります。

もう少し細かく説明しますと、

① 肝臓に異変が起こる

② 筋肉の代謝が落ちる

③ 筋肉である消化器系が弱る(三焦経)

④ 三焦経に異変が起こる。

⑤ 手の三焦経に症状が出る

というように連想した方がいいか思います。

では、それをどのように治すかということになるのですが、おそらく趾を触っても変化は出ません。
ですから、肝経と三焦経を整えればいいということになるはずです。
しかし、果たして上の仮設は正しいかを確認する必要があります。

となると、肝経と三焦経を同時に刺激して、好転させることを考えます。
そこからが七星鍼法の面白いところで、七星論ならそれができるのです。
七星論を学んだことのある方はわかると思いますが、肝経にある三焦の部位。
あるいは、三焦経にある肝経の部位に刺鍼して変化をみればいいわけです。

この方の場合は、肝経を使いました。

「ここに1本鍼をさせてくださいねー」

「はい」

そして1本、軽く鍼を刺してから、
「はい。どうですか? 指の感じは消えましたか?」と聞くと、指を触り、

「ええ、取れたみたいです」と言ってくれたのですが、念のために、

「ほんまにー?」と聞いてみましたら、

「え、はい。大丈夫みたいです」

と応えてくれましたので、全身の調整をするために、経絡治療に入ろうとしたのですが、そばで見ていたスタッフが質問してきました。

「先生、今のは肝経ですか?」と聞いてきましたので、

「そうですよ、なんで?」と聞き返すと、

「すごいですよねー!」と言う。

スタッフは、何度もこのような一穴鍼法を見ているのに、何故「すごい」なんて言うんだろうと考えながら、治療を続けました。
そこで私が考えたのが、このスタッフは、まだ1年にもならないので、「多分一穴鍼法を理解してないのだろう」ということでした。

七星論での「一穴鍼法」というのは、もうすぐ始まる「DVDセミナー」の6回目辺りのでもやりますが、一穴鍼法は、「経絡」「脈診」「脊椎診」「望診」「七星論での色体診」(症状分析での診断法)など、いろいろなテクニックが必要とされるので、それらを勉強してからでないと難しいです。

ただ、勘違いしてほしくないのは、「この症状にはこのツボ」というようなものではないことです。
ピアノの鍵盤なら、だれが押しても同じ音が出るのですが、一穴鍼法は、それとは違います。

「この症状にはこのツボ」というたぐいの治療法は、「診断」がなされないし、そのツボで効果がなかったらお手上げになるからです。
「同病異治」という言葉があるように、同じ症状でも治し方が異なるのです。
それが鍼灸における「診断」だからです。

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腰痛:患部は後で診る 「DVDセミナーで道標を!」

2019-01-24 08:16:02 | 診断即治療と虹彩学
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左足先が左に倒れているのは左骨盤が開いています 



七星異論での基本実技を使うと、いろいろなものが見えてきます。
たとえば、上の写真を見てください。
軽い腰痛がある方です。

左の足先が左に倒れていますよね。
これは、左の腸骨が左に捻じれていると考えます。
この場合は、右の腸骨が内側に捻じれている(巻き込んでいる)場合もありますが、その場合は、右の腸骨内側を押えると痛みがあるので、すぐわかります。

では、この状態を治めるにはどうしたらいいでしょうか。

方法はいろいろあります。
簡単なのは、横座りになってもらい、手の甲のツボを使って骨格矯正する方法です。
しかし、いちいち起き上がって座ってもらうのも申し訳ないので、他の方法を考えます。

たとえば、左の膝を立ててもらい、膝を内側に倒して(内旋して)、柄tの甲のツボを使う方法。
右の膝を立ててもらい、外側に倒して(外旋させて)、手の甲のツボを使う方法。
左の腸骨が前傾している場合が多いので、左腸骨の前傾を調整する方法。

伏臥になってもらい、仙腸関節を調整する方法。
同じく、股関節を調整する方法。
(仙腸関節や股関節の調整方法に関しては、後のDVDで解説してあります)

もちろん、背部兪穴に刺鍼して、脊柱起立筋の過緊張を調整してもいいのですが、その方法は素人っぽいし、確率も良くありません。

ここで注意してもらいたいのは、評価(検査)の方法です。
この状態を見て、すぐに「左の腸骨」と判断できるといいのですが、それができない場合は、「動診」という方法を使います。(動かして診断する方法)
それは、『七星鍼法の基本実技』のDVDで解説してあります。

状態を見て診断(評価)ができない場合は、ちょっと手間がいるわけです。
でも、動診に従って、一つ一つ矯正していけば矯正できますので、慣れないうちはそのように一つ一つ矯正していけばいいわけです。

そこでポイントとなるのは、「腰が痛い!」と訴えられた場合、多くが「腰に原因はない」ということです。
腰椎が歪んでいてもです。
そんな場合は、多くが腰から離れた部位に原因があるので、それを見つける訓練をすることです。

上の写真のように、片足が外側に倒れる場合、膝痛も出やすいので、仮に「膝が痛い」と訴えられても、上記のような方法で、歪みを調整してみてください。
全てとは言いませんが、患者さんは
「えっ?」という顔をして笑ってしまうずです。
瞬時に歪みが取れて痛みがなくなるからです。

筋骨系の矯正方法はたくさんありますが、七星鍼法での基本実技を理解すると、原因追及がしやすいので、矯正も上手くいきます。
治療テクニックだけをいくら勉強しても、根本的な原因の見つけ方(評価法)がわからないと、テクニックだけを(小手先だけを)追いかけることになりますので、一度基本的なことをしっかり勉強することを考えたほうがいいです。

それが「近道」になるからです。

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骨格矯正鍼について 「DVDセミナーで道標を!」

2019-01-23 08:24:40 | 診断即治療と虹彩学
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骨格は捻じるか曲げるか引っ張るかで歪みが見えてきます 



このブログで、何回も骨格矯正鍼の話をしたし、臨床実践塾でも何度か説明をしてきました。
それは、このテクニックが簡単でありながら、治療効果が高いからです。
ただ、このテクニックを使うには、先に歪みの検出をしなえればならないのです。

歪みの検出も難しいものではないし、論理的なので、覚えやすいものです。
それは、体の歪みのパターンから考えられた評価法(検査法)で、これを覚えると、即、オステオパシーのような治療テクニックにも応用できます。
いや、オステオパシーで解説されていることが、分かり易くなる、と言ったほうが正解かも知れません。

骨格矯正法には、手技療法のテクニックが多いのですが、このテクニックは「骨格矯正鍼」と言い、「鍼」による矯正です。
脊椎を始め、四肢の矯正までできる方法です。
四肢まで矯正できる方法なのですが、セミナーでは、四肢の矯正法はサーッと流してしまうので、受講者の記憶に残るのは少ないようで、忘れてしまう人が多いようです。

このビデオには、「動診」という動きを使った分析法で、胸椎、腰椎、骨盤、四肢の評価法(診断法)を説明していますので、筋骨系の勉強をしたい方は、ぜひじっくりと視聴してください。
※ 筋骨系の治療は「瞬間的」ともいえる速さで効果を見せることができるので、臨床家になりたい人は勉強したほうがいいです。

このテクニックを覚えるだけで、臨床が楽しくなりますし、患者さんからの信頼も厚くなります。
それは何故かというと、診断をしながら矯正ができるからです。

たとえば、「こちらに曲げにくいのですね、ではちょっと鍼をさせてくださいね。はい。先ほどのように動かしてみてください。はい。治ったでしょ……」という感じの早さで矯正ができるからです。

その時ほとんどの患者さんは笑います。

これは、私が鍼灸学校へ通っている頃から、各地の講演や講習で公開してきましたので、知っている人は多いと思います。
でも、知ってるからといって、それができるかというと、それは別問題です。
知ってるのとと、やってるのとでは違うからです。

「知ってる」というのは、「見たことがある」でも「知ってる」となるからです。
ここは大切なところですので、繰り返しますが、治療テクニックは、「見たことがある」とか、「聞いたことがある」では何の役にも立たないのです。
自分が使えて、初めて「知ってる」と言ったほうがいいと思います。

もうすぐ始める「DVDセミナー」では、先にDVDを視聴してもらい、後日「スクーリング」という形で実技講習をする予定にしていますので、多分記憶に残る率は高いと思います。
ですから、今回の「DVDセミナー」は、「奥義講習会」のようなものです。

そして、この「DVDセミナー」は、会員制にしようかと考えています。
会員制にして、会員だけのページを作って、会員からの質問にも細かく答えていこうと考えています。
所謂、「ケーススタディ」になるので、分かり易いし、覚えやすいと思います。

というのは、ブログだと、不特定多数が見るので、「秘伝」は書けないし、「重要なポイント」も書けないのです。
何故かというと、今の時代は平気で人のモノを、自分のモノのように公開する人が多いからです。
ですから私のブログは、スレスレまでしか書きません。(← ちょっと意地悪?)
本物か偽物化を区別させるためです。

そして、もう一つ大きな理由があります
それは、
「新城のブログに書かれた方法でやってみたのだが、ぜ~んぜん効かなかった」と言われるのが嫌なのです。
駆け出しの人が、ブログを読んで臨床をしても、患者さんの体位、ツボの位置、鍼の刺し方、患者さんを動かす順序が違うと、効かない場合も多いからです。

そのためにスクーリングをして「使える」ようにしたいのです。

「DVDセミナー」への参加方法は近々ご案内させていただきますので、少々お待ちください。

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腰痛:経絡筋力テストの使い方 「DVDセミナーで道標を!」

2019-01-22 12:01:53 | 診断即治療と虹彩学
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この姿勢が困難という場合には右背や腰の筋肉が緊張しています 



多くの人が経験する症状に腰痛があります。
腰痛が起こった時の評価(検査)は、最初に捻じれを診るのがいいと思います。
と言っても、歩けないとか、歩くときは前かがみでしか歩けない、という時には、炎症がひどくなっていますので、素人が下手なことはしないほうがいいです。
(素人でも方法はありますが、それは次の段階です)

そして、「腰痛」があるからと言って、腰を揉むのも感心しません。
理由は、先ほども言ったように炎症が起こっているからで、炎症の起こっている部位を揉むと、その時は良くても、時間とともにひどくなってしまう場合があるからです。

では、どうしたらいいのかと言いますと、最初に評価(検査)をします。
立ったまま、或いは寝たままでいいので、左右に腰を捻じってみます。
上の写真は、寝た状態でゆっくり腰を捻じっています。
その時、立てた膝を左に捻じのが困難という場合には、右の腰や背中の筋肉が緊張しています。

これは立位でも、座位でも同じですので、どこに原因があるかを考えればいいわけです。
このような場合は、多くが肝臓に原因があるのですが、時には右の腎臓や上行結腸、或いは子宮や卵巣に原因がある場合もあります。

さて、ここで問題です。

この場合に、仙腸関節や股関節はどうなっているのでしょうか。
はい。
その通りです。
それらの関節の動きは悪くなっています。

ですから、仙腸関節や股関節を調整しても腰痛はある程度治まります。
もちろん治ってしまう場合もありますが……。
七星鍼法でも股関節や仙腸関節の調整は行います。
私は時間があれば、仙腸関節や股関節も診ますが、時間がない場合は、指で行う「骨格調整鍼」を使います。

腰を左右に捻じらせて、動きの悪い方に倒したまま、手のツボを刺激するのです

「ここを指で押しますが、ちょっと痛いですよ」と言いながら、パッと押し、

「はい。今度はこちら側に倒してください。そして再び先ほど動かしにくかったところに膝を倒してみてください。どう? 動きやすくなった?」

「あれ? 痛くないです。えっ?」とたいていの人は笑います。(^_^;)

これで腰痛は、半分以上治まっています。
しかし、それだけでは終りません。
それだけで終わると、すぐに再発させてしまうからです。
ですから、その後に原因となっている筋骨や臓腑を整えるのです。

これは基本鍼法を学んだ人なら簡単に理解できるはずです。
何故なら、「基本」だからです。
何故「基本」かというと、歪みは中心(この場合は脊椎)から起こっている場合が多いので、その中心を整えることで、枝葉まで整います。

(私の場合)筋骨系の勉強をしていると、この基本を忘れてしまい、「部分へ、部分へ」と枝葉に走ってしまうこともありました。
そうなると、細かい所だけに目がいき、「本質」が見えなくなります。
わけがわからなくなってしまうのです。

そんな場合は「基本に帰る」ことを思い出すようにしました。
この基本を私は30年以上も使っていますが、この基本を覚えていると、他の検査法(評価法)や矯正法が見えてきます。

つまり、「どこの検査(評価)をしているのかな」ということがわかってきます。
次々発表される「治療法」も、この基本で理解できます。
実際、私も良く新発売されるDVDを何十本と買いましたが、常に基本から考えるようにしているので、「手を変え品を変え」のように思えてなりません。

だからそれを「基本」というのです。
それがわかれば、矯正は楽なものです。
矯正も基本に従って行えば、上手くくからです。
そうすることで、早く、確実に、治療テクニックを身に着けることができると考えるのです。

つまり「近道」です。

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経絡筋力テストの応用 「DVDセミナーで道標を!」

2019-01-21 09:41:15 | 診断即治療と虹彩学
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心包経の経絡筋力テスト 



七星鍼法の基本実技の「経絡筋力テスト」の説明を続けていますが、これはいろいろな実験でも使うのですが、臨床でも使います。
たとえば、皆さんが普段使っている診断法で、「心包経が弱い」と診断し、心包経での気の流れを順調にするために、どこかのツボを使うとします。

七星論では、心包経と脾経は対応経絡ですので、脾経のツボを使ってもいいですし、心包経は、「心臓の筋肉」という考え方もしますので、筋肉とは、即ち肝の力と考えて、肝経のツボを使ってもいいのです。
もちろん、心包経のツボを使うと、心包経の筋力は上がりますので、心包経のツボを使ってもいいです。

ただ、心包経の筋力を上げるのに心包経を使うことは、最初のうちはいいのですが、自分でも「芸がない」と思うようになってきますので、そこは少し理論的なことを入れて、実験を行うと、もっと楽しくなります。

上の写真は、DVDにある心包経のテストですが、ここでは「任脈」を使っています。
最初に、心包経の筋力を調べ、
次に、心包経を指で押したまま心包経の筋力を調べます。
すると、指を当てているだけなのに、すごい力が入ってくるのです。

これは、経絡の「エネルギー循環」を考えたものですが、このテクニックは、七星論での七星配置を利用すると、いろんな部位で、いろんな実験をすることができます。
たとえば、お腹に配置した七星は「腹七」と呼んでいるのですが、その腹七を使っても、全ての経絡をテストすることができます。

腹七の使い方は、2017年に、FAT:function adjust treatment(機能調整療法)というタイトルで実践塾で公開しましたが、ものすごく面白いセミナーになりました。
最初に私がやって見せたのですが、それを見ていた参加者の一人が、「嘘でしょー!」と声をあげたのです。

そこで、
「いやいや、ほんとかどうか自分でやってみればわかりますよ」と、今度はその参加者にやってもらったのです。
すると、私と同じように、モデル(参加者)の筋力が上がったので、オーバーではないのかと思うぐらいビックリして、大笑いしていました。

こういうことを患者さんにやってあげると、患者さんはビックリしながら笑います。
笑ってもらうのが目的ではないのですが、笑ってもらうことでコミュニケーションが取れるのです。
七星論での「七星配置」というのは、体の各部にありますので、それを適宜使うことで、いろんなテストができ、患者さんとの信頼関係を築くことができます。

また、こういうテクニックが使えるということは、体のメカニズムを知っていることになるので、治療師としての信用も厚くなると考えています。
治すことも大事ですが、患者さんが喜ぶことをやってあげることも大事です。
そうすることで、患者さんとの距離が縮まってくるはずです。

いや、縮まってきます。

それは、鍼灸師仲間にやってみるとわかります。

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クリア穴は素晴らしい 「DVDセミナーで道標を!」

2019-01-20 10:52:50 | 診断即治療と虹彩学
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スタッフ講習での経絡筋力テスト 



七星鍼法にはいろいろは特殊鍼法があります。
その中で、「これはヒットだ!」というのがいくつかあります。
たとえば、鍼の実験をする場合に、一度モデルになってもらった人は、鍼の影響が残るので、次のモデルにはなれません。

具体的に言うと、肺経のテストをした人に、心包経や心経のテストはできないのです。
それは、肺経と心包経や心経は、筋肉で多少つながっているからです。
つながりと言っても、強いつながりではないのですが、テストとしては避けたほうがいいのです。
ですから、モデルを変わってもらうか、つながりのないような工夫をする必要があるのです。

これは非常に悩みました。
「補」した経絡を、次のモデルにもなってもらうために「寫」して力を抜くと、力が抜けすぎてしまうからです。
※一般的には「補法」よりも「寫法」のほうが強い変化が出ます。

さらに、鍼で刺激を与えて筋力をアップしたのを、アップした分だけ力を抜くなんて器用なこともできません。
これが、一度モデルになってもらった人を、次の実験のモデルにはできない理由です。
そこで考えたのが、「何かのツボを使うと、実験前に戻すことはできないものだろうか」ということでした。

もちろん、そんなツボなんてありませんし、私が読んだ本の中にもありませんでした。
多分、今でも(七星鍼法以外には)ないと思います。
だから、何か月も考え続けた気がします。
そして、ある時、鼻汁を止める治療をしているとき、鍼の向きを逆にしてしまい、余計に鼻汁が出てきたのです。

その時は、半分おかしく、半分慌てましたが、督脈と任脈の関係をよく考えてみると、督脈は陽経の、任脈は陰経の源でもあるので、その二つのバランスを調整してあげれば、他の経絡の「過不足」も整えることができるかも知れない、と考えるようになりました。

さてしかし、どのツボを使うのだ。
そして使うツボを考え着くまでも時間がかかりました。
既存のものを使うのは簡単ですが、ないものを考えるのはそう簡単ではありません。

簡単でないので諦めるというのは、私のポリシーに反します。
そこで考え着いたのが、「鼻汁の治療」でした。
鼻汁の治療で使ったのは1本の鍼で、1カ所のツボへの刺鍼です。
これは使えるかも知れないと思い、スタッフにも協力してもらって、実験を繰り返しました。

そしてついにできたのです。
「刺鍼した刺激を消す」方法ができたのです。
そのツボとその方法に「クリア穴」という名前を付けました。
非常に便利なツボです。

もちろん「DVDセミナー」に含めてあります。
しかも、しっかりと録画されているので、視聴して頂くと1回で理解できます。

おっと!

そのDVDを視聴して、
「わかった。簡単やん!」と思うのはいいのですが、臨床家を目指すなら、必ず実験をしてください。
実験をして、自分の「秘伝」を作るのです。

そして、「頭だけ覚えたのは消えてしまいやすい」、ということも覚えていてください。
「クリア穴」は、記憶をクリアするツボではなく、経絡反応をクリアするためのツボですので、
「クリア穴の実験をしていたら忘れてしまった」なんてことは言わないでくださいね。

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米中貿易協議で一部進展と伝えられNYダウ336ドル高、一方、ホワイトハウスは18日「米朝首脳会談を2月末開催」、「米政府機関閉鎖問題でトランプ大統領、19日に重大声明」と発表

2019-01-19 11:06:45 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)

18日のNY市場では米中貿易協議で一部進展が見られたこと、NY連銀総裁が金利政策でハト派的発言をしたと伝えられ、NYダウは336ドル、1.4%高、24,707ドルで取引を終えた。ナスダック1.0%高、S&P500は1.3%高と4営業日続伸した。米国債が売られ利回りが上昇、ドルは株上昇がドル買いを支援、1ドル=109.78円、1ユーロ=124.71円で取引された。NY原油(WTI)は米中貿易協議進展期待を材料に3.3%高、バレル53.80ドルで取引を終えた。一方、NY金は1,282.60ドルへ反落した。19日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界のトップニュース」出演の三菱UFJ,栗原浩史氏は「ミシガン大学米消費者信頼感指数は予想以下。米中貿易協議も不透明。米政府機関閉鎖が28日目に入り米国経済への影響が出始めている。21日には中国の昨年10~12月期GDP発表が予定。」と解説した。

「ホワイトハウスは、18日、米朝首脳会談が2月末に開催される。場所及び日時は公表されなかった」と18日付NYタイムズ電子版がトップで伝えた。19日朝放送の米ABCは「サンダース、ホワイトハウス報道官は、キム・ヨンチョル北朝鮮労働党副委員長とトランプ米大統領との会談で「2月末に、第2回目の米朝首脳会談が行われる。北朝鮮の非核化が討議される。」と語った」と伝えた。19日朝放送の韓国KBSは「キム・ヨンチョル北朝鮮労働党副委員長と1時間半の会談で2回目の米朝首脳会談開催が決まった」とサンダースホワイトハウス報道官が語った。日時場所等詳細は明らかにされなかった。ポンぺオ米国務長官はキム副委員長と昼食を共にした。一方、スエーデンでは、チェ北朝鮮次官と米リーガン代表との会談が18日開かれた。19日も会談は継続されると見られる。」と伝えた。

19日朝放送の米ABCは「コーエン元トランプ大統領顧問弁護士はトランプ大統領に議会で虚偽の証言を求められたと米ABCとのインタビューで答えた。トランプ大統領に関するロシア疑惑捜査に関連して検察当局はトランプ大統領とのメール交信記録など複数の証拠資料を確保,分析を始めた。ジュリア―ノホワイトハウス弁護士は「事実だとすれば信じられないことだ」と語った。上院で開催されたバー新米司法長官承認公聴会でバー氏は「コーエン氏による偽証疑惑を取り調べるか」と聞かれて「はい」と答えた。ロシア疑惑捜査の進展はトランプ大統領弾劾に発展する」と伝えた。18日付のNYタイムズ、ワシントンポスト、WSJ紙電子版は「トランプ大統領は政府機関閉鎖に関連して19日、土曜日、重大声明を発表する」と伝えた。「メキシコ国境の壁建設問題は共和党、民主党との間で2020年米大統領選挙の争点になっている。トランプ大統領は2020年大統領選挙を見据えて壁問題で明らかに圧力を受けている。」と解説した。

19日朝放送のシンガポールCNAは「18日、アセアン外相会議が開かれ、ミヤンマー、ドヒンギャ問題、東シナ海、南シナ海での領有権問題が討議された。領有権問題では改めて航行の自由が確認された。インドネシア、フィリピン、タイで議会選挙が予定されている」と伝えた。日本人で「ワールドニュース」をどれほどの人が見ているのか教えてほしい。(了)

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元気になるツボ、弱るツボ (DVDセミナーで道標を!)

2019-01-19 07:52:35 | 診断即治療と虹彩学
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DVDのジャケット 




DVDは3枚組で、これはPart3です 



『特別講義:七星鍼法の基本実技』のDVDができました。
このDVDは、スタッフ講習を収録したものです。
いわゆる「奥義」みたいなものです。

ですから、このDVDは、これから行う「DVDセミナー」に参加する方々に、入会と同時に配布する予定にしております。
というのは、これまで10数年セミナーを続けてきて、ある程度の知識がなかったら着いて来れない人がいるということがあったからです。

そのDVDでは、筋力テストを行いながら、鍼の補寫について話したりしますが、その方法も、スタッフがモデルになって実技をしながら行っています。
そして鍼をする前には手の洗い方も説明しています。
このビデオを収録したときは、手を洗うのに、流水で80~100回ぐらい手を洗っていましたので、違和感を覚える方もいるかも知れません。(現在はそんなに洗っていません)

しかし、手を洗うことは基本中の基本ですので、よく洗ったほうが患者さんとしては納得するはずです。
さらに、しっかり、ばっちり、手を洗うことは、治療院のイメージアップにもつながるはずです。
つまり、手洗いも「マーケティング」として使えるわけです。(^o^)

で、鍼も使っていますので、当然「補寫」についても実験で説明しています。
鍼の補寫については、経絡の流注に沿って鍼を刺すのを「補法」といい、流注に逆らって刺すのを「寫法」といいますが、実際の臨床では、それを無視して(ただ単に)鍼を刺している人も少なくなりません。
そこで、DVDでは「補法」と「寫法」の実験も併せて行い、その効果、その作用の違いも実験で見せています。

※ 五行論での「相生・相剋」による補瀉がよく使われますが、実験した結果では感心できません。

「補法」と「寫法」では、どのような違いがあるかというと、補法をすれば筋力が上がり、その経絡につながる臓腑は元気になります。
しかし、寫法をすると、筋力は落ち、その経絡につながる臓腑は虚してしまい、弱ってきます。
つまり、一つのツボでも補法にもなれば寫法にもなるということです。

臓腑が元気になるということは、その臓腑に関係して発症した症状も消えていくわけです。
逆に、「実」の症状もないのに「寫法」を使うと、だんだん臓腑が弱っていって、いろんな症状が出てきます。

それを実験ですると体を弱らせてしまうので、実験ではやりませんが、面白い鍼灸師がいました。
その方は、「元気になろう」と毎朝鍼をしていたそうです。
そして私に質問してきました。

「先生、毎日鍼をしているんですけど、だんだんしんどくなってきたんです。何故ですかね?」と。
脈を診ると、どの脈も虚していたので、

「どこに、どのような鍼をしているんですか?」と聞いたら、

「陰査穴(七星論独自の経穴)に、上から下に向かって刺しています」と言う。

「ええーっ? 陰経に上から下に刺しているのかいな。それなら体が弱っていくわな」

「えっ? いけないんですか?」

「陰経を上から下に刺すということは、寫法になるので、臓腑の力が抜けてしまいますよ。試しに下から上に向かって刺してみて」と言い、補法の刺鍼をさせました。

すると、しばらくしてからやって来て、
「先生。元気が出てきました。鍼ってすごいんですね」と言っていましたので、

「鍼は内臓を整えることができるので、筋骨系の治療でも経絡は使ったほうがいいよ」と念押ししておいた。

また、ある鍼灸師が鍼をするのを見ていましたら、任脈を上から下に向かって刺しているのです。
だから、聞いてみました。

「なんで上から下に刺すん? これだと五臓が弱ってしまいますよね!」

「〇〇先生が、ここは上から下に刺しましょうね、と言っていたので、上から下に刺しているんです。ダメですか? でも、これをすると、気持ち良くなるようで患者さんは寝てしまいますよ。ダメですか?」

「それは心や心包が虚して(弱って)、疲労が出てくるから眠たくなっているだけなんです。そのまま続けていると、患者さんは弱って動けなくなりますよ」と話したら、何日かして、

「先生、先生、あそこの鍼を下から上に刺したら、その患者さんがどんどん元気になってきたような感じがします。やっぱり上から下に刺すのはダメだったんですねー。オホホ」

こういうことを避けるためにも、基本実技で教える「筋力テスト」などを使って実験しておく必要があるわけです。
基本的な技術は、しっかり目焼き付けて覚えて欲しいと考えるので、このDVDを作ったのです。
また、この「DVDセミナー」は、そんなことを考えながら企画されたものです。

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米中貿易協議再開期待からNYダウ162ドル、0.6%高、ドル買われ1ドル=109円台、一方、ペロシ米下院議長とトランプ米大統領軋轢収まらずと米ABC(学校で教えてくれない経済学)

2019-01-18 11:54:52 | 経済学
ムニューシン米財務地長官が「中国製品に対する関税引き上げ品目の一部を削除する」と語ったと伝えられて17日、NYダウは一時270ドル上げたがライトハイザー特別通商代表部代表が「変更は予定にない」と発言のあと急落したが、米中貿易戦争緩和期待からあと戻して162ドル,0.7% 高、24,370ドルで取引を終えた。ナスダック0.7%高、S&P5000.8%高とそれぞれ値上がりした。クオールズ米FRB副議長が「米国経済は依然強い状態を続けているがインフレ率は低いままだ」と語ったあと利上げ警戒感が後退したことも株高を支えた。NY外為市場では株高を受けてドルが買われ、1ドル=109.19円、1ユーロ=124.40円で取引された。NY原油(WTI)はバレル52.07ドル,NY金は1,292.30ドルと共に小幅安だった。原油関連ニュースではOPECの12月原油生産が前年比2.3%減少、一方、米国の原油生産が増加、2018年、1010万バレルを記録したと米エネルギー機関が発表した。

18日朝として放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米国国防省は17日、国防白書を発表した。その中で「新ミサイル防衛システムとして超音速ミサイルを配備した。敵ミサイル発射直後に場所を測定撃破する能力を持っている」と発表した。アメリカは中国の策定した「Made in China 2025」を警戒している。なかでもロボット技術が中国側にスパイされていると神経をとがらせている。アメリカ企業に対してファ―ウエイへのロボット部品販売禁止法案を米下院に提出した。米検察当局は既にファーウエイによるスパイ行為を調査中である。中国外務省、華報道官は「いわれなき中国に対する誹謗中傷は行うべきでない。中米両国は相互に貢献できる間柄にある。未来に向かって一層の協力が求められる」と語った」と伝えた。18日朝放送の米ABCは「シリア北部マンビシでの爆弾テロで米兵2名をふくみ米国人4名が死亡した。17日、一部共和党議員は「トランプ大統領によるシリアからの完全撤退宣言が招いた。」と激しく非難した。」と伝えた。一方、18日朝放送の米ABCは「ペロシ下院議長はトランプ米大統領による米議会での一般教書演説の「延期」を発表した。トランプ大統領と米議会指導者との対立の余波が収まりを見せていない。壁建設予算での双方の対立の影響で米政府機関一部閉鎖は4週間目に入る」と伝えた。

18日朝放送の韓国KBSは「イ・ヨンチョル北朝鮮労働党副委員長は間もなくワシントンに到着、ポンぺオ長官と会談する。トランプ米大統領との会談も予想される。今回イ副委員長はアメリカの航空機を利用した。一方、北朝鮮の外交特使がスエーデンでのリーガン米特別大使との会談に向かった。ワシントン、スエーデン2ケ所で米朝が同時に会談を行うことは大いに注目される。」と伝えた。

18日朝放送のフランスF2は「2018年のフランスを訪れた外国人観光客が9,000万人を超えた。17年は8,700万人だった。1億人突破を目指す。フランスでの週末のデモは10週目にはいるが、ルーブル訪問客数は1,000万をこえた。」と伝え、フランスF2は「デモがなければさらに増えただろうよ」と語るパリのレストラン店主が語る様子を映していた。(了)

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