ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ニオイザクラ(スケッチ&コメント)

2010-10-30 11:52:56 | スケッチ


ニオイザクラ

江嵜企画代表・Ken



神戸三宮へ出るとフラワーショップ「潤」に立ち寄ることが習いとなった。本来、この店は木曜日が目玉である。
一日遅れの昨日、店を覗いた。花屋さんの軒先にはポインセチアが所せましと並んでいた。次に多いのがくちなし。
クリスマスを控えて、嫁入り先を待っているのであろうか、彼女たちが、賑やかに話しているように聞こえた。
 
そんな中で、いた、いた!!私を描いてと、いわんばかりに、こちらを向いてサインを送ってくれた花がある。
柄はせいぜい20~30センチだから大きくない。地味な色の葉っぱの先にピンク色の丸いつぼみを数本元気よく
つき出していた。一番手が咲き終われば、次、又その次と、同じ幹の中で枝分かれして開花を待機している。

花に付けられたラベルをみたらニオイザクラと書いてあった。手入れはどうするのですか、地植えできますか、と
お決まりの質問を店員にぶつけた。「ラベルの裏を見てください。いい香りの花が咲きます。」と言ったあと
「植木鉢の表面が乾いたら水をやって下さい。日当りのきつい夏や冬の最中は外は避けるように」と教えてくれた。

花が咲いてから描くても手もある。しかし、どの花でもそうだが、つぼみには捨てがたい魅力がある。
自宅に持ち帰り早速、スケッチした。(了)

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相楽園美術作品展表彰式風景(スケッチ&コメント)

2010-10-29 10:20:27 | スケッチ


相楽園美術作品展表彰式風景

江嵜企画代表・Ken



 相楽園で第45回60歳からのデビュー美術作品展(神戸市、神戸市老人クラブ連合会など主催)表彰式が28日午後1時半から開かれ出席した。会場の様子をスケッチした。
 
 主催者代表挨拶のあと、日本画、洋画、彫刻、陶芸、書、写真の順で、金、銀、銅、努力賞がそれぞれの部門の入賞者に渡された。日本画部門努力賞4名の中に幸運にも筆者も入れていただいた。

 応募資格は神戸市在住の60歳以上である。今回は202名が応募した。選に漏れた人の中で会場での投票で選ばれた3名を加えて44名が表彰されたと主催者側から説明があった。選に漏れた方の絵にも、年齢を想像出来ない多くの力作が見られた。会期中、知人、友人などご多用の中、会場までお運びいただき、過分の感想などをメールや手紙で頂戴した。この場を借りて御礼申し上げる次第である。

 表彰状を受け取る後ろ姿を拝見していると皆さん堂々としておられた。特に背筋がしゃんとしている。70,80にはとても見えない。ごく稀に、例えば洋画部門で金賞を受賞された方はご家族の介護で車いすだったが、がっしりとした体格で、氏の気合十分の表情が特に印象に残った。

 今回、筆者の「白木蓮」の絵に「いのち」という題を付けた。花を描きながら花から「いのち」の素晴らしさを日々教えられているからである。野球で言えば現在の年齢72歳はまだ7回表である。亡父は90で天寿を全うしたが、震災の後も森田りえ子教室で2年間、日本画を学んでいた。

 今回の「努力賞」受賞は、かねてからの目標である80歳での個展開催を目指して、これからも努力せよとの励ましと受け止め、精進したいと思っている。(了)

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札幌の夕空といきなりの雪景色

2010-10-28 10:03:19 | 一枚の写真
Kenさんの同窓のTさんからの便りをご紹介します。

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奇跡の再開後お元気で益々ご活躍の様子何よりです。札幌はいきなり真冬を思わせる雪で、簾舞では32センチの積雪となり庭の桜や梅の木に被害が出ました。
丁度簾舞ワインの仕込みが始まったところでした。
毎日庭を訪れる鳥達もさぞびっくした事でしょう。
2−3日前の夕日がいつになく赤く輝いていたので、写真に収めたところでしたが、何かの前兆だったのかもしれませんねー。

取り急ぎ写真送ります。
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札幌の夕日



雪化粧中の藻岩山



藻岩山初冠雪



藻岩山初冠雪と雪月.


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内向きになるアメリカ、中国指導部の対立、いま正に日本の政治家の鼎の軽重が問われている

2010-10-27 22:46:24 | 診断即治療と虹彩学
(学校で教えてくれない経済学)



「量的緩和(QuantitativeEasing)」第2弾(QE2)は米経済を救えるか」のタイトルで、近着の二ュ-ズウイーク(NW)日本版最新号で、ア二―ラウリ―記者は、「多くのエコノミストは、その効果に懐疑的だ」と書いていた。QE2は日本でも関心が高い。

QE2の第一の期待は銀行融資の増加である。しかし、銀行から借りたい人や企業がいない。第二の期待は、FRBの買い取りで国債価格が上がる(利回りは低下)。しかし、余りに巨大な米国債市場に影響力を及ぼすには力不足だ。第三の期待は、国債が上がれば、株式などよりリスクの高い投資を促すが、FRBには実態経済を変える力はない。それでもQE2に期待するのは、米国経済を救うには、「それ以外に選択肢がないからだ」と書いていた。

次に、韓国・慶州で開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議にブラジルのマンチガ財務相が欠席したのはなぜか。最大の問題点は、新興国には実力に応じた発言権が与えられていないためだとNW記者の千葉佳代子氏が書いていた。

ユーログループのユンケル議長は、「理想は、G7プラス中国」と語った。中国以外の新興国はどうでもいい、と言いたいのだろうか」と書いていた。ロイタ―通信のアナリスト、クリシュナ・クルマは、「G20に残る資格のある先進国はアメリカぐらい」と書いていた。今回のG7でもG20でも肝心なことは何も決まらなかったわけが透けて見える。

NW日本版最新号は「世界に背を向けるアメリカの未来」と題して、クリストファ―・ディキ―氏が、「アメリカ人は、自国の外の世界のことを忘れてしまった。それは、11月の中間選挙を戦う候補者たちの言葉にもっともはっきり出ている」、「ナチスの台頭や残酷なジェノサイド、そして9.11-アメリカ人が世界に関心をなくすと深刻な事態が起きる」と警告していた。しかし、今のアメリカは、政治的にも経済的にもよその国をかまっておれない現実に置かれている。日本の政治家がそのあたりをどこまで丁寧に掴んでいるだろうか。

NW誌本号は、「中国指導部の世代交代で政治対立がはじまる」と題して、ダンカン・ヒュ―イット(上海)記者が、「習近平国家副主席を中央軍事委員会の副主席に決めた。これは毛沢東時代の党幹部の子弟からなる党有力派閥『太子党』の勝利といっていい。彼らは経済的には改革派だが、政治的には保守派だ。2年先に胡錦濤の後継者が決まるが、中国指導部の内部対立が懸念される」と書いていた。

尖閣問題では日本政府の不手際が取り沙汰された。漁船の船長が日本の警備艇に体当たりするようなことは本来やらない。逮捕を前提にした「やらせ」という見方もある。連日伝えられる反日デモも同様に「やらせ」という見方もある。米国が内向きになる。中国指導部の政治的対立が高まる気配にある。今正に日本の政治家の鼎の軽重が問われている。(了)

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綿花相場、新高値更新、安売りオンパレードに浮かれていると墓穴を掘る?(学校で教えてくれない経済学)

2010-10-27 09:04:57 | 経済学
今朝、CNBCテレビを見ていたら、綿花相場が、ポンド当たり1.29ドルの新高値をつけたとコメンテーターが話していた。繊維の仕事から離れて10年近くなる。ピンとこない。しかし、「綿花、おまえもか」、と思う気持ちとドル安の影響が綿花にも出て来たのかと実感する。当然ながら綿花相場急騰にはパキスタンの大洪水も大きく影響しているのだろう。

パラジウムが9年振りの高値だと解説していた。原油相場はバレル82ドル前後である。金相場は、G20開催前に1400直前から1,300ドル近辺まで急落した後ドル小康で今朝は様子見している。スズ、銅、亜鉛は小幅高。FOMC待ちで獲物を狙って身構える猫のようだ。

相場の世界は人が動かしていると思うと分かり難い。鳥や動物が動かしていると思うと頭に比較的入り易い。彼らは水や餌に敏感に反応する。植物も水を求めて根を伸ばす。生き物は日々命がけで生きている証である。金融の世界では、「餌」はリターン(利回り)である。少しでもリターンの多い方へ、根が水を求めるように体が自然に動くのであろう。

ところで、26日付けのWSJ紙日本版に元FRB副議長のブラインダー氏が、「ラムズフエルト元国防長官だったら言うだろうが、「手持ちの軍隊で景気後退の戦場に行くしかない」。今、それはFRBだ。「財政軍」は「職務離脱」しているからだ」と書いていた。

FOMC(公開市場委員会)が11月3日に開かれる。そこで「量的緩和」第2弾(QE2)が発動されると見られている。QE2とはQuantities Easingの頭文字をとった「量的緩和」の略語だが、英語放送を聞いていると「キュー・イ―・ツー(QE2)」が頻繁に出て来る。

ブラインダー氏が言う「財政軍・職務離脱」とは、巨額の財政赤字を抱えた米現政権では、追加の財政支出が出来ない。特に、11月2日の米中間選挙での民主党敗北で共和党が多数となり、現政権は益々「財政出動」が難しくなる、と解説していた。

「手持ちの軍隊」というのは、11月3日にFOMCが決めるであろう「FRBによる中長期国債の追加買い」の事である。買い入れ資金は輪転機を回して巨額のお札を用意する。お金(ドル)の値打ちがその分下がる。俗に言う「換物思想」が生まれる。綿花までが高値を更新する事態にまで発展した。獣がインフレの臭いを嗅ぎつけたにちがいない。

「おはよう世界」(NHK・BS)でインドネシア、ジャワ島のムラピ火山が噴火したとシンガポールCNNを紹介していた。オーストラリアABCは、スマトラ島沖の地震の余波で津波が発生、多数の死者が出ていると紹介した。世界的に火山の活動期に入ったと専門家は警告している。自分に灰が降りかかってこないと人間という動物は反応しない。綿花はジーンズに欠かせぬ材料だ。安売りオンパレ―ドに浸っていると墓穴を掘るだろう。(了)

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実際に寒波に襲われないとピンとこない、量的緩和(QE),ドル安政策も同じだろう

2010-10-26 09:25:03 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


実際に寒くなってみないと、1000年に一度の寒波がロシアを襲うと、専門家に言われてもピンとこない。今朝のNHK・BS「おはよう世界」紹介のロシアRTRが、ロシア中東部は既に寒波に襲われ暖房機器が不十分な老人ホームが震え上がっている様子を伝えた。

インドネシアのムラピ火山がいつ噴火してもおかしくないと香港ATVが伝えていた。1930年(1,300人死亡),94年(火砕流被害)、2006年噴火では、スマトラ沖地震が起きた。地震と火山噴火との因果関係は不確かだが地震国日本もムラピ火山の動きは無視出来まい。

フランスF2が、年金支給年齢引き上げ反対デモの余波で交通が渋滞していると伝え、ガソリンスタンドは長蛇の列。街中でガス欠で立ち往生している様子を伝えていた。ガソリンスタンドの値段の看板がちらっと写っていた。レギュラ―ガソリンリッター1.60ユーロと出ていた。25日のNY外国為替では1ユーロ=112円で計算すると約180円である。

週末のG20では、為替政策について具体的な成果が出なかったことが外国為替市場を見ればよくわかる。人民元切り上げは進まないがドルの垂れ流しは続くとマーケットは読んだ。ドルは一時、1ドル=80.43円まで売られたと「おはよう世界」で紹介していた。

今朝のテレビ東京の番組で、大手の日本企業が1ドル=70円の為替を想定していたことがドル売り・円買いを刺激していると解説していた。一端1ドル=80円を突破してしまうと当面底が抜けた状態になる。鬼の首を取ったようにマスコミ総動員で大騒ぎになるだろう。

先週後半にかけて、NY金先物相場もG20の様子見で利益確定の売りが出ていた。ところが、G20の結果を見て、買い戻しが入り、3日ぶりにトロイオンス13.90ドル高、1,338.30ドルと「おはよう世界」(経済情報)で紹介していた。この日は金だけでなく銀、プラチナに加え銅、スズ、原油さらに穀物商品市場全般に買い戻されたとCNBCが解説していた。

金が値上がりしているのではない。ドルが下げている。この日のNYダウは先週末比31ドル高、11,164ドルで取引を終えた。円ベースで見れば値下がりしている。日本株は先週末比値下がり(ドルベースで値上がり)した。ドルの値下がり(日本円の値打ちが上がる)を冷静に判断する機運が日本で生まれない限り悲観論は日本から姿を消さないだろう。

25日のWSJ紙日本版に「悪銭はなぜ身につかないのか」のタイトルで、ジョゼフ・スティブリッツ記者が「米国は通貨安競争に勝ったとしても、資産効果は少ない。むしろ世界的にボラティと通貨戦争が誘発され、金融が一段と寸断される。米国は他国(米国の輸出先)の犠牲の上に成り立っている。量的緩和(QE)政策は米国に余りにもリスクが高い」と書いていた。現実に寒波に襲われないと人間は自覚しない。ドル安も同じだろう。(了)

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テディ池谷ピアノライブ(スケッチ&コメント)

2010-10-25 08:21:44 | スケッチ



テディ池谷ピアノライブ

江嵜企画代表・Ken



知人のKさんからご案内いただき、ジャズピアノ歴53年、東京キュ―バンボーイズ、コンサートマスターだったテディ―池谷さんのピアノライブに、ホテルグランビアへ家族と出かけた。

関西方面は夕方から結構激しい雨となったが、ホテル19階ホールは満席だった。Kさんの昔の仕事仲間や日ごろからの幅広い交友関係の賜物だろうと感心する。いつものように演奏まえに描き始め、テディさんがピアノを弾き始めたところを画面に描き込んで仕上げた。

ディナーが午後6時15分から始まった。この日はキノコのテリ―ヌに秋のサラダ、若鶏のマレンゴ風、サツマイモのブリュレ、あとデザートなどと盛りだくさんの料理を楽しんだ。

先日はJR芦屋駅で北海道在の同窓ご夫婦と会う不思議な出会いがあった。この日は、8名座った同じテーブル正面にたまたま座られたご夫妻の内の奥様が、日本画家、森田りえ子さんが震災前、西宮で上村敦之さんのアシスタントを勤めておられたときの生徒さんだったことを知り、またまた驚いた次第である。

偶然ついでに言えば、他の4名はそれぞれがコーラス仲間とお聞きした。いまは日本画に集中して、コーラスはすっかりご無沙汰だが、筆者も大学時代、それなりに混成合唱団のメンバーだったので、座も和んだ。

7時15分から演奏がはじまった。「枯葉」などお馴染の3曲の後、「小さな星」「スターダスト」など星の曲、「コンドルが飛んでいく」、映画テーマ曲「いそしぎ」、「ラ・クンパルチ―タ」と続き、会場からのリクエストで、「荒城の月」、「黒い瞳」など日本の曲も入る。「愛情物語」、「百万本のバラ」と来て一気に盛り上がった。この日、特別出演されたカキモト・ヒデアキさんの力感溢れるパ―カッション演奏も花を添えた。

JR住吉駅に着いた時には雨も上がった。夜10時半を過ぎていたが、肌寒さを感じた。今年の冬は例年にない寒い冬になるという予報もある。ソウルで開かれたG20も確たる取り決めもなく終了したと外電が伝えている。足元の景気は演奏会の余韻に浸っておれないのかもしれない。(了)

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朝顔2題:その1・2(スケッチ&コメント)

2010-10-24 11:22:57 | スケッチ


朝顔2題:その1

江嵜企画代表・Ken




朝顔2題:その2


白木蓮の次に朝顔を描いてみたいと思っている。
日本画教室の仲間に、そのことをは話したら、異口同音にむつかしいよ、と言われた。
そう言われると元気が出て来るから不思議だ。
ダメだと諦めることは誰でもできると思いながらスケッチしていたら、朝顔が、挑戦しなさい、と励ましてくれた。(了)


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「 白木蓮」:60歳からのデビュー、美術作品展、努力賞受賞作品

2010-10-22 21:43:28 | スケッチ


「 白木蓮」:60歳からのデビュー、美術作品展、努力賞受賞作品

江嵜企画代表・Ken



60歳からのデビュー、美術作品展が、JR元町駅から徒歩15分の「相楽園」会館で26日まで開かれている。「菊花展」も同時開催されており最寄りの方でお時間の許す方はお運び願いたい。

日本画部門では40名が参加していた。最高齢は92歳で次が91歳、お二人ともご婦人だった。年齢別で調べたところ90代が先の2人、80代16名、70代12名で残りの10名が60代だった。

男女別では、女性24名、男性16名でご婦人が6割を占めた。洋画部門では、参加者93名の内女性50名、男性43名だった。参加者では洋画部門が例年多い。しかし、日本画を描く人口が年々減っているなか、40名の参加は大健闘であろう。

「緑」の札が絵の下に張られている。「努力賞」のしるしである。昨年は図らずも「のうぜんかつら」で金賞をいただいた。ひとえに、日本画家、森田りえ子先生のあとを引き継ぎ教えを受けている日本画家、猪熊佳子先生のお陰と感謝している次第である。

「努力賞」は、決して奢ることなかれとの、神様の思召しと受け止めたい。(了)


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短すぎるブリーフも困るが、しばらくは長居を控えた方が良い?(学校で教えてくれない経済学)

2010-10-22 21:36:01 | 経済学
ブリーフ・イズ・ジャスト・ブリーフ(Brief is just brief)と言ったのは、日本化学繊維協会が雇用していたカナダ人弁護士、ゴットリ―ブの言葉である。彼は又、日本からカナダ向けポリエステル長繊維織物がダンピング提訴された時、ジャパニーズ・ポリエステル・ジャスト・スメルズ ・シルク(Japanease polyesterfabrics just smells silk)(日本製ポリエステル織物はシルクの臭いがする)と安売り(ダンピング)していないと証言した時、会場がどっと沸いた40年前のオタワでの情景を今も良く覚えている。

ブリーフとは本来、短いという意味である。ブリーフが長いとステテコではないか。様にならない。外国の要人、例えば大統領などのスポークスマンは、しばしば、ブリーフィングを行なう。演説などを手短に要点のみ伝えることである。日本人のプレゼンテ―ションが下手なのは基本的に話が長い。しかも原稿から目を離さないから聞き手の心を掴めない。

欧米系の外国人はスメル(smell)という言葉をよく使う。匂いを嗅ぐという意味である。犯罪捜査の際、あいつはどうもクサイ、と言うときにもスメルを使う。狩猟民族ならではの言葉である。日本の警察の検挙率が落ちたと聞くが、おつむばかり発達した警官や刑事が増えた結果ではないかと勝手に想像している。頭から入る人は概して信用出来ない。

最近の日本人の傾向を挙げろといわれたら、即、嗅覚が衰えたと答える。嗅覚とは、本来、生き物が基本的に持ち合わせていなければならない能力である。脱線ついでに言えば、少子化の背景の一つに、経済問題以前に、日本人の嗅覚の衰えが、大いに関係している。クン,クンが出来なければ、こどもなど生まれるはずはないと、常々思っている。

今朝のNHK・BS[おはよう世界](経済情報)では、大和キャピタルマネジメントのシュナイダ―・ケイコ氏が出ていた。限られた時間に言葉選びして話す彼女の語りにいつも感心している。以下、シュナイだ―・ケイコさんのブリーフィングをお聞きください。

「ガイトナー米財務長官は、アメリカはドル安を意図して進めていいないと語った。G20メンバーからの批判をかわす狙いがある。同時に中国の人民元切り上げを促した。21日のNYダウは前日比38ドル高と小幅の上昇に留まった。金融株の下げが足を引っ張った。」
「NYダウは8月末から1,100ドル上昇した。「量的緩和」期待が相場を支えた。そろそろピークが近いとの見方が出ている。「量的緩和・ドル安」を材料に、原油(オイル)も金(ゴールド)も上げて来た。しばらく一服するであろう。」と実に明快に話しておられた。

水鳥は、逃げ足が早く、深追いしない。ドル安もG20を控えて一服すると投資家は嗅ぎつけたようだ。短か過ぎるブリーフも困るが、しばらくは長居は控えた方がよさそうだ。(了)

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