今までの「診断即治療」の記事内容は、今後 FC2ブログ に書いていく予定です。
最近若い人の五十肩(肩関節周囲炎)が増えてきた気がします。
五十肩ではないにしても、20代30代40代と、このところ「腕が挙がらない」と訴える若い人が多いのです。
この方も若いのですが、この方が初めて当院に来たのは、20年ほど前なので、今でもこの方を26~27才と見てしまいます。
ですから、この方の症状を見て、「何で?」と思ってしまいました。
でも、気が付いたらこの方は40代になっていました。(^_^;)
スタッフに問診をしてもらったのですが、「肩が痛い」と書かれていたので、ブースに入り肩を挙げてもらったら、「ぷっ!」と噴出してしまった。
ペンギンよりはマシだが、腕が90度ぐらいしか挙がらないのです。
「あ~あ」と言いながら、一穴整体鍼をしたら肩はだいぶ挙がり、2番目の写真ぐらいまで挙がるようになりました。
※ 一穴整体鍼とは、一つのツボに1本の鍼をして、あちらこちらの筋骨の歪みを一度に整える方法で、最近開発した方法です。(七星鍼法の奥義に入れました)
しかし、「胸鎖乳突筋も張る」と書かれていましたので、頸椎に歪みのあると判断した。
そこで、C-1(頸椎1番)を診たら、C-1が左方変位していたので、C-1(頸椎1番)を手技で調整したら、3番目の写真ぐらいまで挙がりました。
ほんとは、「一穴整体鍼」だけで治したかったのですが、C-1矯正を一穴整体鍼で調整するのは難しいので、手技療法でC-1を調整したわけです。
C-1は鍼でも調整できるのですが、うつ伏せになってもらわなければならない場合もありますので、手間を省くために手技療法を使ったわけです。
頚椎1番の診断と調整法は、文章で書くとわかり難いのですが、とりあえず書いてみますので参考にしてみてください。
※ C-1(頚椎1番)の歪みを診るには、左右の肩の高さを比べて、左の肩が下がっていれば、多くがC-1の左方変位です。詳しく診るには、仰臥になってもらって、頸椎を探り、後頭骨のすぐ下にあるのが頚椎2番ですので、頸椎2番が右に飛び出ているなら、頸椎1番は左方変位しているのがほとんどです。さらに詳しく診るには、乳様突起のすぐ後ろから頚椎1番を触ることができますので、左右から軽く押して左方変位か右方変位かを触診で確認します。
※ そしてC-1の矯正方法はいろいろありますが、一つの方法を紹介しますと、C-2(頚椎2番)を持ち上げるようにして、反対側の胸鎖乳突筋後方から、C-1(頚椎1番)を押し込むようにします。
しかし、このテクニックはちょっと難しいので、慣れてない人は無理しないでください。C-1を狂わせてしまうと、後が面倒だからです。
※ C-1矯正に慣れてない方には、「頚椎鍼」というのを使ってもらうようにするのですが、「頚椎鍼」というのは、一穴で頚椎を整える方法で、これも七星鍼法の奥義に入れましたので、臨床実践塾でしか教えていません。
「だったら書くなよ」と言われそうですが、臨床実践塾に参加している先生方もこのブログを見ていますので、その方々への配慮として書かせてもらいました。
何もしないとこれぐらいしか挙がりません
一穴整体鍼をしたらこれぐらい挙がりました
C-1(頚椎1番)を調整したらこれぐらい挙がりました
最近若い人の五十肩(肩関節周囲炎)が増えてきた気がします。
五十肩ではないにしても、20代30代40代と、このところ「腕が挙がらない」と訴える若い人が多いのです。
この方も若いのですが、この方が初めて当院に来たのは、20年ほど前なので、今でもこの方を26~27才と見てしまいます。
ですから、この方の症状を見て、「何で?」と思ってしまいました。
でも、気が付いたらこの方は40代になっていました。(^_^;)
スタッフに問診をしてもらったのですが、「肩が痛い」と書かれていたので、ブースに入り肩を挙げてもらったら、「ぷっ!」と噴出してしまった。
ペンギンよりはマシだが、腕が90度ぐらいしか挙がらないのです。
「あ~あ」と言いながら、一穴整体鍼をしたら肩はだいぶ挙がり、2番目の写真ぐらいまで挙がるようになりました。
なはは、ごめんなさいねー、ペンギンの腕と並べてしまって (^_^;)
※ 一穴整体鍼とは、一つのツボに1本の鍼をして、あちらこちらの筋骨の歪みを一度に整える方法で、最近開発した方法です。(七星鍼法の奥義に入れました)
しかし、「胸鎖乳突筋も張る」と書かれていましたので、頸椎に歪みのあると判断した。
そこで、C-1(頸椎1番)を診たら、C-1が左方変位していたので、C-1(頸椎1番)を手技で調整したら、3番目の写真ぐらいまで挙がりました。
ほんとは、「一穴整体鍼」だけで治したかったのですが、C-1矯正を一穴整体鍼で調整するのは難しいので、手技療法でC-1を調整したわけです。
C-1は鍼でも調整できるのですが、うつ伏せになってもらわなければならない場合もありますので、手間を省くために手技療法を使ったわけです。
頚椎1番の診断と調整法は、文章で書くとわかり難いのですが、とりあえず書いてみますので参考にしてみてください。
※ C-1(頚椎1番)の歪みを診るには、左右の肩の高さを比べて、左の肩が下がっていれば、多くがC-1の左方変位です。詳しく診るには、仰臥になってもらって、頸椎を探り、後頭骨のすぐ下にあるのが頚椎2番ですので、頸椎2番が右に飛び出ているなら、頸椎1番は左方変位しているのがほとんどです。さらに詳しく診るには、乳様突起のすぐ後ろから頚椎1番を触ることができますので、左右から軽く押して左方変位か右方変位かを触診で確認します。
※ そしてC-1の矯正方法はいろいろありますが、一つの方法を紹介しますと、C-2(頚椎2番)を持ち上げるようにして、反対側の胸鎖乳突筋後方から、C-1(頚椎1番)を押し込むようにします。
しかし、このテクニックはちょっと難しいので、慣れてない人は無理しないでください。C-1を狂わせてしまうと、後が面倒だからです。
※ C-1矯正に慣れてない方には、「頚椎鍼」というのを使ってもらうようにするのですが、「頚椎鍼」というのは、一穴で頚椎を整える方法で、これも七星鍼法の奥義に入れましたので、臨床実践塾でしか教えていません。
「だったら書くなよ」と言われそうですが、臨床実践塾に参加している先生方もこのブログを見ていますので、その方々への配慮として書かせてもらいました。