阪神バス車内風景（スケッチ＆コメント）

阪神バス車内風景

江嵜企画代表・Ken



　大丸元町店、そごう三宮店と２つのデパートをハシゴしたあと「そごう前」から阪神バスに乗って帰宅の途についた。いずれのデパートも地下の食料品売り場は三十日ということもありごった返していた。ところが値札を見ると高すぎるとう印象を正直受けた。

　端的にいってかまぼこの値段が高い。一枚７００円、８００円もする。たまげた。正月前だということをいいことにして便乗している。人だかりがしている割には売れていない。おせち料理は一重で大した中身無しで５，２５０円もする。これでは売れない。

　バスの中でご婦人二人が会話しているのが聞こえた。いきなり「政権交代しても、全然景気はようならんやないか」と一人が言った。相方は「こずかい銭が出ればええのんと違うか」と応じた。暫時沈黙がつづいた。

　「あんたどこで降りるんや」と聞いた。「甲南本通りや」と一方が答えた。「おにしめは今日買わんでもええで」と言った。「そりゃそうや。あしたになったら、安すうなるからな。」と相槌を打った。そのあと、とたんに静かになった。二人とも寝込んだらしい。

　「そごう前」から自宅最寄りのバス停まで約９キロある。真ん中あたりの六甲口から車内風景をスケッチした。午後５時にしては客は少ない。爺さんが目立った。男は良く言えば無駄口をたたかない。病院の待ち合室でも男は同じである。ポツンと座っている。

　世の中デフレ、デフレと騒いでいる。しかし、デパートの値段は高い。コンビニの値下げ競争がひどいので余計目立つ。近くのダイエー店は元旦も店を開けると言う。この店は休みなしで、値下げもする。値下げしたからモノが売れるものでないことが分かっているのかとおもう。

　スケッチの画材の花を買ういつもの花屋さんは２８日までだった。新年はなんと１３日まで休みである。２８日は売り切りの大バーゲンを敢行した。売り切ってドーンと休みを取る。昔ながらのやりかたを変えていない。こういう店はむしろ長つづきすると勝手に想像している。（了）

淀屋橋交差点喫茶店風景（スケッチ＆コメント）

淀屋橋交差点喫茶店風景

江嵜企画代表・Ken



　江戸の豪商淀屋の足跡を探索するベルギーの旅から２年たった。ブラッセルのグラン・プラス広場を飾る電飾の光景が記憶に鮮明に残っている。リーダーのＳさんの呼びかけで、旅の仲間数人が、ベルギー旅行の思いも新たに、地下鉄淀屋橋駅に集合した。

　お目当ての一つは、２５日まで開催されていた中之島一帯を電飾で飾る「ＯＳＡKA光のルネッサンス２００９」である。この催しは、グラン・プラスの盛況を聞いて、大阪市がならったとＳさんが話していた。

　中之島は、淀屋初代の常安が開発した。中之島には各藩の蔵屋敷が建ち並んでいたと伝えられる。いまはなんでも東京である。見る影もなく寂れた大阪であるが、大阪来訪の機会があれば、堂島米市場跡、淀屋屋敷跡を訪れ、往時をしばし忍んでいただければと思う次第である。

　大阪も元気でっせ、と大阪復権のイベントとして立ち上げた事業の一つが中之島イブの催しである。クリスマスイブの夜、２５万人もの人が訪れたそうだ。淀屋橋南詰から大通りに伸びる「御堂筋イルミネーション」との相乗効果で、初日の１２月１日からイブまで２７５万人がつめかけたという。仕掛けが良ければ人は必ず集まる好例であろう。

　江戸時代、経済の中心は大坂だった。淀屋橋の名前は屋敷前で米市を始めた豪商淀屋に由来している。淀屋は日本で初めて幕府公認の先物取引所を開設したこともいまではほとんど知られていない。

　淀屋橋のいわれ、江戸の豪商の実像に限らず、日本人でありながら日本の歴史を学校で時間をかけて、子供の時に教えられていない。戦後６０数年たったいま、日々の日本人の生きざまにいたるまで、色々な場面で、自分の国の歴史を知らないことの弊害が出てきているような気がしてならない。

　中之島の光のイブを楽しみ、淀屋屋敷跡を訪ねたあと、淀屋橋交差点西南角、屋敷跡の地下にある喫茶店でリ―ダ―のＳさんのレクチャーを拝聴しながら、楽しいひと時を過ごすことが出来幸いだった。店内の様子をいつものようにスケッチした。（了）

不平不満が多すぎる。恵まれ過ぎの後遺症だろう（学校で教えてくれない経済学）

28日の朝の神戸は妙に温かく近くの喫茶店では地震がまた起きるのではないかと、冗談ともまじめともとれる話を馴染み客がしていた。年を越せばあの悪夢の震災16周年を迎える。

明石海峡の橋げたの下からタコが墨を吐いたような真っ黒い海水がもくもくと噴き出していたのがマンションから見えていた。おかしいなと思っていた。2日後の1月17日午前5時47分、あの地震である。この話は明石に住む従姉から震災直後に聞いた。

父と叔母が阪神青木駅前に住んでいた。祖母が元家から嫁入りのとき持ってきた樹齢90年の棕櫚が地面一杯に震災の前の年、おびただしい量の種を落とした。地震との因果関係は不明である。しかし先の真っ黒な海水同様、自然が教えてくれていたのだと信じている。

青木と書いて「お・お・ぎ」と読む。青木は子供のころ白砂青松の松並木が続くのどかな漁村だった。子供のころ青い木が多いから青木と呼ぶと思いこんでいた。ところが大昔は、青い亀と書き、「青亀（あおぎ）」と呼んでいた。それが地名の起こりと言い伝えられる。

喫茶店のマスターがいつものように話に入った。地震の前の年、住吉の浜でイワシの大漁が続いた。ある日、ウミガメ二匹が浜に上がってきた。亀がイワシをつれて来たと漁師は大いに喜びお祝いした。亀を傷めて海に捨てた漁師だけが家の下敷きになり亡くなった。

ある業者が住吉浜でマンション整地をしていた。お地蔵さんが邪魔になった。ある男が壊して捨てた。作業していた中でその男の家だけが倒壊、火事で命を落した。さる若者にその話をしたら、「そんな馬鹿なと、一笑に付されましたわ」と照れくさそうに話を続けた。

当の喫茶店は朝6時半にオープンする。準備のために5時半過ぎに店に着く。地震のあった日の朝、ドーンと突き上げられた直後反射的に外に飛び出した。周りはまだ真っ暗だった。西の空を見ると、明石方面が異様なほどにまっ赤だった。目に焼き付いて離れない。

道を隔てて建っていたダイエー住吉店が目の前でペシャンコになった。中から品物が噴出した。給水塔が破裂した。あたり一面、洪水になった。直後誰ひとり外に出てこなかった。その間、７分ぐらいだと今も正確に覚えていると昨日の出来事のようにマスターは話した。

青木に先祖の墓がある。自分の家の墓石は引力の法則に従って下に落ちた。ところがお隣の墓石が飛んできたのだろう、我がもの顔で座っていた。墓地付近を測量した係員は120センチ移動していたと説明した。地震経験者は、恥ずかしがらずに語り継ぐ義務がある。

全て他人任せ、今の日本は不平不満が多過ぎる。余りに恵まれ過ぎた副作用であろう。（了）

先見性、独創性、大原聡一郎から学ぶもの（学校で教えてくれない経済学）

経営の神様と呼ばれた松下幸之助から「美しい経済人」と称されたという大原聡一郎、倉敷レイヨン（現クラレ）社長の経営指針や人となりを27日正午から約１時間、BSJapanの放送を興味深く見ることが出来、幸いだった。

当社が日本独自の技術でビニロン繊維を開発したことは良く知られている。ビニロンプラントの中国向け輸出の一件については、冷戦時代だった当時、ありとあらゆる政治的障害を克服して、見事初志貫徹して実現した経緯が、特に印象に残った。

なぜ大原聡一郎は中国向けプラント輸出にこだわったのか。それには日本が起こした戦争に対する贖罪の意味があった。しかしそれ以上に自らの企業にも利益をもたらす。ひいては社員にも還元されるとの深い洞察があったものと思われると紹介していた。

プラント建設中、派遣された職員は家族を離れる。聡一郎は従業員の家族に「ご迷惑をおかけしております。もう一寸で帰るから我慢してほしい」と書いた。その手紙が家族の手もとに残されていると紹介していた。

聡一郎は美術にも音楽にも造詣が深かった。絵画では大原美術館展示作品に岸田劉生など著名画家の作品も多い。しかし、２０代で夭折した関根正二、松本俊介など自分独自の世界を出して善戦健闘したアーチストの作家の作品も展示している。聡一郎の先見性と独創性を尊ぶ心意気が垣間見える。

ポバールはビニロン繊維の原料である。現在ポバールは当社経営の屋台骨を支えている。富山工場で創業期に参加した元従業員（78）は「ポバールは将来世界をかけめぐるよと話していた。言われたことが現実のものとなった」と感慨深げに番組の中で話していた。

聡一郎は大学で哲学を学びたいと思っていた。創業者、父の孫三郎は許さず経営学部へ進んだ。企業は手段を選ばず儲ければいいというものではない。社会的責任の重要性を50数年前に指摘した。「社会的責任と人間道」というテーマで講演する映像が紹介されていた。

松下幸之助は、「関西財界の花やったんや。美しいい経済人。指導者やった。」と語っている言葉が番組の中で流れていた。当社の和久井会長は「哲学のある経営者。質的にものを考える人」と番組の評していた。

いま日本経済はリーダー不在で漂流している。混迷の時代の今こそ経営者に限らず日本人一人一人が、聡一郎自ら示した先見性、独創性の大切さを学ぶ必要があるだろう。当社のコマーシャルが再々流された以外は示唆に富む優れ物の番組であった。感謝したい。（了）

骨格矯正鍼の魅力

鍼灸院へ来る患者さんは運動器疾患が多いのに、鍼灸学校で骨格矯正を教えないのは何故だろう？

運動器疾患は、痛みのあるところに鍼を刺して治るものではないし、悪化させる場合もある。
運動器系の痛みというのは、原因は右にあるのに痛みは左に出るときもあるからですが、痛みの原因の診断法を覚えると、マジックショーのような手さばきで治療ができる。
そして、再発が少ない。

再発が少ないというのは、営業日数を減らす基本でもある。
当院は週３日営業で、週４日は表向きは休日になっている。
週休４日というのは魅力的なものだから、
「先生のところのような仕事がしたい」という人も多い。
しかし、問題は患者さんの治療間隔をどれだけ空けられるかだと思う。
当院は、治療の基本を２週間に１回なので、週３日でも十分対応できるのですが、もしも、治療間隔を週に２～３回としているようでしたら、週３日営業は難しいと思う。

もし、週３日営業を望むなら、治療効果が長持ちする治療方法を考えるほうがいい。
私は修行時代に、地方廻りをしていて、各地方へは月に一度しか行けない。
「その間に体調が悪くなる人がいたらどうしよう」と常に不安を抱えていたが、体調が悪くなった人がいてもどうしようもない。
体調を崩した方から連絡があれば、折り返し電話を入れるのですが、電話も今のように便利ではなかったので、常に10円玉をたくさんポケットに入れていた。

そこで、いろいろな治療法を考えた。
その中の一つに骨格矯正鍼があった。

骨格矯正鍼を使うことで、治療効果はかなり長持ちする。
さらに、家庭療法での骨格矯正も教えておくと、もっと長持ちするので、余計な心配をしなくても済む。

おもしろいことには、骨格矯正をすることで脈が整い経絡も整う。
それがカイロのような手技療法でも内臓が整う理由だと考えている。
七星論で人体構造を考えるようになってから、さらに骨格矯正鍼を進歩させることができた。
口が開けられない 顎関節症 もマジックのような速さで痛みを取ることができる。

来年は、そんな治療法の 実技講習 からスタートする。

三温鍼（冷え性の鍼）と炭酸泉

きょう、こんな手紙が届いた。
早速電話を入れてブログに掲載させてもらう許可をもらった。

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この年齢まで生かせてもらったこと、ほんとうに嬉しく思います。
この冬は、出かける時にはスカートをはいてみようと思ようになって、実行しています。
自分でも驚いています。（歳だからと考えるのをやめます）
来年もよろしくお願い致します。

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この方は、 炭酸泉 にも毎日入っているのですが、先日来院したときに三温鍼をしたら、翌日から睡眠時間が恐ろしいほど短くなり、
「体調はいいのですが眠れません」と電話が入った。
「全く眠れないのですか？」
「いいえ、３時間ぐらいは眠れるのですが、それ以上は眠れないのです」
「３時間眠れればいいと思いますよ」
「そうですかねー、でも私は今まで、もっと眠っていましたよ」
「大丈夫だと思いますけどねー。体調は？」
「体調はいいんです。眠られないだけです」
「ま、しばらく様子を見てもいいと思いますよ」
「そうですかねー、心配になったものだから・・・」

それから暫くして、再び治療に来られたのですが、
「どうですか体調は？」と尋ねると、
「はい、何ともありません。元気です」
とその日は帰られた。

きょう届いた手紙を見ると、全く心配ないようです。

子育て支援もいいが、気持ちをわくわくさせてくれるリーダーが欲しい（学校で教えてくれない経済学）

ＮＨＫ・ＢＳ「おはよう世界」はその時々の世界の様子を限られた時間にスケッチしてくれるから大いに重宝している。膨大な二ュースの中から何を捨てるかということで裏方のご苦労はいかばかりかといつもながら感心して見ている。

今朝の番組ではシンガポールＣＮＮは景気悪化が人口増加にブレーキをかける話とロシアＲＴＲテレビのハイテク技術開発企業にロシア政府が優遇税制を実施することを決めたというニュースが特に印象に残った。

シンガポールでは一年に5万人増えないと国がなりたたない。今年1~10月の間で新生児が昨年比1万8千減った。不景気になると即家族計画に影響を与える。子供が生まれると女性が仕事を休まざるを得ない。子供の教育費が出ない。将来の生活不安を挙げていた。

日本では2050年に人口が7,800万まで減るという試算がある。新政権の目玉の一つに子育て支援を来年度の予算に組み入れた。お金が出たら預金すると一部にアンケート調査結果も出ていた。ゼロ金利でも預金するという切実な国民心理を政府は理解できないだろう。

ロシアメドベージエフ大統領は、「近代化が進まない。研究開発費は400 億ルーブルで全体の2%に過ぎないからだ。」「一方、ガスプロムは近代化を進め世界第5位である。国際競争力がある。国内の天然ガスが安い。それが企業の新規投資意欲を妨げている。」と演説した。

日本では99%の資源を海外輸入に依存している。しかし、世界第2の経済大国に成長した。それもこれも涙ぐましい多くの日本人の技術開発のお陰である。ところが若者の技術離れがこの先進めば、人口減少に加えて日本経済の存在感は急速にしぼんでいくだろう。

クリスマス関連では米ＣＮＮが、クリスマス、イブ、元旦に心臓発作が多いという話を紹介していた。理由として①天侯を押して出かける、②病院で待たされる、③旅行、食べ物、暖房機排ガスでストレスがかかる。心臓、肺に負担がかかり易いと説明していた。

心得としては、①持病持ちは薬を忘れないこと、②アルコールを減らす、③めまい、息切れ、異常な発汗は注意信号である。症状が出たら、病院に行くようにと呼びかけていた。

今朝の「おはよう世界」ではローマ法王ベネディクト16世に飛びついた精神障害の女性の映像を複数のテレビ局が写していた。スペイン、フランス、イギリスはそれぞれ警備体制を見直す必要があると指摘していた。法王が大事に至らず幸いだった。

子育て支援もいいが、気持をわくわくさせてくれるリーダーを国民は心待ちしている。（了）

静かな殺し屋（サイレントキラー）から身を守る

不揃いな線は、脂肪性の蓄積を示す。
心臓反射区や心包反射区、あるいは脳区に現れた場合は、しばしば「サイレントキラー」と呼ばれる要素を含みます。
（サイレントキラー 【silent killer】めだった症状が現われにくく，心臓病や脳卒中などによる突然死の危険因子となる病気。高血圧など。）
また、異常な血小板凝集、炎症、男性の低テストステロン、女性の低エストロゲン、及び異常なコレステロール値なども関係すると言われています。

このサインが心臓や脳に出ると「サイレントキラー」と呼ばれるのですが、他の臓器に出るときも、突然死ではなくても私は「サイレントキラー」と考えていて、それを見つけると「体の中で静かな殺し屋が育っている」と思ってしまう。

ただ、病院の検査には出ないので、それを言葉に出して患者さんに忠告することはできないので、「このようなサインが出ているので、食べ物に注意したほうがいいですよ」と食事指導をするのですが、症状が出ないと、本人が真剣にならないので本格的な治療にはかかれない。



虹彩学は、患者さんの体質や食習慣を診るのに役立ち、病状の原因は何処にあるのを見つけることができます。
スクレオロジーは、月単位の体の変化を見つけるとともに、潜んでいる病気を見つけることもできます。

この6年ほどで、たった二人しかいなかった分析結果がある。
それは、肝臓反射区での動脈硬化のサインで、これが出ると病院の検査ではなにも出なくても、肝臓からの異常として、
①肝臓部の痛み
②筋肉や腱の異常（凝りや引きつり）
③関節の異常
④頭痛
⑤食欲低下
⑥痩せ
が出てきます。

その二人の方は、１年ほど前から序々に痩せてきて、病院では原因が全くわからないという状態でした。
スクレラを分析すると、肝臓反射区に動脈硬化のサインがあるので、
「多分、肝臓での代謝が落ちて、栄養素を上手く分解合成できなくなっていると思われますので、肝臓を整える治療をする必要があるようです」
と治療を始めたのですが、好転するどころか、少しずつ、少しずつ序々に痩せていくので、焦りを感じていた。

しかし昨日、やっと一人の方が、
「体重が２kg増えました」と微笑みながら話してくれた。

患者さんよりも私のほうが「助かったー」という気分です。

三温鍼は種火？布団乾燥機？

三温鍼について、おもしろい表現をする方がいた。
昨日来られた患者さんなのですが、
「冷えはどうですか？」と聞くと、
「あの鍼は凄いですねー、いつでも種火が点いているようで、ほんとに暖かくて助かります」
「えっ？種火ですか？それはおもしろい表現ですねー。それ頂いていいですか？ブログに書きたい言葉です」
「えっ？種火がですか？でもほんとに種火みたいなんです。そうぞ使ってください」

この方の見方や考え方は、いつもおもしろいので、来るたびに笑いを蒔いてくれる。
読書が好きな方なので、そのとき読んでいる本によって、発想が違うのだろうか？？？
三温鍼も「種火」と発想するところは、私のような凡人と想像力の違うところだ。

「暖かい」ということが、「幸せ」な気分になる一つの要素だと言う。

「いつも心に太陽を！」という何かのタイトルがありましたが、
暖かいということは、いつも日向にいるような気分なのだろうか。
ほんとにおもしろい表現をしてくれる方だ。



また、きょう来られた方は、
「布団乾燥機よりもいい」と表現していた。
「娘は寒いので、お風呂に二回入って、それでも寒いので、布団乾燥機をかけてから寝ているのですが、私は今年は布団乾燥機を入れなくても暖かく眠れます」
と話していた。
いろんな冷え性対策と表現方法があるものだ。


三温鍼に対する問い合は、近県で開業している先生方を紹介していますが、評判がかなりいいので、次回の講習でも三温鍼の手法を話して、もっと三温鍼のできる鍼灸師を増やしたほうがいいように思う、と考えているこのごろです。

米失業保険申請件数好感、ＮＹダウ54ドル高、ＮＹ原油78ドル（学校で教えてくれない経済学）

『私たちが懲りずに何度でもバブルに踊らされる理由』（Why We’llAlwaysHaveMoreMoneyThanSense）と題して、ロバート・シラ―、エール大学経済学部教授の原稿を直近のニューズウイーク日本版が掲載している。

「人間は動物だ。動物だから、おいしい話には弱い。そして動物だから群れを成す習性がある。バブルが膨らみ始めると、みんな一番おいしそうな話に群がる。バブルがはじけても、同じ方向に走り続ける」と書いた。

24日、ＮＹ株式市場は、直近の米失業保険申請件数が、予測の1万減が2万8千減ったことを材料に、前日比54ドル高、10,520ドルで取引を終了した。ハイテク株指数のナスダックも16ポイント上げ2,285で取引された。

米耐久受注高は、コンピューター関連は増加したが、商業用航空機の受注の大幅減が響いて予測を下回ったが、マーケットは無視した。

ＮＹ原油（ＷＴＩ）先物相場は、株高、失業保険申請件数、在庫減を材料に、前日比バレル当り1.38ドル上げ78.05ドルで取引された。ここ数日の荒れた天候で、原油輸入量が減ったこと、寒波襲来で一時的に灯油消費増加により在庫が減少した。

米ＥＩＡは、ここ４週間の米国の原油需要は、昨年比日量1890万バレルへ1.1%減少したと発表した。米国の失業率は10%をキープしている。一時的な失業保険申請件数は減ったが失業者は増加を続けている事態は変わっていないと今朝のＷＳＪ紙は書いていた。

ＮＹ外国為替市場で、米景気回復期待とギリシャ議会が、来年の財政赤字額を今年のＧＤＰ比9.1%から12.7%へ減らす法案を可決した報道を受けて、ユーロが対ドルで小幅値上りし、1ユーロ＝1.4359ドルで取引された。ギリシャ財政破たんの可能性は消えていない。

ＮＹ金先物市場は、前日比オンス10.80ドル上げて1,104ドルへ回復した。プラチナは33ドル高、1,465ドル、パラジウムは20ドル高、377ドルへそれぞれ大幅に値上がりした。プラチナは車のエンジンの触媒コンバーターに使われ、米景気回復期待が背景にある。

ＮＹ債券相場は資金が株に流れて値下がり（利回りは上昇）、10年物国債の利回りは年3.805%へ上昇した。利上げは株にはナメクジに塩だが、この日のＮＹ株式市場は無視した。
クリスマス入りで商売どころではない。半日取引で気もそぞろで家路に付いたのだろう。

お金は飽くまで道具だ。金の亡者の面をしてないか鏡に自分の顔を写して見ることだ。（了）