ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

・・・おはなし、おはなし・・・中国9年ぶりの利上げはブッシュさんへの陣中見舞いか? No122

2004-10-30 16:37:23 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表


「日本の新聞社のデスクは
米国からの記事というと飛びつきます。
インドというと外します。」

これは30数年前に日本の
有力新聞のワシントン特派員から聞いた
話です。

30数年経過した現在も基本的には
この構図は変わらないのではないでしようか。
これからは中国というとかつての
米国と似たような現象が日本のマスコミにも
現れるのではないでしようか。

これからは益々中国といかに折り合いをつけて
生きていくかが日本人にとっても不可欠の
命題になると思います。

この折り合いをつけることが日本人の
苦手科目です。
皆自分とおなじかんがえの持ち主だと
日本人は思い込んでいます。
一人一人違うのです。

違うものが折り合いをつけて歩み寄ることを
英語ではCompromiseといいます。
日本語では妥協と訳します。
妥協とは違うものがすこしずつ折り合いをつける
ことです。

日本語では妥協というと
まるごと降りることだと思い込んでいます。
折り合いをつけるという戦略が学校でも
家庭ででも当然政治の世界でも
教えられている形跡がありません。

米国からの記事が新聞の見出しを
飾るのは日本という国がアメリカに
いまもって首根っこをつかまれているからです。

中国は日本がアメリカに首根っこを
つかまれていることを百も承知で
日本を相手に交渉をしかけています。

中国と交渉の経験が多少でも
ある方は中国人がなかなか商売上手で
あることを学習しています。

中国には戦略があります。
日本には戦略はないからです。
中国関係の本は結構読みます。
人の話しも聞きます。
日本人は実行しないのです。

いくら企画が良くても行動しないと
全く意味がありません。
知識は人の何倍もあります。
ただただ行動しないのです。

中国へ物を売る時中国人は
欲しくてたまない品物でも
今特に買わなくてもいいと
必ずいいます。

例えばAという会社が
ポリエステルの糸を中国へ売りに
行くとします。
メーカー〔商社〕が8社あるとしましょう。

中国人は8社が一巡するまでひとことも
喋りません。
窓口の人間に中国人の上司は
「喋るな」とだけ指示しておきます。

競技場を8人が一周している間に
値段がどんどん下がるからです。
2周目3周目までしぶとく残っている
日本人は稀です。

中国人は日本人はじっとすわっておれば
必ず落ちてくると確信しています。
日本人の外交ベタは戦う前から
敗北しています。
これは外交でも商売でも同じです。

日本人はサンプル帖をはじめから
全部見せます。
中国人は小出しします。
小出しするのは料理の原点です。

日本料理屋では小皿にちよこっ、
ちょこっと出してきます。
安ものの料理屋ほどテーブル
一杯に並べます。
見ぶくれしてどんなご馳走でも
おいしく頂けません。
店の戦略ミスです。

日本人と外交交渉をする時は
テーブル一杯に議題を並べません。
「靖国」とひとことコンと
木魚をたたけばいいのです。
頭をたたけば問題になります。
ただ「靖国」とひとこと言えばいいのです。
ニホンジンはチュウゴクジンに
完全に馬鹿にされている分かり易い一例です。

その中国人も米国人には頭が上がらない様です。
現在の中国の指導者は欧米の大学で勉強しました。
そのことが大いに影響していると思います。

今回の中国政府の9年ぶりの利上げは
米国で机を並べて勉強した仲間との日々の
メール交換の成果の一端を披瀝したのではないかと
密かに想像している次第です。

周恩来にしろ郭抹若にしろ日本の大学で
勉強しました。
中国人はもともと戦略に長けた国民ですが
戦後数年までは日本人を少なくとも
尊敬していました。
いまはそれがなさそうです。

中国は9年ぶりの利上げとアメリカ向けに
ポンと木魚をたたいたかもしれません。
ブッシュさんへの選挙直前を狙った
陣中見舞いのニオイがプンプンしてきて
なりません。(了)


米国、今年7~9月期GDP,年率3.7%上昇 No121

2004-10-30 12:51:53 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表

10月29日、米国の今年7~9月期のGDP〔国内総生産〕が前年同期比
年率で3.7%増加したと米商務省が発表した。エコノミストの予測4.3%を
下回ったが、悪くないが良くもない。なんとなくスッキリしないというのが
正直な評価のようだ。

米国株式市場は、GDPデータも気になるが、原油相場の動向の
方に関心が高い。なんといっても、11月2日の米大統領選挙を控えて
株どころではないようだ。投資家は気もそぞろ、株価は1日中上げたり
下げたりしていた。

 ただ、株取引終了前にミシガン大学の10月の米消費者信頼感指数が、
9月の94.2から91.7へ下げたが、予測の88ポイントを大きく上回った
ことを好感して前日比22ポイント上げて、10,027ポイントで取引を
終了したと外電は伝えている。

 米大統領選挙は、ブッシュさんとケリーさんが首の差のレースを展開
している。どちらが勝つか全く余談を許さぬ状勢と伝えられる。4年前と
同じで1日では新しい大統領が決まらないのではないかという不安が
消えていないそうだ。

 米GDPを発表した米商務長官のJohn Snow氏は、「ブッシュ政権は
インフレなき力強い成長を続けていることがわかった。GDP統計に
大いに勇気づけられた」と胸を張ったそうだ。

 一方、ケリー陣営のスポークスマンは、米GDP発表を受けて、
中産階級の所得層にとっては失望である。期待はずれであった。」と
ブッシュ政権を厳しく非難した。

 為替市場でも、いまひとつはっきりしない中身のGDP統計発表を
受けて、方向感の乏しい動きに終始した。週明けの火曜日の大統領
選挙前にして、ドルの持ち高を整理する動きが出たようだ。
ドルは、対ユーロで前日の1.2738ドルから1.2791ドルへ、
対円では、106.23円から105.81円へそれぞれ値下がりした。

 ドルは、豪州、カナダ、ブラジル、チリ-など一次産品関連通貨に
対して値下がりした。中国の利上げを嫌気して下げた一次産品のなかで
金と銅相場だけが値上がりしたからだ。

 株も買えない。ドルも買えないとなると行き場のない資金は
金と債券に向かうことが多い。金相場は、この日、1トロイオンス3.3ドル
上げ429.40ドルで取引を終了した。原油相場も、堅調な地合いの中
バレル84セント上げ51.76ドルで取引を終えた。

 米GDP3.7%増では力不足との見方はエコノミストの間でも
多いようだ。4%以上の成長がないと米失業率の改善は難しいと
指摘されている。今回の米大統領選挙ではブッシュさんは
雇用改善を表に出して選挙戦を闘った。失業率の高い州での
接戦が多いのもそのためだ。

 雇用が増えないと、国地方とも増加の一途の財政赤字をまかなえない。
貿易赤字解消にはドルを安くして輸出を増やし、輸入を減らす以外にない。
国と同じでテロ対策とヘルス・ケアコストに経費がかさみ、
米国の地方財政も火の車と伝えられる。

 誰が米国の大統領になっても2005年は、米国の景気が悪くなることは
あっても良くなると見る専門家はほとんどいない。

 今年7~9月の米GDPが3.7%増でも過去の記録である。
経済は生き物だ。日々変わる。10~12月は当然、
来年もGDPは年率3%成長を維持出きれば
上出来との見方が一般的である。

 米大統領選挙という宴のあとが恐ろしい。原油高、
混沌たるイラク状勢、テロ不安と魑魅魍魎(ちみもうりょう)
の世界である。妖怪がウロウロしている。

 GDP3.7%上昇のデータ発表に対して、気迷いの米株価、
米ドル安が正直に答を出してくれたようだ。(了)

中国が9年ぶりの利上げ、専門家の評価分かれる No110

2004-10-29 08:27:28 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画

 中国が9年ぶりの利上げに踏み切った。世界経済に与える
影響について、専門家の見方が分かれており注目される。

 日本人は、中国の過熱景気の強行着陸〔ハードランディング〕が
回避されるとして『追い風』との見方が多い。一方、為替ディーラーなど
外国人は、好調な中国経済が、スローダウンすることが、
今回の利上げではっきりし、景気減速が、商品相場、原材料の
需要の足を引っ張るとして、米国景気や日本などアジア景気にも
マイナスに働くと警戒的な見方が多い。

 今回の中国の利上げは、10月29日から実施される。
銀行などが企業などへの貸し出し金利である
「法定預金金利」で見れば、一年もので0.27%上げて
年5.58%と小幅である。

 10月28日、NY原油先物相場が、前日の4.9%、バレル当たり
2.71ドル下げに続いて1.66ドル下げ50.80ドルで取引された。
NY株価は前日113ポイント上げ、1万ドルの大台を回復したが
さらに上値を目指す勢いはなくもみ合い商状を続けている。

 原油相場の値下がり引きがねとなり、天然ガス相場も
値下がりをはじめた。米政府が発表した米在庫が4%増と
なったことも影響したようだ。

 為替相場は、中国の利上げ発表のあとドルは反発したが、
取引途中から売りに転じた。米ドルは、対ユーロで、
前日の1.2696ドルから1.2736ドルへ下落し、対円でも
106.55円から106.15円へ値下がりした。

 今回の中国の利上げ発表は市場関係者にとっても
驚きだったようだ。地震でも同じで、第一波で終わるのか、
比較的上げ幅が小幅であったことから、第2、第3波と
余震が続くのかいまひとつ見極めがつきにくいのかも
知れない。

 余震が続くと影響も大きい。しかし、小幅利上げで
当面利上げがないとなればほとんど影響がないであろう。
0.27程度上げで打ち止めにして、難物の地方経済への
打撃を最小限度にとどめるために、中国政府が
様子見を決め込む可能性は十分考えられるからだ。

 日本ではあまり表に出ていなが、今回の中国の
利上げのあと、現在ドルに固定している人民元を
弾力的運用に切り換え、結果として人民元切り上げに
誘導するかどうかについて、米国では盛んに
議論しているようだ。元切り上げになるとドルが売られると
見る為替専門家は多い。

 為替ディーラーの中には、中国が第2波、第3波と
利上げしてくると、商品相場の値下がりが加速して、
俗に言う一次産品関連通貨のカナダドル、豪州ドルに
対しては米ドルが上昇すると予測している。

 相場が一端下げ始めるとどこまでも下がる様に
錯覚する。原油相場でも同じである。60ドルまで
値上がりするといった見方は後退したが、一気に
再び30ドル台へ急落するといった極端な見方は
ほとんどない。

 昨日の米株高のお陰で、日本株にも買い安心感が
広がり日経ダウも161ポイント上げ、10,853円を
記録したが米株が様子見に変わると日本株も
上値を追うようなことにならないだろう。

原油高騰は、ノドにささったトゲであった。それが少し
おとなしくなった。だからといってそのまますんなりと
ノドを通るかといえば世の中そんな甘いものではない。

 「最悪の事態は回避した。あとは神のみぞ知る。」と
発言していた米国のあるエコノミストがいた。
飛行機でいえば、シートベルトを外ずしていい状態かと
いうとそうではなさそうだ。

 今回の原油相場急落の背景は、
① 米国原油在庫が予想以上に低かった。
② OPEC〔石油輸出機構〕が米大統領に米戦略備蓄原油の
即時放出を求めたことが重なったことが指摘出来る。

 中国の今回の利上げも米大統領選挙と全く無関係か
どうかとなると実に怪しいものである。米大統領選挙となると
なんでもありになる。日米繊維交渉でも、日本人は
当時のニクソン米大統領にひどい目にあった。

 日本人は騒ぐだけ騒ぐがあとケロッと忘れる。
災害が多い国なので「水に流す」体質が身についたの
かもしれない。

 「水に流す」ことと「見ずに流す」こととは大違いである。
今回の中国の利上げについてはいま少し注意深く
観察しなければならないであろう。(了)


学校で教えてくれない経済学(為替) No96

2004-10-27 11:23:21 | 経済学
NYダウ、138ポイント高・・・江嵜企画代表

 10月26日、NYダウが138ポイント上げ、9,888ドルで取引を
終了した。これは6月7日以来の最大の上げ幅であった。
 
 NYダウは、このところ低迷を続けており、11ケ月来最安値まで
下落していた。今回の反発で米国株が上昇に転じると見る関係者は
ほとんどいないようだ。

 ドル相場が主要通貨に対して値下がりを続けていることは
重要な指標となる。高値で居座る原油相場、巨額な米貿易赤字、
それと最大の不確定要因の米大統領選挙が目前に迫っている。
株、債券、米ドルいずれも同じで、多くの投資家が米国資産に
安心してお金を使う気にならないからであろう。
 
 NYダウは30銘柄で構成されている。採用銘柄の1つの
米大手保険会社のAIGが急騰したことが値上がりの起爆剤に
なったようだ。しかし、その日の原油相場が高値ながら
バレル54ドル台にとどまったことが投資家に買い安心感を
与えたことも米国株高にプラスに働いたようだ。
 
 いま世界の投資家は原油相場に振りまわされている。
なかでも國際エネルギー機関(IEA)のデータが原油相場の
先行きに重要な指標を提供している。そのIEAが、
10月26日、2030年までの世界のエネルギー需要
予測を発表した。

 話しは飛ぶが、最近のお医者さんは患者の顔も見ないで
熱が出て、患者がガタガタからだをふるわせているにも
かかわらず、まず検査である。患者の手も取らずに
取り出したデータだけ見て処方する姿が当たり前の
光景となった。エコノミストやアナリストも同じである。

 IEAのデータで今年2月、事件が起こった。
OPEC(石油輸出国機構)IEAが発表した
在庫予測データを見て減産を決定した。
ところがIEAが中国の需要予測を間違えた
ために原油暴騰の引きがねとなった経緯がある。

 IEAの長期予測では、世界の石油需要は
向こう25年間で年率1.6%増加、2030年には
日量1億2,100万バレルに達すると発表した。
現在の世界の原油生産は日量8,250万バレルである。

 今回のIEAの需要予測は、原油価格は向こう25年間
バレル35ドルで計算している。高値が需要の伸びを
抑えると見ているようだ。現在原油相場はWTI(軽質油)で
バレル55ドルだからいかにも安く感じるが、今年の米国の
原油輸入平均単価が38ドルであるから今の水準の
やや低めを想定したかもしれない。

 IEAは目先の需要予測も発表した。IEAは高値の
原油が需要を抑えるとみている。2005年は世界景気が
鈍化すること、アジア諸国特に中国がエネルギー効率を
重視すると指摘して需要が落ちる理由に挙げた。

 IEAは信頼できるデータの発表に苦労しているようだが、
そのことに中国が大いに関係している。中国政府は半年以内に
最新の中国の需給データをIEAに提出すると約束したとIEAの
Claude Mandil専務理事が話したと今朝のウオールストリート
ジャーナル紙のネット版が伝えていた。

 データも大切であるが、若いころから神様からいただいた
五感を常に磨いておくことがもっと大切かもしれない。(了)


身体と経済                 No84

2004-10-25 09:49:06 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表

経済のことを英語でEconomyといいます。
ギリシャ語の専門家に確かめる必要がありますが、
もともとギリシャのEeuco-Nomosの合成語だと
以前聞いたことがあります。

ギリシャ語のEucoとは英語でMangaementの意味だそうです。
ギリシャ語のNomosは英語でHouseという意味だそうです。
経済とはそもそもHouseをMangementするということになります。

平たくいえば家計をやりくりするということです。
やりくりという意味は無理なところをなんとか
都合をつけるということです。

やりくりとは部分にとらわれることなく
全体の姿を常に頭に置きながら
手を尽くすことを意味します。

からだもどこも悪い個所がなければ
治療の必要はありません。
悪い個所があるからなんとか都合をつけて
治すのが本来の治療の姿です。
経済も同じです。

ところが経済の話しになるとどうしたわけか
部分にのみとらわれて処置しようとしています。
経済という言葉を聞いただけでからだが
固くなる人がよくあります。

からだが固くなるとどうしても血液の
循環が悪くなります。にこにこして
経済学を聞いていただければもっと
世の中が明るくなると思います。

経済がうまくいかないのは
からだ全体のことを考えないで
部分部分にとらわれ、しかも
小手先でいじくりまわしては、
元も子もなくしているから
ではないでしょうか。

元を残してこそ子が生まれます。
ところが今の経済学は
部分〔子〕から手をつけようとするから
全体(親〕まで殺します。

親〔元)がおかしくなっているから
子もおかしくなります。
自分のことをタナにあげて学校に
怒鳴り込んでくる親の姿ほど
滑稽なことはありません。

本末転倒です。
後先が逆です。
最近は後先が逆になるケースが
経済の世界でも増えています。

最近の護岸工事は川であれ海であれ
あれ渚を潰してコンクリートで固めます。
魚は渚に卵を宿します。

宿す場所を取り去れば
魚は卵を生めません。
当然子孫は絶えてしまいます。

精子が安心して着床できない
人が最近増えているそうです。
お父さん〔精子〕のせいもありますが
苗床があって稲も育ちます。

稲妻ということばがあります。
古代農民は稲光(いなびかり)のお陰で
穂が孕むと考えられていたようです。
稲を宿す意味から稲妻と
名づけたと思います。

苗床や渚は種を宿す場所です。
宿す場所を破壊する経済学が
いまほど大きな顔でのさばっている
世の中はありません。

後先(あとさき)折り合いをつけて
やりくりするのが経済学の本意です。
部分のみにとらわれて
生き物である経済を根絶やしにする
経済学から1日も早く
卒業して欲しいと思います。


米株安にも目を向けてみませんか   No80

2004-10-24 23:33:33 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表 

 多大の被害を残したが、台風23号が通り過ぎてホッとしたのも
つかの間、今度は新潟地震である。今年は本当に災害が多い。

 新聞、テレビは台風の被害報道から地震報道へ鮮やかに
シフトした。日本のマスコミの1つの特徴は台風なら台風、
地震なら地震、イラクならイラク一色である。
 
 横一線で真っ黒になったり、真っ白になったりする
傾向が強いから、見たり聞いたりする一般大衆は目を
白黒するばかりである。

 日本では横一線の性癖はこどものころから親から
刷り込まれ、成長するに及んでますます磨きがかけられる。
日本人の生来の気質がひとと違うことを良しとしない。

 その代表の1つが新聞、テレビである。他社と違う記事を
載せると、他社と違うではないかと読者からお叱りをうける
という話をよく聞く。

 テロと闘うと一国の首相が言うとテロには多種多様な中身が
あるにもかかわらず、深く考えない。郵政民営化というとその
実態は妖怪のように得体の知れないしろものであるにも
かかわらずなんとなくわかったような顔をする傾向が
日本人、一人一人に強い。

 日本では新聞、テレビに出ないと事件にならない。
なんとか新聞だねにならないように全精力を尽くす傾向が強い。
そのため表沙汰になったときには手遅れである。
突然テレビや新聞に関係者が出てきて
「世間をお騒がせしました」と頭を下げてケリとなる。

 ここは経済の話である。経済は生き物である。生き物で
有る点では台風も地震も同じである。ところが、こと経済の話や
特に株の話になるとどうしたことか極端に日本人はいやがる。

 いま米国の株価が日々下がりつづけている。少しでいいから
米国株価の動きにも目を向けて欲しい。10月22日、NYダウ
平均株価は108ポイント下げ、9,757ドルで取引を終了した。

 米国資産離れがひたひたと進んでいるからだ。米国から
資金が逃げているから値段が下がる。台風23号は多大の
被害をもたらしたが、水は高きより低きに流れる。どうしても
地盤の低いところに被害が出やすい。

 お金は逆だ。低きから高きへお金は流れる。値段が高くなる方へ
値段が高くなる可能性を求めてお金は移動する。米国の株が
値下がりしているのは米国からお金が逃げているからだ。

 お金は世界で一番臆病な生き物である。お金は得体の
知れない妖怪に特に弱い。いまエコノミストやアナリストを
困らせている妖怪はなにか。

 原油相場がどこまで上がるのかの見極めがつかないことが
1番。金余り政策を米国はじめ各国がいつまで続けるのかが
わからないことが2番。中国経済などアジアの景気がこの先
どうなるか読みにくいことが3番である。

 血液の流れは右回りだと専門家に聞いた。台風は左回りだ
そうだ。台風がたびたび襲来するとからだの中で血液の流れに
混乱が起こるそうだ。

 全てを台風のせいにしたくないが、日本も米国も今年は
台風やハリケーンが多発している。血液(お金)の流れに
混乱が起こると経済に元気がなくなる。

 株価は全てではないが、世界経済のリーダーである米国株の
値下がりは世界のお金〔血液〕の流れに混乱が起っていることに
信号を送ってくれているのかもしれない。

 台風にも地震にも目を離すことは出来ないが、米国株の動向にも
目を向けてみませんか。(了)


巷にある経済の問題           No62

2004-10-22 15:48:32 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表 

今日は午後1時半からマンション理事会と
一階の店舗関係者との懇談会があります。

俗にいう下駄履き住宅です。
2階から上(住居のみ)と店舗側〔1階)と
利害があいません。

からだ〔マンション〕は1つです。
血液(お金〕はからだをまわります。
1階(足首)が冷えていると
からだ〔マンション〕の循環がどうしても
悪くなります。

これ全て経済学です。
失礼しました。


ドル安はこの先進むのか         No61

2004-10-22 15:01:48 | 経済学
学校が教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表

 NY為替市場で10月21日、ドル安が進み、1ドル=107円42銭
で取引された。一時1ドル=110円台でうろうろしていた。
背景を探って見たい。

 日本では円相場がドルに対して110円、109円、108円、107円と
進むと円高と呼ぶが、米国ではドルが機軸通貨だから、当たり前の
話であるが、ドル以外の通貨に対して上がればドル高、下がれば
ドル安と呼んでいる。

 世界の為替市場では、1日1.3兆ドル(1ドル=110円換算で
140兆円)近いお金がやり取りされているといわれる。
実際の貿易量この100分の1にもみたないだろうからいかに
投機資金が介入して思惑に左右され易い体質をそもそも
持っているかがわかる。

 ドルが将来値上がりすると為替ディーラーが思えばドルを買う。
安くなると思えばドルを売る。買えば上がる。売れば下がる。
これば自然の摂理である。誰も値下がりがわかっていて
買うバカなお人はいないからだ。

 最近ドルが値下がりしているのは目立たないがドル資産離れを
起こしているためである。ドルを持っているより、他の通貨を持って
いたほうが値上がりを期待できる。あの天下の商売人の中国が
ユーロ資産を着々と増やしているらしい。単純明快である。

 昨日のNY為替市場では、対円だけでなく、対ユーロでも、
対スイスフランでもドルの値下がりが進んだ。人間の心理は不思議な
もので値下がりがはじまるとどこまでもドルが下がりつづけると
思うが、為替専門家は、対円では、1ドル=110円から105円、
対ユーロでは、1ユーロ=1.22ドルから1.32ドルの範囲
〔レンジ〕で動くと、どちらかといえばドル安の見方だが、
一体に冷静に見ている。

 日本では銀行や郵便局にお金を預けておいても
利子がつかない。だから外国為替でもどうかとすすめる人が
結構多い。ところが為替市場に手をだす暇があれば、
庭のあるひとは、庭木の手入れでもしておる方が
よっぽど気が利いている。相場の世界は気まぐれだ。
庭木は裏切らない。

 為替は、売り買いダブルで手数料はとられるわ、
締めて見たら1ドルでせいぜい5円から10円動いて
いたにすぎないというケースがほとんどである。
有り余るお金があって金の使い道に困っている人の
時間つぶしに最適なゲームと心得ていた方が無難であろう。

 昨日のドル安は、為替ディーラーは、米債券相場の
値下がり、原油高騰、米国の巨額の経常赤字を嫌気して
売られたと説明している。この説明自体が実に曲者である。
都合よくコロコロ変わる。油断もスキもならない。

 円がドルに対して高くなるときまって日銀によるドル買い
円売り介入は始まると見てきたようなうわさを流す。
日本政府は誰の依頼があったのか知らないが昨年
1ケ月に集中して30兆円以上の円売りドル買い介入を
敢行した。

 原油価格が1バレル当たり55ドルと暴騰している。1ドル=300円
時代なら日本経済は壊滅していた。いま1ドル=110円近辺だから
日本が支払う原油代金は第1次オイルショックの時に比べて1/3に
第2次ショックのときの1/2に納まっている。
円が高くなったお陰である。

 自国通貨が高くなって慌てるのは日本だけである。もし反対に
自国通貨〔日本円〕がどんどん安くなり、1ドル=130円、150円と
安くなったらどう説明をつけるのであろうか。ただでさえ高い野菜は
さらに暴騰するだろう。日本は輸入大国だから円安阻止のために
手の平をかえして介入するのであろうか。

 石油で飯を食っている産油国はドルの値打ちがなくなる(ドル安)
ことを心底恐れている。原油高騰の犯人はドル安である。
ドルの目減りを少しでも食いとめようとして原油相場〔ドル建て価格)
を彼らは必死になって上げにかかった形跡が大いに有る。

 カブリツキで夢中になってショーを見ていると、原油デイ-ラーも
為替ディーラーも劇場の出口に向けて密かに移動しているかもしれない。
 
 ブッシュさんが勝つにしろケリーさんが勝つにしろ、
米国という国は大統領選挙となるとなんでもありになる。
選挙が終わればがらりと変わる。中国の動静にも微妙な変化が出てきた。
イラク戦争もいつまた鎌首をもたげてくるかもしれない。

 為替相場は生き物である。必要以上に心配することは健康にも
良くないが、不確定要因満載の船にお互い乗リ合わせていると
いうことだけは頭の片隅にチラッと置いておいた方が
安心かもしれない。(了)


中国、9月自動車生産前年比減、本年初   No56

2004-10-21 12:59:40 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企画代表


 かねてから怖れられていたことであるが、中国の9月の自動車販売高が、
前年同月比3.6%減少したと中国自動車製造業協会が発表した。

 世界景気の先行きを占う意味でも今回のニュースは警報ベルになる
であろう。警報ベルが鳴っていても聞く耳を持たない人には
聞こえないから、「あの時」として、あとで振りかえるひとが
結構多いかしれない。

 誰も悪い話を喜んで聞ききたくない。特に日本人は耳障りな話や
自分の気に食わぬ話を無視して、解決を先延ばししてきたことで
苦い汁を後で飲まされるケースが政治でも教育の世界でも
一番身近で一番大事な自分の健康についてもはなはだ多い。
あとの祭りである。

 かつて米国がくしゃみすれば日本は肺炎になるとよく聞かされた。
いまは中国がくしゃみすれば世界景気が肺炎になるというから
中国がいかに大きな影響力をもっているかがよく分かる。
 
 現在世界のGDP(国内総生産)に占める中国の比率は6%で
それほど大きくないように見える。ところが中国は世界の工場として
2年程前から各国が中国での工場建設に血眼になっているから
中国が少しスピードを緩めるだけでそのはねかえりが
数字以上に大きくなる。

 エコノミストやアナリストは難しい数字を並べて説明しないと飯が
食えない商売だからいろいろ理屈をつけて説明する人が多い。
データも大事であるが、経済も所詮、人間様がかかわっている
世界である。商売は心で動く。万人が先行き不安だなとおもうと
データ以上にマイナスに働くから怖い。

 病は気からという。気持ちの持ち方一つで悪くも良くもなる。
経済もよく似ている。自信をもって中国貿易に取り組むのと
心配しながら取り組むのと月末に帳面を閉めて見たら
売り上げが極端に落ちていたり、予想以上に値段が下がって
いたりする。

 売れ行きが少しでも落ちてくると少しでも売上を伸ばそうとする。
真っ先に値下げ合戦が激化するであろう。中国の自動車販売では
性能を詳しく調べて車を買う人はまれで値段が安い方から車が
売れて行くそうだからなおさらであろう。

 値段の世界は魚釣りと同じである。餌〔値段〕を少しずつ
上へあげてやると魚は飛びつく。値段(餌)を下げて行くと
消費者(魚)は、怖がって逃げていくと釣りのプロから
聞いたことがある。
魚心水心ということばもあるが、人間といえども所詮動物。
突き詰めれば、えらそうなことをいくら言っていても
魚と同じである。当然買い控えが起こるであろう。

 中国の車の値段は世界の常識と比べて異常に高く設定されていた
ようだ。いまの中国では車を持つこと自体がステータスシンボルである。
日本でも昔同じような時代があった。比較的高く設定されていた値段が
一端崩れるとどうなるか。反動も大きいだろう。

 中国自動車製造業協会の調べによれば、中国の
自動車の在庫が今年1~3月期の8万台から9月に11万
5,000台に増加した。徐々に水かさ〔在庫〕が増している
と伝えられる。

 話しは飛ぶが、昨日の台風23号は兵庫県中心に
痛打を浴びせたが、予想以上の死者が不幸にも出たのは
川の増水で急激に水かさが増えたからだと話している人が
目だった。経済の世界も同じである。あまりにも異常に
中国に傾斜しているから一端川から堤防を越えて水が
溢れると予想以上の被害をもたらす。

 しかし、米国はじめ多くの自動車関係者は
今回の中国の9月の自動車販売減を冷静に評価しているのは
救いである。ここ2年の中国の自動車業界の動きはあまりにも異常で
あったとの認識で一致していることだ。

 過ぎたるはなお及ばざるが如し。度を越してしまった
ことをいさめた孔子の『論語』のなかの言葉である。(了)


世界の石油消費の25%は米国です    No55

2004-10-21 12:48:34 | 経済学
学校で教えてくれない経済学・・・江嵜企企画代表 

むかし「イワンのバカ」という童話を読んだことがあります。
中身は全て忘れましたが本の題名だけは妙に覚えています。
そのイワンに米国はいま手ひどく傷めつけられています。

ハリケーンがメキシコ湾を直撃したのは3週間前でした。
いまだに油田や港湾施設が修復していないそうです。
投機家はハリケーンを材料に原油相場をバレル53ドルまで
ぶち上げました。
つい2年前は20ドル台でした。

産油国も米国石油メジャーもいまやウハウハです。
あまりもうかりすぎて怖くなったOPECが40ドル以下に
石油の値段をさげないと大変なことになると心配
し始めています。

世界の石油消費の25%は米国です。
2003年の統計では年間9億1,400万トン消費しました。
2位は中国で2億7,500万トンです。
3位は日本の2億4,800万トンです。
ご三家で世界の3分の1近くを占めています。

中国は2003年に日本を抜いて2位に踊り出ました。
中国は産油国ですが輸入大国です。
中国が石油をガブ飲みするのでいつまでたっても
石油の値段は下がりません。

しかし問題は米国です。
表向き中国を槍玉に挙げていますが
米国自身節約するつもりはさらさらありません。
京都議定書でもそうです。
ブッシュさんになってから議定書調印を拒否しました。
環境問題より石油資本優先です。

イラク戦争が始まった時BusinessWeekを読んでいたら
Bushは石油の臭いがすると一行ありました。
記事全てを読まなくてもひとことで事柄の本質を突いていました。

日本で石油高騰があまり問題にならない理由の
ひとつに円高があります。
第1次オイルシヨックの時は1ドル=300円近くでした。
今は1ドル=110円です。

日本では円高というと騒ぎます。
日本はほとんど外国から物を輸入しています。
自国通貨が高くなり(円高)で騒ぐ国民は日本人だけだそうです。
郵政民営化でもそうです。
民営化すると暮らし向きがよくなるなら別です。
郵便貯金300兆円が大穴が開いています。
それでなにが民営化ですか。

国連のことを英語ではUnitedNationsといいます。
諸国連合という意味です。
なにか立派な組織体だと日本人は思い込んでいますが
何一つ権威も権限もありません。
お金だけ毟り取られています。

先日小泉さんが国連で安保理常任理事国いリで
演説したとき聞いていた人は20数人だったそうです。
テレビカメラは小泉さんだけ写していたそうです。
やらせもいいとこでしょう。

これにはマスコミの責任も重大です。
「経済レポート」を分かり易く国民ひとりひとりに
伝える必要は大いに痛感しています。