ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

米ワシントン花見客100万人、不景気の象徴?(学校で教えてくれない経済学)

2008-03-30 20:37:32 | 経済学
 米国ワシントンDCで、いま桜が満開で、桜祭りには100万人の観光客が訪れるだろうと昨日のNHKテレビが報道していた。ワシントン市内から車で30分ほどのところにケンウッドという、これまた、桜の名所がある。はからずも40年近い前を思い出させてくれた。
 桜の苗木は、1912年3月27日、当時、東京市長だった尾崎行雄がワシントンDCに3000本寄贈した。大部分の桜は植え替えられたそうだ。桜の寿命は、50年から60年だが、そのとき植えた木の内、樹齢95年の桜が125本、いまも残っているというから驚きである。
 なぜ、日本は、無謀な対米戦争をはじめたのか、といつも思うが、1941年12月、パールハーバー攻撃2日後にポトマック河畔の桜の木が、4本切り倒された。日本のソメイヨシノが、95年の歳月を経て、今もなお、アメリカ人を楽しませていると思うだけでも痛快だ。
今、そのアメリカが、サブプライム問題という厄病身に取り付かれている。返済のメドがないとはっきりわかっていた借り手に貸した咎めが、アメリカのみならず世界の金融市場に甚大な被害をもたらしていて、解決の糸口さえつかめない状態が続いている。
3月29日付の米紙ワシントンポストは、住宅差し押さえの危機にある数千人の借り手に、公的資金投入の検討に入ったと伝えた。FRB(米連邦準備制度理事会)は、入札方式による資金供給を、4月にも、1000億ドル(約10兆円)実施する。
3月29日付けのウオールストリートジャーナル紙は、2月の米個人消費が、前月比0.1%増に留まったと報じた。住宅不況、食品、燃料費高騰で、個人消費が、この先、マイナスに転じる怖れが出てきたと報じている。
米小売大手のJ.C.Penneyは、1~3月の売り上げが前期比減ると発表した。NY、ブルックリン、ラテン系住区に住む、Nuria Netさん(26)は、「朝、昼と時に夜も、外食だった。それが、いまは、三度の食事を家で済ましている」と話した。
自動車メーカーは、今回のリセッションの最大の被害者になっている。GeneralMotors,FordMotor,Chryslerは揃って、売り上げを大幅に減らした。Toyotaでさえ、3月度の中間集計だが、5.3%減少している。
PNC FinantialServicesGroupチーフエコノミスト、StuartHoffmanさんは、「車、衣類、外食、旅行の費用を節約して、ガソリンと食費に回している」と話した。夏の休暇旅行を計画している人は、今年、2月の調査では、1000人中16%に過ぎない。昨年2月では48%だったと、Ameika’sResearchGroup社が発表した。
ブッシュ政権は、景気刺激策の一環として、一人300ドルから600ドルの戻し税を小切手で実施する。ただ、J.C.PennyのUllmanさんは、「減税は一時的刺激にはなるが、景気は、2008年終わるまで厳しい状態が続くだろう」と話した。
大手小売20社のうち、Wal-MartStoresと傘下のKrogerの売り上げは増加するとアナリストは分析している。しかし、ウオルマートの売り上げが増えることは、なにもよろこばしいことではない。贅沢品の消費が抑えられ、低価格品へ消費が流れている証拠だろう。
米国では、公共の場での酒盛りは禁止されている。ワシントンでの桜見物は静かなものだ。花見客100万人の賑わいも、近場で安上がりということで、不景気の象徴かもしれない。(了)

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小堀遠州特別展:大丸神戸店

2008-03-29 20:17:05 | スケッチ


小堀遠州特別展:大丸神戸店

江嵜企画代表・Ken



画材店、ルナを訪ね、画材の花を買い、足を延ばして、元町にある
大丸神戸店9階のレストラン、パキアで昼食を取る。それが神戸三宮へ
出たときのコースになった。
 たまたま大丸ミュージアムKOBEで小堀遠州,美の出会い展(3/19~31)が
開かれていた。小堀遠州という名は耳にしたが、文武にたけ,テクノクラート
としても、なかなかの人物であることを始めて知った。
 会場に入ったのは11時前だったが、ご婦人客で一杯だった。
朝日新聞の3月15日夕刊で、今回の特別展が紹介されていたから
来たという客人がいた。茶道具,茶碗、茶入れ、茶杓が並んだケースを順番に
熱心に見ている。おそらく、茶の心得のある人であろう。
 会場に用意されたビデオブースの様子を軽くスケッチした。
ビデオ画像を追いながら元NHK加賀美アナウンサーのナレーションを聞いた。
 小堀遠州(1579~47)は、関が原の戦いに22歳の時に参戦している。
千利休と10歳のときに会ったという記録がある。遠州に茶の素養があったのは
利休との運命的な出会いが影響したかもしれない。
 城造りに独特の才能を発揮した。備中松山築城の功績を伝え聞いた
徳川家康が、遠州に駿府城築城を命じ、それが縁で、遠江守に任ぜられた。
御所の造営にも参画している。
 造園にも才能を発揮した。頼久寺庭園や南禅寺八窓室、大徳寺などの
茶室から裏山を借景にして庭を眺められるように造られたと解説された。
 小堀遠州は日記や茶会録を残しているが400回以上の茶会を開いている。
延べ1000人が、公家、武人、絵師、俳人、豪商など様々な人が身分を越えて
名を残している。
 遠州が松花堂昭乗、淀屋ヶ庵、佐川田昌俊、橘屋宗玄4人との連歌を
記した,縦27センチ、幅56.3センチの巻紙が、会場に展示されていた。傍に
「玄ヶ庵」の銘をつけて遠州が、ヶ庵に贈った茶杓と説明にあった。
 ここに登場する淀屋ヶ庵とは、淀屋常安の息子で、淀屋橋を自費で架け、
米先物取引を開発した、淀屋言当、まさにその人である。
 会場の説明書きによれば、淀屋ヶ庵は、茶の湯をよくし、連歌にも
堪能で遠州等とも親しく、寛永文化サロンの一員とあった。
 いま、なぜ、小堀遠州なのか。今回の特別展の隠された深い意味を
かみしめながら会場を後にした次第である。(了)


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ユーロ急騰、原油96ドル、金953ドル、NYだう109ドル安(学校で教えてくれない経済学)

2008-03-27 19:54:53 | 経済学
 ユーロが、対ドルで、7営業日振りに、1ユーロ=1.5850ドルへ値上がりした結果、ドル安イコール原油、金買いのパターンが復活し、原油、金の先物相場が値上がりした。
ユーロは、対円でも値上がりし、1ユーロ=157.47円で取引された。ドルが対ユーロで値下がりした結果、対円でも値下がりし、再び1ドル=98円台で取引された。
 ユーロの対ドルでの反発は、ドイツの景況感指数Ifoが、2月の104.1から、3月、わずかながらも、104.8へ上昇する一方、米国では、2月の米新規住宅着工件数が、13年来の低水準であったことに加えて、2月の米耐久財受注高が、1月の4.7%減に続いて、1.7%減と米国経済の減速が確認されたことに、為替市場が敏感に反応した結果である。
 CMC Market,NY為替ブローカー、Asiraf Tariは、4月4日に発表予定の、米雇用統計で、悪い数字が出れば、ドルは、対ユーロで、1ユーロ=1.60ドルまで急落するだろうと予測していると今朝のWSJ紙は紹介していた。
ユーロが対ドルで反発した材料に、これまたお決まりのコースであるが、トリシエ、欧州中央銀行総裁が、物価安定が中央銀行の最大の責務である。金融混乱は、ユーロ圏の金融市場にも景気にも、大きな影響を与えていないと利下げの可能性を否定したことも影響した。
「ユーロへの挑戦」(H.ティートマイヤー、ドイツ連邦銀行元総裁著、京都大学学術出版会発行)に、トリシエ総裁誕生時のエピソードと共に、中央銀行総裁の重要性が縷々述べられている。日本の政治家は、日銀総裁不在も、見て見ぬ振りを続けている。 
 一方、NY原油先物市場で、5月物WTI(軽質物原油)は、米EIA(エネルギー情報局)が、米精製能力低下に米ガソリン在庫急減発表を引き金に、バレル4.68ドル、4.6%値上がりし、バレル105.90ドルで取引された。一時、バレル106.21ドルまであった。ドバイ原油(重質油)も値上がりし、バレル103.83ドルで取引された。
原油相場は、米景気後退による需要減、在庫増とドル堅調を背景に、バレル90ドルまで値下がりしていた。短期間での10%以上の値下がりで、腹をすかし、のども渇いていたのであろう、水鳥が、餌場(商品市場)へ戻ってきた。
 金先物相場も、ドルが下がれば、インフレヘッジの連想から、トロイオンス15.20ドル値上がり、953.50ドルで取引された。プラチナ、パラジウムも金に連れ高した。ドル相場がここしばらく落ち着いていた。一時、避難していた水鳥が餌場に姿を見せた結果である。
米新規住宅着工件数が減り、米耐久財受注高が落ち、原油相場反発が悪材料となり、3月26日、NYダウは、前日比109ドル値下がりして、12,422ドルで取引された。米FRBは、短期の目標金利、FFレートを2.25%まで下げたが頓服効果が出るには時間がかかる。
日本はどうか。JR在来線岡山駅プラットホームで、客がつき落とされて死亡する痛ましい事故が起こった。二日前のJR常磐線での殺傷事件が誘発した可能性も指摘される。
日本列島そこここに怒りや不満が充満している。特に怒りは、肝機能障害をもたらし、病気の原因になりやすいと言われている。テレビ、新聞揃って、事故が起これば、朝から晩まで同じニュースを流す。それがまた事件を誘発する。悪の連鎖を断たねば、救いがない。(了)

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アーモンド:神戸水環境センター(スケッチ&コメント)

2008-03-27 08:34:36 | スケッチ



アーモンド:神戸水環境センター(スケッチ&コメント)

江嵜企画代表・Ken



 神戸市東・水環境センター(078-451-0456)で、センター内の魚崎運河沿いに約100本のアーモンドの木がある。

 名前は水環境センターだが、要するに下水処理場である。13年前の阪神・淡路大震災で壊滅的打撃を受けた。震災復興のシンボルのひとつとして、センター内の魚崎運河沿いの遊歩道約400メートルに植えたのがアーモンドの木である。

 今年は、3月14日に開花、今まさに見頃である。花は、直径約5センチ、淡いピンク色である。
いつものようにスケッチした。

 例年、3月~4月、期間を限定して、朝7時から夕方6時まで、遊歩道を市民に開放している。
神戸もここ2~3日で一気に春の陽気となり、家族ずれなど多くの見学者が訪れていた。 
 
 JR住吉駅が市営バスに乗り、魚崎南町2丁目で降りれば徒歩2分、阪神魚崎駅からでも青木駅からでも徒歩15分である。JR住吉からセンター入り口までタクシーなら1000円でいける。
 
 
 アーモンドは、広辞苑によれば、バラ科の落葉高木、花は淡紅色、葉、花、果実とも桃に似ている。
果肉は薄く、熟すと裂開、中に平たい核がある。核中の仁は甘く食用に、苦いものは、鎮痛剤など薬用にするとあった。

 下水処理場と聞くとイメージから敬遠しがちだが、聞くと見るとでは大違いである。
センター内には高度処理水を利用したせせらぎある。水鳥が遊び、沢山のめだかが泳いでいた。(了)

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ベアスタンズ救済進展、ドル100円70銭、NYダウ187ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2008-03-25 10:48:30 | 経済学
 JPモルガンがベアスターンズに対して、買収株価を2ドルから10ドルへの引き上げ案を用意しているとNYタイムズ紙が伝えたことが起爆剤となり、3月24日、NYダウは、前日比187ドル高、12,548ドルで取引を終了した。株価反発を受けて、債券相場は軒並み値下がりした。株価下落で安全パイとして債券市場に避難していた客が戻ってきた。

 NY連銀は、買収に必要な資金として、290億ドルを、公定歩合並みの2.5%で貸し出すと発表した。NY連銀は、サブプライムローン問題の障害を最小限にとどめるために実施したとの声明文を発表した。

米不動産協会は、2月の米中古住宅の販売高が、1月の489万戸から503万戸へ増加、住宅販売価格は、1月のマイナス10.2%からマイナス9.6%へ改善したと発表した。

マクロでは金融セクター、ミクロでは、住宅セクターで、トンネルの先に多少明かりが見えたとして、不安心理一色だった投資家心理が改善しつつあることが株価を反発させた。ただ、第二、第三のベアスターンズが、現れない保証は全くない。来週以降に控えている金融機関の決算発表を見極めてからでないと、腰を入れた動きは出来ないとの見方が多い。

米ドルの底堅さが目立っている。3月24日、NY外国為替市場で、ユーロが対ドルで2週間来の安値をつけ、ドルが、対スイスフランで、ほぼ2週来の高値をつけた。ドルは、対円でも買われ、心理的な節目と見られたドル100円をあっさり突破、1ドル=100.75円前後で取引された。

NY商品先物市場で、WTI(軽質油)相場は、バレル100ドル近辺まで下落、ドバイ原油(重質油)は99ドル台へ下落した。金相場は、5日連続で下げ、トロイオンス910ドル前後で取引された。

原油も金も、ドルが歯止めなく下げるとはやして上げて来た経緯がある。ドルに底堅さが出てくれば、はしごをはずされないうちに屋根の上から降りておこうとする心理が働いてもおかしくない。ただ、値上がリが余りにも急激だったためもあり、行き過ぎを修正する動きに留まるとの見方も根強く残っている。

3月24日付けのWSJ紙電子版に、珍しく、日本の地価の動きを伝えるニュースが紹介されていた。日本の地価は2年連続で上げて来たが、2008年後半は土地の値段は下がるだろうと指摘している。サブプライム問題が影を落としていることは明らかだろう。

日本関連では、日本の企業経営者の景況感が、2007年の10~12月期のプラス0.5から2008年1~3月にはマイナス9.3へ悪化したと紹介したあと、財務次官の談話として、日本企業は警戒的(Cautious)であるが、日本経済の先行きの見通しについては、悲観的でない(Not pessimistic)と語ったと紹介していた。

さらに、日本関連では、額賀財務相談話として、「ここへ来て人民元は値上がりしているが、十分ではない。直近のG7の会合で、主要議題になるだろう」と語ったと紹介していた。

日本では、政治家は、日銀総裁一人決められず右往左往している。そこへJR常磐線での恐るべき殺傷事件である。イージス艦、中国餃子、赤福、船場吉兆は、早や、忘却の彼方である。一人一人が、責任を持って、真剣に生きていかないとこの国では、身が持たない。(了)

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読売読書芦屋サロン:作家、高橋源一郎氏(スケッチ&コメント)

2008-03-25 10:46:24 | スケッチ



読売読書芦屋サロン:作家、高橋源一郎氏

江嵜企画代表・Ken



 JR芦屋駅から西方に線路沿いに徒歩10分、芦屋川沿いにルナーホールがある。あ と十日もすれば名物の桜も満開になっているであろう。作家、高橋源一郎さんをゲス トに迎えて、先日、急逝された野間裕子さんの後を引き受け、竹村登茂子さんが聞き 役で、第23回読売読書芦屋サロンが開かれた。

 恥ずかしながら、高橋さんという作家については、全く知見がなかった。しかし、 ウイットに富んだ語りは、人を飽かすことなく、午後2時から予定時間オーバーして、3時40分過ぎまでのトークを堪能した。漫画は米の飯、漫画を読むと、元気が出 るというところもなかなかユニークであった。

 高橋さんは1951年生まれ、35歳の長女、現在の奥さんとの間に出来た、2歳と3歳の男児の父親でもある。長女と息子2人と歩いていると、おじいちゃんですかと、よく聞かれると苦笑していた。生まれは九州だが、中学、高校は大学受験で有名な灘だということも初めて知った。

 中学一年のとき、クラスで、ボードレール全集を読破したとか、文芸評論家の小林秀雄さんを「小林はだめだよな」とか大江健三郎さんを「大江は古い」とか話していた。天才少年に、友達として、ついていきたいがために、無理やり合わせているうちに、作家希望になったというエピソードを紹介してくれた。もし灘に入ってなければ今頃、財務省の次官になっていたかもしれないというくだりが又面白かった。

 学生運動をしていたとき、逮捕されて、巣鴨刑務所で300日過ごした。横浜の大学で8年いたが、満期除籍された。出所後、大学へ行く気がなく、同時に失語症になった。大事なところになると喋れない。書こうとすると手が震えた。書くことも忘れて土方をしていた。ところがぎっくり腰になって、作家しかないと悟った。

 10年たった。森鴎外や夏目漱石など明治の文豪が登場する「日本文学盛衰史」を書いた。きっかけは、関川夏央と谷口ジローの「坊ちゃん」時代である。漱石、鴎外、啄木などの長編漫画に驚愕した。1980年代の終わりだった。文学史の漫画版だが、今の作家より、フレッシュで面白い。元気さと面白さを兼ね備えていると話された。

 「浮雲」を書いた二葉亭四迷が使っている日本語が今の日本語の起源だった。彼は疑い深い人だった。しかし、二葉亭四迷の葬儀には当時の作家全員が参列した。みんなの良心だとわかっていたからだという話を始めて聞いた。

 高橋さんは、小説を書くとき、まず、タイトルを決める。中身は後からついてくると話された。ワープロを自宅に、三台置いている。手書きだと緊張する。ワープロだとすーっと入る。書き直しも効くと話された。

 作家希望のひとに一言をと水を向けれて、高橋さんは、まず、作家になることに疑いを持たないこと、次に、3年間は毎日、書いて頑張る。それでだめだったら、諦めた方がいいと明快だった。

 会場の様子をいつものようにスケッチした。高橋さんの話を反芻しながら、家路についた。(了)


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米公定歩合2.5%の新事態で、ドル安にブレーキ(学校で教えてくれない経済学)

2008-03-25 10:42:16 | 経済学
 外国為替市場でのドルの底堅が目立つ。ドルが歯止めなく下がるといった雰囲気が、一時的にしろ、消えたことが、一方的なドル売りにブレーキをかけた。



 米FRBが短期の目標金利(FFレート)を市場の大方の予想であった1.0%下げに反して、0.75%下げに留めたこと、公定歩合を0.75%同時に下げたことが、これ以上の利下げは当面ないとの思惑がマーケットに生まれつつあることが影響したと、今朝のWSJ紙は解説している。



 ドルに一定の歯止めがかかったとなれば、無理して、利下げを材料に、原油、金を買い上がる根拠に乏しい。商品市場に変調が見られる。トロイオンス1,033ドルまであった金相場が、920ドルまで値下がりし、バレル111ドル台まで急騰した原油(WTI)相場は、100ドル飛び台まで値下がりした。



 原油、金の値下がりには、米国景気が、雇用減、それに伴う失業率増加、個人消費減から、リセッション入りしたとの見方が大いに影響している。米国がリセッションに入ってのドル堅調も説明がつきにくいが、余りにも上げピッチが早かった。作用反作用という相場の世界特有の行き過ぎに対する見直しから来た要素が大きい。



 原油(WTI)が、ここへ来て、バレル85ドル水準まで値下がりすると口にするエコノミストが増えてきた。米国は日量2000万バレルの原油を消費する。世界の原油消費量は日量8600万バレルだから、世界の1/4近くの原油をがぶ飲みしている米国での消費が、リセッション入りで消費が落ち込めば、値下げ圧力がかかる。



 相場に下振れ懸念が出てくると、マーケットは、決まって、下げ材料を探してくる。そのひとつがエタノールの動きだと今朝のWSJ紙で、エタノール増産がガソリン消費を減らす。ガソリン相場を冷やして、ひいては原油相場の足も引っぱると今朝の記事で紹介している。



コロコロ見方が変わる。このあたりの節操のなさが、日本人が最も嫌うところだが、それは相場本来のネイチヤーのようなものである。好き嫌いだけで、事態の推移を遠巻きにしてぶつぶついってもはじまらない。日本人が傍観している間に、事態は刻々変化する。上げ相場で買い、下げ相場で慌てて売る。こんなことを繰りかえして、外人投資家にやられている。



0.5%の異常な低金利の日本で円を借り、円を売って利回りのいい豪ドル、カナダドルを買っていたヘッジファンドが、豪ドル、カナダドル、最近はユーロまで売って円を買い戻している。それが1ドル=99円台とはいえ、一方方向だった対ドル円高にブレーキをかけた。いつまで続くかの保証はないが、米公定歩合2.5%の新事態は評価に値するだろう。(了)

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第80回記念選抜高校野球大会:阪神甲子園球場

2008-03-23 11:16:11 | スケッチ



第80回記念選抜高校野球大会:阪神甲子園球場

江嵜企画代表・Ken



  阪神甲子園球場がリニューアルされてから、公式に始めてのお披露目の日が、第80回記念選抜高校野球開会式となった。
脇村高野連会長は、甲子園球場が、大正13年(1924)に完成後、84年ぶりに改装され、新たな一ページが開かれた。

オフシーズン中、昼夜分かたぬ突貫工事をされた関係者に感謝したいと挨拶された。
前人気上々と仄聞していた。甲子園球場に着いたのは7時40分だったが、お目当ての中央特別自由席は結構詰まっていた。
幸い、スケッチ出来そうな場所を見つけて席についた。背もたれが高くなり、予想以上に座り心地がいい。座席前後の間隔が広が り、人の出入りが楽になった。
開会式の前に開かれた「今ありて、未来も扉を開く」では、53年間歌い続けた、神戸山手女子高校生、現役、 OB合わせて、552名、年齢も18から72歳、グランド中央に勢ぞろいした。

93年からの現大会歌「今ありて」の作曲者、谷村新司さんとともに、新旧大会歌を歌う姿は圧巻で、後に控える開会式のことも忘れてスケッチした。
開会式は9時に始まった。司会は、昨年夏、全国高校放送コンテストのアナウンス部門で優勝した中西悠歌さん、朗読部門優勝の城殿恵さんが務めた。
中西さんは、入場行進で学校名を紹介した。声量豊か、落ち着き払った二人の司会振りに感心した。

10時半から第一試合、21世紀枠で選ばれた愛知県代表、成章が、北海道代表、駒大苫小牧を3-2で逆転で破り、二回戦へ駒を進めた。成章の応援団はレフトアルプススタンドにも入りきらずレフト外野席まで広がっていた。一方、苫小牧はライトのアルプスの一角で、 こじんまりと応援していた。力では苫小牧が上と見られたが、応援合戦であと一押しが惜しまれる。

観衆は、開会式4万4,000人、第一試合、4万1,000人と発表された。天候にも恵まれたが、筆者もその内の一人であるが、リニューアルされた甲子園をひと目みたい客人も結構いたのではないかと、勝手に想像している次第である。

第一試合のあと、球場内部を散策した。トイレが見違えるようにきれいになった。男子トイレにもベビーベットが置いてあった。
人口肛門や人口膀胱を使用する人のために、多目的トイレも5箇所設置されていたことが特に印象に残った。

売店が一新された。レストランが4店舗できた。野球観戦だけでなく、「有楽町で会いましょう」ではないが、「甲子園で会いましょう」と新たなデートコースが誕生しそうな予感がする。

甲子園球場は、今年のシーズンオフに、残り工事を済ませ、リニューアルを完了する。先日、阪神タイガースの選手がダックアウトの天井が低いとクレームしていた。
まだ、いろいろ手直しされるであろう。

球場は大きく改善されようとしている。問題は阪神甲子園駅である。仏さんを出すまでは手をつけないと、言われないように、御影駅と合わせて、甲子園駅の改築を、経営者は、この際、真剣に考えていただきたい。(了)

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人体のバランス

2008-03-22 09:18:20 | 診断即治療と虹彩学



北京郊外のオリンピック会場を少し離れたところから眺めたあと、ホテルに帰り例の治療器で実験をしてみた。

電流を最大まで上げて、器官を疲労させると、「陰極まれば陽になる」道理が当てはまるはずだから、もしかしたらダイエットに役立つのではないかと考えた。

MAX30まであるので、無理して30まで上げてみた。
その後食欲が落ちた。
食べれば食べれるが、あまり食べたくない。
お酒も美味しくない。
帰国してからも、その効果は続いている。

おまけに腹部が筋肉痛のような感じで、運動をした後のような感覚が残っている。
しめしめ、これでメタボが少し解消されるかもしれない。ヽ(^o^)丿

スタッフと一緒にダイエットのテストを続けることにした。
効果が出たら報告します。


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ドル相場落ち着き、一時金900ドル、原油100ドル割れ、NYダウ261ドル高

2008-03-21 09:06:57 | 経済学
        ―――学校で教えてくれない経済学―――


 NY商品先物市場で、金相場が急落、一時、オンス900ドルまで値下がりした。前日比20ドル安の920ドルで取引を終了したが、巨額の投機資金が、米FRBの0.75%利下げ前後から、商品市場から引き上げを開始したかもしれないと今朝のWSJ紙は解説している。

 金は一時、オンス1033ドルまで急騰した。そこからの10%以上の急落だが、今回の急落は、この先続く長い値下がりの始まりではなく、余りにもファンダメンタルズを無視した急激な上昇に対する「健康的な」見直しであろうとWSJ紙は指摘している。

 プラチナの下げは金以上にきつい。プラチナは一時、オンス2200ドル台まで値上がりした。3月20日、NYプラチナ先物相場は、1,877ドルで400ドル近く下げたから金以上に厳しい。相場の世界では、山高ければ谷深しというが正にそれを地で行く展開である。

 NY原油先物では、弱いドルを売って原油を買う動きが、ここ1ヶ月近く目立っていた。ドルは、1ユーロ=1.5905ドルまで売られていたが、1ユーロ=1.54ドル台まで戻して取引された結果、WTIは、前日比バレル70セント値下がりし、101.84ドルで取引きされた。

 原油相場は、この先、不需要期入りで、バレル85ドル前後まで値下がりするとの見方がここへ来て台頭してきている。いまのところ表面化していないが、リビアカダフィーが備蓄原油を放出、それをOPECが支持しているというまことしやかなうわさが流れている。

 ドル売り・原油/金買いの流れが、ドル買い・金/原油売りの流れへの変化は、米FRBの0.75%利下げが引き金を引いたとする見方が増えている。FFレート2.25%、公定歩合2.5%への引き下げで、米金融機関が息を吹き返すと、年金ファンドが読み始めたことが、
商品売り・株買いへ流れを変える転換点になるとの見方が増えてきたとWSJ紙は伝えた。

 NY株式市場で、ダウ構成銘柄のアメリカンエキスプレス、シティコープ、JPモルガン、バンカメなど米主力金融機関の株価が急反発した結果、NYダウは、前日比261ドル高い、12,361ドルで取引された。ただ、逃げ足の速い投機資金が商品から株式へ、劇場内の「座席」を急遽移動しただけだと、株価反発に永続性に乏しいとWSJ紙は指摘している。

 ドル100円割れで、最近、日本でも外国為替取引を始めたいという素人さんが増えているそうだ。為替は、エコノミストの墓場といわれ、玄人でも先が読めない。なぜ素人が首を突っ込もうとするのか理解できないが、原油も為替と同じである。つい先ほどまで110ドルを唱えていた同じご仁が、早や、85ドルである。油断もスキもあったものではない。

 2008年は波乱の年になりそうだ。健康に留意して足元を踏み外さないことが一番だ。(了)

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