
アチー、暑いいいい
昭和医科大教授の南渕明宏先生は『日刊ゲンダイ』webサイトに「猛暑と心臓死…血液の拍出量が2倍以上になることもある」という内容の記事を書いておられました。
たまたま、当院の患者さんが暑さに負けて「危険状態」の方がありましたので、この記事のURLを記録しておいたのです。
その方は、治療院から歩いても20分ぐらいのところに住んでいる方ですので、
「無理してでも来てください」言いました。
そんなことを言うことはめったにないのですが、2~3日前に病院で何ともないと言われと話していたので、「これではダチがあかんな」と思い、無理矢理に来させたのです。
そんな時は「七星特殊鍼法」で治療するのですが、治療後はだいぶ元気になり、ご本人が言うには、「これですっかり治ったと思った」ということでした。
しかし、「心虚」が出ていたので、そんな簡単にはいきません。
※経絡治療では「心に虚なし腎に実なし」と教えられましたが、あれは????????です。
南渕明宏先生がおっしゃるには、
近年、65歳以上の暑熱関連死は1990年代より大幅に増加しており、その背景には気候変動だけでなく社会的要因もあると指摘されている。
人間の体は暑さに対応するため心臓に大きな負担を強いるが、高齢者や心臓に余裕のない人では心房細動・心室細動を経て死に至る危険がある。
しかし実際の死亡例をみると、エアコン未使用や設置されていない世帯で多く発生しており、原因は「猛暑そのもの」よりも「経済格差」による生活環境の差と考えられる。
また「高齢者は暑さを感じない」という説明は誤りで、むしろ権力による刷り込み情報の可能性もある。
結局のところ、貧困や格差拡大が暑さへの対処力を奪い、多くの死者を生んでおり、その責任は政治にもあるのではないか、と筆者は主張している。