ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

休日診療:肝臓部がシクシクして凝っているような感じ (11/25の臨床実践塾)

2018-11-21 19:21:50 | 診断即治療と虹彩学
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肝臓部に千年灸をしているところです



きょうは休診日でしたが、「休日診療」をしました。
治療をしたのはお二人です。
その中のお一人は、以下のように訴えていました。

① 肝臓辺りがシクシクして凝っているような感じがする

② 風邪なのか咳が出ます

脈を診ると「肝虚」が出ていましたので、下降結腸の辺りを押しながら、
「ここ痛いでしょう?」と聞くと、少し顔をゆがめていました。
そして、肝臓と肺・大腸の話をして、
「ここに千年灸をすると、肝臓部辺りのシクシクも、咳も治まりますよ」と言い、先に全経絡を整える鍼をしました。

実はこの方、鍼が苦手なので、優しく、そっと、痛くないように鍼をしました。
鍼をしている途中に、
「肝臓の辺りに千年灸をするとかなり楽になるので、どう?」と聞くと、
「はい!」と言う感じで首を縦に振っていました。
ほんとは、普通のお灸のほうが効くのですが、若いし、怖がりなので、千年灸にしたのです。

それで、千年灸をしているときに、
「この範囲を写真に撮りたいのですがいいですか?」と聞いたら、笑顔で頷いてくれましたので、パチリ!

千年灸が済んでから、下降結腸辺りを押して、
「どう? 痛み楽なったでしょ」と言うと、
「ほんとですね。痛みがないほど軽くなりました」と言う。

これは、七星論での対応経絡を利用したのですが、治療が終わる時には、下降結腸辺りを強く押しても痛みは殆ど出ない様子でした。
ついでに、と言うと本末転倒のように思うかも知れませんが、肝臓部に千年灸をしていますので、肝臓部のシクシクも取れたはずです。
(聞くのを忘れました)

ここで云う七星論での対応経絡というのは、以下のように対応している関係のことを言います。

任脈≒督脈
水(腎・膀胱) ≒火(心・小腸)
金(肺・大腸) ≒木(肝・胆)
地(心包・三焦)≒土(脾・胃)

さて、肝臓部に千年灸をして、何故、下降結腸の痛みが取れるかということですが、これは七星論を勉強した人ならわかると思います。
肝が筋膜を支えているからですよね。
つまり、大腸は筋膜に属するので、肝の疲労で動きが悪くなって何らかの症状をおこすわけですが、肝臓が整うと、大腸も正常に機能するので、下降結腸辺りにあった鬱血が消えて、痛みが取れるわけです。

肝臓と大腸の連鎖が連動を起こすわけです。
非常に簡単なことですが、患者さんが訴えもしない下腹部を押えたこと。
肝臓部に千年灸をして下腹部の痛みが消えたこと。

そして、
帰る頃には、
「鼻の周囲がすごく軽くなっています」と何度も言っていました。

その理由は、肺と大腸は表裏と考えるので、表の大腸が整ったので、裏の肺まで整い、咳の症状が取れ、鼻が楽になったわけです。
そして、幸せそうな顔をして帰って行きました。(^_^;)

きょうの臨床例は、簡単過ぎて面白くなかったかも知れません。
すみません。
でも、  今度の臨床実践塾  は、≪連鎖・連動≫をテーマに考えていますので、筋骨の連鎖だけでなく、このような実例を混ぜて、臓腑の連鎖・連動も説明しようかと考えているのです。

これを学ぶと、患者さんが笑い出すような治療ができるからです。

連鎖と連動:慢性疲労症候群 (11/25の臨床実践塾)

2018-11-20 13:01:47 | 診断即治療と虹彩学
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慢性疲労症候群の患者さんではなく、写真だけ使っています



東洋医学は、人体の連鎖と連動を上手く活用した医学体系だと思います。
連鎖とは、物事が互いにつながっていることや、そのつながりのことで、経絡を利用するというのは「連鎖を利用する」と言ってもいいと思います。
それが、足の痛みを頭に鍼をしれ治したり、頭の痛みを手足のツボで治したり方法で、それは体の連鎖を知っているからできるわけです。

一方の「連動」とは、ある部分を動かすと、それに続いて何かかが動くことになるので、連鎖と連動は、二つのモノ、或いは二つ以上のモノが「何かで」つながっていることになります。

たとえば、東洋医学には、「病因と病機」という言葉があります。
「病因」とは病気の原因のことで、「病機」とは病気の機序のことです。
つまり、病気の原因があって、病気の機序が動き、病体に変わるわけで、簡単に言うと「病気の流れ」になります。

「病気の原因」は、ありすぎるので医師でもわからないのがたくさんあると思います
それで東洋医学では、病因を「内因」「外因」「不内外因」に分けて解説していきます。

【外因】 これは環境が体に与える影響のことで、「風寒暑湿燥火」に分けられています。
つまり、「風に当たりすぎると肝を病む」とか、「寒(寒い環境)では腎を病む」とか、「暑いと心が弱る」とか、「湿気が多いところに住んでいる脾を病む」などと、患者さんが過ごした環境を考えるわけです。
ただ、現代は昔と違って冷暖房が当たり前の時代ですので、クーラーや暖房の影響も出てきますので、そこも考慮する必要があります。

【内因】 現代医学でいうと「心療内科」の分野に入ると思いますが、人間の感情を病気の原因としてとらえるのです。
喜び、怒り、憂い、思い、悲しみ、恐怖と驚きで解説していくのですが、「怒りっぽい人は肝に異常がある」とか、「驚いたりビックリしたりすると腎に傷がつく」とかと、それらの感情と臓腑を関連付けて治療に応用するのです。
しかし、その人の職場や家庭での立ち位置によっても感情の変化がありますので、そこも考慮しておく必要があります。

【不内外因】 内因でもなく外因でもないという分類ですが、この不内外因に「労逸」(ろういつ)と「安逸」(あんいつ)というのがあります。
労逸とは、働き過ぎのことになりますが、これは「過重労働」と言えばわかりやすい。
安逸とは、何もせずにゴロゴロしている様子のことです。

そこで心配するのが、「慢性疲労症候群」の患者さんです。
慢性疲労症候群の患者さんは、最初は「怠け者」と思われて、いろんな避難を浴びせられることがあるようです。
しかし、「慢性疲労症候群」には、明らかな病因があると考えています。
ここには詳しく書けませんが、  今度の臨床実践塾  ではそれを発表するつもりです。

さらに、不内外因はライフスタイルが大きく関わるので、飲食、睡眠、運動も考慮されます。偏食、睡眠不足、過剰睡眠、無理はダイエットの問題も関係してきます。
その中でも、私は「飲食」が最も重要と考えており、運動器疾患(ケガや事故を除く)であろうが、内臓疾患(伝染病やウイルス疾患は除く)であろうが、心理的疾患(特殊な環境を除く)であろうが毎日の食事が大きく関わっていると考えています。

何故なら、私は7年ほど食事療法の講師をしていて、「食事だけでいろいろな病気が治る」のを見てきたからです。
その体験の中で、「飲食」が重要な病因であることを知ったからです。
つまり、病気とは、

飲食の間違い
消化器の異変
臓腑の歪み
発病
という機序であると思うわけです。

たとえば、腰痛の患者さんが来たとします。
その時、鍼灸診察をしながら、食養診断もしているのです。
つまり、この患者さんは「何を食べ過ぎているか」を診ているのです。
何を食べてないかではなく、何を食べ過ぎているかを診ているのです

そして、病因に関係する飲食物があまりにも過剰だと思う時は、その患者さんの発病の機序を説明しながら、飲食物への注意を促します。
その注意を守ってくれる患者さんは、すぐに治るし、注意を無視する患者さんは、当院のお得意さんになるわけです。(^_^;)

これは、学校出たての治療師や、経験の浅い治療師では理解できないと思いますが、臨床を続けているとだんだんわかってきます。
鍼灸学校で、「この病気はこのツボで治る」と教えられたからだと思うのですが、治る人もいれば、治らない人もいるということはだんだんわかってきます。
だから、臨床経験の長い治療師は、必ず自分で「食事療法」を心掛けています。

また、不内外因に、体質を入れる分類もありますが、体質というのも食物で作られると考えると、遺伝でない体質なら飲食に分類したほうが賢明かと思います。

首を左右に倒したときの痛みの治し方 (11/25の臨床実践塾)

2018-11-19 10:19:33 | 診断即治療と虹彩学
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軽いタッチで上部胸椎を矯正しているところです



東洋医学での治療原則は、弁証論治(べんしょうろんち)や随証治療(ずいしょうちりょう)が基本です。
弁証論治とは、症を弁えて(弁別して)、それに基づいて治療する「論治」です。
随証治療とは、証に随って治療することです。
証とは、その時の体に現れた症状や兆候のことで、「腰が痛い」とか「頭が痛い」などのことです。

漢方では、この「証」を分別する際に陰陽虚実の概念を使いますが、「証」の概念は種々の解釈があるので、10人の漢方医が同じ「証」と判断することはありません。
そこが、「科学的ではない」と言われるところだと思いますますが、科学で全てが解決できるものではありませんので、違う意見があってもいいと思います。

たとえば、上の写真は、上部胸椎に軽く指を当てて矯正しているところですが、これだけで楽になるのです。(治ったという意味ではありません)
仮に、この症状を「科学的に解決する」となると、どうなるでしょうか?

① 既往歴や家族の病歴、事故の有無などの問診をします
② 痛みの原因を特定するためにレントゲンを撮ります
③ 原因(筋肉)がわかると「筋弛剤」などを使います
④ あるいはリハビリに回します
でも、これでは多分治りません。

この症状を科学的に説明すると、筋肉や関節での説明になると思いますので、わかりやすいし、かなり納得できると思います。
そこにある事物(目に見える筋肉や関節)で説明するとわかりやすいのです。

それでは仮に、このような症状を肝臓や心臓に関係するツボ(手や足のツボ)で治療をして治ったとします。
その場合は、科学的に説明できますでしょうか。
多分、できないはずです。
何故なら、レントゲンには映らない「モノ」があるからです。

それでは、そのような症状を東洋医学ではどのように解釈するかというと、先ほど出てきました「証」を考えます。
「証」とは、体の内側にある病因が、病変として外側に出てきた「証拠」なので、その証拠を手掛かりに治療方針を決めていきます。

ちょっと難しくなってしまいましたが、わかりやすく言うと、患者さんが訴える症状や、体に現れた「色」、脈の状態、骨格の状態、障害が出た筋肉や関節の状態、等々から判断して「的を絞っていく」のです。
つまり、目に見えない体からの情報を、目に見えるところや指先などで感じ取れるところを頼りに、情報を分析して、間接的に体の内部情報を診てくわけです。

そのようなことを患者さんに理解してもらうために私がよくやることは、「(七星)一穴鍼法」や「FAT」(一種のエネルギー療法)です。
「一穴鍼法」とは、1カ所のツボに鍼を1本刺して症状を治める方法です。
これをすると、患者さんは不思議そうな顔で笑いながら納得します。

上の写真は、FATで調整しているのですが、患者さんの体を触っても触らなくても矯正できます。
ただ、触りもせずに「痛みが取れた」となると、「騙された」と思われるので、軽く触るようにしているのです。
(写真では胸郭を広げる必要があったので、ちょっと力を入れています)

その後、
「どう?」と聞くと、首を左右に倒し、

「あ、ちょっと楽になりました」と言うので、

「ちょっと心筋に疲れが出ているようなので、そこを治しておきましょうか」と鍼灸治療に入りました。
鍼灸治療を加えるのは、再発を防ぐためですが、骨の歪みも即効的に解決できるからです。

筋骨で説明し、筋骨で調整すると、その場はいいのですが、元に戻りやすい(再発しやすい)ので、鍼灸も加えておくわけです。
いわゆる「連鎖・連動」を起こす部位の治療もしておくのです。

そんなことを言うと、反論したくなる治療師もいると思いますが、当院は基本的に2週間に1回か3週間に1回の治療サイクルなんです。(月1回サイクルの方もいます)

つまり、「治療効果は2~3週間持つ」ということなのです。
「鍼を使わずに整体だけで治療してほしい」という方も、たま~~~にいますが、治りが悪いので、「鍼灸もしたほうがいいですよ」と話すようにしています。(^_^;)

ズボンを履くとき、右太もものの前面と内側が痛い (11/25の臨床実践塾)

2018-11-18 12:06:04 | 診断即治療と虹彩学
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こうして足を挙げても太ももの前と内側が痛いです



こういう症状を訴える方が時々います。
このような場合、いかにも太ももの筋肉に問題があるように思われるかも知れませんが、実は全く違うんです。

痛みが出ているのは確かに太ももの筋肉(大腿四頭筋)ですが、そこが原因ではないんです。
もうお分かりの方もいると思いますが、脊柱、骨盤、股関節、仙腸関節、筋肉・腱、そして臓腑にも歪みが出ているのです。

それが東洋医学なのですが、東洋医学には「本」と「標」という考え方がありまして、『黄帝内経・素問』の「標本伝病論編 第六十五」には、「病には標本(表面と内面)があり、それを区別して治療を行なうべきである。~~~標本を知らなければ盲目的な治療になってしまいます」といったことが書かれています。

この太ももの症例を例にわかりやすく説明すると、痛みが出ているのは「太ももの前側と内側」で、それを「本」とするか「標」とするかということです。
つまり、「本」とは、病の原因と言うことであり、「標」とは、現れた症状と考えてください。

そこで、どこから治療すればいいのかということになりますが、治療の順序を決めるには、診断が必要です。
診断をせずに治療をすることは、航海図や羅針盤も持たずに航海に出るの一緒です。

ですから、治療で一番難しいのは「診断」であると考えています。
診断が正しければ、ピップエレキバンでも、かなりの治療効果を上げることができます。
実際、当院では、妊婦さんには基本的に鍼を使わずにピップエレキバンを使いますが、妊婦さんの腰痛などは、それで十分治せるのです。

この「太ももの痛み」に関しても、その歪みの診方がわからなければ、治療ができないことになります。
治療ができない場合のパターンとしては、大腿四頭筋にアプローチすると思います。
筋肉はアプローチすれば、それなりに「楽になった感じ」はします。
しかし、それでは再発を繰り返してしまいます。

 11月25日(日)の臨床実践塾  のテーマは≪めまいと特殊な症状の診断と治療≫としましたが、内容は「連動・連鎖」の解説が入ってきます。
たとえば、この「太ももの前側と内側の痛み」ですと、どの筋肉、どの関節、どの臓腑が、どのように連鎖され、どのように連動しているのかを追究していくわけです。

そのためには、診断が必要ですので、診断には動診、脈診、六臓診、脊椎診、そして「脊柱診」を使います。
脊柱鍼のセミナーを受講された方はわかると思いますが、あるポイントがあり、そのポイントを見れば、「ああ、わかった!」となり、治療法まで「わかった」となります。
もったいぶってて申し訳ないのですが、ブログにポイントを書いてしまうと、セミナーに参加した皆さんに怒られますので、ご了承ください。

そして治療ですが、これも脊柱鍼をすれば、即座に太ももの痛みは取れます。

いや、取れました。

手技での脊柱鍼は、時間にして1分程度です。
中にはもう少し時間がかかる人もいますが、それでも2分もあれば十分かと思います。

あ、「早く治るから儲かる」なんてことは言ってないですよ。
この治療は、これぐらいの時間で終わるというだけの話です。
もちろん、
「短時間で治療が済むから儲かるから」と考える人もいると思いますが、それはそれでいいと思います。

そして、再発を防ぐために鍼での脊柱鍼もしましたし、そのような症状が出る原因となったのは「肝」でしたので、肝の治療も加えておきました。
これでばっちりですが、このような症状の方が来られたら、その人に合った肝臓の養生法も教えるようにしています。

たとえば、ライフプランで肝臓に負担をかけない方法や、症状が出ているときには、症状に対処できる方法を教えておくわけです。

頭の回転(記憶力)が良くなったという話 (^o^)(^o^)(^o^)

2018-11-17 07:31:52 | 診断即治療と虹彩学
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頭皮鍼をしているところです



ある程度の年齢からは、「記憶力が良くなる鍼」(頭の回転が良くなる鍼)をするようにしているのですが、「記憶力が良くなる鍼をしますね」なんてことは患者さんには言いません。

「私は頭が悪いと思っているの?」とか、

「記憶力は良くならないじゃないか!」
なんて言われたら困るからです。

しかし、ほんとに時々ですが、こちらが何も言わないのに、
「記憶力が良くなってきているようです」と言ってくれる方がいます。
そういわれると、とても嬉しい!!!!!

人は、悪くなったことには反応しやすいのですが、良くなったことに関しては気付かないことが多いのです。

先日、何かのテレビで、「記憶力と脳の炎症」の放映がありました。
そのテレビによると、
「記憶力が低下しているときは、脳に炎症が起こっている」と言うのです。
(2~3度、脳疲労のことでこのブログにも書きましたが……)

その時、テレビを横目で見ながら、
「そうだ、そうだ、やっぱりな!」なんて喜んでしまいました。
記憶力が低下しているときや頭の回転が悪いときは、体験的に「脳に炎症が起こっている」(頭のてっぺんが熱くなっている)と感じていたからです。
感じただけではありません。
記憶力が低下しているときに、頭を豆腐でシップすると、頭が冴えてくるのです。

「豆腐シップで頭が冴える話」は、このブログにも2回ほど書きまして。
いわゆる「脳疲労」というやつです。

で、頭に炎症が起こっているのを、どのように治めるかですが、それは個人個人に合わせてやるので、「このツボで炎症が治まる」というものではありません。
まだ研究中ですが、頭の炎症を治める方法は、3年前ぐらいから始めたと思います
先日のテレビ放映から考えると、何となく上手くいきそうな気がします。

この鍼は、若い人ではあまりわからないと思います。
若い人だと、「記憶が落ちた」という意識が少ないと考えるからです。
ですから、ある程度の年齢の方でないとわからないかも知れませんが、高齢化社会になった今、ほんとうに大切なことだと思います。
高齢者による交通事故などが多くなってきたからです。

きょうも、写真の方が、
「記憶力が戻ってきた感じがしますね。あれ、、、あれ、、あれ! と言わなくなってきたんです。人の名前がスッと出てくるのでありがたいです」と言ってくれました。
もともと頭のいい方で、アメリカに乗り込んで貿易交渉をするぐらい英語も堪能ですので、「頭の回転はあまり関係ないだろう」と思っていたのに、そんなことを言われたので、余計に嬉しくなってしまいました。

私が考える「頭のいい人」というのは、読解力があるとか、しゃべりが上手いとかだけではなく、
「常に相手のことを考えながら話し、相手の立場になって行動する」という人のことです。
つまり、論語でいう「君子」のことです。

なので、
「すみません。写真を1枚!」と撮影させてもらいました。

左の腰が痛い、右の膝が痛い、「京骨の部位」 (11/25の臨床実践塾)

2018-11-16 16:51:23 | 診断即治療と虹彩学
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写真① 膀胱経の京骨



イラスト① 膀胱系の京骨



筋力テスト① 膀胱経の筋力テスト



筋力テスト② 心経の筋力テスト



「右の腰が痛くて、膝も痛い」という方が来られました。
腰痛は「脊柱鍼」と鍼で取れたのですが、膝痛は取れません。
実はこの方、婦人科の大きな手術をしていまして、そこからの引き攣りがあったのです。

膝痛は、この頃は手技療法だけで大体治ってしまうので、鍼灸を使うことは少なくなってっきましたが、この方の場合は、手技療法だけではダメだと思いましたので、お灸を使うことにしました。
お灸の部位は写真①で示した通りです。

膀胱経の「京骨」(けいこつ)というツボです。
さてしかし、膀胱経の「京骨」は、10数年前に取穴部位が変更になったので、若い方々にはわからないかも知れませんが、イラスト①で示すように、従来のツボと現在のツボは位置が違うのです。
従来のツボは、リスフラン関節部にあったのですが、現在のツボはリスフラン関節より前のほうになっているのです。

さて、どちらが正しいでしょうか。

「正しいでしょうか」と言うと、「本に書いてあるのが正しい」と言われてしまいますので、そんな場合は実験をします。
つまり、どちらのツボが効果的か、という実験です。

方法は、上の「筋力テスト①」のように、筋力を調べるのですが、刺鍼前と刺鍼後の筋力を検査すればすぐにわかります。
① 最初に筋力を調べます
② どちらかの京骨に刺鍼して筋力を調べます
③ 七星論でのクリア穴を使って鍼刺激の効果をクリアします
④ もう一方の京骨に刺鍼して筋力を調べます

この方法は、  『人体惑星詩論奥義書』  を書くときに頻繁に使っていたテストの方法です。
このテストをすることで、「どちらのツボが効率がいいのか」がはっきりわかりますので、効率のいいツボを使うようにするわけです。
理論がどんなに素晴らしくても、治療効果がなければ「絵に描いたぼた餅」になってしまい、意味がないからです。

さらに、七星論(人体惑星詩論)の面白いところは、この効率のいいツボを調べるテストの中で、「七星論での対応経絡」というのを使うこともできることです。
つまり、水(腎・膀胱)≒火(心・小腸)という関係がありますので、筋力テスト②で調べることもできるのです。

それを利用して、膀胱経に刺鍼して、心経の筋力が上がるかどうかを調べるのです。
それで筋力が上がればOKというわけです。

臨床家は、
「本に書かれているから」ではなく、
「テストしてみたら」というようになってほしいと考えているのです。


首がだるい・痛い、舌が痺れる、上部胸椎の歪み (11/25の臨床実践塾)

2018-11-15 11:51:06 | 診断即治療と虹彩学
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5月2日(黒線は棘突起に沿って線を引いてあります)




10月19日(ほぼ正常になってきた)


写真はご本人の同意を得て掲載しています。

この方は10歳のときに心臓の手術をしています。
上の写真の左下にある赤丸の中が手術痕です。
そして、30歳の時に交通事故でムチ打ちをしています。
さらに腰椎ヘルニアもしたことがあるそうです。

仕事はものすごく忙しい方で、北海道から沖縄まで飛行機で飛び回っている状況です。
また、医師もお知り合いも多く、当院にも(患者さんとして)医師を連れてくるような方です。
4年前ぐらいに朝起きたら手がピリピリしたそうで、そこからいろんなことが始まったようです。

そして、行き先々で治療院を探して、特定の治療院を探したら、そこで治療を受けながら仕事をしていたようです。
背中にあるお灸の痕は、行き先々でお灸をしてもらった痕です。
この方が今まで訴えた症状を書き上げると以下のようになります。

・ 頸椎6番と7番が癒合している
・ 手の痺れ
・ 首が重い
・ 首の痛み
・ 胸椎上部から後頭部が辛い
・ 首の位置が定まらない
・ 首が前に出てしまう
・ 舌がピリピリする
・ 舌の痛み(しゃべりにくい)
・ 下唇もピリピリしている
・ 上腕後面・外側・前腕・小指など強い痺れと痛み
・ 声が出なくなることがある
・ 飛行機に乗っていると両下腿がピリピリ痺れてくる
・ 肩甲骨が取れそう
・ 左五十肩
・ 両手の指の動きが悪くパソコンが打ちにくい
・ 場所によって鼻炎が出る
・ 舌炎で味覚がおかしい
・ 足がおかしくて歩きにくい
・ 足がだるい
・ 血圧が高い
・ 腰が痛い
・ 便秘
・ よく汗が出る

このような症状を繰り返しながら、治療回数を増すごとに、少しずつ、少しずつ楽になってきて、現在ではだいぶ楽になりました。
特に楽なったのは、お酒を止めてからのようでした。

心臓の手術をしていますので、それも原因の一つだと思い、いつも「心臓と関係ありますからね」なんて言ってたものですから、断酒を誓ったようでした。

さて、この方の歪みを診ますと、明らかに心臓裏からの引きつりであるのがわかります。
つまり、心臓裏にしこりができ、脊椎回転筋・脊柱起立筋・僧帽筋などが引き寄せられて、筋肉の付着部である骨を歪めてしまったわけです。
治療は毎回巨鍼を使いました。

この方の治療で、巨鍼をしていると、巨鍼をしている間に、
「あ、舌が甘くなってきた」とか、
「痺れが取れてきた」
と言い出すのです。

つまり、頸椎の歪みが矯正されると、即効的に「味覚」にまで影響を与えるわけで、首と舌が連動していることを、「ナマで」証明してくれていました。

「腰痛・膝痛」の患者さんが巨鍼療法を希望して来院しました (11/25の臨床実践塾)

2018-11-14 07:34:10 | 診断即治療と虹彩学
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私がスタッフに巨鍼の練習をさせている様子



15~16年前に椎間板ヘルニアをしてから、ずっと腰が痛いという方が来られました。
最近痛みがひどくなってきたようで、当院で治療を受けた方に紹介されて来られました。

左腰が痛く、座っていたり、15分ほど歩いたりすると痛みが出てくるそうで、現在はシビレはないが、一時期はシビレも出ていたそうです。
そして、左膝の内側にも痛みがあると言っていました。

腰の痛みは巨鍼を使えばほとんど確実に治せるので、この方のように、
「巨鍼で治療してください」と来てくれる方だと治療が楽です。
なので、とりあえず手技療法での脊柱鍼(指先を鍼の代わりに使う方法)をして、痛みが軽くなったことを確認させてから巨鍼をすることにしました。

手技療法での脊柱鍼とは、脊柱鍼を考えるときに、最初のころは手技で治療効果の有無を確認していたのですが、その方法を治療に使ったわけです。
手技療法としては簡単な方法で、1~2分あればできてしまう方法です。
そして、治療効果を確認してから、鍼を使って治療効果を上げるようにします。

で、その方は「巨鍼療法」を希望していましたので、当然巨鍼療法で治療したのですが、巨鍼だけでは歪みが取れず、手技で椎骨を動かして、腰椎の歪みを整えました。
すると、簡単に腰椎が動くのです。
巨鍼と椎骨を調整する手技をした後は、真っすぐに近い状態になりました。
そして、起きてもらって腰を確認してもらったら、「豆鉄砲」を喰らった小鳥にような顔をしていました。(失礼!)

多分、信じられないような変化があったからだと思います。
しかし私は少し不安になりました。


骨が簡単に動くのは再発しやすいからです。


組織が緩いタイプの方がそうなるのですが、組織を整えるのには食事の内容が大切になります。
この方は長い間いろいろな病因や治療院を回ってきたと思いますが、多分「食事療法」は教えてもらったことがないと思われました。

ですから、この方を完治させるには、食物のいろはから教えていかなければならないのですが、食事療法の話をすると多くの患者さんが嫌がります。(^_^;)
しかし、
① 何故病気になったのか

② それは何が原因なのか

③ それを治すにはどうすればいいのか

と考えていくと、必ず「ライフスタイル」にぶつかります。
ですから、ある程度名前の知れた治療師は、それぞれに食事療法を実践している場合が多いのです。
食事療法のことを知らなくても治療はできるのですが、この患者さんのように「組織が緩い患者さん」のためにも、治療師は食事療法を勉強してほしいと思います。

話が逸れてしまいましたが、この方の「膝痛」は、膝を触ることもなく、特に膝の治療もしませんでしたが治っていました。
それは、この方の膝痛が腰痛と関係していたということになります。
つまり、「連動している」と言うことができるわけです。

 11月25日(日)の臨床実践塾  では、このような連動や連鎖について解説していきます。
この連動や連鎖がわかると、遠隔治療が上手くなり、マジックのような治療もできるようになります。

正座をすると右膝(大腿後面の内側)が少し痛い(11/25の臨床実践塾)

2018-11-13 10:01:58 | 診断即治療と虹彩学
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ここら辺が痛いです



「正座をすると、右大腿後面内側が少し痛い」と訴えて来た方がいました。
最初に脈診をしてから脊椎診をするのが最近のパターンで、脊椎診のついでに脊柱鍼もしました。
脊柱鍼をしたら、膝痛の原因がわかりましたので、手技療法で膝痛を整えました。

膝痛を治めるのかかる時間は、1~2分です。
その後、
「はい。正座をして膝の痛みを確認してくれませんか」と言うと、正座になり、首を横に振っています。

「どうですか?」と聞くと、笑いながら

「痛くないです」と言います。

しかし、膝痛の治療はそれだけでは済みません。
理由は、それだけだと再発しやすいからです。
何故かと言うと、先ほど「脊椎診と脊柱鍼」の話をしましたが、脊椎に歪みがあることを確認してから、膝関節を調整したわけですので、脊椎に「病因」が出ているからです。

そして、さらに、その脊椎の歪みの原因を追究して、その原因まで整えないと再発させてしまうからです。
ですから、その後は鍼で(脊椎の歪みの原因)を調整したわけです。

詳しいことは  11月25日(日)の臨床実践塾  で解説しますので、興味のある方は参加されてください。

お腹は空くが胃に残っている感じがする時の治療(11/25の臨床実践塾)

2018-11-12 14:29:47 | 診断即治療と虹彩学
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右肋下部から指を押し込むようにすると硬く感じる
写真はご本人の協力を得て撮影・掲載しています



タイトルのような症状がある場合、右肋下部を押して、押した手を片方の手で、軽くトントンと叩いて痛みを感じるようであれば、肝実と診ますが、普通は押しただけで術者の手に硬いモノを感じることができます。
その時、ゴツゴツとした感じがあるようでしたら、肝臓が硬くなりつつあります。

もう一つの診断法は、七星論での「六臓診」で、右側の肋骨(肝臓の辺り)を、拳で軽くトントンと叩いて、肝臓部や胃部に響くようであれば肝実か肝虚です。
「肝実」も「肝虚」も診断できると言うと、
「どっちかはっきりしろ!」と怒られそうですが、それは脈診をしたり、肝臓の腫れや、肝臓裏の背中の腫れを診たりして、腫れていれば肝実と考えます。

ちなみに、この方は「よく食べるほう」ですので、肝臓は腫れ気味です。
ですから、肝実と考えます。
それを裏付けるのには、問診表を見ます。

問診表には、
・ 大腸炎が良くならず薬の量が増えている(何年か治まっていました)
・ 倦怠感がひどい(肝疲労があると倦怠感が出ます)
・ 大体一週間ぐらいで体調が変化する
・ 前回治療後も一週間ぐらいは良かった
・ 胃の調子が悪い(肝臓の機能が低下すると消化器系が弱る)
・ お腹は空くが、胃に残っている感じがする(同じく肝疲労)
・ 口を閉じるときに顎がガクッとなる(骨盤の捻じれと心包の異変)
・ 歯科医でレントゲンを撮ったほうがいいと言われた
・ 右の奥歯を抜いて移植したことがある

と書かれています。

この方は何年も前に、「潰瘍性大腸炎」で来院しました。
難病指定の潰瘍性大腸炎は、治療が難しいのですが、その時は何とか治まりました。
しかし、食事に気を付けないと、すぐに再発してしまうのです。
1日何回もトイレに行くので大変ですし、「これ!」という薬もないようです。
そして、現在はわかりませんが、最終的には「免疫抑制剤」を勧められるようです。

潰瘍性大腸炎を治すには、

① 大腸の粘膜を整えるために血液循環を良くする

② 大腸の血液循環を良くすると出血する可能性がある

③ 炎症を治める治療をする

④ 大腸の正常な活動を促すために肝経を整える

⑤ 粘膜の炎症を治めるために腎経を整える

⑥ 炎症を治めるために経絡全体を整える

⑦ 炎症を起こすような食物を摂らない

というようなことを考えたほうがいいようです。
つまり、肝経と腎経が中心になるのですが、肝経と腎経だけを治療するのは感心しません。
理由は、経絡バランスが崩れて炎症が起こる可能性があるです。

そして、この方は、顎関節症も出ていますので、「心包経」の治療も必要です
理由は、拙著『人体惑星試論奥義書』にも書いたのですが、顎関節の異変は骨盤の捻じれと心包経に異変が出ているからです。
しかし、今回は、かなり辛そうでしたので、先に手技療法(スカルセラピー)で頭蓋骨を整えました。
その2~3分の手技療法をしてから、

「はい。顎を開けてみて」と言うと、ゆっくり顎を開けて

「あ、ガクンとしません」と言う。

「はい。ではお腹の治療に入りましょうか」と、全体の治療にかかりました。

治療が済んだ後には、顎も肝臓もお腹も落ち着いた様子で、私が何も言わないのに、

「はい。大丈夫です」と言っていました。(^_^;)