動脈硬化の見つけ方
いろいろな動脈硬化のサインがあります。
まずひとつ目の動脈硬化のサイン。
それは「食後の眠気」。
食後に眠くなるのってごくごく普通の反応だと思ったのですが、どうやらそうではないようです。
そもそもなぜ食べると眠たくなるのかというと、食べ物を口にすると、消化のために体内の胃に血液が集まるために脳への血流が少なくなるからです。・・・やっぱり普通の反応ですよねー。
じゃあどうして危険なのか?それは眠気の種類が違うと危険らしいのです。
眠気に種類なんてあるの?なんて思いますが、動脈硬化になっている人の眠気には という特徴があるらしいのです!!
その特徴とは、『時が飛ぶような眠気』。
一瞬で眠りに落ちて、知らない間に眠っていたという状態がどうやらヤバいらしいんです。
なぜそのような眠気に襲われるのかというと、頚動脈にプラークが溜まっているからです。
通常なら先ほど言ったように食事をとると胃に血液が集まるので、脳への血流は少なくなります。
でも頚動脈洞というセンサーが血流量をモニターしていて、ある一定の血流量低下ラインに達すると(血圧低下)、心臓に働きかけて血流量を増やすという反射が起きます。
ところが頚動脈にプラークが溜まっていると、頚動脈洞での反射が起きません。だから血圧がドーンと下がってしまったままで、脳への血流少なくなるので急激な眠気に襲われるのです。
だから、頚動脈が動脈硬化になっていると時が飛んだような眠気に襲われるというわけです。
ただ時が飛ぶ眠気と言っても個人差があってわかりにくいので、判断材料としては食後の血圧測定が有効です。
目安は食後1時間で上の血圧が食前よりも20mmHg以上低下していたら危険と判断したほうが良いそうです。
まずは1週間測ってみて同じような血圧の低下が見られるのであれば注意です。
もし、頚動脈の動脈硬化が見られた場合の対策としては、有酸素運動が有効と言われています。
心拍数を上げることが血管の柔軟性を上げるみたいですね。
腎臓と動脈硬化の関係
2つ目の動脈硬化チェックポイントは『腎臓』です。
腎臓にある腎動脈の音で判断ができるそうです。
腎動脈が細くなってしまっているため血流速度がそこだけ上がり、異音がするというのです。
この腎動脈は重要な血管でして(その血管も大事ですが)ここが詰まると腎臓への血流が少なくなるので血圧を上げようと腎臓そのものからレニンというホルモンを多く排出します。
このホルモンは血圧を上昇させるホルモンですから、どんどん血圧が上がる一方になってしまいます。
動脈硬化がありながら血圧が上がっていくと・・・ヤバいですね(>_<)
腎臓の異音はドクターが聴診器で聴かないとわからないので、自分ではチェックできません。
なのでチェックポイントは
『薬でも血圧が下がらない』
この場合には腎動脈が狭くなっている可能性があるのです。
だからまずは血圧を測っておかないといけませんし、血圧降下剤を飲まないとわからないんですけどね。
対策としては、自力では難しいみたいですね。
レニンの作用を抑える薬物療法やステントで血管を広げる手術をする治療が取られているようです。
アキレス腱の太さを測る
3つ目の動脈硬化のチェック方法は「アキレス腱」です。
アキレス腱の太さで動脈硬化かどうかわかるのです。
これはオランダ由来の検査法だとか。
(当院の家族性高コレステロールの方を参考にしています)
アキレス腱が太いと全身に動脈硬化ができている可能性があるみたいです。
遺伝も関係していて「家族性高コレステロール血症」と呼ばれる症状の人もアキレス腱が太くなっているという特徴があるみたいです。
横から見たらアキレス腱が明らかに盛り上がっている、もしくはアキレス腱をつまんだ時に2cm以上ある場合は、家族性高コレステロール血症の疑いがあるので、医療機関を受診するべきと言ってました。
なぜなら、家族性高コレステロール血症の場合は今のところ薬物療法しか有効な手立てがなく、早めに治療を受けないと危険だからです。
また、数値で見るとLDLコレステロールが180mg/dl以上ある人や若くして冠動脈疾患にかかった家族がいたら要注意のようです。
運動して食事内容に気をつけなければ!!!!
私は、それらは炭酸泉で解決できると考えています。
(炭酸タブレットでは難しいかもわかりません)