ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ギリシャ政治危機は感染リスクなしとイタリア国債買われる、一方、NYダウ、ギリシャリスク懸念して

2014-12-31 09:44:01 | 経済学
ドル下げ、金反発(学校で教えてくれない経済学)


イタリア国債が30日の欧州市場で上昇、10年物国債利回りが初の2%割れとなったと30日付けブルームバーグ電子版でEsheNelson記者が書いた。同記事によれば「29日、ギリシャ議会が3回目の投票で大統領を選出できず、議会の解散・総選挙に追い込まれたが、2011年、ユーロからギリシャ離脱かと騒がれた時と比べれば様変わりだ。『ユーロ危機は感染リスクが全てだった。欧州が感染防御に本気で向かうとは考えられない。』とベレンベルク銀行、チーフエコノミスト、ホルガ―・シュミット氏は話した。欧州危機のピーク時、イタリア国債の利回りは7%を超えていた。当時ドイツ国債の上乗せ利回り(スプレッド)は553ポイントだった。現在は144となっている。『ギリシャの金融市場は歴史的に他の市場に影響を及ぼしてきたが、ギリシャの政治的危機の中期的重要性はそれほど深刻でない。』とJPモルガン、アナリスト、デービッド・マッキー氏らは話している。」と書いていた。

一方、NY金先物市場は反発した。世界的な株安とドル軟調を背景に代替投資先として金が買われたと30日付けブルームバーグで、JoeDeauz記者は書いた。NY商業取引所の金先物相場は前日比1.4%高、オンス1,200.40ドルで取引を終えた。銅先物、プラチナがそれぞれ値上がりした。NY外国為替市場ではドルが売られた。ドルは対円では、1ドル≠119.48~52円で取引された。ドルは対ユーロで横ばいも円は対ユーロで買われ、1ユーロ=145.37~57円で取引された。NY原油先物市場で、軽質油WTIはバレル53.72ドル、重質油北海ブレントは同57.51ドルと前日比ともに小幅下げた。原油相場と連動して下げてきたロシアルーブルは、30日値下がり、1ドル=55.70ルーブルで取引を終えた。

NY株式市場では、NYダウ、ナスダック、S&P500種平均株価ともに下落した。NYダウは2日続落、前日比55ドル安、17,983ドルと節目の18,000ドルを割った。『12月の米消費者信頼感指数は92.6へ前月の88.7へ上昇した。賃金の上昇スピードは遅いが、原油価格の下落が消費者心理に追い風となりつつある。』と債券ストラテジストのガイ・リーバス氏は話した。ただ、今後6ケ月の期待指数は前月の89.3から88.5へ低下した。」とブルームバーグ、NinaGrisuki記者は書いた。「10月の米住宅価格指数は前年同月比で4.5%上昇した。30日の株価下落は年末を控えて商い閑散の中、史上最高値更新のあと利益確定の動きが出て下げた」とブルームバーグ、JosephCiolli記者が書いていた。

日本国内では30日、農林水産省、畜産振興課が、山口県長門市の養鶏場で発生した鳥インフルエンザは高病原性鳥インフルエンザで、養鶏場の鶏37,000羽を殺処分したと発表した。環境省は鹿児島県出水平野で24日みつかったナベヅルの死骸からH5N8亜型鳥インフルエンザウイルスが検出された。鳥から人、人から人への感染は心配ない。監視していると30日発表した。感染の恐れはないというが渡り鳥には国境がない。万全の備えが求められる。

今回のギリシア政治危機は備えがあるので感染のリスクなしというが安心できまい。(了)

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29日、NY原油(WTI)一時バレル52ドル台、5年8ケ月ぶり安値、ドル買われ一時、1ドル=120.71円

2014-12-30 10:03:25 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「次なる頼みの綱はオリーブ油―原油安で痛手の米テキサス州」の見出しで「テキサス州の業者は数十年で最大規模の石油ブームで莫大な掘削権料を手にしていた。ところが今年6月バレル100ドルだった石油が半値近くまで下落した。保有する油井にオリーブの木を植える農家が増えている。アメリカは世界有数のオリーブオイル消費国だが、消費の97%はイタリア、スペインから輸入している。」と29日付ブルームバーグ電子版でLaurenEtter記者が書いていた。原油値下がりの余波として同じく29日付のブルームバーグでMomingZhou記者は「米国の石油リグ(掘削装置)の数が26日で終わる週の時点で、過去最高だった1,609基から1,499基へ8ケ月振り低水準に低下した。」と書いていた。29日、NY原油先物市場で石油(WTI)価格は5年8ケ月振りの安値、バレル52ドル台まで値下りした。後戻し軽質油WTIはバレル53.76ドル、重質油北海ブレンドは同57.96ドルと先週末比ほぼ横ばいで終えた。NY金先物市場は横ばいのオンス1,183ドルで取引を終えた。

原油相場の値下がりはサウジ石油相の「サウジは20ドルまで減産しない」との発言や「原油急落も米シェールガス生産者は中小企業が多く、採算割れでも生産を簡単に止められない。」との見方が多い。一方、石油の値段はドル建てのためドル相場が米国景気の確実な回復と米FRBによる利上げ時期が早まるとの思惑から独歩高を続けていることも原油安に影響している。29日、NY外国為替市場で、ドルが引き続き買われた。ドルは対ユーロで、一時1ユーロ=1.2143ドルと2012年8月の水準まで値上がりした。ドルは対円でも上げ、一時1ドル=120.71円まであり、1ドル=120.64円で取引を終えた。円は対ユーロでも売られ、1ユーロ=146.77円だった。この日のドル買いは29日、ギリシャで行われた3回目最後の議会投票で大統領選に十分な票が集まらず、1月25日に総選挙実施が決まった。その結果ギリシアで金融不安が再び起こるとの懸念からユーロ売り、ドル買いを加速したと29日付けブルームバーグでRachaelEvans記者が書いていた。

ギリシャで議会解散・総選挙が決まったことを受けてギリシャ国債が急落、10年物ギリシャ国債の利回りが一時、年12.21%まで急騰、一方、安全資産としてドイツ、オーストリア、オランダ国債が買われた。ドイツ10年物国債の利回りは過去最低を更新、0.541%まで低下したと29日、ブルームバーグ電子版でLucyMeakin記者が書いた。同記事によればギリシャ国債の急落でイタリア国債が売られイタリアの10年物国債の利回りは1.98%へ上昇したが、スペインは1.67%と横ばいだった。5年前のギリシャ危機の時はイタリア、スペインの国債も売られ、欧州ではドイツのみ生き残り、他は総崩れだった。楽観しすぎは禁物だが今回のギリシャ議会の動きを市場は比較的冷静に受け止めているようできわめて興味深い。

29日、週明けのNY株式相場は商い閑散の中、NYダウは15ドル安、18,038ドルへ下げたが、S&P500は2,090ポイントと新高値を更新した。原油安もエネルギー株に響かず利上げ吸収、ガソリン安で個人消費下支えすると受け止めた市場は不気味なほど静かだ。(了)

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サウジ石油相、20ドル原油でも減産しないと発言、NY原油、バレル54.73ドルへ下落、一方、

2014-12-27 10:41:29 | 経済学
米雇用増期待からNYダウ史上最高値更新(学校で教えてくれない経済学)


住友商事グローバルリサーチ、高井裕之社長が12月26日、ケーブルテレビ、日経CNBC303チヤネルに出演「原油相場が年初から40%下落した。値下がり効果が時間の経過とともに出てくる。日本経済にとって原油値下がりは間違いなくプラスに働く。」と話し、テレビ画面にバレル当たり推定生産高コストを「サウジアラビアが25ドル、その他のOPEC平均が42ドル、ロシアが45ドル、シエールを除くアメリカが50ドル、中国が63ドル、ブラジルが73ドル米国シエールが74ドル、カナダオイルサンドが78ドル」と示した。サウジ、ヌアイミ石油が「1バレル=20ドルでも減産しない。」と26日発言した。先の高井社長によれば「米国シェールオイルの採算レベルがバレル60~70ドルにあることを意識した発言だ。サウジアラビアのシエアは絶対守るとの姿勢を示した」と解説していた。サウジ発言を受けて、26日、NY原油(WTI)相場は反落、バレル54.73ドルと再び55ドルラインを割った。6営業日連騰のロシアルーブルの相場は26日、前日の1ドル=51.20ルーブルから同53.50ドルへ反落したと26日付のブルームバーグニュース電子版で伝えていた。

ロシアルーブル安は輸入インフレに直結する。ロシアの予算はバレル100ドルで組んでいる。サウジの予算はバレル100ドルから来年は80ドルに組み替えた。サウジは十分余裕がある。ロシアは余裕がない。そのロシアは26日、NATOの東方拡大に対してプーチン大統領が新たな軍事ドクトリンを発表した。27日朝放送のロシアRTRは「1990年代のロシアは核兵器のみに依存していた。現在は宇宙空間の軍事化を含め核に頼らない防衛政策を基本にしている。」と解説していた。27日朝放送のドイツZDFはロシアの新軍事ドクトリンを取り上げ「ロシアの基本的軍事政策に変更はない。ウクライナ議会が対NATO中立政策を放棄したことを受けて今回、ウクライナ防衛を色濃くにじませた。」と解説していた。

その他の「ワールドニュース」ではフランスF2が原油安、ガソリン値下がりを取り上げ、素直に喜ぶ市民の声をパリ市内で取材していた。日本でもガソリン、灯油、プロパンの値下がりが当然プラスに働く。原油下落が特に運送コストを下げる。ビニールテント栽培コストを下げる。粗製ガソリンナフサの値段も下ったが石化メーカーのコストを下げる。原油値下がりで液化天然ガスも下がった。当然電気代引き下げにつながる。サウジの日本向けプロパンガスの12月のFOB価格はトン550ドル、昨年12月は同1,100ドルだった。ブタンは1,225ドルが570ドルに下げた。当然、流通段階の価格に時間の経過とともに出てくるだろう。日本のメディアは上げた時は騒ぐ。原油値下がりのプラス面の効果を取り上げて欲しい。

一方、26日のNY市場は、商い閑散の中、米雇用増加期待からエネルギー関連を除き全面高の展開で、NYダウは23ドル高、18,053ドルと史上最高値を更新した。NY外国為替市場では、10年物米国債はほぼ横ばい、2.252%,ドル高の流れは変わらず、1ドル=120.39~42円、1ユーロ=146.58~67円で取引された。原油は下げたがNY金はオンス1,195.30ドルと反発。日本では大和証券が来年1月から給料を上げる。他の企業も習って欲しい。(了)

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クリスマス入りで商い閑散も雇用増期待からNYダウ史上最高値更新、

2014-12-25 11:03:08 | 経済学
原油(WTI)55.84ドルへ下げるもロシアルーブル反発(学校で教えてくれない経済学)


「ドルは24日、6営業日ぶりに下げ、1ドル=120.33~36円で取引された。これは上げスピードが余りにも速や過ぎるとの判断とクリスマス入りで経済のファンダメンタルズ『基礎的条件』に目が向かわなかったからだ。米国景気は確実に回復している。24日発表の新規失業保険申請件数が28万件まで4週連続で減少、米雇用が順調に増加していることを裏付けた」と24日付のブルームバーグ電子版でAndoreaWong記者が書いた。同記事によれば「2014年、ドルは16主要通貨全てに対して上げた。ここへきてのドル上昇は、来年半ば前にも米国が2006年以降初めてとなる利上げに対する準備に入っているためだ。日本円は対ドルで今年12.6%下げた。24日の取引で、ユーロは、1ユーロ=1.2196ドルへ下げた。年初から11.3%下げとなる。主要通貨で今年一番の下げはノルウエー・クローネで18.5% 下げた。原油安による財政悪化懸念が背景だ。一方、ロシアルーブルは、原油急落を受けて、12月16日に、1ドル=80.01ルーブルへ最安値を更新した。格付け会社S&Pはロシア国債に対しジャンク(紙クズ)ランクへ格下げした。しかし、24日、1ドル=53.40ルーブルまで4営業日連続で戻している。」と書いた。

「原油相場は、この半年で40%値下がりした。その要因として米シェールガス・オイルの開発とOPECが減産に合意できないからだという見方もある。しかし、いずれも一面的なとらえ方だ。鉄、金、銀、プラチナ,砂糖、綿花、大豆など石油以外の商品価格も下がっている。デフレが影響しているという見方もある。ところが、商品価格の下落率は物価全般の下げ方を上回っている。下げているのはドル建て商品価格だけなのだ。米FRBは今年10月、量的緩和を終了した。来年中にも短期金利引き上げに踏み切る。FRBがお札を増刷すれば商品市場にお金が流れる。逆に金利が上がると価格は下がる。実質金利が上がるとどうなるか。① 原油や鉱物などは貯蔵に効く。金利が低い内に採掘するから増産につながる、②金利があがると企業も在庫を抱えたがらない、③金利が上がると高リスクの商品取引から資金を引き揚げより安全な国債を買う。④高金利だと自国通貨が高くなるため、自国通貨建て、つまりドル建て価格の商品は値下がりする。このところの為替相場の影響は既に現実化している。」と12月24日発行のニューズウイーク誌日本版にジェフリー・フランケル、ハーバード大学教授が書いていた。24日、NY金はオンス1,173.50ドルへ値下がりした。

24日、NY株式市場では、クリスマスイブで午後1時までの短縮取引、商い閑散の中、NYダウは前日比ほぼ横ばいの6ドル高、終わり値での史上最高値を更新した。25日朝7時放送のNHK/BS「キャッチ!世界の情報」(経済情報)に出演した米国みずほ証券、村上実奈子氏は「クリスマスイブとユダヤ教の祭日とが重なり商い閑散。新規失業保険申請件数が4週連続で減少。WTIは国内在庫増でバレル55.84ドルへ下げた。原油下落もロシアルーブルは値上がりした。ロシアは1998年、原油安からルーブル急落で経済破たんした。当時と比べてどこが違うか。ピークから1300億ドル減ったが外貨を依然4000億ドル保有している。ロシア金融危機はない。」と強気のコメント。しかし、ロシアから目を離せないだろう。(了)

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三田市吹奏楽団クリスマスコンサート風景(スケッチ&コメント)

2014-12-25 00:44:21 | スケッチ


三田市吹奏楽団クリスマスコンサート風景

江嵜企画代表・Ken


同窓のMさん(76)がトロンボーン演奏で出演する
三田市吹奏楽団のクリスマスコンサートが天皇誕生日の
12月23日に三田市内、JR三田駅から徒歩12~3分の
ところにある郷の音ホール、大ホールで開かれ、楽しみ
にして出かけた。

 開演15分前に会場に着いた。既に子供連れの家族含め
大勢の吹奏楽ファンが詰めかけており演奏が始まるころには
ほぼ満席の盛況だった。会場の様子をいつものように
スケッチした。舞台をまじかに見る場所でのスケッチは
初めてだった。

 なんと徳島に住む同窓いれて計8人、図らずもミニ
同窓会実現となった。指揮者に隠れてよく見えなかったが
Mさんは楽団最年長である。年齢からして肺機能が低下して
きているだろうが、人知れず、日々これ鍛錬に努め、健康に
留意しているからこそ続けられているに違いない。

 そういう同窓一人一人の思いがMさんが出演という
ことで、はるばる三田まで応援に駆け付け、逆に彼から
エネルギーをもらっていることはまちがいなかろう。

 前置きが長くなった。今回の演奏会は第一部は
「世界めぐり」、第二部は「映画音楽」。はじめに
クリスマスキャロル・ファンタジーの演奏で
クリスマスコンサートのムードを盛り上げた。

 ヨーロッパの瀟洒な建物が舞台正面のプロジエクターに映る。
司会者がどこの建物ですかと問いかける。ウイーン市庁舎。
それではと、一呼吸おいて、行進曲「ウイーンはいつもウイーン」
の演奏がはじまる。こんな調子で「フ二クラ・フ二クラ」、行進曲
「威風堂々」、「はとぽっぽの世界旅行」と続いて第一部が終わった。

 休憩10分。第二部は「映画音楽」である。76本のトロンボーン
からはじまった。お馴染みの「アナと雪の女王」シンフォニック・
ハイライトでは会場がどっと沸いた。「チャップリンの肖像」ときて
「宇宙戦艦ヤマト」では会場の雰囲気は最高潮に達した。

 司会進行は武田康子さんが、指揮者は第一部は松原紀彦氏、
第二部は島田明氏が勤めた。アンコールはホワイトクリスマス含め
二曲、最後は「きよしこのよる」を会場全員で歌い、お開きとなった。

 往路はJR住吉から東西線経由で三田まで、帰路は同窓のTさんの
マイカーでJR西宮駅までお世話になった。ひたすら感謝である。(了)

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ウクライナ情勢緊迫も、7~9月期米GDP,年率5%増好感、NYダウ18,000ドル台新高値更新、

2014-12-24 10:43:10 | 経済学
ドル買われ、1ドル=120.70円(学校で教えてくれない経済学)


ロシア支援には中露の通貨スワップ協定が効果的だろうと中国の高虎城商務相が発言したと香港のフェニックステレビが報じた後、ロシアルーブルが22日のモスクワ市場で前日比4.9%上昇、1ルーブル=55.8ルーブルで取引されたと12月23日付のブルームバーグ電子版でYeXie記者が書いた。一時ロシアルーブルは1ドル=80ルーブルまで暴落した。ただ、年初の1ドル=38ルーブル前後までは戻っていない。中国は世界で最も財政的に困窮する一部の国に対して最後の貸し手としての役割を強めようとしているとXie記者は書いた。24日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」が紹介したロシアRTRは連日伝えていたルーブル安は一切なし、ウクライナ議会が23日、ウクライナがNATO(北大西洋条約機構)加盟を閉ざしてきた法律を廃止することを承認した。ラブロフ外相は「今回の決定は関係国の対立を一層煽るものだ」と語った」と伝えていた。24日朝放送のドイツZDFは「今回の決定でウクライナのNATO加盟に実質的効果はない。しかし、ウクライナはロシアに圧力をかけようとしている。」と総括していた。

NHK/BS、24日朝放送のキャッチ!インサイトの番組でジャーナリスト池上彰氏が初登場して2014年を回顧、注目すべきニュースとして①ウクライナ情勢、②「イスラム国」、③エボラ出血熱の3つを挙げた。2015年を展望するにあたってはウクライナ情勢が新たなアメリカとロシアとの冷戦の始まりとなる危険性があると指摘した。「イスラム国」については
行政機関、インフラ整備,硬貨の発行、奴隷制度など『国家』としての体制を確立する動きをみせており目が離せないと指摘した。特に1916年にオスマン帝国分割に関して英仏などが結んだ密約に基づく「サイクス・ピコ協定」は無効としている。第三にエボラ熱処方薬に日本の製薬会社が開発した薬が脚光を浴びる可能性があると指摘した。最後の注目点は中国の動きである。胡錦濤の腹心だった令計画氏に対して「重大な規律違反」として調査に入った。薄・徐・周・令4人組を摘発、習近平体制の基盤強化を着実に進めつつある。これら一連の動きは2015年の政治、経済にも大きくかかわってくる。今一つは米大統領選だ。
民主クリントンの対抗馬として共和、ブッシュ弟が台頭してきた。注目したいと指摘した。

一方、23日のNY市場は、7~9月期の米GDP確報値が予想外の年率換算で5.0%増との米商務省の発表を好感、クリスマス休暇前の商い閑散の中、NYダウは前日比64ドル高、18,024ドルと史上最高値を更新した。米国景気の底固さを確認して米ドルが引き続き買われ、NY外国為替市場で1ドル=120.70~72円、1ユーロ=146.87~97円で取引された。NY債券市場では債券が売られ、10年物国債利回りは2.269%へ上昇した。GDP確報値を見て2年物米国債利回りの上昇幅が大きかった。市場が米利上げの前倒しに備え始めた動きとみられる。NY原油相場も米GDP統計に反応、需要が伸びるとして、WTI先物相場はバレル57.26ドル、北海ブレントはバレル61.90ドルへいずれも3%を超える反発を見せた。一方、金相場はオンス1.177.90ドルと値下がりした。日々めまぐるしく動く中で、一年を振り返り、新しき年を展望する。一人でも多くの日本の若者が国際情勢に関心を持ってほしい。(了)

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原油WTIバレル55ドル台へ再び下落、原油安、低金利、雇用堅調を材料に、NYダウ154ドル高

2014-12-23 10:34:46 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


日本円が対ドルで4営業日続落、22日NY外国市場で1ドル=120.16円で取引された。円は対ユーロでも下げ、1ユーロ=146.76円で取引された。円売りの背景には世界的な株高で円への逃避が後退したためと22日付ブルームバーグニュース電子版でAndoreaEong記者は書いた。同記事によればロシアルーブルが続伸、中国の複数の閣僚が景気悪化に苦しむロシアを支援する用意があると表明した。サウジアラビア,ヌアイミ石油相が原油相場は回復するとの認識を示したことからロシア経済の低迷が欧州経済の重しになるとの懸念が後退した。南アフリカ・ランド、インドネシア・ルピアも上げたと書いた。

ドル買いの背景についてブルームバーグ、SusnneWalker記者は「米2年債と30年債の利回り格差が09年以来の最小を記録した。ノバスコシア銀行、米国債トレーディング、チャールズ・コメスキー氏は『米国で現状みられるような雇用増が続けば来年4月に利上げとなる。マーケットはそれに備えている。』と話した」と書いた。一方、22日、米株式市場では、4営業日続伸、NYダウは先週末比154ドル高、17,959ドルで取引を終えた。S&P500種平均も2,078へ史上最高値に接近したと書いた。米株式市場は、原油安、低金利、雇用改善持続を材料とした。中でもガソリン安が米消費者の信頼感指数を下支えしていると23日朝放送のCNBCテレビのキャスターが解説していた。

22日、NY原油先物相場がWTI,ブレント共に反落した。WTIはバレル55.50ドル、北海ブレント原油は60.10ドルで取引された。ブルームバーグ電子版でJosephClolli記者は「資産運用会社,スタイフェル・ニコラス氏は『原油安には強弱混在している』と語った」と書いていた。22日付のWSJ紙電子版で「原油100ドル台回復は不明とサウジ石油相が語った。イラク石油相は『OPECメンバーは減産で一致していない。石油価格は市場が決める。全て順調だとは、誰も言っていない。』と話した」と紹介していた。22日付のブルームバーグはS&P社が「シエル、トタル、BPの格付け見通しを[ネガティブ]とした。」と紹介した。

22日、NY原油は値下がりしたが、従来、原油値下がりと連動して下げていたロシアルーブルが反発した。中国の11月の原油輸入でロシア産原油が過去最大を記録したと22日付のブルームバーグ電子版でSarahChen記者は書いた。23日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でロシアRTRは中国は11月の石油でロシアからの輸入が前年比65%増加、一方、サウジアラビアからは減少した。中国向け原油パイプラインの建設も着々進展しているとロシアの中国傾斜を強調した。ロシア関連でブルームバーグのSimonKennedy記者は「ロシアはIMFに助けを求める段階に来ているがプーチンは求めたくともできないのはアメリカに屈服したも同然だからだが、英国が1956年のスエズ運河危機でIMFに助けを求めたがアイゼンハワー米大統領にブロックされた歴史がある。」と書いた。原油値下げで揺さぶりをかけて、米サウジ連合がロシア追い落としを図る。対ロシアでドイツ、メルケル首相の必死の仲介も成功していない。2015年はロシアが世界のリスクになりそうで不気味だ。(了)

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阪神なんば線車内風景(スケッチ&コメント)

2014-12-20 11:53:07 | スケッチ


阪神なんば線車内風景

江嵜企画代表・Ken


南海本線沿線『住之江』に住む今年7月、100歳になった義理の母親慰問に訪れ
た帰路、お馴染みの阪神なんば線で神戸三宮行き快速急行に難波駅から乗った。
座った座席の前に一生懸命、ペンを走らせている女学生の姿に絵心を大いに
刺激されスケッチを始めた。

 いつものように学生の右、左と対象を広げていく。尼崎駅で後ろ4両が切り離され
る。姫路行き特急が同じホームの反対車線に入ってくる。そこで少しでも時間を稼ぎ
たい客が一斉に降りる。客の入れ替わりが起こる。

 先の少女と座席左端のスマホに夢中の青年は残った。突然、大きなおしりが目線を
遮った。これも絵になると思いスケッチを再開した。武庫川、甲子園、今津、西宮、
芦屋と快速急行は停まっていく。快速急行は御影に止まらない。魚崎で降りなければ
ならないと頭では分かっていた。

 ところが、一端スケッチを始めると頭の中は空っぽになる。吊革を入れたり、窓際
の客を描きこんでいる間に、電車は魚崎を出た。やむなく三宮から折り返して御影で
降りて帰宅した。居眠りして三宮へ行くことも時々ある。お粗末の極みである。
(了)

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米国経済堅調持続、来年上半期利上げ観測で1ドル=119.62円へドル上昇、

2014-12-20 10:29:03 | 経済学
原油WTI56.52ドルへ反発(学校で教えてくれない経済学)


『米ドルは最も安全な通貨のようだ。その他の通貨は望まれていない。米国景気回復に伴い、米FRBは来年上半期に利上げに踏み切る可能性をFOMC声明文で示したことがドル買い材料となった。』とUBSシニア為替ストラテジスト、ジェフリー・ユー氏は話したと19日付ブルームバーグニュース電子版でLananhNguyen記者は書いた。19日、NY外国為替市場で、ドルは対ユーロで0.5%上昇、1ユーロ=1.2220ドル、12年8月以来の高値、対円でもドルは1ドル=119.62円まで上げた。円は対ユーロでは1ユーロ=146.11円だった。19日付けWSJ紙電子版は19日、中国人民元が下げを加速、1ドル=6.2202元、6ケ月振りの安値を付けた。「中国経済の減速懸念が膨らんでいることが背景」とブルームバーグは書いた。スイス中央銀行は、12月18日、翌日物金利をマイナス0.25%へ引き下げた。スイフラン高を阻止する狙いとWSJ紙電子版は書いた。NY原油相場がWTIバレル56.52ドルへ前日比4.5%北海ブレント、バレル62.15ドル、同4.9%高とそれぞれ上昇後、ロシアルーブルは値を戻した。原油は大幅反発したが金は1,195.90ドルと前日比ほぼ横ばいだった。

19日NY市場で、米株は、S&P500が2070ポイントまで戻した。NYダウは先日比26ドル、0.2%高、17,804ドルで取引を終えた。「米金融当局がトーンを決め相場を動かしている」とウイリアム・キャピタル・グループ、トレーダー、スティーブン・カール氏は話した」とブルームバーグ、OliverRenick記者は書いた。一方、欧州株は4日続伸、原油相場反発を受けてロイヤルダッチシエル、英BPなどエネルギー株が買われたとブルームバーグ、AlanSoughley記者が書いた。欧州関連では、フランスのオランド大統領が『ロシアの見せる姿勢が我々の期待通りのものであれば、追加制裁を科する根拠はなくなる。我々の側からどう緊張緩和にもっていけるかを検討する理由が生まれる』と語ったとブルームバーグ、JamesNeuger記者は書いた。

フランス関連では、20日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2は「半年前リッター2.02ユーロだったガソリンが1.33ユーロになって助かる」とガソリンスタンドで市民が話した。原油相場が40%値下がりした。アメリカでシエールオイルが爆発的に生産が増えた結果だ。問題はガソリンの値下がりがいつまで続くかだ。」と紹介した。フランスF2は「フランスの今年第3四半期のGDPが0.7%増えた。オランド大統領は早速このニュースを取り上げ『2015年のフランスの成長目標1.0%でフランスの来年度予算目標は達成する。』と語った。しかし、5年前と比べたらアリがすこし大きくなったようなものだ。依然としてフランス経済は改善していない。」とフランスF2記者が解説していた。

20日朝放送のロシアRTRは「ロシア下院で預金引き出し上限を現行の70万ユーロから140万ユーロへ引き上げと銀行への公的資金投入することを可決した。」と伝えたあと「イギリスの世論調査機関によればロシア制裁にドイツは54%、イギリス40%,フランス37%の人が反対している。」と紹介した。原油相場が下げ止まるかどうかがカギを握っている。(了)

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「ロシア経済混乱は最大2年続く」と18日の記者会見でプーチン大統領語る、一方、NYダウ前日比421ドル高、

2014-12-19 10:15:23 | 経済学
利上げに「辛抱強くなれる」との声明文好感(学校で教えてくれない経済学)


「NY原油(WTI)1月限先物相場は18日、前日比バレル2.36ドル、4.18%下げ、1バレル=54.11ドルで取引を終了した。ロンドンICEブレント2月限は1.91ドル、3.1%安、59.27ドルと共に2009年5月以来の安値で取引を終えた。サウジアラビア、ヌアイミ石油相がOPEC石油減産に否定的見解を示し、原油の供給過剰がさら深刻化するとマーケットは見ている」と18日付ブルームバーグ電子版でMormingZhou記者が書いた。一方、18日モスクワで開かれた恒例の年次記者会見で「ロシア経済の混乱は、最大2年続く。」とプーチン、ロシア大統領は語ったと18日付のWSJ紙電子版でAlecanderKolyandr記者が書いた。「プーチン大統領は『原油がこの先、1バレル60ドルや40ドルを下回るのか。それがどの程度の早い時期に起こるのかわからない。ロシア経済はその状況に対応して自ら構造を変えて行くだろう。』と年次記者会見で語った」と18日付、ブルームバーグニュース電子版でJakeRudnitsky記者が書いた。

19日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「プーチン大統領は年次記者会見でロシアルーブル暴落、経済混乱に対処するためになんら具体的解決策を示さなかった。ひたすら欧米を非難した。」と伝えた。英BBCも「プーチン大統領は記者会見で、ロシアの経済混乱を懸念する多くの質問をこなせなかった。防衛策を出せなかった。」と伝えた。ドイツZDFは「親ロシア派のベラルーシ大統領は、ロシアとの関税同盟の先行きを懸念しているとの談話を発表した。ベラルーシは輸出の40%をロシア向けが占める。ルーブル安が進めばベラルーシは大きな損害を受ける。」と語った。」と伝えた。19日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界の情報」で、ゲスト出演したWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏は「ロシア経済、ルーブル安の先行きは原油相場次第だ。」と話していた。「ロシアに進出した多くの企業に既に被害が出ている。欧州のガラスメーカー、タイヤメーカーが業績の下方修正を発表した。アップル社はネット販売を一時停止、価格設定を見直し中。インペリアル・タバコは販売規模が昨年比7%減った。カールスバーグは2度も決算見通しを下方修正した。株価は18%下落したなどと12月12日付WSJ紙が伝えた。」と氏は紹介した。

一方、18日、NY市場では、「前日の米FOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文で、利上げについて『辛抱強くなれる』と表明したことを手掛かりにNYダウは前日比421ドル、2.4%高い17,778ドルで取引を終えた」と18日付ブルームバーグ、CalieBost記者が書いた。一方、NY債券市場では来年の利上げがFOMC議事録で確実視されたとして売られ、10年物国債利回りは2.208%へ上昇した。NY外国為替市場ではドルが買われ、1ドル=118.88~90円、1ユーロ=146.03~09円で取引された。NY原油は前日の上げを消して続落、バレル54.11ドル、NY金はオンス1,194.70ドルとほぼ前日と変わらずだった。大和証券キャピタルマーケッツアメリカ、シュナイダー恵子氏は「原油安、ガソリン下落で個人消費が増える。利上げはゆっくりとしたペースで進むと見ている。NYダウはFOMC会合まで820ドル下げたが80%戻した。懸念材料はただ一つ。原油が下げ止まらないことだ。」と解説した。(了)

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