「コロナ発症元は中国武漢研究所と見られているが、27日、米エネルギー省は特定できないと発表した。②週明け27日、NY株は、米利上げ長期化観測が上値を抑え、小幅高で取引を終えた。③テスラ株が値上がりした。マスクCEOが世界一番の金持ちに復活した。④イエレン、米財務長官がキーウを訪問、ウクライナへの経済支援を表明した。」と27日、WSJ紙電子版が伝えた。27日、ブルームバーグ電子版は「①米中古住宅販売高が前年比8.1%増加、1月の米耐久財受注高(航空機を除くコア指数)が増加した。設備投資増加で米経済の底堅さを示した。②EUが北アイルランドとの貿易協定で合意した。」と伝えた。27日、NYタイムズ電子版は「①EUと北アイルランドの間の貿易協定が合意した。②イエレン米財務長官がウクライナを電撃訪問しウクライナ支援を約束した。」と伝えた。
27日、NY市場でダウは32,889ドル、72ドル、0.22%高、S&P500は3,982と12ポイント、0.31%高、ナスダックは11,466と72ポイント、0.63%値上りした。個別銘柄ではテスラが207.63ドル、5.46%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは20.95と3.32%低下した。米10年物債券利回りは3.922%へ0.13%低下した。NY外為市場で1ドル=136.17円、0.22%安、1ユーロ=144.46円、0.61%高、1英ポンド=164.32円、0.89%高で取引された。EUと北アイルランドの貿易協定で合意したことがユーロと英ポンドを支えた。NY原油(WTI)はバレル75.84ドル、0.95%安、北海ブレントは同82.06ドル、1.52%安で取引された。米利上げ継続長期化と中国のゼロコロナ規制解除の間で相場の方向性が定まらないと27日、ブルームバーグ電子版が伝えた。NY金はオンス1,824.30ドル、0.35%高、ビットコインは2万3,495ドル、0.26%安で取引された。
28日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「フオンデアライアンスEU委員長とスナク英首相がウインザーで会談、英国と英領北アイルランド貿易協定で合意したと発表した。スターマー労働党首は歓迎した。英議会承認で正式に成立する。国境での細かい手続きは残るが英国のEU離脱以降様々な分野で制約となっていた。ロシアによるウクライナ侵攻以降欧州EU域内での結束強化が今回の合意を促した。北アイルランドからアイルランドへはEU離脱前の状態に戻り関税なしとなる。一方、アイルランドから北アイルランドへの入国には関税がかかる。」と伝えた。ドイツZDFは「ショルツ独首相はロシアのウクライナ侵攻後、ドイツは転換点にあると語っている。なにがどれだけ変わったのかが問われている。野党は全く変わっていないと批判している。」と伝えた。シンガポールCNAは「新型コロナウイルスはどこからリークしたのか。WHOは武漢研究所から出たとの見方であるが定まっていない。」と伝えた。インドNDTVは「①コロナウイルスは研究所から出たと見ている。②トルコ、シリア地震では190万人がテント生活を強いられている。エルドアン大統領が批判の矢面に立たされている。」と伝えた。他国への関心は大事だが問題は日本である。植田日銀総裁候補と衆参議両院での質疑応答がマスコミで取り上げられた限りであるが植田ペースで収まった印象が強い。マスコミの検証が待たれてならない。(了)