エアインディア171便が離陸直後にインド、北西部アーメダバードで12日、墜落、一人奇跡的に生存、241名が死亡が確認された、一方、12日、米関税不透明感のもとNY株は、小幅反発、ドルインデックスは続落
(学校で教えてくれない経済学)
インド,アーメダバードでインド航空ロンドン往き171便。乗客乗員242人を乗せたジェット機が離陸直後に墜落した。13日朝放送の英BBCは「唯一生存したインド系英国人ラメシュさん(40)は「離陸直後に爆発した。全く何も覚えていない。脱出口にいた。」などと話す様子を映していた。医学生食堂の一部に墜落機が激突した。スターマー英首相は「衝撃で息もできない思いだ。原因究明と救助隊を現地に派遣したと語る様子を映した。離陸後625フイート(190メートル)浮上後墜落した。同型機は2014年から就航している。」と伝えた。12日時事通信電子版は「墜落機はボーイング787型ドリームライナーでインド人169人、英国人53人、ポルトガル人7人、カナダ人1人が乗っていた。エアインドは1985年、大西洋上空で爆発墜落出329人事故以降初めての大事故となった。」と伝えた。
12日、ブルームバーグ電子版は「エア・インドはボーイング787型機を34機保有している。大半は製造後10年余り経過している。GEエンジンを2基搭載している。数日後に開かれるパリ航空ショーに今回の事故は影を落とすと見られている。」と伝えた。12日、WSJ紙電子版は「トランプ米大統領は貿易交渉相手国に2週間以内に関税率を連絡すると述べた。ベッセント米財務長官は、米国は90日間の一時追加関税を停止していたが「期間延長の可能性がある」と米議会で証言した。トランプ大統領は「延長する必要はない」と述べた。」と伝えた。12日、ロイター電子版は「米労働省は12日、5月米PPI(生産者物価指数)が前月比0.1%上昇。エネルギー、食料除くコアPPIともに予想を下回った。次回6月17日開催のFOMCで米利下げ期待につながる。」と伝えた。
12日、NY市場でダウは42,969ドル、101ドル、0.24%高。S&P500は6,045と23ポイント、0.38%高。ナスダックは19,662と46ポイント、0.24%高で取引を終えた。個別銘柄ではボーイングが203.75ドルと4.77%安。一銘柄でダウを62ポイント押し下げた。ボーイング株は年初来20%値上りしていた。恐怖指数VIXは18.02と4.40%上昇。米10年債利回りは4.358%と1.20%低下。ドルインデックスは97.92と0.72%安と続落した。NY外為市場で1ドル=143.57円、0.64%安。1ユーロ=166.25円、0.16%高。1英ポンド~195.34円、0.20%安。ドルは対ユーロでも売られ1ユーロ=1.1585ドルとここ2か月来の安値をつけた。NY原油(WTI)はバレル68.62ドル、0.69%高。北海ブレントは70.03ドル、0.37%高。イランがウラン核協議でのIAEA基準順守を拒否したと伝えられ中東不安が意識されているとロイター電は伝えた。NY金はオンス3,406.70ドル、0.37%高。ビットコインは10万6,693ドル、1.84%安で取引された。
13日、朝放送のNHK/BSはボーイング機墜落ニュースを英BBCにはじまりほぼ全局がトップで自分事として今回の墜落事故を報道していた。インドエア航空便が同型機で2日前に羽田で離陸していたと共同通信電子版が伝えた。日本は災害国である。個人差はあるが万事忘れるように日本人の遺伝子に組み込まれている。一日も早い原因究明が待たれる。(了)