“Euro stands tall vs. the Pound(ユーロ、対英ポンドで高値維持)”というタイトルの29日付けのWSJ紙電子版記事が目にとまった。A4一枚程度の短い文だったが、読んでみて、ユーロが強いのではない。英ポンドが弱い結果、弱い通貨英ポンドと比べると高いということに過ぎないことが分かった。OECDが一昨日発表した来年2012年の経済見通しが5月作成の1.8%増が0.5%増へ引き下げられた。英国政府は財政健全化のために緊縮財政を強化する。イングランド銀行が景気対策として利下げすれば、益々英ポンドを買う根拠がないからだろう。
30日のCNBC Asia Morning Brief電子版に、イタリア国債が29日、値下がりして、利回りが3年物で7.9%、10年物で7.6% へ上昇したと出ていた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「イタリア国債の利回りが8%に接近、ユーロが売られた。その後イタリア国債が無事落札のニュースが入り、1ユーロ=1.34ドル台、1ユーロ=103.90円まで戻した。ユーロ圏財務相会議が始まり、ギリシャ追加支援とEFSF(欧州金融安定化基金)拡大強化策が検討される。」などと解説していた。
30日朝放送のドイツZDFは冒頭に「ギリシャは世話の焼ける国です。5回目の融資を受ける。ギリシャにはさらなる緊縮が求められることになる。イタリア国債の利回りが8%に接近、イタリアを取り巻く環境が悪化した。ドイツについでオーストリアがユーロ共通債発行に反対した。ユーロは信用を失っている。」などと解説していた。CNBC電子版は企業の中には通貨ユーロ崩壊の可能性も選択肢に入れ始めたと書いていた。
29日のNY株式市場は、11月の米消費者信頼感指数が予想外に良かったとして、NYダウは一時100ドル近く値上がりした。しかし、ユーロ圏財務相会議の行方を見極めたいとする空気から売られ、前日比32ドル高、11,555ドルで取引を終了した。CNBC電子版は、テヘランの英国大使館がイラン人学生に占拠されたニュースを受けて、NY原油(WTI)が反発、バレル1.58ドル高、99.79ドルで取引を終えた。中東危機を原油相場は十分織り込んでいないと書いていた。NY金先物相場はトロイオンス2.60ドル上げ1,713.40ドルで取引された。英BBCは英大使館占拠はウイ―ン条約違反である。イラン大使は英政府に謝罪した。デモ隊はその後退去したと伝えていた。
カタール、アルジャジ―ラは、エジプト議会選挙が順調に進んでいる。エジプト暫定統治政府は、投票率は70%に達する見込みだと発表したと伝えた。一方、シリア政府のデモ隊弾圧で4,140人内子供252人が死亡した。この日もシリア政府の戦車部隊が市民を砲撃、11名が死亡したと報じていた。こういう話を毎日聞かされていると、日本という国が異質なのか、それともシリアが異質なのか、正直、頭が混乱してくる。
その他の世界のニュースでは、韓国KBSが、韓米FTAに李大統領が署名、関連する14の法案が可決された。野党は猛反発していると伝えた。同放送は、今年韓国に200万の中国人観光客が訪れた。しかし、多くの店では中国製の商品ばかりで値段が高い、中国語が通じない、中国語の案内板がない、宿泊施設が少ないなどと語る観光客の声を紹介していた。フクシマ原発の影響か、震災前まで日本を訪れていた中国人観光客が韓国へ流れたに違いないと勝手に想像している。
豪ABCが台湾政府がフカひれのみを目的とした漁を禁止したと伝えていた。ひれだけ切られてあと海に捨てるのは残酷だと一部保護団体の非難していた。ただ、台湾漁業相は、絶滅の危機にさらされているサメの乱獲を防ぐためだと答えたと紹介していた。日本ではいまのところ台湾のような動きは知らない。残酷という話では、一昨日、ロシアRTRがロシアで象、虎、ライオンなどをサーカスに使うのは動物虐待だという声が出ていると紹介していた。何が残酷で何が残酷でないか。牛や豚を殺して食べるのはいい。イルカやクジラを食べるのは残酷だという自然保護団体の顔が浮かんだ。(了)
30日のCNBC Asia Morning Brief電子版に、イタリア国債が29日、値下がりして、利回りが3年物で7.9%、10年物で7.6% へ上昇したと出ていた。「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「イタリア国債の利回りが8%に接近、ユーロが売られた。その後イタリア国債が無事落札のニュースが入り、1ユーロ=1.34ドル台、1ユーロ=103.90円まで戻した。ユーロ圏財務相会議が始まり、ギリシャ追加支援とEFSF(欧州金融安定化基金)拡大強化策が検討される。」などと解説していた。
30日朝放送のドイツZDFは冒頭に「ギリシャは世話の焼ける国です。5回目の融資を受ける。ギリシャにはさらなる緊縮が求められることになる。イタリア国債の利回りが8%に接近、イタリアを取り巻く環境が悪化した。ドイツについでオーストリアがユーロ共通債発行に反対した。ユーロは信用を失っている。」などと解説していた。CNBC電子版は企業の中には通貨ユーロ崩壊の可能性も選択肢に入れ始めたと書いていた。
29日のNY株式市場は、11月の米消費者信頼感指数が予想外に良かったとして、NYダウは一時100ドル近く値上がりした。しかし、ユーロ圏財務相会議の行方を見極めたいとする空気から売られ、前日比32ドル高、11,555ドルで取引を終了した。CNBC電子版は、テヘランの英国大使館がイラン人学生に占拠されたニュースを受けて、NY原油(WTI)が反発、バレル1.58ドル高、99.79ドルで取引を終えた。中東危機を原油相場は十分織り込んでいないと書いていた。NY金先物相場はトロイオンス2.60ドル上げ1,713.40ドルで取引された。英BBCは英大使館占拠はウイ―ン条約違反である。イラン大使は英政府に謝罪した。デモ隊はその後退去したと伝えていた。
カタール、アルジャジ―ラは、エジプト議会選挙が順調に進んでいる。エジプト暫定統治政府は、投票率は70%に達する見込みだと発表したと伝えた。一方、シリア政府のデモ隊弾圧で4,140人内子供252人が死亡した。この日もシリア政府の戦車部隊が市民を砲撃、11名が死亡したと報じていた。こういう話を毎日聞かされていると、日本という国が異質なのか、それともシリアが異質なのか、正直、頭が混乱してくる。
その他の世界のニュースでは、韓国KBSが、韓米FTAに李大統領が署名、関連する14の法案が可決された。野党は猛反発していると伝えた。同放送は、今年韓国に200万の中国人観光客が訪れた。しかし、多くの店では中国製の商品ばかりで値段が高い、中国語が通じない、中国語の案内板がない、宿泊施設が少ないなどと語る観光客の声を紹介していた。フクシマ原発の影響か、震災前まで日本を訪れていた中国人観光客が韓国へ流れたに違いないと勝手に想像している。
豪ABCが台湾政府がフカひれのみを目的とした漁を禁止したと伝えていた。ひれだけ切られてあと海に捨てるのは残酷だと一部保護団体の非難していた。ただ、台湾漁業相は、絶滅の危機にさらされているサメの乱獲を防ぐためだと答えたと紹介していた。日本ではいまのところ台湾のような動きは知らない。残酷という話では、一昨日、ロシアRTRがロシアで象、虎、ライオンなどをサーカスに使うのは動物虐待だという声が出ていると紹介していた。何が残酷で何が残酷でないか。牛や豚を殺して食べるのはいい。イルカやクジラを食べるのは残酷だという自然保護団体の顔が浮かんだ。(了)