ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

巳年の色紙弟2弾(スケッチ&コメント)

2024-11-06 22:11:40 | スケッチ


巳年の色紙,第2弾をお届けする。猪熊佳子先生からメールでいただいたお手本を見ながら、次回の日本画教室で11月16日にご指導を受けるが、まずは、自己流で仕上げた。
 
巳さんが打出の小槌の上に鎮座している図柄である。いつものようにヤフーのブログで検索した。
 
巳という文字は胎児を表わした象形文字。子宮が胎児を包む様子。ヘビは冬眠から目覚め地上に這い出す。冬に根を張った草木が芽を出す。力を蓄えていたものが芽を出す「起点」を意味する。ヘビは脱皮する特性と併せ再生と誕生を意味する年とある。
 
次に「打ち出の小槌」。「打ち出」とは打ち出すこと。「小槌」は小さな木製のハンマー。振ることに
より様々なものが出て来る。願い事がかなえられるとされる伝説がある。
 
時に、阪神電車に「打出」という駅がある。芦屋市打出小槌町という町があり、伝説発祥の地とされる。
 
昔むかし、芦屋の沖に竜神が住んでいた。竜神は何でも欲しいものを出すことが出来る小槌を持ち大切にしていたが振っているときに鐘の音が聞こえると出したものが消える。小槌も二度と使えなくなる。竜神は困り果てて朝廷に届け出た。
 
ある日打出からやってきた長者に褒美に小槌を与えた。振るとザクザクと小判が出て来た。途中で鐘がなり全てが消えてしまったが長者は小槌を振れば願い事がなんでもかなえられるご利益を喜んだと伝説にある。
 
2024年は元旦にいきなり能登震災で始まった。波乱の年回りとされる辰年も米大統領選挙という大トリでトランプ再選確実で終えようとしている。
 
少し早いが、幸運と金運を運んでくれるとされる巳年を楽しみに2025年を迎えたい。(了)
 

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「三好権力の城郭」、金松誠先生、大いに語る、西宮文化協会十月行事(スケッチ&コメント)

2024-10-28 15:19:24 | スケッチ


「三好権力の城郭」と題して10月15日(火)午後1時30分から金松誠氏、三木市みき歴史資料館 学芸員の講演会が西宮文化協会の十月行事として開かれ楽しみに出かけた。いつものように会場の様子をスケッチした。
 
吉井良昭当会会長は「本日は西宮とゆかりの深い「越水城」の話を金松誠先生から伺います。三好三人衆のひとり三好長慶は織田信長に先んじて天下人とされるが謎の多い武将としても知られている。西宮神社の祭りの日に戦をして破れたという記録が西宮神社に残っている。金松先生は三木市みき資料館の学芸員で講演会も多い。資料館には文献も豊富である。機会があればお尋ねいただければありがたい。」と冒頭挨拶があった。
 
「越水城はどこにあったか」の言葉から講演は始まった。会場正面に一枚の地図を映した。「夙川左岸の六甲山地から甲山に延びる台地南東麓に位置する。かって「城山」と呼ばれていた。標高20m。西国街道が越水集落で真南に向きを変え、西宮に至る1,2キロは「札場筋」と呼ばれ、越水城は西宮と深く結びついていたことが分かる。」
 
「明治29年(1896)12月,大社尋常小学校が新築、移転した。大正9年(1920)、中弥兵衛の別荘になった。門前に「越水城」の石碑が建立されている。昭和30年後半から~40年前年にかけて宅地化が進んだ。今も外見からは城があったかは分かりにくい。」と話を続けた。
 
次に「越水城」の歴史に話は移った。「永世12年(1515)から翌年にかけて摂津の国の瓦林正頼が築城した。瓦林正頼は元の居城の鷹尾城(芦屋市)を改築する一方、4キロはなれた小山を家城に据えた。正頼は、その合い間に月次連歌を興行、毎夜,古文を嗜み文武両道だった。越水城の「本城」は正頼の居城とし「外城」には息子、与力,神官が住み、余った家人は西宮に住んでいた。」
 
「永禄11年(1568)、9月に足利義昭と織田信長が上洛し、10月に良昭が将軍に就任した。」との記述が1691年6月のルイス・フロイス師とベルショール・デ・フィレイゲド師あての書簡にある。」と足利義昭政権下の越水城の様子を伝えている。」と紹介された。
 
越水城の構造に話しは進む。会場に「本城」の略測図を映した。「規模は、東西約105mX南北約150m。一郭のみの単郭構造。東辺が西側に折れながら,北側が狭くなっていく。一郭西辺から北辺にかけて水堀がめぐっていた。現在は埋めたてられており、わずかに痕跡をととどめているのみである」と話した。
 
三好長慶は「越水城」を拠点とし、京都方面に向って勢力を拡大していく流れのなかで、「芥川城」(高槻市)、「飯盛城」(大東市)、「信貴山城」、「多聞山城」へ勢力を拡大していったと、それぞれの城について歴史、構造が詳しく解説された。金松誠戦士は「越水城は、これらの城郭の原点となった。多聞山城は、礎石建物・瓦ともに石垣も備えている。四重櫓を設けるなど三好権力にとっても重要な城郭であった。」と話し講演を終えられた。
 
恒例により質問の時間となり会場最前列の一人が手を上げた。「2点伺いたい。①三好長慶が最初の天下人と初めて知った。文武両道だった。②多聞山城は石垣を備え城郭のパイオニアだった。」と質問した。金松先生は「天下人というのは五畿内、大和、河内,和泉、摂津、山城で一般のイメージより狭い範囲を指す。三好長慶が文部両道であったことやパイオニアとのご指摘はイメージに近いと思う。高い石垣を設けたことは、織田信長はいいところを取って安土城築城に生かされた。」と話されお開きとなった。
 
貴重な機会を用意いただいた西宮文化協会事務局にひたすら感謝である。(了)


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「ねむりのはなし」、話し手、古谷真樹氏at 神戸酒心館ホール(スケッチ&コメント)

2024-10-16 21:44:20 | スケッチ


「ねむりの話」と題して神戸酒心館ホールで2024年10月12日(土)午後4時から古谷真樹、神戸大学大学院、人間発達環境学研究科准教授の講演会があり楽しみにして出かけた。いつものように会場の様子をスケッチした。
 
「みなさんは、眠りにつくまでの時間をどうやって過ごしていますか?気づいたら寝ている?あれこれ忙しくしてから寝る?それとも、秘密の儀式をしてから寝る?ぐっすり眠って、スッキリ起きるための光、温、香、酒についてお話しします。」と口火を切った。
 
冒頭、「健康づくりのための睡眠ガイド2023~高齢者のためのGood Sleep(ぐっすり)ガイド~(厚生労働省)を画面正面に映した。
 
第一原則 適度な長さで休養感のある睡眠を 寝床に8時間以上とどまらない。
第二原則 光・温度・音に配慮した、良い睡眠のための環境づくりを心がけて
第三原則 適度な運動、しっかり朝食、寝る前のリラックスで眠りと目覚めのメリハリを
第四原則 嗜好品との付き合い方に気を付けて カフエイン、お酒、たばこ控え目
第五原則 眠れない、眠りに不安を覚えたら専門医に相談を
 
古谷先生は一番から順番に解説された。
 
赤ちゃんは一日11時間、一日の半分寝ている。睡眠とは何か?脳のメンテナンスであると説明した。能に溜まったゴミを掃除しているのだという話がある。
 
次にレム睡眠とノンレミ睡眠の話に入った。レムとはRapid Eye Movementの
頭文字REM。寝ているときに忙しく目を動かしている状態。NonREMは目を動かしていない状態。夜10時に床に就き朝6時に起きるとしてレムとノンレムをほぼ6回繰り返していると図を映した。後半にかけて少しづつREMの時間が長くなっていく。REMは夢を見ている時。NonREMは夢を見ないときで眠りが深いと説明された。ノンレムの時に脳は休息する。成長ホルモンが働く。免疫力ががつき新陳代謝が進むと説明された。
 
日常的に睡眠の量と質を確保する。量は睡眠時間。質は寝すぎや中途半端な睡眠はよくない。日本人の睡眠時間は6時間半と世界的にも最も少ない。
 
光:朝起きたらカーテンを開いて朝日を浴びる。オレキシンが発生。覚醒ホルモンが増える。夜は寝る前は明るい光を浴びない。夜になるとメラトニンが増え睡眠時間が増える。
温;夏:室温25~ 26℃。湿度50~60%。エアコンアリだと深い睡眠。冬は23℃±2℃。室温が低いと血圧が上がる。早朝の高血圧に注意が必要だ。ねぶた祭りは労働を妨げる睡魔を追い払う祈祷から始まった。ねむの木の板を水に流す「眠り渡し」という行事があると紹介された。
 
香:覚醒作用:ジャスミン、ペパーミント、グレープフルーツ。鎮静作用:ラベンダ―、セドロール、へリオトロピンなど。
音:入眠時:静かな音楽。睡眠中:静かな状態で。
酒:入眠~睡眠前半:過度な飲酒は入眠を早め、深い眠りを増す。睡眠後半には中 
  覚醒や夢が増える。晩酌は就寝前2時間が望ましいと話された。
 
私事ながら暇があれば寝るようにしている。寝る子は育つと言われるが赤ちゃん帰りしているのかもしれない。
 
貴重な機会をいただいた神戸酒心館事務局にひたすら感謝である。(了)


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2025年は十干十二支の乙巳(乙・巳)年(スケッチ&コメント)

2024-10-07 20:24:36 | スケッチ


10月5日(土)午前10時30分から猪熊佳子日本画教室があり猪熊先生に用意いただだいた一枚の色紙をお手本に仕上げた。
 
白い蛇を大小6個の瓢箪が取り囲んでいる図柄である。6個の瓢箪は「六瓢箪」。「六瓢」(むびょう)と読み昔から語呂合わせで「無病息災」のお守とされてきた。
 
「瓢箪」をヤフ―のブログで調べた。瓢箪は種が沢山とれる。子孫繁栄、家庭円満の意味もある。瓢箪は富士山と同じ末広がりの形をしている。同じ神様のご利益があるとされ、瓢箪を身につけていると幸運に恵まれると信じられてきている。瓢箪は日本では縄文時代から利用されて来た。水筒やお酒の貯蔵にも使われてきた。
 
一方、2025年は十干十二支の乙巳(きのと・み)に当たる。同じくヤフーのブログで以下調べた。
 
「乙」(きのと)は「軋」(あつ・きしる)の意。草木の幼芽がいまだ自由に伸長しきれず屈曲した状態。自立心がやや弱く周りのものに見守られながら次の発展を待っている状態。
 
「巳」(み)は「已(やむ)」の意。草木が繁茂の極限に達した状態。物事の最高に達している状態。
 
十二支の「巳」は蛇(へび)。古くから豊穣の神。へびは脱皮することから復活と再生を象徴している。七福神のお使い神。幸運や金運の動物とあった。
 
色紙第一号は2025年、巳年を迎える昭和16年生まれのすぐ下の妹に送る予定にしている。彼女は現在施設にお世話になっている。色紙を見て少しでも元気になって欲しいと念じている。(了)


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第59回神戸市高齢者美術作品展風営(スケッチ&コメント)

2024-09-27 09:22:49 | スケッチ


第59回神戸市高齢者美術作品展が9月26~30日正午まで兵庫県民会館で開かれている。筆者が出展した「阪神日本一パレード」の絵を入れて会場の様子を写した。筆者の絵は過去3年間の入選者のため審査と来訪者「好きな絵」の投票からも対象から除外される。

筆者の絵はたまたま右側2つ目の金賞の「雪景の室生寺」、男性(67)と左隣の銀賞「変わらない日々」、女性(73)、2点左の銅賞「城址の片隅」、男性(82)と並んでいた。札がぶらさがってないのは淋しいが当作品展のルールだから仕方がない。3年先、生存している保証は全くないが、神戸市高齢者美術作品展を一つの目標に猪熊佳子「日本画教室」で教室の皆さんと共に研鑽を続けたい。

日本画の出展者数は28人と22年の29人並みに戻った。昨年23人に落ちてどうなるかと心配した。コロナの影響があったかもしれない。ただ今年60代は2人、70代が7人なので先が見えている。もっと心配なのは教える先生がおられなくなる怖れがあることだ。森田りえ子画伯、猪熊佳子画伯とお師匠さんに恵まれた筆者は至福である。

今年も出展者を年代別に調べた。日本画では、90代:3(全て男性)、80代:16(男:5・女:11)、70代:7(男:3・女:4)、60代:2(男:1・女:1)。最高齢者は男性、96歳。他は91歳と90歳だった。

洋画は昨年の99人から107人とさらに増えた。男性:73人、女性:34人。年代別では90代:1人(女)、80代:28(男;22・女:6)、70代:58(男:39:女:19)、60代:20(男:12・女:6)と男性が例年通り多い。

会場で絵ごとに年齢をメモ書きしていたところ、さるご婦人と顔が会い「熱心に書き込んでおられたので審査員か何かの方かと思いました。」と。「日本画を出しています。」というと「是非、拝見したい。知人のAさんの日本画を見に来ました。」ということで、日本画コーナーに案内した。

「他の方と絵が違いますね」と第一声。目を丸くして聞いていると、「これも、あれも、お隣の絵もよく見る風景です。あなた様のような絵ははじめて見ました。大丸前ですね。目の前の群衆の声が聞こえてきます。」と。ETC.ETC.絵談義に花が咲いた。

あと書の部15点。陶芸の部16点。写真の部48点を回った。年齢別はメモを取らなかったが書では80代、70代が多い。91歳が最高齢だった。写真は年齢層は幅広かった。陶芸では80代が多かった。

県民会館1階で2024年兵庫県文化賞者小品展をやっていた。たまたま受け付けのご婦人に出口で「ありがとうございました。今2階で高齢者作品展を見ての帰りです」と、口を滑らせると「花屋さんで目にして気に入り60の時に描いて高齢者美術作品展で「努力賞」をいただいた」と。危うく絵談義に発展しそうになるのをこらえて早々に失礼した。

こちら神戸もここ2,3日涼しかった。やれ、やれと思ったたら甘くない。日中32℃と暑さがぶり返した。油断できない。元旦早々の能登地震で始まった2024年も残り3か月少しとなった。国際情勢も混とんとしてきた。先で何が起こるか全く予測がつかない。健康第一でなんとか乗り切りたい。(了)


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2023年阪神、日本一パレード風景(スケッチ&コメント)

2024-09-23 11:10:19 | スケッチ



第59回神戸市高齢者美術作品展が9月26日(木)~30日(月)、いずれも午前10時から、兵庫県民会館「2階・大展示場」で開催される。
21日(土)午前10時半から猪熊佳子日本画教室があった。
その日は午後マンションの説明会やマンション理事会があり早退した。
限られた時間だったが猪熊先生に貴重なアドバイスをいただくことが出来た。
 
先ず第一。会場に足を運んで絵を見に来られる方は絵のどこを見るのか。タイトルはあまり見ない。
絵を見る。絵から直接伝わってくるものを感じとる。絵を見て、分かるように仕上げなければいけない、と指摘された。
 
特に猪熊佳子先生の手が入ったのは2点。
まず、上空を飛ぶヘリコプター。ヘリコプターを際立たせるように雲に筆が入った。
複数の取材のヘリコプターが上下に爆音を響かせ旋回しながら上空からパレードを追いかけていることをはっきり描く。
 
第2にパレードを歓喜して迎える見物人の様子を伝える。白シャツだったタイガースのユニフオームに姿を変えた。筆者が猪熊先生に「左の白い衣服の人もユニフオームに変えますか」と伺うと、
猪熊佳子先生は「いらない」ときっぱり。
岡田監督他タイガースのコーチ、選手を乗せたバスに焦点を当てるためだと改めて納得した。
 
たまたま9月22日(日)、阪神甲子園球場でのジャイアンツ相手の2連戦の初戦にタイガースは1-0で辛くも勝利した。
筆者は子供のころからの虎ファンである。
逆転優勝に向けて首の皮一枚でつながったと、子供の時のまま喜んでいる次第である。
 
今年の夏は予想外の暑さで体力を大きく消耗した。家族ともども8月にコロナに感染した。体調不良に陥った。1か月経ってようやく体調も平常にもどり正直ほっとしている。
 
加えて、日本画家の猪熊佳子先生のご指導のお陰で阪神日本一パレードの絵も仕上げることができた。
ひたすら感謝である。(了)


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神戸須磨シーワールドへ行ってきました(スケッチ&コメント)

2024-08-20 20:10:05 | スケッチ


長女の招待で18日神戸須磨シーワールドを訪問、シャチのナイトショーを満喫した。
 
神戸須磨シーワールドは2024年6月1日、2023年5月に閉館した「スマスイ」こと神戸市立須磨水族園の跡地にオープンした。
 
須磨海岸に面している。JR須磨海浜公園駅から徒歩でゆっくり歩いて7~8分と近い。中でもオルカスタディアムでのシャチのショーを売り物にしている。イルカショーもシャチを見た後で見ることが出来る。水槽のシャチを眺めながら食事できるレストランがある。
 
この日はナイトショーの最後の日だった。午後6時開門、最寄り駅で5時40分娘と待ち併せ余裕で会場に入った。入口左手には神戸須磨シーワールドホテルが隣接している。ここで泊まると館内出入り自由で何回でもショーも楽しめると売り込んでいる。
 
入り口で使い捨ての水しぶき防護着を各人に配っていた。シャチがジャンプした時に水しぶきがかかる。それを防ぐためだ。あとで分かったがシャチが尾びれを扇のように広げて水面を目いっぱい二度三度叩く。水しぶきを飛ばすことをむしろ「売り」にしていることが分かった。
 
シャチが天井にぶら下げられたボール目がめがけてジャンプすのは当然見せ場となるが水槽の左端から右へと水槽に沿って扇の的一杯に広げて水を叩いてしぶきを観客にぶつける。水しぶきが7段目の我々の席まで飛んできた。会場はやんややんやの喝采で盛り上がった。
 
ショーは午後7時にはじまる。開門から小1時間ある。前列から7番目のところに席をとった。足元の水槽を通しての遠景は一幅の絵の如く借景となる。
 
この日の日没は18時44分。入門のあとまだ明るく東方はるか南に和泉山脈がぼんやり見えた。神戸空港が近い。航空機が結構往来する。明石海峡に通じる交通の要所である。漁船も通る。クルージング船も通る。西方に目を転じると淡路島が見える。明石の街の対岸の福良あたりだろうか。会場からは明石海峡大橋は入り込んでおり見えなかった。
 
時間の経過と共に観客が増えて来る。立ち見入れて2,600人入ると会場で配られたチラシに出ていた。いつもの流儀で手前からスケッチを描き始める。
 
水槽にはシャチは2頭。二匹というのかもしれない。7時からの自らの出番を頭にいれているかのように水槽沿いに自分の姿を見せるよう教えられているのだろうか、ゆったりと遊泳を繰り返して出番に備える間がなかなか味があった。
 
シャチは賢い動物ですと場内アナウンスの声が聞こえた。ショー開始5分前になった。左隅のビルからばらばらッと5~6人が飛び出して来た。俄然雰囲気があわただしくなってきた。
 
この日の月の出は6時06分と日没より早い。プレーボールの午後7時には月はかなり上まで昇っていた。あとで調べたら月齢13.7と分かった。周りはすっかり暗くなった。淡路島の街の灯りがはっきり見えた。
 
ショーは約20分だった。先に触れた水しぶきは見せ場だがひと飛びごとに餌箱から大きな魚を口に放り込んで行く細かい動きがよく見えた。一仕事ごとに肌をなぜてやる。口づけまでしているのが見えた。
 
一呼吸おいてシャチの鼻先に乗ってジャンプする。シャチの頭に馬乗りになって水しぶきをけたてて突進するシヨーである。シャチは二頭とも女の子だそうだ。演技する人も女性だった。相性がいいのだろうか。誠に興味深い。
 
一つ一つの見せ場の間の取り方にも感心した。シヨーだから客を飽かせないことが基本である。それでいてシャチ自身のタイミングもある。競馬で言えば「騎手」であるが、彼女たちの見事な「手綱」さばきを堪能した。
 
シャチのショーのあとはイルカのシヨーと続く。イルカは失礼してアクアコーナーに直接向かった。七色に光る珍種のカブトクラゲはじめクラゲコーナーは大小取り混ぜて種類も豊富で楽しかった。熱帯魚も種類が多い。マゼランペンギン、アザラシ、ペンギンなども楽しんだ。
 
魚に直接触れるコーなーもあった。子供は楽しいだろうが魚の身になればどうかなと余計な心配までしてしまう。帰路、軽食喫茶に立ち寄り小一時間娘と談笑ができ感謝している。
 
こちら神戸も19日に一雨降り、気持ち涼しくなった。しかし、今年ほど暑さがこたえる夏もめずらしい。十分睡眠と水分をとりまずは足元の猛暑を乗り切りたい。(了)


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蝉の抜け殻(スケッチ&コメント)

2024-08-13 15:38:37 | スケッチ


山の日の8月11日の朝更地パトロールに出かけた。8月11日が山の日の祭日に選ばれた理由として「八」の字が山。11日が「林」を意味しているためだとヤフーのブログに出ていた。
 
行きがけの駄賃という言葉がある。この日は、蝉の抜け殻が眼に入ったので目の前の抜け殻をスケッチして自宅で彩色した。
 
たまたま一円玉の半分もない蜘蛛が巣を張っていたので、おまけに描き込んだ。蜘蛛ちゃんの名前は知らない。背中にいっぽん金色の筋が走っていた。
 
抜け殻は場所を選ばない。フエンスのネットの上。金木犀の茂みの上。白粉花の葉。南天の枝。木の種類も選ばないようだ。地中から出て来た時、目の前にあるものに登るのかもしれない。葉っぱの先などは不安定極まりないと思うが、抜け殻をよく見ればしっり爪を伸ばして葉にひっかけているのが分かる。
                                                                                               
ヤフーのブログによれば脱皮には1時間ほどかける。夕方暗くなってから脱皮を始める。脱皮の時が一番狙われやすい。明るい時は脱皮はやらないと出ていた。
 
先日蝉の一生は幼虫で7年。成虫で7日せいぜい10日とのヤフーの記事を紹介した。ところがある小学生が自分で捕まえた蝉の羽にマークを付けて観測した。1か月近く生きている蝉が居ると研究成果を発表した記録があると当欄愛読者の一人で同窓のFさんからのメールが届いた。ある伊読者のご婦人からは先日の蝉のスケッチは愛情がこもっていた。良かったとのエールもいただいた。花もいいが蝉の絵は新鮮に感じたというお便りも届き元気をいただいた。
 
自宅マンション道一つ隔てたところに旧神戸市立住吉幼稚園の内庭の一角に桜の木があり花見を楽しんだ。夏になれば蝉が賑やかに鳴いていた。マンションのベランダにもよく飛んできていた。抜け殻も落ちていた。それが二年ほど前に切り倒された。いまだんじり倉庫とワンルームマンションに姿を変え蝉の鳴き声も消えた。
 
7年かけた生活を終え、さあ、いよいよ、脱皮しようとしたが、今年も、表に出られず絶命したでろう多くの蝉が居るに違いないと思うと実に切ない。
 
いつまで更地のパトロールを続けられるか全く自信はないが、いま暫くは蝉との対話を楽しみたいが、まずは健康に留意して、目の前の猛暑を乗り切りたい。(了)

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セミを描きました(スケッチ&コメント)

2024-08-07 16:34:24 | スケッチ



更地を1週間めどにパトロールしている。8月4日、日曜の朝6時台に着いた。ポイ捨てのタバコの掃除から始まる。道隔ててコンビニがある。飲んでポイ捨ての缶や瓶は庭の中にある。
 
ほぼ30年前の震災のときからポイ捨てはなくならない。落ちていないときもある。それは隣のコンビニのご婦人が拾ってくれているからだ。
 
金木犀の幹に二匹のセミが止まっていた。ふと少し上を見上げると細い枝にも一匹休んでいたのを描き込んだ。幹に止まるとばかり思っていたが器用にも枝にも止まることをはじめて目撃した。
 
羽化したばかりなのかもしれない。傍まで近づいてせっせと鉛筆を走らせていると、さすがに警戒したのか幹の裏側へ裏側へ隠れんぼうするように少しづつ移動を始めた。
 
蝉の抜け殻は木の上の方に並んでいた。蝉は木に登って羽化すると思い込んでいたが、先日、白粉花の葉のてっぺんで抜け殻を見つけた。脱皮には場所は選ばないようだ。1時間ほどかけて暗がりに脱皮すると出ていた。
 
オスは鳴く。メスは鳴かないと思っていた。先日、目撃した蝉は鳴かずにじっとしていたのでメスだから鳴かないと思っていた。帰宅してヤフーのブログで調べたら羽化してすぐには鳴かないと出ていた。
 
時に蝉の一生は短いと言われる。幼虫7年、成虫7日のためであるようだ。交尾して幹に卵を産み付けて生涯を終える。卵は一冬を幹の中で過ごし春に幼虫になる。地に降り地中で樹液を食べて7年過ごす。蝉を捕まえても樹液がないないためすぐ死ぬ。
 
蝉は夏の季語。蝉を読んだ俳句は多い。しかし、短歌も多い。万葉集にも数多く残っていると出ていた。
 
世界で蝉の種類は1,600種ある。日本には30種。アブラゼミ、クマゼミ、ニーニーゼミ、ツクツクボウシなどがある。日暮しは、一日中鳴いているのでその名がついた。アブラゼミは早朝、せいぜい午前中にしか鳴かないと出ていた。
 
蝉は口はあるが口では鳴かない。腹部の発音膜を激しく振動させながら発声させる。ひと鳴きして休憩。何度も繰り返す姿を先日、南天に止まっていた蝉で目撃した。
 
8月7日。暦では立秋。こちら神戸の日の出の時間は10日ほど前に午前4時台から5時台に替わった。つまり遅くなった。一方、日の入りは午後7時台から6時台に替わっている。つまり早くなった。確実に日照時間は短くなっている。
 
毎年、今年は暑いと言っているような気がする。
なかでも今年は特別に暑いように思うが、十分な睡眠と水分をとり、猛暑を乗り切りたい。(了)


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紅葉葵が今年も元気に咲きました(スケッチ&コメント)

2024-07-28 16:37:42 | スケッチ


「紅葉葵」が猛暑いとわず今年も元気に咲きました。25日(木)にスケッチ、自宅で彩色した。
 
6月末から、桔梗、むくげ、レインリリーと次々咲いた。その都度、スケッチしている。連日の猛暑はさすがにこたえる。猛暑対策は睡眠に限る。睡眠時間優先で絵の仕上げはお休みを続けている。
 
いつものようにヤフーのブログのお世話になる。「紅葉葵」(もみじあおい)は別名「紅蜀葵」(こうしょっき)という。原産国は北アメリカ。学名はHibiscus Coccineus。日本には1870年に渡来した。
 
花弁は5個。長さは7.5~10センチ。幅は2.5~5.5センチ。へら状の卵型で平らに開く。おしべとめしべは合着して長い柱状。花は一日花である。
 
花期は7月~9月。球根のお陰で年2回、油粕などの肥しをやるだけ。水もやらない。正直、やれない。震災の後の更地で水道の設備を撤去した。ただ、下草取りだけは根詰めてやる。魚心水心。植物さんも分かってくれるのだろう。暦通り、律儀に毎年、元気に咲いてくれるのでありがたい。
 
道行く人は四季折々の花を結構楽しんでおられるようだ。先日もスケッチしていたらさるご婦人が「いつもお花、ありがとうございます」と声をかけていただいた。対話に花が咲く。花がなければ、声もからないだろうとおもうと、花に感謝である。
 
「紅葉葵」の花ことばは「温和」「穏やか」。しっとりとした深紅の花の上品な雰囲気にちなむとヤフーの説明に出ていた。花の姿を見ていると絵ごころが刺激されるから不思議である。「紅葉葵」は好きな花のひとつである。(了)


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