
手前にこれから咲くフリージア、勢ぞろいしたチューリップと後ろにスノードロップと今回はクリスマスローズに入ってもらって、ハイ、ポーズと記念撮影のようなスケッチになった。
クリスマスローズは日本画教室のお仲間の一人がお宅の庭で育てておられた一枝を2~3年前にいただいた。水もやれないおじさんだと他の花同様に分かるらしく下草を取ってやるだけだが、毎年暦通り咲いてくれるからありがたい。
クリスマスローズは一ことで言えば地味な花である。おつむを下げて咲くところが実に愛くるしい。
いつものようにヤフーのブログでクリスマスローズの花ことばを調べた。
「私を忘れないで」「私の心配を和らげて」「慰め」「中傷」。原産地はヨーロッパ、地中海沿岸と出ていた。
キリストが誕生した日、お祝いに訪れた羊飼いの中に
マデランという少女がいた。彼女は赤ん坊のイエスと母マリアに何か贈り物をしょうと思った。しかし、貧しいため用意できなかった。
悲しんだアデランは涙を流した。流した涙が地面に落ち
そこに美しい白い花が咲いた。マデランはその花を手折りマリアとキリストに捧げた。
花をスケッチしていると通りがかりのご婦人が声をかけてくれる。「きれいに咲きましたね」「お世話たいへんでしょう」「いつも見せてもらってます。ありがとう。」が定番の言葉である。しばし、花談義となる。
以前にも書いたが植物同士で対話していることが最近の研究ではっきりして来たと先日、NHKのヒューマニエンスという番組で専門家が話しておられた。
根っこ同士の対話はかなり以前から確認されていたが葉同士も虫に食われたときなど信号をそばの葉に送るとそれに応えて隣の葉が特殊な液を出して虫を近づけないようにしていることが分かったと紹介していた。
どこかの国の大統領が手前勝手な「相互関税」なるものを発動した。アメリカは長い間略奪されてきた。だから同率の関税を課すというのが彼のいい分のようだ。
分からない人には何を伝えても分からないとよく言われる。しかし、血も涙もないという言葉だけが独り歩きする世の中にだけはなって欲しくないとおもう。
少女アデランが流した涙で咲いたクリスマスローズの物語は心を癒してくれる。(了)