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体や指の歪みのパターン
頭蓋骨への鍼で臓腑を整える方法の解説
筋・骨格系の検査方法はいろいろありますが、今回お話したのは、関節の動きのパターンでの検査方法です。
上のイラストは、上が、人体を上から見たところで、矢印は動きの方向を示しています。
つまり、①前後屈、②左右屈、③左右捻転の6パターンが基本になりますよ、という説明です。
同じように、指の関節も、①上下屈、②左右屈、③左右捻転として考えます。
そこに入ってないのが、人体では上下への伸縮、指では前後への伸縮です。
人体は、これらが複雑に絡まって、いろいろな動きをしているわけです。
このような複雑な動きでも、分解して考えると、「歪みの検出」ができますので、歪みを検出して、歪みに合わせた矯正を行っていくと、治療になるわけです。
治療になるわけですが、歪みが発生するには、発生する原因がありますので、その原因まで付きとめないと、根本的な治療ができないわけです。
ですから、ただ「こちらに歪んでいますねー」だけではなく、「〇〇が原因で歪んでいますねー」というところまで分析(診断)していくわけです。
そこが難しいところですので、そのための理論も必要になってきます。
たとえば、七星鍼法では持論の「経筋腱収縮牽引の原理」という理論を使います。
それは、拙著 『人体惑星試論奥義書』 に書いたのですが、内容は【内臓からの引き攣りで筋肉・腱・経絡が歪み、骨格まで歪めてしまう】という理論です。
この理論の意味がわかれば、経絡を使っても骨格の歪みを調整することができ、かつ矯正した状態を長持ちさせることができるわけです。
そこで経絡を使うのですが、使う経絡は七星論での「査穴」を使う場合が多いです。
しかし時には査穴以外の経絡も使います。
そして、究極の「臓腑調整」は、今回初めて公開した「頭蓋骨での調整」でした。
それはどのようなモノかと言うと、持論の「頭蓋JAA」から発展させたもので、1本の鍼、あるいは2本の鍼で臓腑を一度に整えてしまうのです。
臓腑が整ったのを確認するには、始めに動きの検査をしてから、「鍼での頭蓋調整」を行います。
当日は、モデルになった方の、腰椎の左右捻転で検査しました。
そして、動き難い角度を確認させます。
そして、頭蓋部に鍼をして、再び左右屈の検査をしました。
すると、先ほどまで動きにくかった腰椎が、スーッと動いていきました。
これには、参加者の皆さんも驚いたようで、「えーっ?」とか「おおー!」と声を上げていました。(これは多分、鍼の特権)
それはそうです。
今までにないテクニックですし、臨床実践塾に何度も参加している方々でも見たことがないテクニックなので、驚いたはずです。
やり方は非常に簡単ですが、今まで発表しなかったのは、このような簡単な方法を教えると、つい簡単な方法だけ使ってしまい、技術の進歩がなくなるからです。
技術の進歩というのは、「勉強意欲」の問題です。
ですので、治療に行き詰って、「どうしたらいいだろう」と悩んで、「こうではないか」「ああではないか」「あの本を読んでみよう」「この本を読んでみよう」と考えるところに進歩があると考えているからです。
厳しいですか?
厳しいと思う人もたくさんいると思います。
しかし、ほんとうにいい技術というのは厳しい中で教わったほうがいいのです。
何故なら、厳しい中で教わったいい技術は、生涯自分の技術として活きるからです。
簡単に覚えた技術は、簡単に忘れます。
簡単に捨ててしまいます。
簡単に覚えられる技術は、誰でも身に着けることができます。
それでは価値がありません。
体や指の歪みのパターン
頭蓋骨への鍼で臓腑を整える方法の解説
筋・骨格系の検査方法はいろいろありますが、今回お話したのは、関節の動きのパターンでの検査方法です。
上のイラストは、上が、人体を上から見たところで、矢印は動きの方向を示しています。
つまり、①前後屈、②左右屈、③左右捻転の6パターンが基本になりますよ、という説明です。
同じように、指の関節も、①上下屈、②左右屈、③左右捻転として考えます。
そこに入ってないのが、人体では上下への伸縮、指では前後への伸縮です。
人体は、これらが複雑に絡まって、いろいろな動きをしているわけです。
このような複雑な動きでも、分解して考えると、「歪みの検出」ができますので、歪みを検出して、歪みに合わせた矯正を行っていくと、治療になるわけです。
治療になるわけですが、歪みが発生するには、発生する原因がありますので、その原因まで付きとめないと、根本的な治療ができないわけです。
ですから、ただ「こちらに歪んでいますねー」だけではなく、「〇〇が原因で歪んでいますねー」というところまで分析(診断)していくわけです。
そこが難しいところですので、そのための理論も必要になってきます。
たとえば、七星鍼法では持論の「経筋腱収縮牽引の原理」という理論を使います。
それは、拙著 『人体惑星試論奥義書』 に書いたのですが、内容は【内臓からの引き攣りで筋肉・腱・経絡が歪み、骨格まで歪めてしまう】という理論です。
この理論の意味がわかれば、経絡を使っても骨格の歪みを調整することができ、かつ矯正した状態を長持ちさせることができるわけです。
そこで経絡を使うのですが、使う経絡は七星論での「査穴」を使う場合が多いです。
しかし時には査穴以外の経絡も使います。
そして、究極の「臓腑調整」は、今回初めて公開した「頭蓋骨での調整」でした。
それはどのようなモノかと言うと、持論の「頭蓋JAA」から発展させたもので、1本の鍼、あるいは2本の鍼で臓腑を一度に整えてしまうのです。
臓腑が整ったのを確認するには、始めに動きの検査をしてから、「鍼での頭蓋調整」を行います。
当日は、モデルになった方の、腰椎の左右捻転で検査しました。
そして、動き難い角度を確認させます。
そして、頭蓋部に鍼をして、再び左右屈の検査をしました。
すると、先ほどまで動きにくかった腰椎が、スーッと動いていきました。
これには、参加者の皆さんも驚いたようで、「えーっ?」とか「おおー!」と声を上げていました。(これは多分、鍼の特権)
それはそうです。
今までにないテクニックですし、臨床実践塾に何度も参加している方々でも見たことがないテクニックなので、驚いたはずです。
やり方は非常に簡単ですが、今まで発表しなかったのは、このような簡単な方法を教えると、つい簡単な方法だけ使ってしまい、技術の進歩がなくなるからです。
技術の進歩というのは、「勉強意欲」の問題です。
ですので、治療に行き詰って、「どうしたらいいだろう」と悩んで、「こうではないか」「ああではないか」「あの本を読んでみよう」「この本を読んでみよう」と考えるところに進歩があると考えているからです。
厳しいですか?
厳しいと思う人もたくさんいると思います。
しかし、ほんとうにいい技術というのは厳しい中で教わったほうがいいのです。
何故なら、厳しい中で教わったいい技術は、生涯自分の技術として活きるからです。
簡単に覚えた技術は、簡単に忘れます。
簡単に捨ててしまいます。
簡単に覚えられる技術は、誰でも身に着けることができます。
それでは価値がありません。