NYダウ、パウエル発言受け続伸、NY外為、株価続伸受けてドル買われ、１ドル＝108.43円、NY原油バレル52.59ドル維持(学校で教えてくれない経済学）

米スーパーマーケットの年末商商戦での売り上げがオンラインへのシフトの影響で前年比18%減少したと10日付フイナンシアルタイムズ（FT）電子版がトップで報じた。10日付WSJ紙電子版は百貨店メイシイ―の店頭で解雇反対のデモを行ったと伝えた。米小売り全般にオンラインショッピングの増加の影響が顕著に出て来た。欧米の小売り関連銘柄の株価は軒並み値下がりした。FT電子版は「フオード欧州工場の閉鎖で大規模な雇用削減が検討されている」と伝えた。11日朝放送の英BBCは「英国最大の自動車メーカー、ジャガーラントローバー社が4,500人規模の人員削減を決めた。ディーゼル車の販売不振が響いた。同社は昨年1,500人削減を実施した。合理化を促進する一方、電気自動車に舵を切る」とSpetshCEOが語った」と伝えた。

10日付NYタイムズ電子版は「NoWall　NoDeal（壁なくして取引なし）とペンス副大統領は「壁建設のための予算措置を議会が認めなければ一部米政府機関閉鎖は明日で３週間、クリントン時代の最長閉鎖期間を抜くことになる」と伝えた。10日付のワシントンポスト電子版は「トランプ米大統領は非常事態宣言を行い米議会承認なしに壁建設に踏み切るため海兵隊出動を検討しているとホワイトハウス関係者が語った」と伝えた。10日付のFT電子版は「パウエルFRB議長は米政府機関閉鎖が長期化すれば米経済にマイナスと語った」と伝えた。パウエルFRB議長は「利上げに忍耐し柔軟に対応する」と講演先で語った。

１０日NY市場はパウエルFRB議長が講演先で「利上げに忍耐する。」と語ったことを受けて前日比122ドル、0.5%高、24,001ドルで取引を終えた。ナスダック0.4%高、Ｓ&P500（0.5%高）共に値上がりした。壁建設をめぐりトランプ大統領と米議会との対立で一部米政府機関閉鎖が長期化で米経済への影響が危惧され、NYダウは一時170ドル近く値下がりした。『米中貿易次官級協議は３日間に会期を延長して10日終わった。米中両国は「協議は進展した」と発表した。しかし、貿易問題を除けば、懸案の知的財産所有権問題など含め具体的内容については公表されなかった。王岐山副首相が飛び入り参加した。』と11日朝放送のシンガポールCNAは伝えた。NY券市場では債券が売られ米国債利回りが上昇、ドルが買戻され1ドル＝108.43円、1ユーロ＝124.67円で取引された。NY原油（WTI)はバレル52.59ドルと続伸、NY金はオンス1,287.40ドルと小幅反落した。

11日朝放送の韓国KBSは「キム北朝鮮委員長は中国に４日滞在、習主席と会談行い10日帰国したと中朝政府がほぼ同時に発表した。二回目の米朝首脳会談開催が予定されていることが確認された。文韓国大統領は「キム委員長との会談は米朝首脳会談の後になる旨と語った。今回の中朝首脳会談で北朝鮮側は北に対する制裁解除を求めたと見られる」と伝えた。
韓国KBSは「文大統領は10日、内外記者団との会見を行った。北朝鮮問題に質問が集中した」と伝えた。11日朝放送のNHKBS「キャッチ！世界のトップニュース」で「文大統領は日本人記者に「(徴用工問題)は「どうしようもない問題だ」と答えた」と伝えた。(了)