三笠書房刊、650円
最近治療法のDVDを購入して勉強する場合が多いのですが、テクニカル的なことばかりなので飽きてきます。
そんな時、家内が一冊の本をアマゾンで購入しました。
その本を買うきっかけになったのは、多分当院に来ているお母さんと子どものことも関係していると思われました。
それは、医師に「扁桃腺を手術しましょう」と言われたらしいのですが、当院で、
「そんなことはしなくても、これでお腹を温めたら大丈夫ですよ」とデト温ペーストを家でやってもらうことにしたら、扁桃腺炎の特徴の一つである「急な発熱」がなくなり、風邪も引かなくなったのです。
その本には、冷えと体のことがわかりやすく書かれていて、とても面白い!
たとえば、身体を暖めると、脳の「側坐核」から刺激が行きます。
① 刺激が海馬(記憶)に行くと集中力が高まり、
② 刺激が扁桃腺(感情)に行くと、学習能力が高まり
③ 刺激が視床下部(欲望)に行くと作業効率が高まる
というわけです。
この本の著者は医学博士の川嶋朗(あきら)という先生です。
川嶋先生は東京有明医療大学教授で、テレビにも時々出演しておられます。
この本では食事に関してもわかりやすく説明しており、個人的には非常にお勧めしたい本です。
冷えに関しては、去年の11月に「冷え性の治し方」というテーマで講習を行ない 一般財団法人七星界のホームページ にも紹介してありますので、興味のある方はご覧ください。。
「冷えと頭」は、身体の問題だけでなく、心の問題にも関係があると考えていて、多分これからの健康問題のテーマになることが多くなると考えています。
そういうことですので、予備知識としてこの本をお勧めしたわけです。